いちじくの剪定

[園芸相談センター]の過去ログです

にわこ 【関東】 2016/12/10(土) 21:53:08
今年いちじくの苗を数種類購入しました。
夏秋兼用種の幾つかは、枝の先端に親指の第一関節くらいの実がついています。
青くて今年の収穫は無理と思います。

12月でそろそろ剪定時期となりますが、この実はどうしたら良いでしょうか?
剪定せずにそのままつけておいたら、来年に大きくなって実りますか?
その場合剪定はどのようにしたら良いでしょうか?

無花果 2016/12/12(月) 00:56:33
幼苗購入後の仕立て方
概ね次のようにして、仕立てていきます。
地植え
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/1913/itigiku/itigikusentei.htm
鉢植え
地植の変形
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/1913/itigiku/itigikusentei.htm
総合的な管理
http://www.sc-engei.co.jp/plant/fruits/cultivate/221.html

>この実はどうしたら良いでしょうか?
>来年に大きくなって実りますか?
残しておいても、低温乾燥で干からびるだけです。
残す残さないは、自由です。
可食部は、種子ではなく花ですから影響は無い。

来年の事は、来年になれば、実成枝としての新芽が生えて、その枝に実がなります。

>その場合剪定はどのようにしたら良いでしょうか?
将来に、安定してより沢山の良品収穫したいのか、又は
成り行き任せで、とにかく何でもよいので早く収穫したいのかによって、剪定の仕方が、根本的に異なってきます。
鉢植え(コンパクト)と地植え(大きく育てる、通常は簡単に収穫摘み取りでき、剪定などのメンテが楽ということで、比較的低く仕立てる事が常道とされています。横幅が広く必要。)でも違ってきます。

イチジクの剪定は、主に、実成枝の新芽をどのように萌えさせるかを目的としています。
話題を変えて、カボチャやメロンやゴーヤなどの剪定(芽摘み)は、雌花
を如何にして、早く付けさせるのかと良品収穫する為の剪定(芽摘み)が有ります。
庭木は、景観目的の剪定であり、花木は、花をどうすれば、より好みに近づけるか(豪華絢爛に咲くか)の剪定目的
盆栽は、如何にして、コンパクトにして、広大な自然風美を再現させるかの剪定です。

花実植物の剪定には、花芽分化(花芽分化時期、細胞レベルの問題で、花蕾のことではない)という専門用語は、両輪のごとく切り離せません。表裏一体のものです。
花芽分化とは、新芽には、葉枝専門で花実が付かない葉芽と花実が付く花芽があります。
花とは、草が化ける、草とは、葉っぱの事で、化けて花となる
その分かれる(葉芽と花芽が分かれる)時期は、いつなのか(花芽分化時期)
葉芽は、通常徒長枝として、目的がない場合には、廃棄除去され邪魔になるので、嫌われます。
花芽は、植物の種類により短枝とも呼ばれたりします。梅など短枝にしか花がさかない種類も有る。ハイビスカスなどは温度があれば、枝が伸びれば次々と咲き続ける。
どちらかといえば、イチジクは、温度があれば、どこにでも出鱈目に年中花実が付くのですが、日本には四季があり、食べるという事から、日本の風土に合った品種に改良され、導入されて、今日の品種が選ばれてきた。又その栽培技術が培われてきました。

それらの事を踏まえて、読んだり観察したりして、見聞を広めれば、面白いかと思います。

無花果 2016/12/12(月) 01:00:00
解説サイトの訂正
鉢植え
http://www.engei.net/guide/guide.asp?ID=763

Guu [URL:http://guu.blog.jp/] 2016/12/12(月) 09:31:16
こんにちは
日本で流通しているイチジクは果実の収穫時期で3つに分類されます

夏秋兼用
夏専用
秋専用

このうち夏秋兼用と夏専用は枝の先にすごく小さな実をつけていて、これが春以降膨らみ夏果となります
なので枝先を剪定すると、夏果の収穫は出来なくなります。

また今ある程度大きくなっているものは、干からびて枯死するので、除去しても放置でもどちらでも構いません。

ご自分の品種が、どのタイプのイチジクに該当するか剪定前に調べておくことをお勧めします

にわこ 【関東】 2016/12/14(水) 21:21:25
[[解決]]
無花果さん、Guuさん、ありがとうございました。

現在、実を着けているものは夏秋兼用種です。
レスを読み、よくよく実を見てみると乾燥で萎縮している物も有りました。
少し勿体ない気もしますが、ここは無花果さんの仰る通り
将来沢山の安定収穫を目指し剪定しようと思います。

ありがとうございました。


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