シイタケが小さいのは

[園芸相談センター]の過去ログです

園芸大好き 【九州】 2013/12/22(日) 17:16:39
 ホームセンターで買ってきた、しいたけの菌を植えたほだ木が2年目になります。春先には普通サイズが数個採れたんですが、現在は芽が出ても大きくならず小さいままです。屋外の木陰に立てていますが、寒さや湿度のせいでしょうか大きくなりません。部屋に入れたほうがいいんでしょうか、ご指導願います。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2013/12/26(木) 15:06:09
お買いになったほだ木の長さはどのくらいの物だったのでしょうか?
ホームセンターでは、ほだ木単品の販売でも屋外栽培用の一メートル以上の長さのと、室内栽培専用の数十センチ程度の長さのものが扱われています。おそらく鑑賞用の栽培キットではないですよね?

部屋に入れられるほどの長さとのことで、元々室内栽培観察専用で売られていた物だった様にも感じますがいかがでしょうか。
もし室内栽培観察用のほだ木なら、常時屋外置き栽培の扱いだと菌糸がはり廻れる範囲が元々狭いので寿命もほだ木が長い物よりも短くなりがちです。

長さのある屋外栽培専用のほだ木だと、適切な管理さえしていれば 最初の2〜3年は結構な数が採れて、その後は勢いがおさまりぽつぽつと出てくれる程度。室内栽培用の短いほだ木だと鑑賞を兼ねてる程度で2年間も収穫出来れば良い方で勢いが弱まると思います。本格的栽培時の様に適切な時期にほだ木をしばらく水に漬けておくなどの手入れは行っていましたか?手入れが適切なら長目に楽しめます。

今では通年栽培も可能な改良品種のシイタケ菌と言えども、やはり旬は秋です。適切な管理であっても冬に入れば活動は鈍くなりたまたま出て来ても環境が厳しくなかなか大きくなれません。特に木が乾燥しているとキノコは大きくなってくれません。
「湿度のせい」というのは、湿度が低いから(乾燥している)と意味ですか?それとも湿度が高いという意味ですか?キノコはカビなどと同じ菌類ですから、好む環境もカビに近いです。寒くても湿度が充分あればゆっくりでもキノコは育ちます。
反対に寒くて乾燥していれば出て来ても大きくはなれません。いずれしぼんでカチカチに乾燥してしまいます。室温が暖かくて湿度が低いのは問題外で、木や樹皮がすっかり乾燥してしまいほだ木内の菌糸も死滅します。

部屋内の暖かい湿度も高めな環境におけるのなら、キノコも大きくなってくれよくキノコが出て育ってくれるかもしれません。でもキノコが一番好む環境というのはカビもよく好んで殖えるため人間の健康にとっては良くないです・・・。室内栽培専用でドーム付きの栽培キットのほだ木であればドーム内の環境だけ整えれば人間に影響なく結構良く出てくれるようですが、ほだ木むき出しのまま置くならお部屋の環境や都合によってはキノコの出が悪いか、ほだ木自体が置けない事も・・・。

私の家はかなり古い木造ですが土地の地下岩盤の形状的に地下に水が広く長く溜まり易く常時湿気ぎみのため、一階の畳の裏などによくカビが発生していました。建てられた時から住んでいる人には耐性が付いている様ですが、事情により急に初めて住んだ私は初日からカビ胞子で目の周りがぱんぱんに腫れ(畳をめくってみると下にはまるで粉が撒かれている様にカビ胞子がたくさん・・・)、急性鼻炎でくしゃみが止まらなくなり、ほどなく全く無かった慢性的なアトピー性皮膚炎を発症しました。カビのせいだけで家を住み替える事は出来ない為、もう20年ほど薬で症状を抑えています。畳下には防湿シートを敷きましたが、寝室にと予定していた部屋では寝る事さえもできない状態。冬の居間に多く置いてある鉢花の土に水を与えた直後も似た症状が出るので、土にもおそらく目に見えないカビがあり、水を与えると胞子を飛ばすのでは・・・と疑い、先住者を説得しできるだけ数を減らす努力もしました。

急にカビが多く殖えた部屋というのも人体には本当によくないです・・・。特にアレルギー体質の人は要注意・・・。

あと、今まで屋外においてあったほだ木だと急に部屋に入れると木の皮の中に潜んでいた越冬中の虫が暖かさに誘われ這いだし、部屋の中を動きだしますが・・・。

これらリスク承知でキノコを室内に置いて育てたいなら部屋に取り入れて暖かく湿度高めの環境を整えてあげるとよいですし(キノコが出ている状態で水に漬ける事は出来ないので樹皮に定期的に水分を含ませる事)、それが無理なら今出ているキノコは諦めほだ木は屋外で放置か水分だけを含ませて春を待つくらいでしょうか・・・。

園芸大好き 【九州】 2013/12/27(金) 12:45:52
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ばんざいうさぎさん、有難うございます。
ほだ木は1Mくらいあり大きなものです。夏場は水につけて管理していましたが、今年の冬は寒くて乾燥しているので大きくならないんですね。今置いているほだ木の場所は日陰ではありますが、風通しが良すぎて乾燥しすぎる場所なので、今後は違う場所を考えようと思います。

ばんざいうさぎ「解決後」 【北海道】 2013/12/28(土) 15:00:20
大きめのものとのこと、やはり屋外用のものですね。
実は、今いるこの家では先代がシイタケの自家栽培をしていました。家の北側に小型のビニールハウスを建て、その中央に両側からほだ木を組んで栽培していました。
先代が急死してしまいその際に義母がすでに認知症になっていると判明、一人にしておけないので急きょ私達が同居となったのですが、一月後冬最後に吹き荒れる大雪の湿った雪の重さの為に支柱が折れて潰れてしまい(元小規模農家だったのですが、ハウス3棟すべて潰れました・・・。)、先代はもう止めるつもりだった様で新たなほだ木が無く、残るほだ木ももう結構古かった為に全て撤去してしまったんです。そんなわけで私はこの家での栽培の経験はありません。

でも、結婚まえに訪問しはじめてハウス内を見せていただいた時には一本に信じられないほどの数のシイタケが付いていて(隣地区の私の伯母宅の屋外栽培と比べると3〜4倍)、先代が亡くなる前は旬の時期になると車で回れる4人の子供たちの家にも時々生のままのが十数個もおすそわけに回って来たくらいなので、山奥で生まれ育ち若い時は山仕事もしたと言う先代(子供の教育の為に山奥から里に下りて来てからの兼業農家)のシイタケのハウス栽培は小規模でしたが育て方が上手で収量もかなり良かった様です。
義姉との最近の話題で、生シイタケは今まで一度も買って食べた事がなく乾燥シイタケは嫌で使わないという発言があり(ご主人が森林関係の仕事なので今は自宅栽培。保存は冷凍)、私はサラリーマンの子でお中元・お歳暮の乾燥シイタケを食べて育ち、乾燥物を水で戻したダシの味が好きで生の食感が苦手なので軽くカルチャーショックに陥りましたよ・・・。私の連れ添いは他の兄弟と年が離れた末っ子で里に来たのが幼児期、早くに家を出て都会暮らしで食生活が変わり、出された物は何でも食べるので義姉ほどの拘りは無く、その為に今まで解らなかったのです・・・。
7人家族が充分食べられるほどの量が採れ子供たちの嗜好に影響を与えるほどに、先代のシイタケ栽培はとても優れていたのでしょうね。
確かにハウス栽培だと風が当たらず湿度が逃げにくい、生育期は温度を保ちやすい等で、高温になり過ぎたり通気に気を付けるなど管理次第では育ちやすい様です。

この辺の農家で無い人は小型ハウスかわりに、ビニールシートとパイプ支柱で作るタイプの車庫の不用品を貰って来て、支柱に透明ビニールを張って中で野菜を栽培します。農家の子だった両親や、今の家のお隣でも野菜栽培にこの元車庫利用のハウスを使っています。もしお住まいの地域でもビニールシート車庫使用の方が多くて、不要なものを誰かからお譲りいただければ(地域の「不要物差しあげます」の様なシステムなどの利用など)主に昼夜やお天気具合によっての開閉管理さえ大丈夫であれば、これも小型ビニールハウスと同等に使えるでしょう。

あと、私たちは引越してくる前は賃貸の家に居たのですが物置きが手狭で、家主から了解を得て物置きの脇に外付けで片屋根の小さな物置きを作っていました。木の角材と人工樹脂製の透明な波板で作り、春から本格的に使うつもりでしたが急に出る事になり実際はほとんど使っていなかったのですが、留守中5か月ほどは借りたままで、その間に次の入居者が決まった為(お隣の家のご老人の娘夫婦からお申し出があり仲介した)許可を得てそのままにしてきました。
後に反対隣に住む知人から聞いたところでは自転車置きとして使ってくださっていたそうです。扉の無い本当に簡易な作り(ただし風雪が防げる程度に丈夫)なあの位の作りだと、シイタケ栽培が出来たかもしれません。出来たのを見に来た人の感想が「まるで手作りの温室かニワトリ小屋みたいだね」でしたし、「大型犬でも楽に暮らせる広さだね」でした。初夏の暑い時期の引越し時に前日持って行く花等全て堀りあげ、肥料袋に入れて物置きに一晩仮置きしましたが(水を与えられないのでしおらせない為)引越し後まであまり植物も弱らずにすみました。

シイタケ栽培なら、同様な構造の物で換気扇を手動で動かせるように付けられれば良いでしょうし好みで屋根の材質や色を変えるも良いですし、盗難の心配が無ければ扉無しの方が便利で、直接あたる風は防げ乾燥しすぎる事も無いでしょう。
ある程度のほだ木数があり設備投資可能で、置くのに適した場所で建物に立てかけたりが出来れば、この様な簡易的な片屋根の囲いや小屋的な物の中の栽培も良いと思いますよ。


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