ジャガイモの肥料

[園芸相談センター]の過去ログです

雅子 【東海】 2016/03/03(木) 15:14:03
畑初心者です。
初めてジャガイモの栽培を借地で予定してます。
肥料はジャガイモ間に堆肥と化成、堆肥と油粕または鶏糞、堆肥と過リン酸石灰、化成、栽培されておられる方はどの様な肥料を使われてるのでしょうか、書物では上記のように様々な肥料が書かれています
迷うています教えてください。

Guu [URL:http://guu.blog.jp/] 2016/03/03(木) 19:14:15
こんいちは

ジャガイモは比較的簡単な作物なので、各々こだわりがあるかとは思いますが、私は元肥には堆肥か大量の落ち葉と鶏糞です。

初期は芋の栄養で育つので有機中心です。

マルチを使うときは、追肥はしません。

通常の栽培方法をするときは、途中1回鶏糞。最後に様子を見て化成肥料をやるかどうか決めます。

あんまり肥料はやらないほうが良いようです

ばんざいうさぎ 【北海道】 2016/03/03(木) 21:50:57
私もジャガイモ栽培はGuuさんと概ね似た感じで、個人的には元肥はそれほど入れないでも良いと感じます。借地を畑として新規で使うのなら(自分で畑として耕しなおして使うなら)土地の土自体が肥えているのなら一年目は元肥無しでも家庭菜園レベルならそこそこの物が採れると感じます。
ジャガイモは強い植物で、調理の際に剥いた皮を捨てる時に土に埋めておいたら芽が出てきて勝手に生えさせておいたら小さ目の芋が採れたと聞くぐらいです。よほど土が痩せた悪い物ではないならあまり肥料の事でいろいろ考え込まなくても良いです。考えるのが面倒ならジャガイモ専用肥料と言うのがありますから購入して(地元でジャガイモの生産があるなら農協に置いてるかも)施肥時期に適切に与えておけば良いでしょう。

もし借地というのが元々畑であるのなら、持ち主に以前はいつごろ何を植えたのかや、窒素分の多い肥料や化成肥料の多用が無かったかを確かめると良いです。それらの回答によっては、種芋を植える前にまずは十分な土作りを行い地力を回復させておかねばなりませんし、窒素が残留している畑ならばジャガイモの芋部分の育ちが悪くなる事もあり得、場合によってはジャガイモは今回植えずにまずはヒマワリやトウモロコシなど肥料喰いの植物を栽培して余分な成分を減らす必要も出て来ます。我が家では先代が急死し、どんな状態の畑かもわからず受け継いだところ、数年後に実は牛糞を親戚の酪農家から貰っては毎年大量に漉き込み小松菜を連作していた畑だと先代のところによく手伝いに来ていた親戚から聞き、残留窒素の率の高い土で植える植物には葉の害虫の「地蚤」が大発生、花が咲く植物には蕾さえも満足に付かず、改善させるのに何年もかかって難儀しました・・・。

もし化成肥料を多用すれば土が痩せやすいので、元肥は出来るだけ有機肥料。土作りの堆肥に牛糞堆肥を使うと養分の偏りの心配や、牛に与えていた塩分が多く含まれていたり、外国から輸入している牛の飼料に混ざっている外来雑草の種子が多く含まれている可能性があるなどデメリットの方が心配されるので、土の悪い土地の土壌改良目的以外では牛糞堆肥は堆肥として使わずに、肥料の一種と考えて元肥で適正量だけ使うのが望ましいと思います。
土が肥えていれば、あとはちゃんとした種芋さえ用意して植えた後はその品種に合わせた適切な管理さえしておけばほぼ心配なくそこそこの質・量の芋が育ちます。

種芋は、ちゃんと種芋用に育てられたものを信頼できる店から必要量揃うように買ってください。ジャガイモが良く育つかどうかは土の方も大事ですが選ぶ種芋でも左右されます。
買う時には自分でも芋の硬さや芽の状態を見て良い物を選んでくださいね。種芋と言うのはそれ用の種芋を植えてから出荷する種芋の収穫まで、種芋だけを栽培する農家が決められたいろんな種類の薬剤を濃度濃く何度も定期的に散布して薬の成分を芋内に蓄えておいてあるので(種芋生産地帯近くに住んだ事があり、直接種芋栽培農家から聞きました)、購入後畑に植えて暫くは別に何の予防をせずとも病害虫の心配がありません。その成分も株が育つにつれ減っていき、芋を収穫する頃にはすっかり消費されており残りません。
ただ、植えて数が余ったからといって種芋を食べる事は絶対に行わず、もったいなくても余りは植え場所が無いなら必ず全て処分する事。染み込んでいる薬剤で食べた人が中毒を起こす可能性があります。

市販の食用の芋を植えるのは、いろいろなリスクが有るのでおやめくださいね。まず詳しい品種が解らず、ジャガイモには早生とか晩生もあるので植え付け時期が合わなかったり管理の時期が違ってくる可能性があります。時期が違う育て方をすればうまく育てられず芋の適切な収穫時期も解りません。
それと、食用の芋を使うと株が育つ途中で病害虫に罹りやすくなります。ジャガイモは品種によってや植える土壌の状況によってはちゃんと育てられた種芋であっても病害虫が付くことがあり、実際親戚の家が某有名ポテトチップスメーカーと契約栽培していた時に、ちゃんと種芋としての適切な栽培がされているはずのポテトチップス専用として品種改良し作られた新しい品種の種芋を(味とあげた時に焦げすぎにくい見た目重視の改良で、病害虫には少し弱い性質の可能性あり。一般には出回らない品種です)植えて適切に育てていたのに(親戚はジャガイモの栽培には慣れていて契約も農協からの推薦)、収穫で手伝いに行って堀った芋を拾っていると結構な割合でイモの皮にソウカ病の病変が出て皮がガサガサしていました。こういう病気の付いた芋はポテトチップスにすると縁が焦げやすくメーカーは引き取らないのだとか。
このようにメーカーオリジナル改良品種で充分に適切な種芋用栽培がされているはずの種芋でさえ品種によっては栽培時に病気が付くことがあるのに(一般向けの種芋は元々性質が強めな昔からの品種が多く使われる)食べる用は系統が解っても品種不明の物も多く収穫時には農薬成分が基準以下に成るように栽培された芋なのでまた芋から育てられると言う想定がされていないため、栽培中に病害虫が付いたり生育不良を起こすリスクが高まります。一度病害虫が付いてしまうと芋が育たず結局収穫時の大きさや量、皮の肌の悪さ(=貯蔵性が低くなる)に繋がりますから、それを予防するのには何度も農薬散布するなどの手間が出来て面倒が多いので、食用のはできるだけ使わない方が無難です。

雅子 2016/03/07(月) 08:45:47
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ご回答有難うございます。
堆肥と鶏糞、堆肥と化成、ジャガイモ専用肥料、等今年は初めてなのでテストを兼ねて栽培を試してみます。
ご指導有難う。


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