葡萄の実の成熟期が揃わない!
ガーデナ
【関東】
2013/09/09(月) 14:11:44
庭に藤稔を2本植え、10平方メートル程の棚を設置して栽培しております。若木のうちは成熟期にバラツキが少なかったので房単位で収穫できたのですが、最近は同じ房の中でも成熟期が揃わず房ごと収穫できたものは皆無、粒単位でバラバラに収穫しております。肥料は化成肥料、無機液肥、有機液肥を適宜混用しております。着果数、実の大きには不満がないのですが成熟期がバラバラなのが不満です。
成熟期を揃えるために良い改善方法をお教え下さい。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2013/09/10(火) 11:30:57
着果数という言葉がちょっと気になりました。もしかすると房作りをあまりされていないのでしょうか?ご自分で房作りを行い適切な粒数に残して育て実れば不満が無いという言葉は出て来ないのでは?と感じたものですから・・・。もし行っておられるならば申し訳ありません・・・。
藤稔は粒数をかなり制限し一粒を大きく育てる系統のブドウです。適切な房作り作業は欠かせません。一房に対して適切な粒数を残し育てていれば育ちは揃い、粒の成熟期が揃わないと言う事は滅多に無いと思うのです。
家庭での栽培だと市販品ほど粒が立派でなくてもある程度量が採れて味が良ければそれで良いとお考えに成る方もいるでしょうが、元々品種としては少数精鋭に栽培する様に作られた品種なので、その分人間が手間暇かける必要があります。推奨されている栽培法を守らなければ不都合が出てもおかしくありません。
できればご自分で行っている年間の作業をお書きに成った方がなぜこの不都合が起こるのかが、他の方にも予想が付きやすく適切なアドバイスもいただけ易く感じます。
房作りを行っていても、藤稔にとっては不充分な可能性もあると感じます。「ブドウ 藤稔 房作り」で検索なさりヒットしたサイトなどいくつかお読みになり一度ご確認なさってみて下さい。
ランラン
【関東】
2013/09/10(火) 18:52:31
私も藤稔を1本栽培していますが、症状は似たようなことですね(^^
若木の頃は割と色も揃って着いていたような気がしますが、8年生になった今では色付きが一定せず収穫が8月下旬から9月中旬まで順次行きなう状態です。
恐らく剪定がへたくそなため、結果枝の日当たりが枝ごとにアンバランスなのが(密植えしていますので)一番の原因かなと思っています。
私は雨避け施設で袋掛けをしているのですが、袋が紙の場合は熟期(着色も)が揃うけどビコーという透明のビニール袋を掛けたものは色付きが悪かったですね。
ですから袋(紙製)を掛けて栽培されるのがよろしいかと思います。
ただ藤稔という品種は巨峰などと違い元々糖度も低く淡白な味ですから熟期はながいと思います。
私は実験的に1房の粒数を20〜60粒ぐらいまでいろいろ試してみたのですが、粒数が30個ぐらいが一番早く熟したような気がします。
大房になるほどバラバラでしたね。
施肥は結果枝の伸びと剪定の強弱などの条件で変わると思いますから、葉の色や成長状態を見ながらやられれば良いと思いますが商業生産で無ければそんなに気にすることはないと思いますね。
なお、大粒で糖度が低い粒は干し葡萄にはもってこいです^^剥き易く大粒ですから綺麗なレ−ズンになります。ただ晴天が5日以上続く週にやらないと失敗します。
ガーデナ
【関東】
2013/09/11(水) 20:19:14
ばんざいうさぎさん、ランランさんご指摘有り難うございます。摘房、摘粒は標準作業として毎年実施しておりますし、紙の袋をかけて鳥や虫の害から守っており、ひととおりの管理は実施しているつもりです。
ランランさんの藤稔も当方と同様に塾期がバラついたようですが、房の数が増えるとバラつく傾向になるのでしょうか?そうすると自分が欲張って樹の能力以上に房をつけたせいと言うことになりますかね?
ランランさんは樹に何房位残しておりますか?私は大きな樹に45房、小さな樹に20房程度残しております。摘粒は粒数は決めておりませんが、藤稔の粒の間隔で袋に入り易い形で粒を残しております。藤稔の糖度については糖度計で計ってはいませんが、お店で購入できる巨峰と遜色無い甘さだと思いますよ。
ランラン
【関東】
2013/09/13(金) 11:49:22
ちゃんと管理されて、そして糖度もあって、ただ房の中の粒の熟度が異なると言うだけのことなんですね。
ガーデナさんの方が私よりはるかにお上手に藤稔を栽培されているようですので、お答えする立場にはなかったようですね(^^
私の場合の実際を書かせて頂き何か参考になればと軽い気持ちで返答しましたこと申し訳ありませんでした。
私の藤稔は房によって色つきに差が出ますので、ガーデナさんのもっと前の問題でしたね(^^
私の樹はすでに8年が経過しておりますので幹も太く、50平方メートルの棚からはみ出してきます。恐らく50房以上付けていますが、毎年の剪定が強いらしく、結果枝の長さが5〜6mにまでなっていることがたくさん出ます。根切りが必要なのではと思っているぐらいです。
ですから樹の能力は付ける房以上だろうと推測します。葡萄は樹の実力以上に房を付けると恐らく実が太らないと思います。
私の藤稔の場合ですと、巨峰やピオーネの倍ぐらいの太さですが、1房50粒ぐらい付けてもそんな大きさですね。
ガーデナさんの場合、糖度もあって粒も大きくなっているのであれば、粒間の熟度だけの問題ですよね。少し収穫を遅らせて収穫する方法はいかがでしょう。
私の場合は房間の熟期の違いですから、房ごとに収穫を違えて1カ月間ぐらいで収穫しています。
又摘粒し過ぎていると言うことは有りませんか。後、摘房、摘粒の時期ですね、特に遅くなってしまうと影響が出ますよ。
それにフルメット、ジベレリン処理の時期と回数、などこれも適期でないと副作用が出ます。
私は藤稔の他に巨峰、ピオーネ、ゴルビー、ネオマスカット、多摩豊など栽培していますので、藤稔栽培は一見簡単に見えながら、意外と完全で美味しい房を収穫することは難しいと思っています。
oakland
2013/09/13(金) 12:57:52
一般に黒色系の着色不良の原因は、「高温(特に夜温の高すぎ)」か「結果過多」とされています。
ちなみに、適正着果数は単純に樹の大きさや葉の数に比例するものではなく、土壌水分量や肥料、新梢の伸び具合などの様々な条件によっていて、一概には決められないと思います。
たちつ
【近畿】
2013/09/13(金) 14:04:59
・
葡萄鋏
http://www.chikamasa.co.jp/item_info/scissors/large_pic/B_300SU.jpg
このような、面白いものも 市販されています。
TVの横流しですが。
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ガーデナ
【関東】
2013/09/13(金) 23:18:10
皆さん、色々な情報を有り難う御座います。粒間の塾度がバラついて房の収穫を遅らせると塾期の遅い粒が着色する前に塾期の早い粒が腐り始めます。その為粒毎に収穫する事になる訳です。自分と家族が食べる時には粒毎に味わっても問題ないのですが、ご近所に配る時には房毎に収穫できた方が価値があがるのかなと思っています。
若木の時期には問題ないのに成木になると何故塾期が揃わなくなるのでしょうか?私の考えでは葡萄の樹の老化というよりも肥料の与え方に問題があるように思います。植え付けの時には十分に肥料を与えた直後なので地力があって養分が足りていますが、その後与える肥料は表面に撒く事しかできないので地力が衰え養分不足になるような気がします。なぜなら樹の周囲に広いスペースがあれば溝を掘って肥料を埋め込む事も可能ですが、家庭菜園では果樹の根が一杯に拡がって掘り返すと根を傷めてしまうからです。来年は試みに根をあまり傷めない程度の小穴を十数個深く堀り、肥料を与えてみようかと考えています。家庭菜園の果樹の為の何か良い施肥方法がありましたらご伝授願います。
ランランさん、沢山の葡萄を栽培されて経験豊富なようなので差し出口かもしれませんが根切りは樹勢を損なうので避けた方が良いのではないでしょうか。根切りではなく枝毎の芯止めを徹底した方が良いように思います。
ランラン
2013/09/14(土) 08:02:31
ありがとうございます。根切は止めてピンチを徹底したいと思います。
しかし、粒ごとの熟度の違いというのはたまには有りますが、ガーデナさんの場合、全部がそうだというのであれば、気象条件だけではなくどこかに原因が有りそうですね(^^
栄養が回ってないということなら房の数が多いのでしょうが、糖度も粒の大きさも十分ということであれば、栄養の偏りが考えられませんか。
結果枝には1房を原則にし、ジべ処理等も完璧でそして結果枝も1メートル内外で日当たりも良いということならば、肥料それも何か重要な要素が欠けているのでしょうね。
窒素やカリではないでしょうから、欠乏成分はリン酸か微量要素でしょうか。
あるいは土壌の極端な酸性、アルカリ性化が考えられますね。
その辺は自分自身でよく研究されて、原因が付きとめられ成果が出たら、又教えてください。
べっぴー
2013/09/14(土) 10:12:51
以下の文献がありました。「高温障害と想定すれば、@ある程度まで葉面積指数を確保することにより棚面を明るくしすぎないような栽培管理、A笠かけによる果実温度の低下、Bかん水の実施、C土壌改良による細根の増加等があげられま。しかし、過度の遮光は果実着色の遅延につながる恐れがあります。遮光と着色との関係についてはアントシアニンの組成比により着色への影響に違いがあることが報告されています」私はこの中で、着色材料となる光合成の低下による糖分が足りないと判断すれば、葉数に応じた適度なかん水を怠らないこと、ぼかし肥料などをほどこしてアミノ態吸収をはかることによって葉面光合成による養分に過度な負担をかけない、土壌のPHを管理して微量要素の吸収をよくして木の特に根などの衰弱を防ぐこと、などを考えましたが、全部素人考えですが。
べっぴー
【近畿】
2013/09/14(土) 11:06:09
藤稔について、こういうのもありました。「開花の様子をよく見ますと、房の先端部は遅く、花房の中央部辺りは早いようです。さらに綿密に観察すると、受精が終わり果実として肥大しているものもあります。これだけ生育の差があると、収穫時の果実の成熟度にかなりの違いが生じることが考えられます。
果樹園芸の本を見ますと『花房の先端や副房は除去する』と記されています。果実の熟期をそろえることを思うと、いっせいに開花した状態の花(果実)を残すというのは納得できます。また、出荷の難易や商品としての「見栄え」、あるいは手にしたときの「手応え」など、専門家ならではの配慮もあるのでしょう。そうした点から、開花のそろっている部分を残して、果実(粒)を30〜50粒くらい収穫できるよういにする、というのが一つの目安のようです。」ということです。
ガーデナ
【関東】
2013/09/14(土) 17:01:05
[[解決]]
ランランさん、べっぴーさん、色々な情報を有り難う御座います。まず種なし葡萄をつくるつもりはないのでジベ処理を行った事はありません。そして、我が家の建設材料として使用した青い採石砂利は強アルカリ性だったので、地下水が流入した結果として菜園の土壌はアルカリ性に変わっている可能性があるように思われます。来年の栽培にあたっては土壌のPHを確認して適値でなければ改善し、施肥方法と肥料の選定を工夫して地力を高めるように試してみます。皆さん、ご教示有り難う御座いました。
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