種まき培地に白カビ
千寿
【東海】
2014/04/04(金) 07:10:23
種まき用の培地に種をまき、温度を上げるためにビニールトンネルの中に入れていたら、培地の表面に白カビが生えてきたのですが、、これは問題ないでしょうか。問題あるとしたら、白カビを防ぐ方法あるいは取り除く方法はありますか。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2014/04/04(金) 14:15:15
白カビの種類によって対処が変わるので、目に見えない文章での質問では回答が付きにくいと思います・・・。
できればこちらサイトの画像掲示板の方に白カビの画像を載せて質問されるのが良いかと。無理なら特徴(土表面に薄く膜が張っている感じとか、けばだってふわふわした状態など)なお画像掲示板に画像を載せる際には、こちらの掲示板にも設問している事を必ずお書き添え下さいね。
堆肥などにつく白カビの中には問題の無いものもありますが、害の有無や対処法はまずは種類が解らないことには・・・。
一番の原因はタネ蒔き用の培地なのですが、培地というのは土ですか?他の種子蒔き資材ですか?そして蒔いた種子は何の植物ですか?
普通、一般的な野菜や花の種子なら市販品の土をお使いと思いますが、土は普通の鉢花用や野菜用の培養土ではなく、殺菌されている種子蒔き専用の物の方が問題なく発芽後も順調に苗が育ちます。
殺菌していない土だと「立ち枯れ病」が出たり、今回の様に土に保水性が良過ぎてカビなどが出易いのです。
その植物の種子が土質をよほど選ぶものではない限り、市販の「タネ蒔き・挿し芽の土」を使う方が通気性も保水性もほど良く、発芽や本葉の育ちも良いですよ。
殺菌された専用土をお使いなのに発生したなどであれば、ビニールトンネルの中の温度や湿度が高すぎたり種子を蒔いた鉢やビニールポットの置き方、苗床環境が良くない事も原因と思われます。殺菌していない土でも温度や湿度がほど良いならカビは普通発生しないものです。
日中、ビニールトンネルの一部分は通気の為に開けていますか?細かい穴が空いているビニールを使っていれば、ほど良く保温でき通気もあるのでカビも生えません。
ビニールトンネル内に簡易的な屋外用温度計で良いので今からでも支柱の上部にでもぶら下げておくと良いです。購入するなら屋外用の温・湿度計を選んで下さいね。今回のカビ発生はビニールトンネル内が高温になり蒸発した水分がビニール上部に溜まり、滴と成ってタネ蒔き培地に落ちるので土が常時湿りすぎている可能性もあります。(空気中のカビの胞子や病気の素が滴に混ざって土に落ち続ければ、殺菌土を使う意味はありません)
私は昔ビニールトンネルを年中利用して種子蒔きから株の育成をしていましたが(現在は事情によりしていません)、通気性の確保が結構重要です。風下の側面のビニール(穴なしの普通の製品)を片面だけ開閉できる様にし(支柱を刺し、ビニールがけの後ビニールの上から支柱と支柱の間に紐を渡し、めくるビニールが途中でとどめられるようにした)夜間は完全に閉め、日中は最低でも10センチほど開けていました。それだけで適度に保温でき加湿に成る事もありません。
夏は晴天の日はもっと大きくあけるか苗の種類によってはビニールを全部めくって向こう側に寄せていました(秋涼しく成ったらまた上に被せる)。
種子蒔きと育苗はビニールポットに土を入れて管理していましたが、直に土に置いたり穴を掘って並べるのではなく、底穴が常時空気に晒される様に宙に浮かせる様なイメージの置き方で管理していました。四角く掘って18センチほどの深さの穴を作って育苗箱を浮かせるようにはめ込み下に5センチ以上の深さの空間を作りました。こうすればビニールポットに水を与えすぎても余分は下に全て落ち切るので余分な水の水はけが早いのです。上のビニールから滴が落ちて来てもビニールポット内の土が常時湿りすぎるという事がありません。ビニールポットの置き方もびっしりでは無く互い違いに置き、育苗箱の下にも空気が届きやすくしていました。鉢ものは置きませんでしたが、植木鉢などだと鉢側面からの蒸散があるので、置き方はもう少し密度高めが良いかもしれません。水やりは毎日では無く、ビニールポットの重さで土の乾き具合を確かめ、軽く感じたら午前中にたっぷりと与え、日の照り具合で側面の開き具合も調節しました。
これには思いもしなかった副産物が。
秋に育苗箱を撤去する時に、育苗箱の底に土が溜まっています。底が網目状で空間も有るはずなのにと取り外してみるとミミズがそこの空間に糞をたっぷりと貯めこんでおり(常時多湿気味だったのでミミズ好みの環境だったのでしょう)、サラサラな土状の良質のミミズ堆肥(園芸用に養殖の産物として市販もされています)が偶然多量に得られたのです。病気の為止めるまでは、そのミミズ堆肥も目的に何年も同じ方法で栽培していましたよ。
栽培を止めた後に、この方法に似たものを見たことがあります。近所の大きな公園で、まだ屋外では開花してない時期に販売するチューリップの株をハウス内でいち早く芽出し開花させる為に、雪解けと同時にハウスに取り入れる様に植えつけ時にビニールポットに植え、ビニールポットごと別の場所で土に埋めて越冬させている事は以前から知っていたのですが、数年前に偶然掘り出している作業を見る機会があって、ながめていると育苗箱が土内に埋めてあり、それにビニールポットが並べてありました。球根は土内が過剰に湿りすぎると腐ってしまいます。土地柄秋に大雨でも有ればしばらく水たまりのままになる様な場所なので、どうしても加湿になりがちなところです。以前は直接置いて埋めていたはずなので、実際掘り出して芽出ししてみたら球根が腐ったものが多くて販売数が減ったので、それを防ぐのに工夫したのでしょうね。
当地では野菜の保存に穴を掘って藁を沢山敷いて中に並べ上からも藁を被せてから土内に埋めて冬じゅう保存する習慣があるのですがこれとほぼ同じような、北国でのビニールポットで植えつけた球根植物の越冬には理にかなった方法なんだろうなと感じました。
タネツギ
【関東】
[URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/]
2014/04/04(金) 20:51:18
今回、30年くらい保管してあったピート板に草花極細粒種子を播きました。25℃湿度100%で、ピート板中に白い菌糸がたくさん生えてきました。直射日光に当てたら菌糸は消え、苗は育っています。
千寿
2014/04/07(月) 22:14:57
[[解決]]
ばんざいうさぎさん、タネツギさん、ありがとうございました。
見よう見まねで、いろいろ始め、慣れないものも多いので、舌足らずで申し訳ありませんでした。でも、お二人の助言に感じるものを得ました。これからに生かしていきたいと思います。
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