アザミウマの駆除法?

[園芸相談センター]の過去ログです

rei 【東北】 2015/07/07(火) 12:12:14
お世話になります。
山形県の日本海側在住です。
今年初めて、イエローカナリアンというメロンを栽培しました。
記録的な水不足にもめげず、最近まで無事に過ぎていました。
先週あたりから、雌花が付き始めて、朝九時までに受粉をしているのですが、すべてうまくいきません。
今朝よく見たら、花の中に、黒い細かい虫が、びっしりついていました。
どうやらアザミウマらしいです。
実がなり始める時期なので、何とか駆除したいのですが、いい方法がありましたら、お教えください。
無農薬にはこだわりません。
どうぞよろしくお願い致します。

Guu 【関東】 2015/07/07(火) 14:16:28
こんにちは。

アザミウマの被害にあったこと無いので、頼りない回答になりますが、青色の粘着シートで誘引して捕縛するというのがあったと思います。



関東は逆に記録的な雨が続いています。
トマトに疫病が発生して難儀しています。収穫までたどり着けないかも・・・。

無事に収穫できると良いですね。
お互いに頑張りましょう!

rei 2015/07/07(火) 20:12:06
Guu様

ご回答ありがとうございます。
粘着シートは、ブルーではなく、黄色ですが、使用しています。
アブラムシ対策で,200坪の畑に、二十か所くらい仕掛けてあって、いろいろな虫がかかっており、ほかの害虫に関しては、一応の成果は上がっています。
ただし粘着シートは地上1メーターの設置です。
アザミウマは、地這いのメロンに、多発していますので、粘着テープは効いていないと見ていいようです。

リトっぷ 【九州】 2015/07/08(水) 10:06:07
今日は。
アザミウマの防除資材としてシルバーマルチが効果が見られるようなので地際で育つメロンには良いかもしれませんね。

我が家では定植時にダイシストン粒剤(登録制)を使うので生育後半にしか被害が見られないのですが、中盤にはモスピランが浸透移行性を持っていますので重宝していた記憶があります。初期にダイシストンを使うと有機リン酸系なので同系の薬剤より耐性が無いネオニコチノイド系の方が良い感じがします。
ただアザミウマの種類によっては効果が見られにくい場合もあるので この場合はアファーム乳剤(登録制)が切り札になっていました。
http://gxc.google.com/gwt/x?q=%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%A0%E4%B9%B3%E5%89%A4&client=ms-nttr_docomo-jp&start=1&guid=on&hl=ja&inlang=ja&ei=NUvSTNimL5Si6AOn7_iqAQ&ved=0CAQQFjAA&output=xhtml1_0&rd=1&u=http://www.syngenta.co.jp/cp/seihin/sachu/s_s_affirm_ec.html

Guu 2015/07/08(水) 10:06:26
たしか黄色はアブラムシを誘引する効果はありますが、アザミウマはブルーに誘引されると記憶しています。

黄色の粘着シート=アブラムシ専用
ブルーの粘着シート=アザミウマ専用
だと認識しています。

どちらも移動時に色に対する走行性があるのでそれを利用したトラップですので地面からの距離は対象作物や栽培方法で調整はできるかと思います。
「アザミウマ 粘着シート」のキーワードで検索して、一番上に出た商品です。
http://savegreen.jp/SHOP/SGKB000006.html
類似品は多いので、価格で選ぶのが一番かな?と思います。

私自身は、アブラムシ用に黄色を使った事がありますが、あまりにも自分とハチがトラップにかかってしまうので辞めましたが・・・

rei 2015/07/08(水) 19:25:24
リトっぷ様 Guu様

ご回答ありがとうございます。
シルバーマルチ栽培をしております。
移植の際、一度だけ、モスピラン粒剤を、土壌に混入しました。
その後、十日に一度の割合で、木灰とストチュウで、防除してきました。
しかし、六、七月はほとんど雨が降らなかったので、それもアザミウマの発生を招いたのかもしれません。
いずれにせよ、今雌花が次々咲いて、その中にアザミウマが大量にいる状況では、もう引き抜いて、撤去するしかないのでしょうか?

ちび 2015/07/09(木) 08:50:32
アザミウマの退治は結構大変ですよね。
有機リンはもちろん、ネオニコチノイド系もほとんど効かなくなってます。
まだ効果があるかなって思うのは
アファーム、コテツ、プレオ、スピノエース、ディアナぐらいですね。
散布するときはたっぷりとムラなくかけてください。
あれなら砂糖も混ぜて散布しますと、効果があがりますよ。

rei 2015/07/09(木) 14:50:46
ちび様

ご回答ありがとうございます。
消毒は、今咲いている雌花雄花(=アザミウマがとりついている花)をすべて摘んでからでしょうか?

pine 【九州】 2015/07/10(金) 21:27:12
 やりとりを伺っていると,家庭菜園ではなく農家の様な気がするのですが・・・
 アザミウマ類は種類,地域によって農薬感受性が異なります。
 ですから,アザミウマの種類を同定した上で,その地域で効く薬剤を選択することになります。
 生活がかかっているのなら,躊躇することなく,地域の普及場所や試験場にご相談下されることをお勧めします。

 私の県の防除資料では,メロンには「ミナミキイロアザミウマ」が記されていますが,栃木県での調査例を見ると,ミナミキイロには,アファーム乳剤かプレオフロアブルあたりが選択肢かと思います。
http://www.jppn.ne.jp/tochigi/file/gijutu/kanjyusei/2012-engei-azamiuma-2.pdf

 ただし,連用は効果低下につながりますので,他の系統の薬剤を含めてローテーションすることです。
 ちなみに,上記の2剤は異なる系統です。

 なお,確か地中でサナギになるはずですので,発生から時間が経って蛹化していたり,周囲に発生源があると,メロン上のアザミウマを防除しても,すぐに再発しますので,油断されない様に。

 また,防除に先立って生息密度を下げるのは基本の作業です。
 寄生対象の周囲の雑草,野菜類,花は取り除いた方が良いですが,その場に放置すると移動しますので,ポリ袋などに密閉して持ち出して下さい。

 無事に防除できることを祈ります。

rei 2015/07/10(金) 23:25:15
[[解決]]
pine様

ご丁寧にありがとうございます。
定年後、耕作放棄地を開墾して、家庭菜園を始め、五年目です。
田舎で、土地は五百坪ほど。周囲は雑草地が多く、ケヤキや松の防風林をはじめ、樹木もたくさんあり、自然は豊かすぎるほどです。
畑の中に柿の木が二十本もあり、その間を縫って、野菜を、年間八〇種ほど作っているという環境です。
有機無農薬から始めましたが、ナメクジ、害虫、雑草・・・現実は厳しく、有機減農薬に移行しつつあります。

いろいろ説明をお聞きしまして、アザミウマは、素人では、駆除が大変なことがわかりました。
ましてや、土の中から湧いて出るとなれば、もうお手上げという気がします。
イエローカナリアンは、二十五個受粉しましたが、一個も着果しませんでした。
家庭菜園ですので、アザミウマに関係なく育てられるものを栽培していくことにします。
近くの畝では、丸キュウリのマンダゥリアが、うんざりするほどなっていますので、他のものに望みをつなぐことにします。

pine 【九州】 2015/07/11(土) 01:45:00
 解決後ですが

 失礼致しました。
 農家だと思ったので,つい厳しく答えてしまいました。

 ただ,あまり難しく考える必要はありません。
 例えば,土中にサナギが入っていても,一旦防除してから,夏場ならおおまか10〜15日後くらいに再確認して,居れば再防除。きちんと効く薬なら,2回である程度,3回撒けばほぼ問題なくなるはずです。
 一番のポイントは,多分「効く農薬」の選択です。
 
>アザミウマに関係なく育てられるものを栽培していくことにします
 害虫に詳しいわけではありませんが,たくさんの植物に寄生し,アザミウマの種類も多いことから,こっちの方が難しい様な気がします。
http://www.niaes.affrc.go.jp/sinfo/publish/misc/misc03.html
http://www.pref.aichi.jp/byogaichu/seitaitoboujyo/zennsakumotu/kennkyou-minamikiiro.html

 私は無農薬や有機栽培の実践者ではありませんので,釈迦に説法かも知れませんが,環境がお宅の様な場所なら,害虫相は豊です。一方で,天敵相も豊です。
 「天敵」をうまく生かせれば,被害はずっと少なくなるはずです。
 ぜひ,「アザミウマ」「バンカープランツ」「コンパニオンプランツ」「障壁作物」などを組み合わせて検索してみて下さい。
http://www.nikkoseed.co.jp/bankerplants/sub157.htm

rei 2015/07/11(土) 20:37:17
[[解決]]
pine様

重ね重ねありがとうございます。
ご紹介の文献、拝見いたしました。
やはり、アザミウマは厄介なようですね。

畑の中や、周囲は、コンパニオンプランツ、障壁作物、バンカープランツだらけです。
およそ関係書物に掲載されたものは、植えてあります。
そのためか、ほかのウリ類(キュウリ、阿波みどり、黒ウリ、大長夕顔、マクワウリ、バナナマクワ、ゴーヤ、マンダウウリア)には、アザミウマは発生しておりません。
今のところ、イエローカナリアンだけです。

おっしゃる通り豊かな自然のおかげで、今年は、ジョロウグモが、かつてないほど発生し、畑の防衛隊になって、いい働きをしています。
耕運機で耕した後は、いろんな野鳥がやってきて、土の中の害虫を食べてくれています。
そういったことを考え合わせると、全体としては、バランスが取れているのかもと思いました。
こちらは空梅雨で、雨も降りそうもありません。
他の作物は無事育っているので、アザミウマの畑は、太陽熱消毒をして、しばらく休ませることにしました。
ありがとうございました。


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