果樹の連作障害

[園芸相談センター]の過去ログです

見習い 【甲信越】 2017/04/11(火) 14:03:16
さくらんぼの四年位の樹の近くに、授粉樹のさくらんぼの苗木を植えようとおもつてますが、連作障害は出ますでしょうか?他にも梅の古木の直ぐ近くに他のさくらんぼに接木するさくらんぼの苗木を一時期だけ植えて、いずれ接木に使ってしまおうと考えてますが、連作障害が出るでしょうか?

見習い 2017/04/11(火) 19:38:46
追加ですが、果樹を植えてある場所の地面で、一昨年から落ち葉&籾殻&野菜クズ堆肥を製造しています。ちなみに一昨年、梅の枝にアブラ虫がビッシリ付きましたが、昨年は半分から3分の一程に減りました。

果樹桜桃 2017/04/11(火) 23:00:02
ネットで調べたもののサクランボに関する連作障害(同位置の植え替え編)は、見つけられませんでした。

>さくらんぼの四年位の樹の近くに、授粉樹のさくらんぼの苗木を植え
>ようとおもつてますが、連作障害は出ますでしょうか?

通常、果樹の植え増しの場合には、新古枝の先端と先端が互いに触れない程度に植え付けますから、新天地植え付けと変わりませんから、ほとんど問題は無いでしょうね。

>さくらんぼの苗木を一時期だけ植えて・・・

こちらは、根張りが狭く根も極細ですから、問題ないでしょう。

>一昨年、梅の枝にアブラ虫がビッシリ付きましたが、昨年は半分から3分の一程に減りました。

こちらは、アブラムシの発生の栄華盛衰に関しては、なぜ減少したのかを調べないと解りません。
堆肥作りが原因(間接的に樹勢が強まった)かもしれませんし、天候や環境(生物体系の変化)なのか、消毒の有無なのかも栽培者しかわかりません。


桃や梅や桜の連作障害は、経済的な不採算性老木や自然老化衰退株も含めて、老株を伐採し新たな幼株の植え付け更新を対象にしています。

この場合の連作障害の原因は、まだ解明されていませんが、現在では太い根の残渣による自己保存や同種争い防止のためのアロパシー(古木に蓄積された発芽発根抑制物質の濃縮)が、大きな影響しているとして、伐採するだけでなく、根株のみならずその細根迄徹底して除去すべきであるとされています。
その後1年程度は、転作したり、緑肥雑草を生えさして自然浄化しないと、簡単に土壌改良しただけでは、上手く育たない場合もあると言われています。

又、収穫株時の株元腐れによる病弱株の更新の場合には、根のアロパシーの他に、衰弱の原因とする微生物(根腐れ線虫や腐敗菌微生物の繁栄)の最盛期にあるとして、土壌消毒や有効天敵菌(EM菌)の注入や土壌改良が必要とされています。

昔は、知識や情報も資材や予算も薄く、木が弱ったら元気にさせることが一番として、日々細かい点まで気配りしていたし、又手間暇もかけていた。・・・・知識や便利な道具資材無く、それより長時間に渡り、汗をかく事しかないと考えられていた。そのうちに知恵も働くようになる。年期とか熟練度とか言われる。
与えられたものを何とかしてものにしないと成り立たない時代であった。もったいない時代。
走る前に思案し尽くし、更に走りながらも考え続けた。枯れても未練がましく考えた。

今は、一寸調べれば、何でもある時代ですが、所詮体験していない他人の知識の蓄積ですから、その組み合わせたる知恵を忘れてしまう。経験値すら捨て去られています。
時々刻々とした、変化に目もくれない。無視しても成り立つ時代です。
今の時代なら、思いついたら先に走って、失敗したらそこで考えるより、もう一度植え直すか、違ったものを植え付けた方がよい。

そこで、あれもこれも考えても切りがない(情報が膨大且つサイクルが短小しすぎて間に合わない、単位でいえばテラ&ナノは自由換算等最低限の必須条件)ので、昔派が好きか、今派が好きなのか、割り切って、どちらかに付いたらに相応しいのかを決めて猛突進したらよい。

そうすれば、ある日に突然に新旧合体して、両者の良い面と悪い面が区分され、凝縮した知恵なり技能なり経験値が飛躍的に向上します。

間違っても気が付いた時に修正すればよいので、それなりの基準を持たない事には疑心暗鬼的で迷うばかりです。
疑心暗鬼的な迷っている状態では、万人の意見を素直に受け入れられません。気に入った人の意見を探し続けるだけです。それも表面だけに限定される。

最後に、桃梅桜の連作障害は、豆類やスイカ瓜等のように、極めて育ちが悪く枯れやすい状態ではなく、ちらっと観察しただけでは見分けが付かない程度に生育が思わしくない。
徒長枝を例にとれば、処女地なら一年に、1m伸びるものが、植え替え値地では、60cmしか伸びない程度の違い。
4割減と考えれば、大きいですが、果樹の良品収穫には、徒長枝は無駄枝として、早々と剪定します。 実成り枝も透かし剪定します。花も実も摘花果します。
従って、気が付かないとなる。
更に、実が付くのは、長年経ての話ですから、品種の性質なのか、苗が合わなかったのか、天候なのか、管理が不十分なのかもわからない程度。

不安なら、せめて直径1-2m深さ60cm程度の土は、新しい培養土と入れ替えればよい。新しい培養土ですから、新旧の土は、混合しない事です。
苗が大きくなるころには、浄化されている事でしょう。
他の野菜畑の土と果樹園の土を交換するとか。

見習い 2017/04/14(金) 01:00:15
果樹桜桃さん、カキコミありがとうございます。
最初は、今植えてあるさくらんぼの根元に授粉樹さくらんぼを植えようと考えて、果樹桜桃さんの言われたように直径1メートルの穴を掘ろうと試しましたが、梅の古木の根元〔昨年晩秋に若返りの為根元近くから切りました〕との間が1メートル位しかなく、しかも掘ったらどちらの細根にもあたり、しかも少しズラそうとしたらバイオチェリーの細根にあたり、仕方なくどちらも堆肥と一緒に埋め戻しました。
家族に許可をとったら、OKが出ましたので二本の梅の古木の間に植えます。
その場所なら2〜3メートル離れてます。バイオチェリーの枝が邪魔になりますが、冬にバイオチェリーの枝を剪定して授粉樹さくらんぼの日当たりを確保します。実際、約6メートルX約4メートルの間に、梅の古木二本・プルーン二本・バイオチェリー・さくらんぼ・カルシウムの木を植えてあります。カルシウムの木とプルーン1本を一緒に植えてあります。そして今回、ペアフルーツを植えて、授粉樹さくらんぼを植えます。
なお、このホームページの過去ログを読む前に、カルシウムの木とプルーンを一緒の場所に植えてしまいました。他にもナツメを3品種一緒に植えたり、柿の三年苗木の場所にプルーンと桃のペアフルーツの苗木を植えてしまいました。
他にも数年前から植えてある柿の木の根元に、柿の苗木を植えてしまいました。〔しかも二ヶ所〕。ちなみに堆肥の落ち葉は、銀杏の葉とかの抗菌や分解し難い葉っぱばかりを数種類使いました〔堆肥の書籍参考〕。

見習い 2017/04/14(金) 01:07:15
追加。
梅の古木二本の間が2〜3メートル空いてると言う意味です。他に三角形の頂点に当たる場所に植えてある場所の1番近いバイオチェリーからは、1.5メートル程離れてます。

果樹桜桃 2017/04/14(金) 07:17:22
趣味の園芸ですから、好みで植えれば良いのではないでしょうか。

空調のスペックではないですが、将来の拡張性を思うに、果樹一本の敷地面積は6畳〜8畳は欲しいものです。
他の果樹と違って防鳥ネットも必要となることですし・・・・

「河」の事情態で仮眠するより、「川」の字状態で安眠とした方が・・・・尤も永眠するときは、文字タイプも特別なものとなり「i」又は「1」となりますが・・・・

見習い 2017/04/14(金) 14:05:33
果樹桜桃さん、優しいお言葉ありがとうございます。
私自身、今更ながら無節操に植えてしまい後悔してます。
一時期、一部の果樹や品種に狂った様に熱中し今回の果樹連作障害で目が覚めました。とりあえずネットの代わりの方法が果樹の書籍にありましたので試して見ます。
果樹スペースは、無節操に植え後から自分に理屈付けしてました。剪定や誘引してなんとか異なる果樹の共存共栄育成をします。
スミマセン、最後の言葉の意味はなんですか?勉強不足でスミマセン。
また、何かアドバイスがありましたらよろしくお願い致します。

見習い 2017/04/14(金) 15:47:10
追加です。
ネットは、防鳥ネットの意味です。

果樹桜桃 2017/04/15(土) 09:27:26

趣味の園芸とは、
その多品種混雑植えは、誰しも一度は陥る魔の扉なんですよねぇー。
同類ですから、よぉ〜く 解りますよ(*^^)v

幼苗育成や花粉木等の場合には、生育は地植えより悪く手間もかかりますが、鉢植えという手立てもあります。
鉢植の長所は、何と言っても移動ができる点にあります。

庭とは、少しづついろんなものが食べられる、フルーツパーラー・・・

http://www.ondanka-net.jp/index.php?category=spot&view=detail&article_id=683
http://blogs.yahoo.co.jp/masahirohiramine/36932045.html
いまとなっては、メモとしての話になりますが・・・
http://nitijoublog.net/sakurannbo-hatiue/

果樹桜桃 2017/04/15(土) 09:30:19
漏れ追加
大問題となっている連作障害も防げますし・・・・・

見習い 2017/04/17(月) 13:39:51
果樹桜桃さん、私も鉢植え果樹をしています。
さくらんぼと柿の鉢植えをしてますが、さくらんぼを虫害で枯らしてしまいアンズを植え直しました。畑のさくらんぼは月山錦で、黄玉さくらんぼか黄玉さくらんぼのペアフルーツ苗木なら鉢植えにしていたナポレオンで足りたのにと、後悔しています〔始めは黄玉さくらんぼ、次に黄玉のペアフルーツ苗木を植えましたが病気や馬鹿をやり、駄目になりました〕。
私の鉢は90リットル〔バケツに穴を開けました〕と40リットルの鉢です。

Guu [URL:http://guu.blog.jp/] 2017/04/18(火) 11:20:41
本件とは関係ありません。
推測で申し訳ないですが気を付けたほうが良いかもしれない事。

月山錦は品種名ではなく商品名なので、おそらく黄色いサクランボと名で売っているものは月山錦と同じ品種である可能性があります。

自家不和合性があるかもしれないのでお気を付けください

見習い 2017/04/18(火) 16:26:54
Guuさん、ご指摘ありがとうございます。
月山錦と黄玉は別物です。黄玉の病気感染された苗木を植えた事で、色々調べる事になり、色々わかりました。黄玉が先に開花時期を迎えます。
黄玉の方が取れる量が多いのですが、柔らかいのが欠点です。
月山錦は、授粉がし難く取れる実数が少ないのが欠点です。
どちらも果汁が多く美味です。

見習い 2017/04/18(火) 16:31:20
追加です。
月山錦は、品種名です。ご安心下さい。遺伝子分類は、黄玉と月山錦は一緒だと思います。何処かに分類の表があるはずです。

Guu [URL:http://guu.blog.jp/] 2017/04/19(水) 10:49:25
月山錦の品種登録は農水省にはされていないようです。
調べたところ天香園が中国より導入し、増やして苗木を販売しているとのことなので、本来の品種名ではありませんし、品種登録することはできません。
その代わり商標登録がされています(第4710627号)


育苗業者は既存品種を別の商品名で売ることがあります。
そして商品名がメジャーになると商標登録することがあります。

品種登録は期間が有限ですが、商標登録は無期限で更新できます。
なので、品種登録はせず、初めから商標登録で防衛することもあるようです。
但し、商標登録のみだと商標は使えませんが、品種を複製譲渡することが可能なので、他の商品名で販売されます。
この仕組みを知ってか知らずか、商品名を品種名と思い別名で増えていくケースがあります。

なので、品種登録されていないく、商標登録されているものは間違いなく別商品名で販売されていると思って良いです。
キウイのレインボーレッドや、イチジクのバナーネなど。

黄玉というのは、知らないのですが字づらから黄色いサクランボと推察しました。


調べたところこの名前では品種登録も商標登録もありません。
なので詳しくは判りませんが、
レインボーレッドが、紅芯キウイなどとラベルが着いて販売されているパターンと同様と思えます。

ただ見習いさんが、自分の目で見て食べて違いがあるというのなら、やはり別品種かもしれません。

果樹のよくある失敗談として、同品種別商品名を買って受粉しないパターンがあることを知っておくと失敗が少ないです。


本件には関係ありませんね。
失礼しました m(__)m

見習い 2017/04/19(水) 12:57:50
Guuさん、スミマセン。私は品種関係は何も知りません。
ただ、最初に植えた黄玉さくらんぼが近くに咲いてた桜の花粉で実がなり、最初の実がなると期待があったのですが、病気で苗木自体が駄目になりました。
専門店で聞いたら桜の花粉でさくらんぼは授粉可能だと。ですから、開花時期が合えば授粉可能かと。その為、食いしん坊が理由と近くの桜の開花時期が一緒なので、今の月山錦の咲く時期と違いがある為品種が違うと思います。ちなみに佐藤錦は、ナポレオンと黄玉の掛け合わせですので、ナポレオンと佐藤錦が開花時期が早い為、おそらく黄玉は開花時期が早いと思います。
Guuさん、これからも遠慮なく情報お願い致します。

Guu [URL:http://guu.blog.jp/] 2017/04/19(水) 13:19:16
黄玉の記載見つけました
仰るように別品種ですね

見習い 2017/04/19(水) 13:37:37
追加です。
〔ネットか地元の〕専門店ですが、黄色いさくらんぼの品種名を聞いたら、その時、黄玉と教えていただきました。新品種を作る時に使われる品種との事です。一般的に黄玉の名前で販売はされる事は無く、黄色いさくらんぼの名前で販売されてるとの事です。

Guu [URL:http://guu.blog.jp/] 2017/04/19(水) 16:20:20
私の早合点、的外れの心配でした

当方にも1本未だ実のならない「黄色いさくらんぼ」の名称で買ったものがあります。
正体はなんだろう?と思っていましたが見習いさんのおかげで正体に近づけたかもしれません。
お手数をおかけして申し訳ありません。
そしてありがとうございます m(__)m

見習い 2017/04/21(金) 23:45:50
[[解決]]
実は私、最初はさくらんぼだけは手を出さないようにしてました。でも、うっかり苗木が安かったので、特売?安売り?と勘違いをして購入してしまいました。しかも購入した店の仕入先が病気感染のさくらんぼの苗木を納入してたようで、数回・樹脂感染病に感染された苗木を購入して駄目にしてました。他にもプルーンで授粉樹対策で苦労しています。
Guuさんの、黄色いさくらんぼの収穫が早く出来ると良いですね。


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