被覆用具の使い方

[園芸相談センター]の過去ログです

京太郎 2016/09/16(金) 16:21:51
野菜を育てる際の、用具として、覆い系について、いまいち、解りません。
1.銀色のビニールメッシュの被覆。これは値段も高いですが,恐らく
  春先に、野菜に飛んでくる、チョウチョが卵を産まないために、銀  色を嫌がるので、また、水を通すし陽も通すにで使用するのでしょ  う。
2.黒ビニールマルチは、ほとんどの野菜の苗の植え付けには、土壌の  上に、敷いています。雑草除けと夏場の日よけを兼ねて。
3.不織布は、種まき後、土壌に覆いをかけて、芽が出たら外していま  す。
4.透明ビニールの使用が解りません。いま、キャベツ、白菜の苗を植  えています。カラスに遊ばれて、根こそぎ抜かれてしまいました。
  半円のプラ棒を掛けて、不織布で全体を覆いました。不織布は、弱  く、すぐボロボロになってしまいますが、節約で安定するまでと使  用しております。
  *冬場を迎えると気温が下がります。土壌表面は、黒マルチで良し   として、地表は、半円のプラ棒を掛けて、その上は、何で覆えば   よいのでしょうか。この時に、透明ビニールマルチを使用する?

以上、透明ビニールマルチの使用方法と、全体の被覆用具の使い分けが
今一つ、解りません。おそらく同様の疑問の方は、多くいると思います。本に書いてはありますが、どうも現実的ではなく、解りづらいです。よろしく教えてください。

なおたか 2016/09/17(土) 00:12:50
土壌表面を被覆するマルチにはだいたい以下の種類があります。
共通機能としてマルチ下の水分量の保持調整を行います(多水や乾燥を防ぎ一定範囲内に保とうとする)。

・銀マルチ(白マルチ)
 日光を反射します。葉の裏や果実に日が当たるようになり一部果菜類では着色の向上が見込まれます。
 マルチ下の地温の上昇を防ぎます。雑草を抑制します。
 アブラムシなど一部害虫に忌避効果があります。

・黒マルチ
 日光を吸収します。雑草を抑制します。
 実はマルチ下の地温上昇効果はあまりありません。

・透明マルチ
 日光を透過します。雑草抑制効果はありません。
 マルチ下の地温上昇効果が高いです。

・緑マルチ
 黒マルチと透明マルチの中間です。

その他被覆材

・メッシュ(防虫シート)
 支持材(U字パイプなど)を用いてトンネルを作ります。
 細かい網目で害虫の物理的侵入を防ぎます。網目よりも小さい害虫、トンネル内の土壌に潜んでいた害虫には効果がありません。
 トンネルの裾を完全に封鎖しないと意味がありません。
 銀色の糸が入っているものは特にアブラムシ類に忌避効果が高いです。
 若干の防風効果があります。

・不織布
 防寒、防風を主目的とします。副次的に保温します。
 一般的には短期間で栽培できる作物に用い、地面にピッタリ張るのではなく収穫時のサイズに合わせゆとりを持って展張します。
 トンネルの覆いに使用すると大きな作物にも対応できます。

・ビニール
 トンネルに用います。
 水を通さないので雨に当たると劣化する作物の栽培時に使います。
 裾を閉めると保温効果が高く、春先の早取りや晩秋以後の遅取りに使います。
 高温被害が予想される場合は上部に穴の空いたものを使います。

なおたか 2016/09/17(土) 00:24:46
 同じ透明ビニールでも畝にピッタリと張ればマルチ、支持材を使ってトンネルにすれば覆い(トンネル)となります。
 一般的にマルチ用ビニールは厚さが薄いのでトンネル用としては保温効果や強度が低いので用いることは少ないです。
 厚いビニールをマルチに使うことは更に少ないです。基本使い捨てにしますから厚いのを使うのはもったいないです。洗って再利用しようと思えばできますが、その労力よりも薄いのを使い捨てにするほうがコストが安いです。

被覆資材 2016/09/17(土) 00:45:22
解らなければ、私利私欲を忘れて、素直に概説文を読み理解することです。
あくまでも、商品ですから、体裁の良い儀礼文句しか表現されていませんが、後は、用途と予算に照らし合わせて利用し、その効果は、自分自身で、判断すればよい。

この場合の用途とは、ハウス用か、トンネル用か、表土被覆用なのか
ネットなのかシートなのか

冬場なら保温、夏場なら日よけとか、防虫雑草抑制・・・・

なにもかも、ごちゃ混ぜになっているようにも思われます。
マトリックス一覧表にして、書き出したほうが、頭で考えるより整理もでき、どこに矛盾誤解や迷いがあるのかも的確に理解できるように思われます。

ハウス用で無い限り、使いすてですから、適当でよいのでは。

以前に、面倒なので、簡単にドーム型や切妻や片流れ屋根でなく、高さ1m弱の陸屋根タイプで簡易ハウスを作ったものの、雨雪が溜まったりして、その処理の方が大変でした。又毎日毎日の開閉(風通しと結露凍結防止の為)
高くすれば、強風対策も強化する必要があった(隣に駐車場が有る為)
屋根が低いと、昼夜の温度管理や水やりも不便だった
相当厚みのある透明ビニールでも、屋根が低いと際立って良い効果も実感が無かったので、3年でやめた。
確かに、花は早く咲いたものの、花色が悪かった。
するのなら、本格的にしないと、気休めで終わる。

本末転倒のようにも思われます。
資材を選んでから、目的に無理やり合わしたり、言訳をなすのではなく
目的を明確にしてから、それに役に立つ資材を選んだら良いのでは。

銀色(アルミ蒸着)を嫌がる・・・この意味は同じようですが、人でも、、天井が真っ暗で、床が透明ガラスで、その下から投光されたら、気分がおかしくなる。反射光で、虫も感覚が麻痺し正常な活動が出来なくなる。

黒ビニールマルチ〜夏場の日よけを兼ねて・・・・地温が高温に成り根くが蒸れるようにも思われます。

透明ビニールの使用が解りません・・・採光と保温

不織布・・・防鳥を兼ねて防虫ネットでは?。 尚寒冷紗や遮光ネットは、たかが薄いネット1枚ですが、結露凍結防止や降霜対策や保温作用もあります。
大樹(杭の一本でも)の一本有る無しや落葉樹と常緑樹でも、寒さは全く異なります。12月の0℃と2月の零℃と4月の0℃でも、気温は同じでも、寒さ(体感温度、影響温度)は違います。いずれの場合でも貯め水の氷の厚さは、其々異なります。
これは、耐寒温度や耐寒性との兼ね合いで、植木鉢をどこにおけば楽か、いつ植えれば良いか、いつどこへ出せば良いかにも関連してきます。越冬対策や避暑対策や土の配合や開花の持続性にも

被覆資材 2016/09/17(土) 00:47:53
既に回答が有った様で、テレビを見ていて、寝てしまった。

京太郎 2016/09/18(日) 07:36:50
[[解決]]
大変、参考になりました。野菜の育成を始めて、楽しんでいます。2〜3年、経験を積まないと上手にならないですね。失敗体験が向上することにつながりそうです。
皆さん、野菜の育成方法に対するご相談が殆どですが、逸れた質問ですみません。今後とも、解らないことが多いので、ご伝授お願いします。


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