いちごの古苗

[園芸相談センター]の過去ログです

見習い 【甲信越】 2016/11/20(日) 10:37:24
いちごの古い苗があったので、空いたスペースに植えたのですが、専門書やいろんな意見によると、古い苗は、老化苗みたいで実がならないようですが、処分した方がよろしいですか?

オランダ苺 2016/11/20(日) 14:37:21
最近は、情報の多様化や品種の多彩差別化や栽培者の自由化(道理を無視して好き勝手に解釈して広がる、常識の新旧世代交代を含む)などにより、いろいろな解釈が広まっています。・・・・いつの時代も、世代間格差地域格差があり、何が最も良いかの是非が判断しにくくなってきています。

一般的には、草イチゴに関しては、花後に、親株から子孫繁栄のために、子蔓を伸ばし、次々と小苗を作って生きます。・・・株分けのようなもので、栄養繁殖といいます。 他にも繁殖方法として、種子も作ります。
種子の種蒔きは、メンデルの法則に従い、好みの苗(優良品種)の収穫に、安定性が無いので、栄養繁殖たる小苗を採取して植えつけることが、ベストであるというのが、長年の経験上知られており定着しています。
兄弟姉妹や双生児でも、顔つきが似ていても、病弱体質、背の高い低い、太り易いなど個性があるように、いろいろな癖があり、そのくせの内比較的良いもの(美味しくて、大きくて、数の多く粒が揃っているほうが良いなど)が、蔓苗の長男を太郎といい、次男次郎 三男三郎、四郎・・・・
と区別した。
太郎は、早く生まれただけに、早く大きくなる。その結果、実は大きいが数が少ない、遅く生まれた末っ子になれば実が小さくて数が多い、又は花実が育たないという傾向があり、収穫価値として、バランスの取れた次郎、三郎が安定しているとの農家における一般常識が古くから定着してきた。・・・・経験値による古いが役に立つ常識
他方、高学歴が当たり前の時代になると、病気(苺)は、遺伝するものとしての考えが普及し、太郎は、親に近いだけに、その発病する確率が高く、次郎三郎は、太郎が浄化しているので、比較的発病していない(潜伏していない)、遺伝していないとして、良いとした概念が定着してきた。
・・・・学術科学に基づく新しいが役に立つ常識ですが、親が発病していない保菌者でない健全株なら、意味の無い話です。

一方、親は、収穫面からして、産後の疲れがあり、老化疲労しているので、体力回復するまでに、期間が必要です。花実がなっても、小さくて大きさにも極端なバラツキがある、花実が無いなともあり、収穫量が安定しない、もちろん病気に汚染されている確率も高いので、優良な苗としては、不適格であるとして、廃棄される。

選別の必要性、あくまでも解説書は、農家向けの専門書しての目的であり、一般素人向けには、簡略要訳化された内容として普及している。
農家とは、生活の収入源であり、限られた場所や時間(季節)の中で、高収益を上げる必要性がある。
同じ作るのなら、儲からないと生活できない。という事は、美味しくて大きくて数が多くて、粒が揃っているほうが有利・・・絶対条件。
折角作っても、病気の苗なら、いいものが取れないばかりか、場所と時間(季節)が、根底から狂ってくる。
同じく、病気も脅威なら、天災や天候不順も脅威で、死活問題となる。
病気でも、後天性なら、予防できても、先天性の予防は、選別しかない。

優良な苗が、足らなければ、自由ですから、親株や太郎や四郎五郎も使う場合も有でしょう。
通常は、余るように幼苗育苗する。それでも事故で足らなければ、知り合いから貰うので、利用する事は無く見捨てられる。
後は、貰いに行く捨てに行く整理整頓する選別するなどが面倒、ついでに植えておこうなどの惰性、この品種のタネ親として残すなど特別な理由があれば
利用するでしょうが、いずれは廃棄される運命です。

花壇や鉢植えなど、趣味の範囲なら、又植える場所があれば、自由ですから、育てれば良い。
成るか成らないかは、親株は、不安定ですから、試してみないと解りません。
農家は、不安定であったら、予定が立たないので、困ります。
失敗すれば、収入が無いばかりか、借金が払えなくなり、たちまち夜逃げしなければならなくなる。
そこで可能な限り、安定する安全策をとります。

趣味は道楽ですから、予算も手間隙時間も、無駄も失敗も無制限です。
極限値は自分で、決める事です。手入れはしても良いし、しなくても良い、花実の一つでも楽しめればそれで良い。多ければそれなりに楽しいですが、無くても別段生活に影響しない。
それだけのことです。

神経質に真剣に取り組んでも良いし、植えっぱなしのほりっぱなしの置いてあるだけの存在でも良い。
だから、草花が枯れてもそのまま置いてある家庭も、珍しい事ではない。

スレ主さんの様に、真剣に取り組もうとしているから、疑問に思うのであって、何も知らない人なら、子蔓幼苗を捨てて、親を引き続いて、優先して育てています。
蔓の段階から、邪魔になるので、切り捨てる。親株しか残っていない。
草イチゴ栽培には、世代更新株更新が、必要だとはさらさら思っていない。
気づいていない。
1回植えたら、引き続き何年も収穫できるものと、思いこんでいる人も多い。
ワイルド苺(初期四季成り苺や雑草系苺)や蔓苺などは、親が有れば、それでことが済む。
野生苺に限らず、多くの多年草の草花や樹木は、それが自然の姿です。
それ故、そのように理解してもいたし方のないことです。

シゲゾウ 2016/11/20(日) 20:33:12
私の経験上、古苗も問題なく実をつけましたよ。
イチゴはランナーでも増えますが、親株は分げつして巨大になります。
気になるようなら大本を捨てて分げつだけ植えるのもよいと思います。

見習い 2016/11/23(水) 13:55:12
オランダ苺さん、シゲゾウさん、書き込みありがとうございます。
私は、ただ、もったいないのと食いしん坊と知らなくて、専門書籍を購入して苺を育ててます。数年前に植えた苗を処分したのですが、それが生きていたみたいです。その苗も、肥料が無い場所に植えてた為、小さい苗です。また、購入した苗の数本が病気だったみたいで、全滅を恐れて書籍を購入しました。
他にアドバイスがありましたら、書き込みお願い致します。

オランタ゜苺 2016/11/23(水) 17:33:29
草イチゴは、低温(冬場)に強く、高温(夏場)と土壌乾燥に大変弱い(枯れる)。
言い換えれば、適度な湿度(保湿と通気)と冷涼な環境なら生存する。

>親の古苗も、肥料が無い場所に植えてた為、小さい苗です。
土が硬く締まっている(鉢植や有機質が不足している)から、小さいのであって、肥料を与えなくても、大きくなれば、草丈(葉柄の長さ)30-40cm程度に育ちます。
前作に何か野菜を育てているなど、土がフカフカなら、その土に栄養素は含まれている。残留している。
そこそこ大きくなれば、分ケツしているので、2-5株に株分けできる。

畑作の野菜系は、良く耕して土を良く解す、有機質が含まれている、土寄せさえすれば、それなりに育ちます。
程よく手入れすれば、より良く望みに添う形となりやすい。
例えば、石灰などは、中和目的でなく、栄養素としてのCaの過不足だけを思えば、5年や10年ではなくならない。CaMgPも長持ちする。
だから、使い勝手の良いように、微粉末として市販されている。
だから、骨は化石になりやすい。貝塚や珊瑚石灰岩になる。
窒素も比較的長持ちする、石炭泥炭CN比の問題や堆肥作りには、かき混ぜて、発酵の促進と均一化を図る。
カリは、比較的短く長持ちしない、通説では60日強とか噂されている。

草イチゴの親株をほったらかし栽培で、長生きさせたければ、フキと混植させるとか、石垣の隙間に植えれば、湿度フカフカ高温などの生育環境の悪化を気にしなくてもよくなる。これは、生死の問題であって、収穫の是非ではない。

>購入した苗の数本が病気だったみたいで、全滅を恐れて
誤った接し方で、可愛がりすぎの過保護なのかも。
水のやりすぎ、石灰や肥料のやりすぎなどと思われます。
果実のうどん粉病やナメクジなどの食害を別として、普通に健康に育っていれば、殆ど他の病害虫は、発生しにくい強い植物群です。
病気ではなく、根か(過湿又は乾燥による根腐れ)クラウン(新芽や茎にあたる生長点で、短い部分)が土に埋まり、腐ったのかも。
自然界は、弱肉強食が大原則ですから、弱りだせば捕食され、一株重病になれば、その弱った株でばい菌も培養され、病原菌は数も多くなり、思春期の生菌となり、パワーも増強され、他の株まで、その強烈な伝染ばい菌に耐えられなくなり発病する。環境が改善されるまで、繰り返され次々と犯されていく。多勢に無勢とか、蟻の一穴ウンヌンとか言われている。

見習い 2016/11/29(火) 21:42:26
オランダ苺さん、お返事遅くなりました。
深植えは駄目と知ってましたので、深植えはしてないと思いますが、葉っぱが黒い斑点(大きな)が出来て、その後一本づつ葉が萎れていきました。
半分くらい萎れていた所で切断していきました。
結局、三株処分しました。その後は病気らしき症状は出てません。


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