除草剤を使うとスギナが増える?

[園芸相談センター]の過去ログです

シゲゾウ 2016/03/27(日) 01:01:39
あくまで私の感覚なのですが、除草剤(ラウンドアップ)を使って除草するとスギナが増えるような感覚があります。
理由は除草剤を使うと一時的に草を総駆除できますが、スギナの地下茎だけは生き残ります。そしてライバルが消えたのをいいことに一気にスギナが復活を遂げるからです。

除草した結果、厄介なスギナがはびこっては元も子もないので、畑の周りで除草剤を使うのは正しいことでしょうか? 
またスギナ駆除の良い方法はないでしょうか?

高濃度の除草剤を使えばスギナを根ごと駆除できると書いてありますが
駆除できませんでした。

Guu [URL:http://guu.blog.jp/] 2016/03/27(日) 08:00:09
おはようございます。
私は、この2年で新しい畑を2つ借り受けて栽培面積を増やしているのですが、どちらも耕作放棄地だったので、土筆狩りができるほどスギナ天国でした。

その開墾もようやく終わり、今年さらに栽培面積を増やしたいなと企んでいるところなのですが、スギナを含め雑草対策は黒マルチを多用しています。

今までマルチを使っていなかった作物も積極的にマルチを使うようにしております。
その結果数ヶ月も光を取り入れられなくなるので、マルチを使ったところはスギナは壊滅状態です。
マルチの貼れないところは、目に入れば地上部を摘んでいます。
スギナといえども光合成が出来なければ、根に溜め込んだ栄養を消費する一方になるので、いずれ消失します。

他のスレッドでも書きましたが、私の場合、見た目のきれいさはあきらめているので、目的作物の栽培の邪魔にならなければ良いだけなので・・・。

ちなみに去年はかぼちゃで抑えようと思っていたエリアは、完全にかぼちゃが押さえられてしまいました(笑)
結論、黒マルチ最強と私の妄想ができあがりました。

太郎 2016/03/27(日) 10:07:15
Guuさんがマルチでの処理を書かれてますので、ラウンドアップを使った場合で書いておきます。

私の経験からすれば、ラウンドアップ(またはこのジェネリック)を使って、スギナは退治しましたし、ラウンドアップは使い方によって葦(隣地が耕作放棄地なので、侵入してくる)の退治にも使っています。

まず、お断りしておきます。
>畑の周りで除草剤を使うのは正しいことでしょうか? 
これは、他人に聞くことではなく、あなた自身が自己責任で判断することです。
以下のやり方も間違えば作物に影響しますし、農用地用とは云え、アミノ酸化して無毒化するとかいっても、農薬扱いは間違いないでしょうから。

私のやり方を一応書いておきます。
@ スギナは一度繁茂させる
これは葉からの吸収率を上げるために、まして葉細い針葉樹のようなスギナでは葉の面積が少ないので、葉面積の確保にしています。
A ランドアップを高濃度(希釈しても2,3倍)で、葉に確実に全面散布する。
ラウンドアップは、価格も高いので、無駄を少なくするためには噴霧器を使用するほうがいいと思います。
ラウンドアップは、葉から吸収させて根を枯らしますが、低濃度の場合には、葉は枯らせても、根には有効ではありませんので、再生してきます。
これで、一応はスギナを枯らせると思いますし、ここまではやっていられたとおもいます。

ただ、次の段階として、スギナの植生を理解して、再生しない対策が必要です。
それは、スギナは酸性土に生える(だから管理されてない放棄地や道路に生える)ということで、土壌が中性化、アルカリ性に寄れば、生えにくいということです。
残った地下茎からの再成長を抑える必要がありますう。
だから、消石灰を強めに散布することで、土壌の性格を変える必要があります。
pHを測ってみれば、かなり酸性化と思いますので、普段苦土石灰を使用している程度では不足です。
アルカリ度が問題なので、Mgまで配合し、高い苦土石灰を使うくらいなら、安い消石灰で余分に播いた方がいいです。
ラウンドアップは、葉にかけない限り効かない、土にこぼれた分は問題ないとされてますので、農家も栽培中の畝間除草処理に使うこともありますが、石灰の散布は、ジャガイモ等の酸性土を好む作物には、土質変化で影響しますので、この点はご留意ください。

スギナの根は、地下1〜2mまで刺さっているとされてます。
だから、スギナの根の末端まで届かない場合もあり、地下で細かな根が生き残っていれば、再生対策を打ってなければ、
>除草剤(ラウンドアップ)を使って除草するとスギナが増えるような感覚があります。
というのも、この場合再生が広範可するのででわかるような気がします。

こうなると、いくらラウンドアップを使って枯らしても、1回で終わるかどうかもわかりませんので、状況により数回行う必要があるかも知れません。

余談になりますが、ラウンドアップは特許が切れたので、同一成分のジェネリックもあり、半値以下の製品もあります。これも、自己責任で判断してください。

シゲゾウ 2016/03/29(火) 23:39:02
[[解決]]
お二方ともとても参考になりました。

私ラウンドアップの使用方法を少し間違っていました。
@ スギナは一度繁茂させる の手順が抜けていました。
また完全に撲滅するためには、二度三度使用する必要があるようです。

しかしうちのスギナは既に畝の中に入り込んでいたため、きちんとした使用法がためらわれる状況でした。
意見を参考に対処したいと思います。ありがとうございました。

太郎 2016/04/01(金) 21:37:01
最初の書き方が「畑の周りで」==だから、畦の問題と私は読んでいた==であり、最後の書き方が「スギナは既に畝の中に入り込んでいた」なので、ここにどうも、もうひとつ問題点がありそうなので、追記します。

スギナの生えている畝や通路に管理機(ロータリー)をかけて、土作りにあたって、一般の雑草のように漉き込んで除草だということはやっていませんでしょうか。

生きているスギナの地下茎に管理機をかければ、当然、地下茎を切断して、地中で立体的に拡散させることになります。
この切断された地下茎の破片は、再発芽能力を持っています。
これに対し、一般の雑草ならば、漉き込んで溶けて終わりですが、ここは基本的な違いです。
ラウンドアップはすでに成長した地表の雑草の葉からだけしか効いてませんから、「ライバルが消えたのをいいことに一気にスギナが復活を遂げる」、地下に潜ったスギナの地下茎が遅れて発芽したときには、地表は嬉しい環境になっていることになりませんか。
タイミングの問題があります。

ランドアップの散布は植物をほぼ全滅させることにあり、雑草の生態系は破壊されます。
この後、スベリヒユ(通称:ゴンベイ)がはびこってくることがあります。
ゴンベイはサボテン的な性格を持っているので、もっと厄介な問題を起こしかねないので、この時もご留意ください。


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