有機肥料と化学肥料
見習い
【甲信越】
2018/02/02(金) 18:52:47
化学肥料は、有機肥料より濃いのは分かってますが、一概にどの化学肥料が有機肥料の何倍とはわかりませんが、有機肥料は化学肥料より濃度がどのくらい薄いのでしょうか?
ふと疑問に思って質問致します。
皆さんの知ってる限りで結構ですのでお教え下さい。
霜野 湖椰子
2018/02/02(金) 21:53:31
素朴な質問です。
だれしも一度は、ふと疑問に思ったり、迷ったりすることです。
>化学肥料は、有機肥料より濃いのは分かってますが
実務(総合的な包括概念)と学問(単一的な規格基準概念)の概念の違いです。
どちらかに、用語も概念も統一して、調べれば、良く理解できスッキリとするように思います。
化学肥料 ⇒無機質肥料 無機化学肥料や 以前なら、人工肥料、工場(業)肥料とも言われた
有機肥料 ⇒有機質肥料 又は天然肥料(容易に、誰でもいつでも好きなだけ作ったり調達できた)
>有機肥料は化学肥料より濃度がどのくらい薄いのでしょうか?
そこで、時代が進み、大量生産と大量消費や分業(役割分担)並びに、限られた地域社会のみならず、全国的に、世界ベースとして、統一した尺度学問として、又実務上不可欠として、規格制度が整備しつつある。
これの一つが、風袋の説明書きにある、主な肥料栄養素の重量比率N8%P8%K8%なら8-8-8と表示されています。
仮に、有機質肥料でも、無機質肥料でも、8-8-8と表示されていれば、同じ重量ならば、基本的には、同じ濃度です。
仮に、窒素Nの無機質肥料(化学肥料)N8と手短な有機肥料として、米糠ならN2.5と比較すれば、8/2.5となり、肥料成分含有量としては、約3倍強と無機肥料の方が濃ゆくなる。
これは、あくまでも、成分の単位当たりの含有量であって、
肥料成分含有量と肥料効果とは、まったく意味が異なります。
更に、流失(液化気化固化の他ク溶性、コーティング)等肥料資材にも、種類によりいろいろな性質があります。
又、肥料成分どおしの相性もあります。・・・拮抗作用と相乗作用
更に、植物と肥料との相性もあります。
更々に、時々刻々と変化する環境と植物(成長進捗や休眠の程度、主に耐性や不足要求度)との相性もあります。
当然に、工場で作られる無機質肥料には、主な成分は含まれておりますが、経済的な採算効率の面から、ほぼ規格通りに作られていますが、微量栄養素や未解明栄養素は、含まれておりません。又、取り扱い説明書を理解すれば、ほぼ安定し、変動することはありません。
又、自然有機質肥料は、自然物であるが故、規格があってないようなもので、バラツキがあり、一定し安定していません。含水率によっても、温度によっても、保存状態によっても、大きく変動します。
そういった意味あいから、その時々の環境と照らし合わせて、無機有機にかかわらず、利用する必要があります。
有機質肥料の成分含有率の例・・・・内容の信ぴょう性は、不明
http://www2.odn.ne.jp/yacon/hiryou.htm
霜野 湖椰子
2018/02/03(土) 13:44:34
追記
化学肥料を化成肥料と称することも有る。
鉱物石灰は、無機なのか有機なのかで、実技や慣習と学問とで、意見が解れるところである。
私個人としては、有機肥料扱いとしている。
その理由は、焼却貝殻石灰も、貝殻を粉砕するだけの石灰肥料もあれば、
草木灰も同類であり、区別する必要が無く、利便性の為に焼くだけであり天然素材の良さを主に利用していると思うからです。
同じように工場で作られている鉱物資材の加工による、PK肥料は、無機質化成肥料として、区別している。
それでは、逆に無機質(注1)でありながら(無機質を原料とした)有機質肥料扱いの
尿素は、どちらに区分するのかなど紛らわしいものがある。
私個人としては、見た目から感覚的な面から、無機質肥料に含めている。
注1 誤解混乱を防止する為に・・・
尿素とは・・・・Wikiより抜粋
尿素(にょうそ、英: urea)は、示性式 CO(NH2)2 と表される有機化合物。カルバミドともいう。無機化合物から初めて合成された有機化合物として、有機化学史上、重要な物質である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%BF%E7%B4%A0
いずれにしても、分類区別は、ややこしい事柄です。
紛らわしい事は、好きではない故、その真偽を無視して、自分自身の判断能力で、処理しています。
と言って、私自身の問題であり、私以外に対しては、強要はしない。
意地は張らない、例え我が子やペットであったとしても、判断基準根拠は、明示しても、強要はしない。
これらの行為を一般的には、フレンドリーとかいうらしい。
えふ
2018/02/08(木) 08:39:17
■肥料の濃度
肥料(普通肥料)には、必ず肥料成分が袋面に書いてあります。
<<例>>
・有機肥料(菜種油粕) チッソ5% りん酸2% カリ1%
・化学肥料(化成肥料) チッソ14% りん酸14% カリ14%
肥料の濃度は、上記の通りになります。
この場合は、化学肥料のチッソ濃度は、有機肥料の約1.5倍です。
りん酸は7倍、カリは14倍です。
しかし、化学肥料でも肥料成分が低いものもあります。
チッソ8% りん酸8% カリ8%
※また逆に 有機肥料でも肥料成分が高いものもありますが、化学肥料ほど高くはありません
各肥料の種類によって差があります。
店頭の肥料成分を見て、どれくらい濃度が高いのかを確認すると良いでしょう。
■肥料の効き方
肥料の濃度とは別に、有機肥料と化学肥料では、肥料の効き方も大きく違います。
・有機肥料は効果を発現する前に「微生物」を介して効果が表れます。
よって、有機肥料は効果が遅く効きます。
寒かったり、土壌に微生物がいないと効果がさらに遅れます。
・化学肥料は微生物を介する必要が無いので早く効果を発揮します。
(簡易の説明の為、硝化菌などは説明から省きます)
■総じて
・有機肥料は肥料成分が低く、ゆっくり効く
・化学肥料は肥料成分が高く、早く効く
※具体的に何倍かは、各肥料の肥料成分を見る必要があります
※簡易説明の為、化学肥料の肥効調節型等は説明から省きます
説明不足、間違いなどありましたらご指摘願います。訂正いたします。
Guu
[URL:http://guu.blog.jp/]
2018/02/08(木) 09:30:42
えふさん
とても分かり説明、恐れ入ります。
>説明不足、間違いなどありましたらご指摘願います。訂正いたします。
とありますので、恐縮ですがおそらく記入間違いかと思われる点を。
>化学肥料のチッソ濃度は、有機肥料の約1.5倍です。
2.8倍の間違い?
それと化学肥料についてですが、化学肥料でも緩効性、遅効性のものがあるので注意が必要とことを追加情報として具申します。
見習い
2018/02/12(月) 22:53:11
霜野 湖椰子様、えふ様、Guu様、ありがとうございます。
私の質問が一部間違っていました。いろんな合わせ技とかのアドバイスと言いますか、そこまで計算はしてませんでした。
この先、化学肥料は高価ですし、有機肥料も一部高価ですので、安価や無料で手に入る物だけで、なんとか趣味の家庭果樹栽培で実りを多くしたいと考えています。日本の農業〔仕事や趣味関係なく〕は、現在の日本国の経済状況やいろんな社会情勢&農業人口を考えると非常に厳しいと考えています。
少しでも自分の食い扶持は自分で用意しないと、金がある人だけが野菜を買える時代になるかも。ひょっとしたら金があっても買えないかも。窒素やカリは糞尿堆肥や落ち葉、ミネラルは落ち葉、さらにカリは草木灰で賄えると考えています。後はリン酸ですが米糠を考えていますが、1番値上がりがしやすいと考えています。リン酸肥料で安価で天然物は何かありませんか?
また、有機肥料や化学肥料でアドバイスやご自身の考えがございましたらお願い致します。
霜野 湖椰子
2018/02/12(月) 23:19:31
鶏糞は安いとか、米糠は無料、もみ殻は、嵩張る、飛散する。
近くにラーメン中華店があれば、鳥ガラや豚骨の生ごみが出るだろうし、海が近ければ、牡蠣の貝もあるだろうし・・・肉油の洗浄や、カキ貝の粉砕や手指を切るに苦労してやめました。
私は、海藻(塩抜きが面倒)や淡水藻や水中に生えている水草に、興味を持ています。
霜野 湖椰子
2018/02/12(月) 23:49:33
他にも、編み目が細かくて腐食しない布袋にヘドロを詰めて、雨ざらしにするとかにも興味があます・・・・ティパックのイメージ
最近は、用水路もU字溝と整備されている関係で、泥上げが面倒であり、富栄養化汚染で、ヘドロにも相当量の肥料成分が含まれていると思われる。一度乾燥濃縮させる必要があることと、廃土処分の問題も残る。
話は違いますが、以前に、ゴルフ場の除草剤汚染浄化用の炭素ペレット(新品ではなく、使用後の廃棄物)を貰って利用したが、除草効果はなく、反対に、木の根が、その炭素ペレットの中へ侵入し、元気な根として、育っていた。
Guu
[URL:http://guu.blog.jp/]
2018/02/13(火) 10:02:41
代表的な肥料の窒素より肥料の価格を計算し比較してみました。
■化成肥料(サンプルはhttps://item.rakuten.co.jp/kumazou/4960567810046/)
8-8-8 10キロ 2010円
2010/10=201円(1キロ当たりの価格)
0.008k=8g
8g/201円=0.04g(1円で買える窒素の量)
■鶏糞肥料(ウチの近所で一番安い店がサンプル)
3(バラつきがあるので窒素多めで見積もり) 15キロ 110円
110/15=7.3円(1キロ当たりの価格)
0.003k=3g
3g/7.3円=0.41g(1円で買える窒素の量)
およそ10倍鶏糞の方がお得ですね
見習いさんは未来を憂いている様ですが、化成肥料の原料はいわば無尽蔵にあります。
技術とコストが見合っていないだけです。
技術は進歩しますし、需要が上がればコストが下がります。この場合、需要とは他の手段のコストが上がると言うことと同意ですので、リン鉱石などが枯渇しコスト高になったら、それと比較して安い方法が採用されるという意味です。
リン鉱石は海鳥の糞の化石ですが、最近はそれに代わるものとして単肥としてコウモリの糞(バットグアノ)なども使われています。
なので私は長期的には化成肥料は下がり続けると思っています。
実際、今のところ統計では下がっています。
とは言っても私も安い有機肥料派なので、米糠、落ち葉、鶏糞、収穫残渣、牛やさんから直接堆肥購入というところが中心です。
庭植えの果樹などは、台所生ごみを乾燥させて使っています。
私はやった事が無いですが、河川の浚渫泥、池のかいぼり泥なども肥料分が豊富なはずなので、自治体や自治体に相談してみてもいいかもしれませんね
とし子
2018/02/13(火) 13:26:47
肥料については興味をもっています。河を掃除したヘドロを安く販売してると聞いたことがあります。肥料分も多いとの事、しかし、講師の方いわくそれは使わないほうがいいとの事、「なぜ」と思っていると、現代病院など大量の薬が投与されトイレの水が影響を及ぼしていると聞けばせっかく苦労して作る野菜に使えませんでした。そんな事も調べて判断するといいですよね。
Guu
[URL:http://guu.blog.jp/]
2018/02/13(火) 13:41:00
現在は日本に置いてはトイレの汚水を直接河川に流すことはありません。
病原菌となどは加熱すれば問題ないとして、河川浚渫泥はどちらかというと重金属などが問題だと思います
霜野 湖椰子
2018/02/13(火) 15:51:43
私の云うヘドロとは、農業用水の側溝のヘドロの事で、一般河川の汚泥の事ではありません。
農業用水を疑っていては、切りがありません。
尚、生活域における生活汚水と雨水の分離普及率は、都市部等人口密集地では、高いようですが、一般的には、人口比率ではなく、土地面積当たりでは、大変低く人口密度の低い地域では、河川垂れ流しです。
又、汚水雨水分離方式の下水管(一部分離していても、最終的に汚水雨水が混合されて汚水処理していない方法も含む)が、ほとんどです。
汚水処理場の汚水処理能力を見れば、一目瞭然です。
このようなことも有りました。
琵琶湖(近畿圏の上水道用の水溜巨大池)に、福島原発の放射能汚染廃棄物が、大量に廃棄処分され、その許可を滋賀県が認可していた、慣例の暗黙的な報道管制により、大手マスコミは、報道しなかった。
市民活動家が騒ぎ県民が動き出してから、大手マスコミが報道し、捨てたものは、そのままで、今後捨てる事を官庁ではなく、住民が認知し阻止し続けて現在に至る。
県や市町村の知事市長代議士は、動かなかった。
あなたの近くでも、同様の事は、日常茶飯事に起こっているかもしれません。
というか、あなた等が、お世話になっている場所にも、ダイオキシンやアスベストに並ぶ驚異的な3大汚染物質が大量に安置されて見捨てられ忘却され眠っています。
又、このようなことも、最近ありました。
2級河川?で、汚泥メタンによる酸欠窒息市ではなく、有毒物質流入により、魚が大量に死んだ、河が死魚で真っ白になったものの、亀や水鳥は、生き残った。清掃局が通報により素早く死体を回収したものの、上水道局は、見にすら来ず動かなかった(2キロ川下には、上水道の吸水口がある)、当然市当局の広報もなければ、報道管制によりマスコミ報道もなかった。野次馬は、そこそこいたようですが・・・
>重金属などが問題だ
こちらは、工業地帯とか、河下とくに、汽水域の汚泥堆積の問題ですね。
最近問題となっているのは、高度成長期に置いて、山間部に公然(認可)と廃棄された産廃の重金属が、河川地下水として、にじみ出ているとかなんとか
表向きの報道は、大雨による土石流のリスクとして、稀に取り上げられている。こちらも暗黙の報道管制かも。
いずれにしても、因果関係が明確でないために、個人個人の自己責任として、処理される。
>河を掃除したヘドロを安く販売してる
当然な事として、処理しないと、処理する方法が無い。コストが下げられない。リサイクルとはそのようなことです。有用資源ですから。
河川のヘドロのみならず、焼却場の無機質焼却灰も、混合されています。
その為に、一部(古来からの再生資源)を除いて、無意味な分別処理を強要して(厳しい地区では、10種類以上の分別)新たな焼却プラントを全国的に新増設させた。そのころ、欧米では、すでに、逆に高エネルギーを得るために、分別非分別は、官庁主導ではなく、住民主導で好きな方を選択していた。同じ地域なら、混合派と分別派とは、収集タイミングを異なる日時に収集していた。
日本の場合には、殆どは、天下り資金集めの為に、事業計画をする。
いずれにしても、害があってからでは遅いですが、害があってから、又は、害の兆候が見られたら、直ちに逃げることです。
日頃から、逃げる準備をしておくこと以外には、方法がありません。
中には、そう簡単には、逃げられないと思う人もおられることでしょうが、大火や地震津波天災なら、いち早く逃げ惑うことでしょう。
腰がまがているご老人なら、腰が伸び、杖も忘れて、それなりに走っている。
霜野 湖椰子
2018/02/13(火) 16:26:23
それと
>なんとか趣味の家庭
>果樹栽培で
樹木の果物は、日本では通常 加熱殺菌はしません。
更に、実果実は、脳や子宮系とともに、頑強なバリアフィルターで、有害物質は排他される機構になっています。
但し、農薬など果実や子房に直接噴霧するものには、果実にとって、想定外の事ですから無防備で、果皮浸透により汚染される。
身近では、ウイルスフリー等とも言われる。
農薬に関しても、主に問題となるは、環境汚染のほかに、ポストハーベストのことです。
果菜なら加熱する機会も多いですが、
他に、
>野菜に使えません
野菜の話ではありません、果樹の話です。
pine
【九州】
2018/02/15(木) 00:20:14
肥料に詳しいわけではありませんが
>知ってる限り で、冒頭の質問にお答えします。
なお、途中の長文は読んでおりませんので、すでに書かれていたらお許しください。
肥料成分割合(%)は、全成分で示され、窒素を例にすると、一般的に速効性の無機態窒素と、同じく遅効性の有機態窒素の合計で示されるはずです。
たとえば化成肥料の尿素は、窒素46%で、溶出も早く、ほとんどが(少なくとも46%は尿素態ですので・・・)無機態で速効性です。
一方、たとえば牛糞堆肥の窒素成分は、1〜2%ですが、無機態、有機態が混在するため、すぐに効くわけではありません。一部が速効的に効き、残りは5〜6年かけて徐々に溶出すると教わりました。
このため、化成肥料と有機肥料の成分濃度は、成分(保証成分)表示の値だけで、直接に比較することは出来ません。
特に、市販の「有機入り化成肥料」などは、どれぐらいが速効的に効く量なのか、成分量を見ても解りませんので、話が複雑になります。
結局、答えとしては「簡単には解りません」となります。
「無機態窒素 有機態窒素」「肥料の基礎知識」などで検索されてみたら良いかと。
見習い
2018/02/23(金) 00:48:22
[[解決]]
とし子様、pine様、重ねて他の皆様方。ありがとうございます。
河川のヘドロと言われて思いだしましたが、冬場のダムの底にある落ち葉ヘドロを利用した農家の方の体験談を読んだ事があります。
ダムの底のヘドロなら大丈夫だと考えてましたが、山奥に高度成長期に不法投棄された廃棄物とかあるとお手上げです。〔住んでる場所は山間部のド田舎ですが〕。経済に関しては、興味ある方は、ここ1カ月間の日本経済新聞をお読み頂ければ分かると思います。
リン酸肥料は、米糠が取り合いになったら、ダムの底のヘドロやダシ取り後の豚骨や鶏ガラを、木酢液で溶解して与えれば良いと考えてます。それまでは、米糠を集めていきます。
一度締め切ります。他にもアイデアや知恵がありましたら、書き込みをお願い致します。
野菜・家庭菜園用掲示板@園芸相談センター