赤さび病だった場所の土は翌年まで持ち越すか
るる
2018/05/28(月) 15:08:41
ニンニクが赤さび病で全滅しました。土の中にかなりの病原菌が散ったと思います。
この土はそのままではまた次の作物にも赤さび病を起こすでしょうか。
1,赤さび病にならない次の作物候補があったら教えてください。
2,土は何らかの処置をしないといけないでしょうか。
よろしくお願いします。
Guu
[URL:http://guu.blog.jp/]
2018/05/28(月) 15:26:22
さび病になる植物はいくつかありますが、同じ菌に侵されるわけではありません。
おおざっぱに考えるなら科が変われば別の菌が由来だと思って良いと思います。
つまりニンニクのさびは同じユリ科にはうつる(かもしれない)が、かなり遠いいクワ科のイチジクにはうつらないということです。
なので、ニンニクの跡地にはユリ科を控える。
もっともニンニクの赤さび病はあまり気にする必要はありません。
ニンニクは株が生理的に弱り切ってから収穫するので、最期は抵抗力がなくなり老衰と同じように病気になりやすい状態です。
なので無農薬でやっていれば、ほぼ100%かかります。
大事なのは、かかる時期を出来るだけ遅らせて収穫に影響されないようにすることと、発生した時の拡散スピードを遅らせることです。
適切な肥料で風通しを良くしておくことと、春の雨後急激に広がるので重曹水散布や、石灰散布で差さび病の原因菌の活動を抑制する。
残渣は焼却するか深くに埋める
体感的にマルチ栽培だとかかりやすい気がします
ガーデナ
【関東】
2018/05/28(月) 23:20:39
ニンニク栽培や赤さび病に詳しくないのですが、一般的な野菜栽培の病気対策について説明します。土壌の中には細菌が沢山存在して、有機肥料を分解して植物の養分を作ったり、病原菌を繁殖させたりします。従って次のような点に注意して栽培すると成功すると思います。
@土壌温度を上昇させ過ぎないこと。
黒のマルチングは高温になりすぎるので、白か銀のマルチングかマルチ無しで病原菌の繁殖を防ぎましょう。
A炭素窒素比(C/N比)は20以上を保持しましょう。
バーク堆肥などで調整して病原菌の異常繁殖を防ぎましょう。
B過度の肥料は良くありません。
過度の肥料は土壌細菌を増やしてしまうので良くありません。特に過度の有機肥料は控えたほうが良いと思います。
C土壌入れ替えや病気発生作物の残りカスには神経質になる必要はない。
土壌入れ替えや病気発生作物の殺菌はできればやったほうが良いと思います。しかし病原菌は、ごく当たり前に存在する土壌細菌なので効果のほどは疑問です。
カカシ
【関東】
2018/06/04(月) 20:46:02
赤さび病に限らず、さび病全般は不健康な野菜に付着し、増殖します。
はっきり言ってしまえば、どこにでもいる菌で、防ぐ手立てのない相手です。
対策という対策としては、とにかく野菜を健康に育てる以外にありません。
さび病はほかにもありますからね。
ちなみに、ニンニクはヒガンバナ科ネギ属です。なのでユリ科の植物を植えても問題はありません。
避けるべきはヒガンバナ科だけですね。
処置をする必要性は、どのような栽培環境かで変わってきます。
自然栽培ですか? それであれば何も気にする必要はありません。
有機栽培ですか? それほど気にする必要はないと思います。
化学肥料栽培ですか? 腐葉土を多めに施したほうがいいかもしれません。
また、全滅したニンニクはどうしましたか?
自然栽培であれば土に埋めても問題ありませんが、それ以外の場合は畑の外に持ち出して燃やしたほうが安全です。特に化学肥料栽培の場合は。
参考までに、ニンニクの栽培環境。
ニンニクは日当たりがよく、水はけのいい環境を好みます。
冷涼な気候を好みます。
植え付ける際には深植えに注意してください。これが原因でさび病の発症率を高めます。
肥料よりも、とにかく土の状態がものを言います。
土の状態が良ければ、肥料はほとんどいりません。追肥をしなくても育ちます。多肥は赤さび病になる確率上昇や、奇形ニンニクができる原因です。
相性がいいのは腐葉土です。質のいい完熟腐葉土をしっかりと施しておけば赤さび病になるのも相当遅らせることができます。
また、品種にも注意しましょう。
るるさんがどこの地域で栽培しているかはわかりませんが、
関東より西(地面が凍らない)であれば暖地系を。関東より以北(地面が凍る寒さ)であれば寒地系を。
意外と重要ですよ。これで赤さび病になる確率が大きく違います。
余計なお世話かもしれませんが。
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