スリット鉢に底石はいれない?

[園芸相談センター]の過去ログです

バラ美 【近畿】 2013/04/21(日) 01:32:51
前項で、鉢土の水ひきで、質問させていただいていて、思い当りました。
わたしは、スリット鉢を使っているのですが、底石をいれています。
だから、乾きが早いのですよね?
「いれなくてよい」と書いてあったのを、いまごろおもいだしました。
ご意見お聞かせください。
また、底石を入れないなら、台所の排水口用の網など敷いたら、土が流出しないのでしょうか?

たちつ 【近畿】 2013/04/21(日) 06:47:09

スリット鉢とは

側面の切れ込みの大きさと培養土の粒子にも拠り適当(出鱈目ではなくその状況下で最善であるだろう)な材料を使っています。

スリット鉢の主な目的は、テキスト的には、鉢なかの土の換気狙いです
特に素焼き鉢が衰退され、プラスチック製の鉢が大流行ですから、その欠陥を補うために流行りだした。 併せて、デザイン的に(製造成型工程の都合)下駄が浅いので、排水も悪くなる。・・・ポットフートで修正している場合もある。・・・下駄とは、鉢底穴と地表の間合い・空間の意味。
又、排水・通気以外に、(根の成長問題) 不快虫の進入問題にも注目されている。

尤も、私は出鱈目派ですから、球根ネット・ミカンたまねぎネット 鉢底網 網戸 鉢底格子網板 ミズゴケ 落ち葉 粗い腐葉土など色々。

昔は植物の根の性質と景観・予算によって、植木鉢を選んでいましたが、今は、好き嫌い・噂・軽薄短小で(主にデザイン)選んでいるのが現実的です。更に噂にしても感性も新旧入り乱れている。

植物気持ちより、人間の気持ちが中心。

根の意味すら理解できない・理解しょうとしないのが普通です。
狭い・気せわしい・面倒という社会情勢もアリ自然調和という概念も環境も無い。

屁理屈的には、台所ネットでは、網目が細かすぎるので、ヘドロ土や水垢(白い石灰のような塊)や埃・水藻・苔・根や微生物の屍骸が貯まる つまり、目が詰まるので好くないと思う。 
反面付近が汚れにくい・土がもれない・不快虫も入らない。

鉢底石の大きさも、植木鉢の大きさによって変わってきます
又、重さも、鉢の転倒や風による吹き飛び防止に、ある程度の重しになる。
鉢底石の隙間に、ヘドロが貯まって、接着剤の働きになり、根張りが悪くなる。一見排水良好に見える。排水が良いということは、換気も良いと錯覚する。 根張と排水と換気は別々に考える必要がある。

細かくは、植え替えのときにしか判らない。
植え替えると言うことは、土の環境改善のほかに、その時系列変化を確認する機会でもある。

別にいちゃもんをつける訳では有りませんが、
乾きやすい ことそのものに対する考え方・方向性がが誤っているように思われます。
換気が良いということは、乾きやすいものです。
何でも、陰日なたはある。 表裏一体のもの ドラゴンボールでも、神様と魔王は、同じもの?ですが、人の見方により分身すると言っています。・・・アニメは、たまに観た程度なので余り詳しくはない。

本来の日本の考え方は、中途半端に包括的なものですが、西洋思想・科学的思想(分岐思想)取り入れられて、更に高学歴(詰め込み)やゆとり教育・保育園へ子供を捨てる・道徳教育の罪悪視・差別と区別の同一視などで無茶苦茶になってきた。
挙句の果てに、自己責任という投げやり的な考え方に。人気がある。
どちらにせよ一長一短はある。 なにを基準にするかを決めないとどうしょうも無い。
そこで、短絡的に絶対尺度(メイトル法・対話の共通性)と併せて、体感尺度(尺貫法・相対的な対処法)も理解したらどうですかと提案しています。・・・何時間後に付くか(速さ) なのか どの程度の距離があるのか どちらを注視するのか とか、栄養か、滋養強壮か とか 予防か治療かとか・・・・

底石を入れるか入れないかも、人それぞれの考え方で、どちらが得意とするかということです。 入れなくて良いと断言する人は、その欠陥と対処法も知っているものと、想像する。
私は、入れている。・・・必要性の有無より、只単なる習慣・慣性かも知れませんが。

このようなものと考えています。 

余談ながら、植え替えたら、排水の濁りがなくなるまで、潅水し続けるのも一つの方法です。 泥水をそのままほっておいたら、ヘドロがバケツの底に貯まる。一度沈殿したこの堆積ヘドロは、なかなか洗い流せない。 ここに微生物が繁殖すると、固まる。台所のな三角コーナー生ゴミいれのヌメリや四隅のシンクの汚れのようなもの。 水を流した竹では取り去れない。たわしでこすってヌメリを取り去るのが普通です。
同じような現象が、植木鉢にも起こっています。


たちつ 【近畿】 2013/04/21(日) 10:41:24

暇なので、余談の続き
あくまでも、そこまで神経質になる必要性があるかどうかは、無視。
そのような考え方もある と言う程度。

乾燥とは、 
含水量・能力+潅水追加-蒸散(植物の利用量や排水を含む)< 乾燥
その乾燥の程度(保湿・湿り具合)が、植物の成長を阻害する許容度

乾燥を防ぐという一面なら、鉱物(小砂)や有機物(腐葉土の粉)を表層に混ぜればよい。
堆積層のように分けて順番に埋めればよい。
これが、植えつけるときには、簡単ですが、その乾燥の程度は後にならないとわからない。
植えつけた後ならどうするのか、根付き成長したらどうするのかと言う問題がアル。
大抵は、潅水するという方法をとります。
その潅水を省略したいときには、後から積層を作ればよい。
乾燥させたければ、固まっているヘドロをかき混ぜて、泥水を・微粉末を洗い流す。
乾燥を防ぎたければ、マルチングして蓋をするとか、微粉末を投入すればよい。
その程度は、経験と感ですが、鉢土のどの位置に、均一にヘドロを混ぜ込むかと言うことになる。
それは、根の位置がどこに成長しているか、どのように成長させるかと言う根域の問題。
液状化現象・線路のレールの保全の問題として、振動による粒子の置換
バケツに植木鉢を入れて、揺する。 すると大きな粒は、下に沈み小さな粒は沈む。結果的に、ヘドロが浮いて、表土に蓋をすることになる。
ただし、有機物は軽いので、鉱物と分離する。
水没させないで、揺すると、ヘドロも下に落ちる 底石も浮いてその意味もなくなる。
そこで、両者の中間を取って、腰水方式をとる。
つまり10cmの高さの植木鉢なら、5cm沈めるとか7cmでも3cmでも好みで
その後、如雨露の先の網目をはずして、如雨露の水に、腐葉土の汚泥泥水をゆっくりと流し込む。すると排水がゆるくなるため、水面上の土に堆積される・汚泥の粒子が粗いと表土でろ過され堆積する。
一度堆積すれば、沈殿すれば、粒子間の力学で、絡まって土の中にとどまりやすい。洗濯物の糸くず・埃球がついているようなもの。を好みの位置に作るようなイメージ。
簡単な方法なら、微粉末を混ぜ込んで、箸でかき混ぜればよいことですが。アルいわ植え替える・部分的に土を入れ替えれば良いことですが
屁理屈として。
植え替えれば、枯れるリスクもある。

潅水も鉢の上から散水するのが普通ですが、底面吸水をして、鉢底のヘドロを攪拌するという方法もある。

その屁理屈を混合すれば、
植えつけたときには、最初に排水の水がニゴリ泥水から綺麗になるまで、洗い流して、最後に鉢底石にたまったヘドロを底面吸水で、上に持ち上げ、沈殿し落ち着いたら、植木鉢をタメ水から出して、水をきる。
実験したければ、炊飯の米を洗えばよくわかる。とぎ汁はどこにどの程度の濃度(にごり)が停滞するかを見れば良く判るかも。
如何にして、早く簡単に米が洗えるかと言うことでもアル。
うちのばあさんは、強いと言うことです。 (-_-;)

鉱物は、細かくなりすぎると、乾燥しにくくなり、ひとたび乾燥するとはっ水して含水しにくくなる。小砂で0.5mm粒程度より大きいなら、排水するし保湿もある。・・・種まきや挿し木に必要 種まきなら土の重さや表土の硬化防止という問題もある。
有機物なら腐葉土も同じく粒子が細かくなれば乾燥しにくく、又はっ水する。砂より乾燥しにくく、排水も悪くなる。粒子が粗く時として、占有率(配合率)が高くなると乾燥が極端に早くなる。・・・・夏場の水持ちと蒸れの問題。成長時や外出時の水切れとか。

ある種の植物は、鉢底石すら、粉々にして、微粉末にするものもある。
最初は、底石を入れ忘れたのかと思って、その品種の他の植木鉢も見たら、底石がないものや、かなりの量がなくなっていた。 (・・? 
まさか植物が食うわけでもないし、鉢底石だけ盗む人もいないだろうし、いたずらも不可能。根張りはしっかりとしているし。
蛸じゃあるまいし、根が夜中に底石を邪魔なので、投げ捨てる事もないだろうし。
他の植物の底石は、平常どおりあった。
根には、鉱物を溶かす分泌物があり、その能力は植物によるのだろうと推測している。
又、植物の根にも寿命・新陳代謝があり、その死亡した根が土や石を固める作用もある。微生物や不快虫も土を固めるし、分解する場合もある。
このように、目には見えない土の中では、色々な様相・環境変化があるがある。
園芸学の学は、東大か博士か専門家に任せておけばよい。
無学の暇人たる私は、園芸道と我が 道 で行く と言う程度の話。
何事も簡単に単純に、 2+3=5 2x3=6 これだけで何でも解決すると言う信念です。 そうでないと疲れて、しんどいものです。
クオークもiPS細胞も虐めもTPPもアベノミクスもPIIGSキプロス問題も多発地震もミナ同じようなもの。
地震も昔は竹やぶに逃げろと言われていた、今は竹やぶなど近くにない。その意味は、竹の根がネット状になっているので、地割れしても落ちない。地割れの怖さは、一度割れても、次の揺れ(余震)で地割れが閉じる。地割れの深さは、深くても浅くても、はさまれれば、押しつぶされる。又は生き埋めになる。死体も行方不明。簡単に化石になるかも。
とそれとなく親に教えられたものです。 それに付随して、建物の倒壊生き埋め・火災・山崩れや津波の恐ろしさと回避の仕方など
郷里は、幼少の頃は確かに常日頃から地震が多かった。 最近調べたところ家の真下に活断層が走っていた。 活断層の真上に家があったということです。偶然と言えば偶然ですが面白いものです。
比較的、臆病なのか予知能力忌避能力があるのか、引っ越した帰った留守にしたなど後から後から次々と災害は、後からついてくるというイメージで、体験したことが無い。結構災害を探索しているのですが、まだまだ未熟者で、探し当てられない。山崩れでも通過した直後とか直前に引き起こるし。コレジャー宝くじも当たりっこない。



gardenfan 2013/04/21(日) 23:48:25
バラ美様

我が家では9号スリット鉢を使っていますが、一番下は藁で土に漏れないようにしています。それが一番安上がりだからです。農家でなくてもご近所の農家にお願いすれば断られることはほとんどないでしょう。

バラの用土は培養土としては最高級なものが多いので、土替えの時にも畑の用土に使ってもらえる関係になれば、結果として御裾分けの野菜も貰えます。

もしバラ盆栽をされているのであれば、潅水の液肥は底面給水しないと、苔が枯れることがあります。

バラ美 【近畿】 2013/05/04(土) 21:48:09
たちつさま、ありがとうございます。
ドラゴンボール、息子に付き合わされて、見ておりましたから、おっしゃること、解る気がいたします。
園芸をはじめて、まだ3年。いろいろ失敗してこそ、自分の身につくのですから、まだまだ失敗と疑問と悩みをたのしみたいと思います!
余談ですが、真冬の植え替え。丈夫でない私は、玄関土間で100鉢
済ましました。仕事もあるし、体調悪い日はパス。やっと最後が済んだのは3月に入ってからでした。
でも、おかげで今、ばらのつぼみがいーっぱいです。自分なりのやり方を見つけ、ばんばんざいの「私のガーデニング」です。

バラ美 【近畿】 2013/05/04(土) 22:14:54
[[解決]]
gardenfanさま ありがとうございます。
ブルーベリーの鉢土を、ピートモスに針葉樹の皮やチップを混ぜて作るというのを推奨しているところがあり、今年、試しているので、大量の針葉樹皮・チップの在庫があります。
なので、来年の植え替えには、市販の底石とそれを混ぜてみようかと思っています。
用済みの土は、ご提案のように、お隣の家庭菜園に使ってもらえるようになりました。もちろん作物をちょうだいできて、ありがたい限りです。
盆栽はしていません。ありがとうございます。

ぽー(解決後) 【関東】 2013/05/05(日) 04:07:48
バラ美さん、こんばんは。「解決」ずみですが・・・

スリット鉢に鉢底石を入れると、せっかくのスリット鉢のメリットが生かされないので、もったいないと思います。
普通の鉢だと、根がどんどん伸びて鉢の底でぐるぐる巻きになる、いわゆるサークリング現象を起こします。1本の根は長いけれど、根の本数は少ない。
スリット鉢の場合は根が鉢底まで伸びるとスリットから入る光を感じて、そこで根の伸びはストップし、また新たな根が伸びてきます。サークリング現象を起こさずに根がびっしり増える、それがスリット鉢のメリットです。
鉢底石を敷いてしまうと、これが期待できません。

http://www.masudaengei.com/slit.htm
http://www.geocities.jp/shinzou0321/rose/rose-111.html

私は5号鉢のミニバラから10号鉢のつるバラまで、40鉢のバラを育てていますが、すべてスリット鉢です。
穴からの土こぼれを防ぐにはいくつか方法があるようです。
ここの過去ログですが・・・↓
http://log.engeisoudan.com/lng/201203/12030010.html

私は6号までの鉢にはとくに何もせず (何もしなくてもほとんどこぼれることはないので)、7号以上にはココファイバー(ココヤシの繊維)を使っています。
100円ショップでハンギング用のココマットを1つ買ってきて、薄くはいで、穴に沿って敷きます。マット1個で10鉢近くのスリット鉢に使えますから、経済的で手軽ですよ。
植え替えのときも、土と一緒に簡単に落とせます。

せっかくのスリット鉢、上手に使ってくださいね。^^

バラ美 【近畿】 2013/05/06(月) 00:33:36
ぽーさま ありがとうございます。
そうですね!スリットを使う目的をあらためて、考えさせてくれる機会となりました。
今の時期、たくさんのばらのつぼみが開いてきて、毎朝、わくわくで戸をあけます。
ばらを育てだして、三年がたちます。
もう自分の育て方次第ですよね。
一年目よく咲いてくれるのは、うちに来るまでの農家さんの育成のおかげですものね!
二年過ぎたころ、くじけそうにもなりましたが、今年は、きれいな葉とつぼみをながめては、うれしいこのごろです。
浮かれてばかりじゃいけませんね。ありがとうございました。


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