サトイモの芽出しの時期

[園芸相談センター]の過去ログです

コラット 【四国】 2016/12/17(土) 13:36:32
高知の暖かい地域ですが、サトイモの芽出しをするには、どんなやり方が良くていつ頃始めればいいですか?
高知にも滅多に雪なんか降らない地域と冬になると雪ばかり降る地域とがあって一概に暖地とは言えないんです。
僕の地域は高知市とほぼ同じ気温差の所です。

マイナー 2016/12/17(土) 16:10:41
いくら古くから愛されているサトイモといっても、その地域地域に応じた品種(早生 中手 晩生)や環境(対地湿度雨量や戻り寒波を含む気温)や地域の習慣があります。
その点、テキストは、関東基準であり、ネット情報は、気分しだいの地域無視の一方的なものであり、少し換算し使い分けなければならないかも。
サトイモに関しては、ほぼ標準並みですが・・・

ジャガイモが、熱帯高山植物とするならば、サトイモは、熱帯湿地性平地植物である事がポイントになるかも。
サツマイモは、熱帯やや乾燥平地植物で、ナガイモは、熱温帯の森林性植物といえるかも。

JA愛媛の解説
http://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/santi/0411/santi1.html
JA佐賀の解説
http://jasaga.or.jp/agriculture/douga/calender/satoimo
タキイ
http://shop.takii.co.jp/shop/search/imorui_about.html
http://shop.takii.co.jp/shop/selection/taro1302_01.html

次に、発芽促進と催芽処理(ややマニアック) リンク切れの可能性ありその場合には、コピペを
http://野菜の育て方.com/satoimo-saiga-7584.html
http://yasai-sodatu.net/article/54666183.html

よりマニアック的に、低温遭遇と休眠打破
http://www.jstage.jst.go.jp/article/hrj/6/1/6_1_125/_article/-char/ja/

又違った意味でのマニアック的な処理
http://lib.ruralnet.or.jp/genno/yougo/gy067.html

この辺を参考に

コラット 2016/12/17(土) 16:56:29
色々とありがとうございます。
品種は大和里芋です。
本も大抵が関東基準になっているのには、困ったもんです。
宜しければやり方も色々見ましたが教えて下さい。

岐阜のみいちゃん 【東海】 2016/12/17(土) 21:29:51
岐阜も雪が降るし冬場はマイナス2〜3ドになりますが私はズボラなので種イモをそのままうえます ご近所さんは芽だしをしておいて植える方もあります 大体4月上旬です
どちらにしても初めは多少差がありますがのちには同じくらいになります

秋に掘るころは変わりません ただそのまま来年の種を取ることは多少無理もありその場合はたくさん土をかぶせて防寒します
割と簡単です

コラット 2016/12/18(日) 05:05:52
マイナーさん岐阜のみいちゃんさん、回答どうもです。
僕は空いてるスペースがあると、早く何かを植えたくて仕方がないのです。
藤田智さんの本でも成松次郎さんの本でも暖地は3月下旬からとなっているので、芽だしをするなら、その半月かひと月前からでもいいですか。
本では発芽には最低15℃以上が必要と書かれてます。

マイナー 2016/12/18(日) 12:31:32
>僕は空いてるスペースがあると、早く何かを植えたくて仕方がないのです。
だれしも皆一緒ですよ。
しかし、目先のことばかりに注目していると、全体を見失い、迷子になる可能性が増えてきます。一歩下がって、全体を見渡すことも時には必要です。
今の時節なら、農閑期ですから、土を耕したり天地返しをしたり、寒晒しをして有害病害虫(土壌乾燥と凍死と通気や排水保湿調節)や雑草の生長抑制を図ったり、堆肥腐葉土(有機質の混入による肥沃化)生石灰(pH調節やアルカリ消毒)をすき込んだりして、栽培者の暇つぶしと畑の睡眠休養を図る事も必要かと・・・・
どうしても何かを植えたければ、小松菜菊菜水菜などの葉野菜でも種を蒔かないと仕方がありませんね。
低温で、発芽しなければ、余った種で、事前発芽の上、種子が割れる発芽するなど小さいときに移植すればよいかも。

話は、里芋に戻って、収穫した里芋の保存方法ですが
1) 食べる分は、それなりに適当に保存するとして、・・・芋に傷が付いていると傷みやすく1週間前後か、洗った芋なら多少長くなり、半乾きの土付きでも、1ケ月前後が目安
里芋は、乾燥と低温保存に弱く(5℃以下で寒害しもやけになり煮ても焼いても硬いままのゴリゴリ芋となる)、又高温保存20℃でも、カビや雑菌の繁殖や芽だしで腐敗しだす。ここが、地中保管(環境が在る程度調和している)と堀上空気晒しとの違いです(環境が崩れている)

2)問題は、種芋の保存の仕方と、春の植え付け時期まで如何にして保存するのか、発芽生育率の問題です。
北海道東北など、地中深くまで凍土凍結する厳寒地(低温障害の回避配慮)は、別として、概ね岐阜さんの用にすれば、7割前後は、発芽生長に耐えられる種芋が温存され、植え付けに必要な数以上に余分に蓄えていますから、それなりに植え付けには支障がありませんが、これは里芋だけに限らず、多くの芋野菜の種芋や観賞用球根花にも共通する事柄でもあります。
従って、その基本概念だけでも、確実に理解しておけば将来に役立ちます。
当たり前の事ですが、例えば、茎葉は切り捨てる・・・茎葉は軟弱ですから早く腐敗する、腐敗すれば、腐敗熱が発生し、病害虫の温床となる。
茎葉を切れば、切り口から腐敗しだす、かさぶたがない分病害虫が進入しやすい。・・・切り口を乾かす、芋に付かない様に、下向きに並べる
穴に雨水や雪解け水が入り込まないように配慮する。排水防水通気(酸欠)、埋めやすく掘り易い、保管温度調節、表土に、防水の為にビニールを敷き、更にその上に土を被せて断熱緩衝するとか、周りに溝を掘って、雨水の排水をろ促す、山高に盛り土して、更に支柱目印を立てて、積雪時に踏みつけないようにするなど、一つでもすれば、しないよりましになる。
といっても、趣味の里芋作り程度なら、あまり神経質にならなくても良いので、練習のつもりで・・・
更に、場所も無ければ、資材もない人が殆どですから、モミガラや藁がなければ、常日頃から、暇つぶしに、花の咲く前に雑草を干し草にしたり、古い簾や古着(ビニールに入れて、空気をろ抜き、テープで密閉しておくとか)を利用するとか、
花穂が着く前に、ススキや葦ヨシを集めて乾かしておくとかいろいろと工夫次第で代用できる。・・・
落ち葉を集め乾かしておくなども良い。空き缶、ペットボトル、ダンボールでも良い。形の有無にかかわらず、何でも資源になる可能性が在る。
専用の資材を買う事は、簡単ですが、経済的な面(ケチ臭い)より、後のゴミ処理廃棄保管飛散に困る。手間隙場所も余分に必要となり、副作用として、つまづいて怪我をしたり、風で飛散して、電線架線に絡んだりなど、思わぬ事故を誘発し、争いごとなどいろいろなトラブルを引き起こして、嫌な気分になる可能性も否定できない。

>本では発芽には最低15℃以上が必要と書かれてます。
>芽だしをするなら、その半月かひと月前からでもいいですか。
何でも難しく考え込まないで、単純に・・・
冷蔵庫保管の食べる野菜でも、野菜の気分しだいで、芽が出なくても良いのに、芽が生えたりしてくる。・・・ネギ、タマネギ、ジャガイモ人参大根など、良く見られる光景です。
室内の適当な保管でも同じ、後はそのまま育ち続けるか死滅するかの違いです。
芽出しは、温度と水分湿度さえあれば、勝手に生えてきます。
問題は、芽が出たとしても、植えられる時期かどうかです・・・戻り寒波や遅霜による寒害。寒害があったとしても必ずしも死滅するとは限りませんが、少なくとも地方地方による植え付け適期に植え付けるよりも、生育が傷んだ分を修繕する期間分だけ、遅れ生育が悪くなるかも知れない。芋に大小のバラツキがでるかもしれないということです。
芋のバラツキは、料理の手間隙がかかり、歩留まりや美味しさにも、バラツキかでてくる。料理のレパートリーも狭くなる。
美味しいものは、より美味しいように、まずいものはそれなりにごまかさないと仕方がなくなる。

品質や歩留まりさえ気にしなければ、今から適当に植えておいても、それなりに育ちます。
その根拠は、見捨てられた屑芋や目残しや収穫しなくてほったらかしでも、春になれば芽が出て、夏には葉茎も大きく育っている風景も良く見受けられます。
試しに、数個畑に植えたり、プランターに植えてどうなるかを観察すれば、面白いかも。
私的には、雑草代わりに出鱈目に植えて、食べたり食べずに、ほったらかしにしていますが、毎年ジャガイモにせよ、里芋にせよ、生えてきます。タマネギでも、分ケツして、玉が小さければ、はえてきます。
サツマイモは、収穫して捨てた蔓の下で、運がよければ(寒波腐れが、蔓で保温され、越冬した場合、尤も挿し穂が欲しいのではなく、越冬蜘蛛やミミズの培養の為)、屑芋から挿し穂が収穫できる場合が在る。
ナガイモは、問題なく野生化する。
など、収穫するにせよ、捨てるにせよ機会が在るごとに、暇つぶし程度に、遊び方を思い出し、又作らないと、小原庄助ではありませんが、身上潰した 後 でのそれなりの贅沢はできませんよね。






http://www.pref.nara.jp/10361.htm

タケチャン 【関東】 2016/12/19(月) 14:01:56
 こちらは南関東と北関東の中間でそちらより少し寒いと思います。品種は土垂です。自家製の種イモでうまくいっています。3月初めに芽出しをはじめ4月上旬に植えつけます。3週間くらい収穫が早く成長もいいようです。芽出ししたものは確実に育ちます。
 深さ15〜20cmのプランターに、野菜培養土ともみ殻を半分ずつ混ぜて種芋をびっしり立てます。室内(15〜20度前後)に置き乾燥させません。また親芋の上、四分の一を切り取り切り口を乾かし逆さにして芽出しをすると大株に育ちます。
 種芋の保管は、茎を落として丸ごと掘り出し、逆さにして30〜50cmの深さの土中に埋めます。タマネギなどの網袋(ネット)に入れると取り出すとき楽です。埋めた上にわらをかぶせ、ビニールをかけると3月いっぱいきれいです。更に永く保存できるか試してみます。
 また茎を切り土とわらをかけビニールをかけると3月ごろまでは十分保存できます。寒さと雨を防ぐことです。

コラット 【四国】 2016/12/19(月) 14:50:47
岐阜のみいちゃんさん、マイナーさん、タケチャンさん、丁寧にアドバイスどうもです。
僕も何に対しても細かい性格でして、ストレスが溜まりやすいです。
本題に入りますが、今は段ボールの中に乾燥したもみ殻をたっぷりと入れて、その中に種芋を埋めて室内で保存してますが問題ないでしょうか。
こちらの地域は一昨日初めて庭の石臼に氷が張り、まだ今シーズンは一度だけ氷が張って、最近ようやく霜が降り始めたばかりの暖かさです。

Guu [URL:http://guu.blog.jp/] 2016/12/19(月) 15:32:52
コレットさん

そのやり方なら、切り口に灰をまぶしておくと消毒になり、腐る芋が減りますよ


私は可能な限り畑で保管。
食べるときに掘り起こして、そのタイミングで種にする芋(親芋を食べるものは子芋、子芋を食べるものは親芋)をコラットさんのやり方 + 灰(または石灰)まぶしで保管しています

芽だしはあまり真剣にしていないので、アドバイスできることがございません

コラット 【四国】 2016/12/23(金) 06:21:02
[[解決]]
皆さん沢山の知識ありがとうございました。
参考にさせていただきます。
そろそろこのあたりで解決済みにしておきたいと思います。


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