段ボール堆肥

[園芸相談センター]の過去ログです

幸太郎 【東海】 2015/04/01(水) 18:06:37
堆肥を作りたくて調べたら、段ボール堆肥というのがありました。ここで、土は買ったほうがいいと書いてあったのですが、裏にある土でもいいでしょうか?
裏には草がたくさん生えているので、栄養がなくても土壌はいいと思います。
あと土と生ゴミ等を入れ、水と空気を入れればあとは何をすればいいですか?

ダンボール 2015/04/01(水) 20:23:01
>調べたら,段ボール堆肥
どこのサイトを参照にしたのか?
キーワードだけでは、参照サイトのUP者の具体的な事や何を言いたいのかが理解できません。
・・・・玉石混淆からの脆弱性回避の為。

ダンボールは、洋紙と違って、比較的良質な自然繊維を使っていますから、その性質をうまく利用したものでしょう。
はるか昔の話ですが、鮒っこ釣りの餌として、身近なミミズを利用していました。
ミミズにもいろいろな種類がおりますが、縞ミミズを探すなら、ごみ山の新聞紙をまず探す事、ウナギ釣りの大ミミズなら、雑草捨て場、
ハエ釣りなら、糠床や魚を腐らせる。夏場なら、アザミを探せ
冬場の釣り餌なら芋づるを探せと先輩から学んだものです。
それぞれの微生物や腐食菌の繁殖利用には、それぞれの環境があります。
今風にいうなら、EM菌の活用とでもいいましょうか。

裏にある土でも、畑土でも、プランターの残土でも何でも良いです。
後は、できた堆肥の好みと使い勝手の問題です。
土を吟味しだしたら、生ごみまで、選り分けなくなってしまいます。

>草がたくさん生えている
確かに堆積していますから、肥沃には違いありませんが、栄養は偏っています。ある程度の栄養素比率のバランス補正は、必要と思われます。反面、雑草の種子も数億単位、いや数兆単位で、混ざっています。水と

>水と空気を入れれば
漠然と水をかけるだけでは、面白くありません。
堆肥材料の保湿管理を、しないよりした方がよい。
シートを被せて、雨水を遮断すると表現されているサイトも多いはずです。

空気を入れるということより、天地返しをして、微生物の種類とそのタイミングなどのもっとも繁殖に適した、環境を手助けするという意味です。必要な時期に、必要なだけの微生物を繁殖させる。
草花を育てるか、微生物を育むか、ペットを飼うかの違いで、本質は同じことです。

>何をすればいいですか?
環境つくりと環境管理さえすれば、材料資材(微生物の食べ物)は、好みです。

米糠とか鶏糞とか腐葉土とか米藁を適当に混ぜた方が良い。
微生物の種菌になる。

といって、あまり神経質になることもない。

発酵(利用者にとって都合のよい朽く様態)も腐敗(不愉快に感じる朽くさま)の違いで有って、同じもの。
どのような方法であったとしても、不都合が発生しやすいか、あるいわ許容範囲内で容認できるかの違いです。

概ね、資材(生ごみ・落ち葉・雑草等)一度、天日で、乾燥させ資材の水分を抜いた方が、良いように思います。
その後湿らせて、いろいろと混合して、醗酵させる。

ダンボールなら、一度水に湿らしてから、細かく粉砕してからの利用となるものと考えられます。
ダンボールそのものが堆肥資材なのか、たい肥作りの緩衝資材なのか、も明確に理解していません。・・・私が

そもそも、ダンボール紙利用が、一躍脚光を浴びるようになったのは、
着生ランの栽培に有効であるとマニア間で、認知されてからです。

周知の事とは、思いますが、生物界の輪廻分担として、微生物は分解掃除屋さんで、微生物が分解した残りかすを植物が組み立てて、動物の食べ物を製造する製造部門を担当、動物は、植物が製造したものを利用して捨てるのが担当・ゴミの排出屋さんです。

堆肥つくりは、廃品を分解するのを手助けするものです。

ダンボール堆肥は、どちらかといえば、マニアックな分野と思います。

いずれにしても、気に入ったのなら、
参照サイトを素直に読み、うのみにして、素直に手順通りに試してみた方がよいと思いますよ。
手順が解らないとか、紹介されていなければ、サイトのUP者が不親切か、出鱈目でもそれなりに格好がつくと解釈すればよい。

一度試してみた後で、自分の好みに合うように、改善すればよい。

最初から、雑念を持つということは、無駄な不安を抱くことになり、あまり好ましい事ではありませんね。

>土は買った方がよい。
出来上がりが安定しているの意味かも。
どのような土でもよいと先に書きましたが、不特定多数の読者の中には、ヘドロや粘土を使う人もいるかもしれません。
それでも、別にかまいませんが、ヘドロや粘土の性質を理解していなければ、むちゃくちゃなものに仕上がります。
例え、ムチャクチャなものであっても、その性質さえ理解していれば、利用することができます。

現に、販売されている培養土の多くは、私からすれば、ムチャクチャナものです。
それでも、多くの人はクレームを言わずに、素直に利用し満足しているようです。
そういう、私も、時と場合により、他人様にお勧めしたり、自分でも利用する場合もあります。

馬鹿と鋏は使いよう 馬鹿になった鋏は使いよう とでもいいましょうか。又は 猫に小判や犬に論語ともいえるかもしれません。

目的と手段を一致させないと面白くありません。
何のどこが気に入ったのかも、明確にしないと面白くありません。

ダンボールの効果のほどは、定かではありませんが、私は気に入って、利用しています。
カトレアの培養土作りとして、ダンボールを水につけて、粉砕して、適当に作った培養土にそのまま混ぜています。
理由は、現状では、枯れたり、根腐れしていないのが良い。

ばんざいうさぎ 2015/04/02(木) 01:51:29
段ボール堆肥はどこに置くおつもりでしょうか?それによっても違ってくると思います。
もし室内に置くのならやめておいた方が良いです。外の土には土の中に昆虫も混ざっています。それらが段ボール堆肥の蓋の隙間から這い出し、室内を徘徊します・・・。

それと、中に入れる土に

ばんざいうさぎ 【北海道】 2015/04/02(木) 02:11:54
すみません、なぜか途中で送信されてしまいました・・・。
以下続きです・・・。
それと、中に入れる土は何でも良いわけでは無く土質によっては不向きの物もあると思います。まず外の土は雑草の種子が物凄く多く混ざっています。堆肥にする土に雑草の種子が沢山混ざった土を使えば出来た堆肥を植物栽培に使えばそれだけ雑草が生え易くなるので、もし使いたいのなら炎天下で日光消毒・殺菌と兼ねて雑草の種子を熱で発芽できなくしないとならないのですが、日光消毒は気温の高い時期(主に夏)に行わないとならないのと、土を日光消毒してしまうと堆肥化に重要な存在の有用生物(土内の微細昆虫・菌類)までもほとんど死滅してしまい・・・。そういう土を段ボール堆肥に使っても生ゴミなどがうまく堆肥化してくれず、土に水を入れる事もあり腐敗菌が殖えてしまえば腐って異臭を放つようになります・・・。

市販の土を使う事にはちゃんと理由があります。まずすでに殺虫・殺菌と雑草の種子の死滅処理がすでに行われています。それに、良質な堆肥が混ぜられているので、その堆肥に含まれる有用生物が段ボール堆肥内で殖えてくれるのです。
堆肥は土内に居る有用微細昆虫や菌類など微生物の働きで作られます。良い微細昆虫や菌の多い土(市販の土)を使えば難しくなく良い堆肥が作れる可能性も高まります。でも外の土をそのまま使えば良くない昆虫や(卵で含まれ孵化する可能性も)菌類など微生物も多く含まれています。そういう土を使うと、ちょっとした手違いで土内のバランスが崩れやすく腐敗菌も多く含まれているので異臭がしたり」コバエが発生する危険性もある、かと言って日光消毒すれば堆肥に使う土に向かず、市販の堆肥を買ってきて足さねばならない・・・。

いろんな手間やリスクを考えれば、初めから質の良い有用生物の豊富な失敗の少ない市販の土を使う方が良いと思いますが・・・。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2015/04/02(木) 02:36:19
大事な事を書き忘れていました。容器全体が段ボール製なので、段ボール堆肥は雨風の当たらない場所に置く必要があります。置くのも直接置いてしまえば湿気で底が腐り底が抜けるので、必ず底が浮くように置く必要があります。煉瓦やコンクリートブロックを足にして少し高めに積んで(3段くらい。低いと置き場所の下の床の材質が湿気で傷んだりカビる)バーベキュー網の頑丈で大きいのをその上に置いて台にし(底の通気性も大事)その上に段ボールを置くのが良いでしょう。

置く環境も、日当たりが良すぎても良くないし乾燥するところも良くない、暗すぎても良くないし温度が低くても良くない、一番悪いのは暗くて通気性が良く悪い場所で、最悪腐敗します。入口が常時開いている広い納屋などあれば最適な環境条件をクリアできると思いますが、狭い物置や、夏は葉内部が高温になる金属製の物置内は不適と思われます。
マンション・アパートのベランダは、大雨や台風で雨風が当たる事があるので注意。雨が当たるからと段ボール堆肥の箱にビニールをかける事は通気性を悪くし内部が蒸れるのでおやめください。
環境条件を考えると一番条件が良いのが室内なんですね・・・。でも室内に置くのも衛生的に考えもので、小さなお子さんやペットが居るなら置けないです。イタズラされるおそれあり・・・。

置くのに適した場所が確保できるのなら良いのですが、衛生面も考えると段ボール堆肥と言うのは、案外置き場所に迷う方法ですね・・・。


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