キャベツの脇芽

[園芸相談センター]の過去ログです

賀茂川 【近畿】 2016/03/08(火) 23:56:50
キャベツを収穫した後、切り株をそのままにしていたら、切り株の上から新しい脇芽がいくつも出てきました。この脇芽を切り取って、植えたら、またキャベツは出来ますか。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2016/03/09(水) 09:02:54
おそらくただ切って土に植えても早いうちに切り口から菌が入ってきて腐れたりで枯れてしまうか、ヒヨドリなどの野鳥に見つけられ持っていかれるのではと思います・・・。
試してみて運よく根付いても間もなく花茎が伸びてしまうため玉には育ちません。

試しに行ってみたいのなら、今ある切り株を使うのではなくキャベツの玉の芯を使用し、室内に置いて水栽培を行って脇芽を出させていけば(もう脇芽がそこそこ育っているならすぐに花茎が伸びてくるので使えないのです)切り口の部分が腐らず脇芽が徐々に育ってきて、芯の下の方に付いた脇芽の根本から新たな根が何本か生えてくるので、それを切り離して土に植えればもしかするとほんの少しの間は育ってくれるのかもしれません。でもやはりすぐに花茎が伸びてきて花が咲けば枯れてしまうと思いますが・・・。

私なら生き残るかどうか確実には解らないのと土に植えれば結局食べられなくなるので室内で育った脇芽は柔らかいうちに摘んで刻み味噌汁や野菜炒めなどに使ってしまいます。
一時期、切った後の残りの野菜を水栽培し、育った部分をそうやって収穫し食べてみる事に凝っていました。その時にキャベツの芯も試してみたんです。
キャベツの場合は玉の葉を一枚一枚めくって使っていき、小さくなったら芯を切らず残るように葉を切っていき六角すいの形に整え芯の切り口を新しく切りなおしたら適当な容器の中に何枚も重ねたティッシュを敷いてティッシュにひたひたの水を入れてから上に立てて栽培していました。カビが付かないように気を付けながら北側の台所の窓辺で育てました。
結果、脇芽がいくつか育ったのですが下の方に有ったのは脇芽の根元に新たな根が出て来ていました。私はそれも食べてしまいましたが根があるので土に植えると少しの間でも生き残る可能性があるかも?と思いました。でも私は思うだけで試してはいません。
行ってみてもあくまでも面白半分で。ダメモト覚悟で行ってみて下さい。

実際は根があっても茎(芯)から切り離す部分は瑞々しいので、そこから菌が入る可能性があります。これはもしかするとジャガイモ種芋の切り口に付ける草木灰やハイフレッシュを使うと腐りを防げるかもしれません。

絶対できないとも必ず出来るとも言い切れません。でも成功しても花が咲くのでキャベツの様には育ちません。ご興味があれば確認の為ご自分でも上記の方法で試してみて下さい。

キャベツの脇芽は普通伸びる事も無く玉ごと収穫されてしまいますから出るのを知らない方も多いのかもしれません。品種により根元の茎が長めに残り、収穫時に根を抜かずに切り離せば苗から急速に育つ時期の頃の葉の付け根あたりの脇芽が育つのでしょう。脇芽の生長点は中の芯の方まで存在しているので親の葉が取り除かれる機会が出来ると育ち始めます。
例えば小さなミニキャベツは元々キャベツと共通の先祖から出来た野菜で売っている部分はそれこそ脇芽部分が育ったもの。冬に花壇に植えて楽しみ、上手に夏越しさせて2年目・3年目に出る脇芽を育てて見事な踊り葉牡丹仕立てが作れる葉牡丹も、日本に昔持ち込まれたキャベツから改良され作られたもの(ちなみにカリフラワーもブロッコリーも蕾が変異する前はキャベツと同じ先祖)。キャベツの場合は独自に葉が重なりながら育ち玉状に育つと言う変異をしてしまいましたが、収穫せずに置いておくと玉が割れて中から花茎が伸びてきて咲き、それをずっと放置すれば花茎の脇芽からも花茎が伸び出てきて花が咲きます。
実はキャベツの芯自体も親株の育つ前の茎の姿であり、先端の方は花茎が伸びていく前の姿です。

キャベツの仲間の野菜(原種はケールに近い物)は春に成ると株がどんなに小さくても花を付ける性質があります。なので今時期収穫のキャベツなら脇芽を植えても株が育たずに花が咲くだけなのでわざわざ脇芽を出させることも無いのです(サマーキャベツの場合は私は実物を見ておらず解りません)。ただミニキャベツだけが脇芽が育ち花茎が出ないうちに収穫できるように改良され、親株の葉っぱは順次切られて取り除かれていきます。

キャベツの脇芽は屋外で育つと固くて美味しくはありません。捨てるのは惜しいと思ったら試しに茹でて食べてみて下さい。唯一の難なく利用できる方法はジューサーにかけて「ケールの青汁代わり」や「野菜ジュース」「スムージー」の材料の一つにするくらいでしょうか。
株の切り口にまだ脇芽が出る前に日差しを防ぐ傘状の物(飛ばされるのが防げるのなら新聞紙製の自作苗帽子でも良いかも)を被せれば少しは柔らかい葉の脇芽になるかもしれません。

もし興味があれば、時期に成ったらミニキャベツを育てていくのも面白いと思います。最近は家庭菜園でも作りやすい品種があります。面白いほど脇芽が付いて、収穫時期さえ間違わなければ見た目も面白く美味しく食べられますので。

Guu [URL:http://guu.blog.jp/] 2016/03/09(水) 09:54:34
理屈の上ではキャベツができそうですが、細菌感染で死滅のリスクは高いと思います。
もっともリスクの話をしすれば、植え替え時は、どの植物でもリスクは増大しますので意味がないかもしれませんね。

うちの母親が、脇芽を残しておき、そのまま育てて1個分のキャベツにして収穫しています。


私も今、真似して試しています。
けっこう大きくなってきました。このまま抽苔しなければ、4月中には収穫できそうです
因みに脇芽は1つを残して全て欠きました。

うまくいけば春キャベツを仕込むより手っ取り早いかもしれません

太郎 2016/03/09(水) 13:10:49
おっしゃるような手法については、数年前に月刊誌「現代農業」で特集を組まれていたと思いますので、お調べになっては如何でしょうか。

以下は記憶だけで書きますので、間違いがあるかも知れません。
○ 確か脇芽は1本は元株に残し、他は切り取って、挿し芽して育てる。
○ 収穫できるのは、手のひらサイズの小型
○ 挿し芽したものは、直射日光に弱いところがあるので、場合によっては遮光ネットを張る。
○ 成功率70%程度
とか。
ただ、この方法によって、秋のシーズンまで繋げるメリットもある
とか。

これらを見て、私はあきらめました。
確かに、切り株からは新しい脇芽は出てきますが、極端に言えば芽を切ればきるほど脇芽が出てくる。これを1本の状態に保つのは手間が大変です。(ここまではやってみました。)
それに、指摘されている諸問題に加えてシーズン的には青虫対策etcを考えたら、いくら暇人家庭菜園でもとても割に合った話ではないと思ったからです。
むしろ、品種を考えた方が楽と判断しました。
それに、これにこだわって、畝を占領されるのも面倒でした。

専門誌が記事化するくらいですから、結論的に云えば、やろうと思えばできる、ことになるのでしょう。
ただ、純粋に遊びと割り切った方が良さそうです。

賀茂川 2016/03/14(月) 22:42:12
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ありがとうございました。ベテランの皆様のおっしゃることに嘘はないと信じ、お遊びは止めて、種からいいキャベツを育てたいと思います。


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