秋トマトについて
エレナ
【近畿】
2015/09/07(月) 18:38:20
春に定植したミニトマト(ペペ)なのですが毎年夏に食べれないぐらいにとれぼうぼうになるのですが、秋に向かってこの時期に剪定をしすっきりさせ秋にならすのですが秋のものは色づきが遅く甘くもない(無味)みたいになります。もう秋はやめといたほうがよいのでしょうか、秋野菜に切り替えたほうがよいのでしょうか 毎年こんな感じです。
ネットでみると秋トマトもなると書いてあるのですが
品種が違うのでしょうか
りっこ
【関東】
2015/09/07(月) 21:08:52
当方も毎年同じようなものです。トマトは霜が降りる頃まで大玉でも6割位のサイズの実をつけますが真っ赤にはなりませんし、極端に日数がかかります。味も薄くなります。中玉もミニも同様、好んで食べる気がしません。9月中旬以降植える野菜が30種類ほどあり、連作を考慮して植え付け場所を検討中です。トマトは14本植えてあり2〜3本残して中旬に撤去予定です。
これからはハウスものが主流になるでしょう。大玉なら品種により周年栽培可能なものもあります。(勿論抑制栽培や、ハウス向けですが...)
ばんざいうさぎ
【北海道】
2015/09/12(土) 18:17:41
もし可能なら小型ビニールハウスでの栽培(車のビニールシート製が車庫の骨組みでの代用可能)が出来るのなら収穫時期は結構伸ばせます。でも露地での栽培だけなら夜間の気温が下がってくればどこの地域でも似た様な物でしょう・・・。
実は大きささえ問題ないなら摘んでしばらく室内で追熟させると赤くなるものもありますが、育ち具合の違いや置く環境や品種次第で味が変わる様です。
元々農家でも完熟でも皮が固めな品種以外の「完熟出荷のできない品種」は、ほんのりピンクが入ってきた頃に収穫し運搬中に追熟させます。販売時にちょうど良い赤になってくれるタイミングを逃さない様に収穫適期の色が解るチャート表があるそうです。
栽培技術に拘る事が少ない家庭栽培だと、追熟させても美味しくない事(あるいは品種)もあります。もったいないですよね・・・。これというのも本来原産地ではトマトは宿根性の植物だからです・・・。おそらく日本というのは露地栽培での北限の国なのだと思います。
ロシアなどだと酷いと生育期間が短くて露地栽培が出来ず、農家以外では家の温室を利用しての栽培が一般的だそうです。温室は家とくっついて作られている事が多い様で温水暖房が温室にも引いてあるのでしょう。今は如何か解りませんが以前は暖房供給源は国で、個人の暖房費用の負担は無かったですから。上手な人だと冬もトマトやキュウリが収穫できるそうです。
知人は(同じく北海道)ミニトマトを大きな鉢植えで栽培し夜間の気温が低くならないうちに室内のベランダ傍に移し秋から冬中室内管理、春が過ぎて屋外栽培が可能な気温になったら屋外に出す方法で「同一の株を3年間上手に育て沢山の実が冬にも収穫できた」そうです。
私は実物を見ていませんが、その方は地域に密接した社会的地位も高い信頼関係が重要な職業の人ですから、この話は嘘でも大げさに言っているのでもなく事実です。北海道の住宅は気密性が高く室温が高いので出来る技なのでしょうね。
日本の屋外の環境は、夏以降は夜間温度がトマトには過酷なのだと思います。トマトは耐寒性が日本だとギリギリ耐えられるかで季節が進めば徐々に弱っていき枯れてしまうんでしょうね。
ビニールハウス栽培で、更に中で適温に保てるならトマトは時期外れでも枯れず受粉さえうまくいけば収穫できます。昔、伯父がミニトマト栽培をしていたので時々手伝いに行ってましたが、農家はまだ実が付いていても丈が高くなると実が収穫しにくくなる、味や大きさが出荷基準に合わせにくくなると言う「株の老化への対処」や「効率やコストの悪さ」からある程度の量が収穫出来たら抜いて処分してしまい次の別の野菜の植え付けをし、あらかじめ他の場所で育てていた新たな株からまた実を収穫していきます。
苗の種子蒔き時期をずらせば(場合によっては品種も替える)収穫時期をずらす事が可能で同じ農家の出荷時期をかなり長く伸ばせます。
大きな農家だとビニールハウス一棟ごとに収穫時期を変えるので何度も育苗し植え付けますし、それが一年中全国の都道府県のどこかで繰り返され出荷されるので、現在日本の何処でも旬を待たずに一年中手軽にトマトが食べられるようになりました。
なので家庭菜園レベルでも、防寒施設を整えたり暖房代金にお金をかけたりなどの工夫次第では株の寿命は伸ばせる事でしょう。ただ、趣味の範疇以上の事はコスト的に買うより高くなるので行わない(又は行えない)だけ・・・。
私の知人の場合は「冬こそ室内の暖かい北海道」「一株だけの栽培」「種類や品種が丈夫な物」など条件が良い方に向いていたんでしょうね。知人曰く、タイミングを逃さず室内に取りいれ適切に植え替えて茎を途中で切っておくと根元近くから新たに脇芽が出てきて、それを1本だけ残して育てる事で株の勢いを復活させることは可能なのだそうです。
あと、その方の仕事は不定期で暇な時は時間がかけられるので、いつもトマトの近くにおり目につくので急な仕事や他の用事がなければ充分に世話が出来るのが良いのでしょうね。
室内で冬にトマト収穫が可能。これは北海道の特殊な事情で気密住宅なら冬の室内は熱帯植物の開花時期だからです。特にマンションの2階以上なら暑すぎて暖房を切る事があるくらい。ハイビスカスなども外では猛吹雪なのに室内では沢山の花を眺められたりします。我が家ではトマトと同じナス科のフユサンゴを年中室内栽培してますが、年中どんどん実が付いて実付きが悪い時期はありません。トマトは風媒花でビニールハウスなどではミツバチの巣箱など置いて受粉してもらいます。室内の場合はサーキュレータなど空気を動かす機械があれば風媒花は受粉できるらしく、我が家ではサーキュレーターと壁に取り付け型の扇風機があるので受粉できている様です。トマトの受粉が悪く実が付きいくいトマトトーンなど使えば実は成りますし。
お金がかけられないのなら、無理に収穫時期を延ばすのは難しそうです。でもせっかく切り戻して色付きが悪いとはいえ実が成っているのですから、いっそ赤くならないものはトマトとは考えず別の野菜と考えて食べてみませんか?これなら捨てずに美味しく食べられます。
「もったいなく思う事が新しい事に繋がる」これを私は高級メロン栽培から学びました。高級メロンはある程度育つと有望な物以外は間引いて通常は廃棄します。等級の高い物だと一株で一個だけしか育てません。
間引いた未熟メロンをもったいないと思った生産者の奥さんが「ウリの仲間だから出来るかも?」と試しに漬物にしてみたそうです。そして工夫次第でとても美味しく食べられると解りその漬物が話題になって地元野菜直売所で人気商品に。今では自分で作りたい人のために間引いたメロン自体を商品として出しても売り切れるのだそうです。
栽培後期の色づかないトマト・・・。どこの国でも悩みは同じらしく、アメリカ南部には未熟な青いトマトを捨てずに美味しく食べられる料理がいくつかあります。
特に有名なのはフライド・グリーントマト(グリーントマトフライ)でしょうかね。この題名の映画があるくらい。その内容からいっても案外美味しいようです。
詳しくは検索してみるといくつかサイトがヒットしますが、まとめサイトにはフライ以外にも美味しく食べられる料理がいくつも載っていますよ。
和食なら、「青トマトの酒粕漬け」というのもあります。もし興味があれば検索してみるとヒットしますよ。
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