窒素過多

[園芸相談センター]の過去ログです

tomato 【東海】 2015/05/15(金) 07:47:44
とまとの栽培でいつも幹が太くなり、窒素過多と本などで書いて有りましたが窒素を減らす方法が有れば教えて下さい。
毎年これで悩んでいます。

Guu 2015/05/15(金) 09:35:36
毎年のことなら肥料の量を控えればよいと思いますよ。
NPKでNが窒素です。Pがリン、Kがカリです。
普通化成で6:6:6とか書いてあります。
この頭の6が窒素の割合なのでそこの数字が他のPKよりも低いものを使えば良いです。
さらに微調整をするなら、PやKを単肥で入れてあげればよいと思います。窒素少なめリン、カリ多目と言った感じです。

私は化成肥料はほとんど使わないので、Pの割合が多くて安い鶏糞+ほぼ全量Pのバッドグアノやようりんを足す程度で控えめにあげます。

既に施肥後なら別のアプローチとして水で流亡させると言う方法と、炭素資材を投入して窒素を消費させるということも考えられます。

但し、トマトは水を入れない方が質の良いものができるので、この水で流亡させる方法は余り使いものにならないと思います。
炭素資材投入は藁など炭素比率が高い資材を梳き込んで分解に窒素を消費させるというものです。
微生物の活性を高めるために糠などを少々いっしょに入れるといいようです。
サツマイモなど窒素飢餓を作りだした方が良い場合などに使います。

色々書きましたが、単純に窒素比率の低い肥料にするというのが簡単でベスト解だと思いますよ。
頑張ってください。

tomato 2015/05/15(金) 12:53:23
[[解決]]
早々のご意見有難うございます。頑張って見ます。

りっこ 【関東】 2015/05/15(金) 23:39:20
解決済ですが、トマトの栽培での注意点として2点ほどあげておきます。一つは苗の選び方と植え方です。トマト苗は他の野菜苗と違い売れ残りの苗のような50cmほどのひょろ苗が一番いいのです。実生苗なら先端部の3枚程度を残して下部の葉は全部撤去して茎部分を土中に埋め込みます。すると埋め込んだ部分から根がびっしりはえてきます。とにかく丈夫に育ち、回りの菜園のトマトの収穫時期が終わっても生育が続き初冬近くなっても実をつけています。勿論赤くなるには最盛期よりは日数は要しますが...。又、当然ですが接木苗は接木部分より下を埋め込みます。最初に販売されているような若い苗を植えると肥料の吸収力が強くやがて暴れだします(茎が太くくねくねと...)。勿論第一花房が咲きかける頃の定植がその後管理が楽です。
2つめは前作の肥料がどれくらい残っているかということです。おそらくあまりよくわらないとおもいます。
当方毎年4種類で15本程度栽培しますが、肥料は過燐酸石灰を入れて後は何も入れません。前作は大根とか、キャベツや白菜の類です。
それでも2〜3本は暴れます。そのときは下部に小松菜を播種したり、大きく垂れ下がった葉の半分をはさみでカットします。そうすると暴れを抑えることができますよ。

tomato 2015/05/16(土) 11:26:24
りっこさん有難うございます。
前作の肥料残りは確かに分かりませんのでその残りが悪さするのかもと考えます。
貴方の方法は大いに参考になりました。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2015/05/16(土) 18:28:53
毎年窒素の入った肥料を使っていたり、牛糞堆肥を多用していたのなら毎年の栽培で余った窒素が年々溜まって行って土地に留まっている「残留窒素」の状態になっているかもしれません。窒素なら空気中からでも植物は吸収できますからそれほど与えなくても平気で、意識して控えて作物を作れば頑丈で美味しい物が採れます。

私も、以前残留窒素(亡くなった先代が使っていた畑を引き継いだ)に悩まされ、私自身は当時野菜作りの経験が無かったので農家に資材を売る花屋さんに相談したところ、2〜3年肥料喰いの作物を選んで植えれば窒素が適度に抜けると教わりました。

*トウモロコシを作って実の収穫後の株は別の場所に捨てるか、刻んで養分の少ない場所に漉き込む
*食用ヒマワリを植えて種子の収穫後の株を別の場所に捨てるか、刻んで養分の少ない場所に漉き込む


と言うのを行って(1年に1〜2種類)3年も輪作すれば窒素はすっかり抜けます。その間は空気中から多くの窒素を取り込み土壌に蓄積させる性質があるマメ科の物は作らない方が良いかと。

他に、緑肥植物を作って収穫まじかに刈り取り他の所場所に移動するという方法もあります。緑肥は普通短期間育てて土に漉き込みますがある程度まで育てれば土の余分な養分を消費してくれます。ただ、手間がかかるので家庭菜園レベルでは難しいかも・・・。

これからは窒素の入った肥料は多用せず(どんな作物にも使える肥料を使っていると窒素過多に陥り易い)与える時は少な目に施し他の成分を足して調節、牛糞堆肥を毎年の土つくりに使っていたならそれを他の堆肥に変えるべきです。
牛糞堆肥での土つくりは、新たに畑にしたい含まれる養分が低い土からの土壌改良に使うには優れていますが、毎年の土つくりに使うには向きません。堆肥と言う名称ですが実質は肥料と同等な物と思った方が良く、元肥として定植時に植穴の底の方に適宜入れる程度に使うにとどめるのが向きます。

収穫する部位によって必要な成分を他の肥料で調節しながらの栽培をお勧めします。すなわち窒素多めは葉野菜用、根野菜なら窒素よりカリ分の多い肥料、蕾・花・実を食べる物だとリン酸多めとなります。なるべく4年サイクルの輪作を心がけ、牛糞堆肥以外の堆肥や他の成分単体や多い肥料で調節です。

窒素分が多すぎる畑だと、特に葉野菜は育ちが早く大きく育つように感じますが細胞レベルで軟弱で質が柔らかすぎ病気に罹りやすくなったり害虫が食べやすくなるので、酷いと害虫が大発生することも。うちの場合先代が農家で長年連作で小松菜だけを、親戚の酪農家から貰える牛糞をたっぷり入れて栽培していたとのことで、当地で「ジノミ」と呼ばれる小さな虫が物凄い数でピンピン跳ねており、新たに植えたバラ科植物にはバラゾウムシが大発生して駆除できるようになるまでは一度も花が見られなかったほどです・・・。

tomato 2015/05/17(日) 21:14:26
ばんざいうさぎさん有難うございます。
どの様な書物や菜園教室でも土をふかふかにするには堆肥が良いと表示
がされてます素人考えで直ぐに牛フン堆肥と連想します。
害がある事は初めて知りました。
使用に注意しなくてはなりませんね。


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