みかんの皮で虫よけ?
タケ
【関東】
2014/01/04(土) 14:39:20
柑橘類の皮を乾燥して粉にし畑にまくと虫が寄りにくいと聞いたことがあります。ほんとうでしょうか?
効果があるとすれば、どのような害虫に、どのくらいの量で効果があるのか経験者の方、教えてください。よろしくお願いします。
たちつ
【近畿】
2014/01/04(土) 18:16:27
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農産物の廃棄生ゴミの有効利用 柑橘の皮
エコ思想の妄想・自然調和や自然環境つくり・化学肥料&農薬系排他の運動からの派生した考え方。
・・・大抵は、根拠が薄弱であるにもかかわらず、確信が異常に強固であるということ。天下りのアマチャン取締り機関の新設狙いかも
・・・最近の流れ
古い考え方は、貧困からの開放・解決対策(銭が無い・知識が無い・化学製品が無い)
頭を切り替えて、身の回りのものに、簡単に、考えれば
漢方薬と化学医薬品の違いのようなもの。
整髪料なら、抽出椿油を使うか化学整髪料を使うのかににる。
タオルで拭いて、自然乾燥か、ヘアードライヤーをつかうとか
存在するものすべて、有害でもあり、有益でもアル。表裏一体のもの
理屈と膏薬(昔の粘着性医療品)は、どこにでもくっつく。
調べてみたら
漢方薬系(体感尺貫法)の考え方から派生して、科学的(絶対値・標準メートル法の化学的生物分野)な理屈で解説されています
有効成分は、ミカンに含まれているアルカロイド・フラボン・リモニン
が、雨水の働きで、地中に浸み込みゾウムシの忌避効果・抑制に効果があるようです。
陳皮 黄檗(=黄柏、オウバク、おうばく、 きはだ、キハダ)
温州みかんには、カロチノイド(β-クリプトキサンチン、β-カロチンなど)、クマリン(オーラプテンなど)、リモノイド(リモニンなど)、フラボノイド(タンゲレチン、ノビレチン、ヘスペリジンなど)などが含まれています。
他 酸性pH 柑橘油
ミカンの皮。紫外線を吸収する役割を持つフラボノイドを含み、主にピシウス菌を抑制する。
ゾウムシはこの菌やブドウ球菌がしっかり繁殖しているかあるいは繁殖しそうな所を好む。・・・・ヨソノサイトを無断コピー
一度乾燥させて、そのまま使う。
乾燥させたものをミキサーで粗く砕く
生皮のまま利用
表土に置く。簡単に土に混ぜ込む・埋める・・・気分しだい。
使用量は、気分しだい。 経験と感で、規定量は無い。自由
と言うことで、好きなようにすれば良い。
弊害として (極端な量と回数の例)
多すぎると、pH(根茎の防疫バリアを破壊する)の問題。・・・・人の皮膚を溶かす。
植物の脱油・・・・オレンジクリーナー
見栄えが汚らしい。啓蟄になれば、不快チュウが発生する。不快臭腐敗臭など
ミカンの嫌いな害虫は、抑制されても、ミカンの好きな害虫は、誘引する。
もし、農薬ほどの効果があるとか、農薬同等品の効果が期待されれば、
ミカンエキス入り殺虫剤が 今頃には市販されていますよ。
通常手じかで、市販されていないところを見れば、ネットの独走かも。
といっても、存在するものすべてに、それなりの価値がありますから、適当に試してみれば、納得するかも。 瓢箪から駒という言葉もありますからね。
このようなものでしょうか
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ばんざいうさぎ
【北海道】
2014/01/05(日) 13:31:41
柑橘類の皮に含まれているリモネンという成分に防虫効果があるそうですが、土に撒いての使用はあまり効果が望めないと思います。
主にアブラムシ・ハダニを寄せない為に室内の鉢植えの側に乾燥させた皮を置いたり、植え木の根元に乾燥させた皮を置いたりするという使い方をネット上で見つけましたが、室内なら出来そうですが屋外では雨に濡れれば乾燥皮が水分を含んで元に戻ってしまい、徐々に腐敗すればかえって植え木には良くないと感じます・・・。
また乾燥させた柑橘類の皮を畑に撒くとすれば、乾燥する事で皮の重量と成分量が確実に減っています。元々成分があまり多くは含まれないので畑地に使うにはかなり大量の皮が必要と思われます。でも、それだけの量を使用するともし虫除けが出来たとしても、土に対して(ひいては作物に対しても)良くないのではと感じますが・・・。
土内には土の状態を良好に保ってくれるバクテリアなどの微生物や微小生物が住んでいます。これらは元々堆肥などには特に多く含まれているのですが、堆肥作り(特に台所から出る野菜残渣使用のコンポスト堆肥や段ボール堆肥)では、玉ネギの皮と柑橘類の皮を入れる事が禁忌なのです。おそらく柑橘類の皮などに含まれる成分によって堆肥化を促進する為の有用生物が目立って減ってしまうのではないかと思います。
堆肥に入れてはいけない物をたくさん畑に撒く。それも乾燥させた程度では微生物の嫌う成分を含む物は分解がなかなか出来ないので、効き目を期待するよりも土の方を悪くしてしまう可能性の方が高いのです。
おそらく実際行っても、土の上にある乾燥した皮は水で戻ってしまい生の時よりも余分に水分を含みベチャベチャの状態になり畑地の土の上だと再び乾燥するのは難しいです。それが土の表面に多くあると土の呼吸(通常、目に見えませんが土の表面から空気が地中にとりこまれています)を阻害、好気性の微生物が減り嫌気性が優勢になってしまえば土環境が悪くなりますし、皮が腐り始めでもすれば匂いが周囲に漂ったり、不快昆虫が発生する可能性もあります・・・。
基本、畑の土には収穫物残渣や緑肥以外の組織を分解させていない物は入れない・置かない事が無難です。効果がはっきりと解らないまま行っても他のトラブルが起きる事が多いので行わない方が良いです。
文面から今の所は特定の害虫が大量発生している等の緊急性は無い様ですが特定の害虫への目的では無い、これから発生するかしないか解らない害虫に対しての予防に「○○を使って」というよりも、「害虫が発生しにくい環境を作る」事の方が大切です。これが行えればどんな種類の害虫も発生しにくいです。
それは、「堆肥などいれて土作りをしっかり行い土環境を良い状態に保ち、肥料を使用する時は窒素を多用しない」事。
窒素は余ると地中に残留します。それが数年続けばどんどん溜まっていく事になり作物の葉が細胞レベルで軟弱になってしまい「肥料太りの害虫が食べやすい質」となってしまいます。害虫がそれを見つけ「食べやすい・美味しい」と感じれば仲間を呼ぶ成分を身体から出しますから余計害虫が集まってしまうのです。私の家の畑は先代の施した肥料での窒素残留がかなり酷く、葉野菜に付くヂノミ(地方名?微小でピンピン跳ねる)が何年も大量発生し、花目的の植物も窒素が多すぎ蕾が付きにくく、付きだしてもバラゾウムシの吸汁で蕾が枯れてしまい、解消するまでに大変な苦労をしました。
害虫を寄せない為にはまず土環境を最適に整えてから、窒素成分は必要分よりも少し控えめに与えることです。堆肥が充分入った土であれば肥料を使わずとも、素人が作るにしては充分立派な物が出来ます。肥料を多用しても家庭菜園で売っているレベルというのはどうやっても望めません。昨今の農家は専門知識を一から学んでいるプロで技術や知識が豊富です。売っているほど立派ではなく小ぶりでも質がしっかりしていて味が濃ければ、家庭菜園物は販売物より栄養価が高く美味しいものです。
くれぐれも肥料太りの軟弱な野菜を作らない様に窒素の量には気をつけましょう。元肥に適量を与えた後、育ち具合で追肥の窒素量を加減すれば軟弱な物を避けられますし、土内の窒素の残留を防げます。
今の土にかなり多く窒素が残留している可能性があれば、肥料喰いの性質があるトウモロコシかヒマワリを栽培し、トウモロコシは収穫後茎を畑地に漉きこまず別の場所へ漉き込んだり廃棄、ヒマワリは緑肥として花が咲く前に刈り取って別の場所に漉き込んだり廃棄するか普通に栽培し種子を採ったら残りは別の場所へ漉き込むか廃棄でも良いです。残留具合によって2〜3年やればかなり抜けます。あまり多くなかったり残留予防くらいなら輪作の一つにトウモロコシを組み込んだり、葉物栽培の次の作物(根物野菜か花・実野菜)の時に窒素を控えれば1〜2回の収穫で残留は無くなります。
個人的に、特定の害虫が決まっていない程度の防虫目的なら「コンパニオンプランツ」が土への負担無く適度に作物への害虫が防げると考えます(絶対虫が来ない、退治出来るとまではいきません)。
虫の嫌う香りを発する植物や、オトリに成って害虫を集めてくれる植物(バンカープランツと言います)を作物と一緒や畑地の近くに植えて使う方法です。植えるだけで効くと言うよりも植えてから精油や虫を寄せる成分がどれだけ殖やせるか管理次第で効き方が変わるので、コンパニオンプランツ自体には良い土や肥料など使わずできるだけ環境が野生に近い状態に保つのがコツです。ハーブの類を使うなら他の利用にとの大量収穫はせず枝を殖やす為に剪定した時に出た分だけ利用して下さい。
個人的にはかなり効き目が認められましたが、私の使ったコンパニオンプランツに限っては取り扱いを間違えるとリスクの方がかなり高い為ここでは書き込みません・・・。
詳しくは「コンパニオンプランツ」「バンカープランツ」で検索なさってみて下さい。適切な扱いさえ出来ていれば、害虫の種類に関係なく効果的で、無農薬や有機野菜栽培の農家でも行っていますよ。
タケ
【関東】
2014/01/05(日) 15:31:04
[[解決]]
たちつさん、ばんざいうさぎさんご丁寧に教えてくださりありがとうございました。
現在、色々な害虫がいますが、大量発生していないし、葉物や枝豆、田のくろ豆は防虫ネットで防ぎまあまあの成績です。農薬を使いたくないので、予防も兼ねて新しいものに興味があり試してみたいと思っているところです。
たちつさんのご意見に共鳴できます。多くを期待せず試したい気持ちです。
ばんざいうさぎさんのご意見は納得しました。土づくりがとても大切だと思っています。現在は有機肥料と葉物、米ぬか、EM菌を混ぜた堆肥を中心にしています。
お二人の助言を基本にしながら、乾燥中のみかんの皮を粉にして1〜2面だけ軽く試してみようと思います。何事もやってみて納得したいです。
もちろん基本は良い土づくりを目指します。
ありがとうございました。
野菜・家庭菜園用掲示板@園芸相談センター