モモの木の後へどんな果樹が植えられますか?

[園芸相談センター]の過去ログです

Emma 2013/09/06(金) 02:00:32
数年前買った桃ノ木が枯れて根から新しく脇芽が出ていたので其の侭育ててみましたが今年結実したモモは何ともまずい桃で、買った桃とはほど遠い品種でした。早速根ごと抜いてしまいましたが其の後へどんな果樹が植えられるのでしょうか?モモの木の後地へは桃はむかないと何かで読んだ記憶があります。そうなるとバラ科の木は全部駄目ってことでしょうか?
それとも何年か待てば又植えられるのでしょうか。少し調べてみましたが回答が見つかりませんでした。ご存知の方教えてください。

oakland 2013/09/06(金) 13:48:45
基本的に「バラ科」全てに所謂忌地現象は出ます。

たちつ 【近畿】 2013/09/08(日) 01:19:58

果実モモとは

>今年結実したモモは何ともまずい桃で、買った桃とはほど遠い品種で
>した。
買ったモモ果実と自前栽培収穫桃果実とを比較した場合に、不味かったと理解しての話。

栽培地の表示、及び収穫時期・栽培品種の表示がないので、一概には言えませんが・・・・
桃果実とは、そのようなものです。
極端に言えば、同じ樹になっていても、果実ごとに甘みはかわる。
その年の天候や、収穫時期によっても、極端に変わるものです。
慣れれば、観ただけで、美味い不味いが解るようになる。
カブトムシの齧った桃は、硬くても甘い。
子供の頃には、毎日バケツの一杯二杯は、食べていました。
尤も、一口齧って、美味しくなければ、捨ててましたが。・・・規格外品
モモの不味いのは、甘みがない(味が無い・水っぽい)・苦いエグイ程度と記憶しています。
尤も、美味しそう・色形が良いものは、出荷優先になるので、そのような良いものは、初なり・試食・来客時・盗み食い以外には食べない。

>枯れて根から新しく脇芽が出ていたので其の侭育ててみましたが
引き抜いて、捨てたものは、今更云っても仕方がありませんが、
脇芽がどの位置から、生えたものか、にも拠ります。
・・・・一応、根から新しく脇芽が出ていた と表現されていますか、実際のところどうだったのか不明。

>モモの木の後地へは桃はむかないと何かで読んだ記憶
植物は、何でも嫌地現象は、大なり小なりありますが、その意味することが理解できないことには、次へ進まない。
それ以前に、何が原因で、枯れたのかニモよります。黴病(病気)なのか、害虫なのか、その他生理や管理上に問題があったのか。

桃に関しての嫌地現象は、余り見られないようにも思います。
黴病なら桃特有の病気とほとんどの植物に共通する、黴病があります。
害虫にも、桃特有の害虫と、あらゆる樹木に渡り行き来する害虫もあります。
もし、嫌地現象が多発するようなら、桃農家は、成り立たなくなる。
原因を特定し、その対策をする必要があるのか、許容範囲かを見極める必要があります。
病害虫により、新しく植え替えたから育たない・病害虫に弱いとか、古く以前から生えていたから枯れない・病害虫に犯されないという問題ではない。
一番簡単なのは、そのネイキの土を入れ替えることです。

>それとも何年か待てば又植えられるのでしょうか
これも一概には、言えませんが、待つこともないですが、待つとすれば、3年も待てば十分でしょうね。そのネイキに潜在する病害虫は、桃が死滅すれば、生存できないし、自然が浄化する。
浄化できなければ、半永久的に休眠することになる。再発するリスクはある。それではきりがない。嫌地なら、植えつけてすぐに反応するので、新芽が育つかどうかで、判断できる。
野菜の連作障害を参照すれば、理解しやすいかも。
病害虫と植物の相関は、ある程度対応していますから。
極端な例として、猫犬の蚤と人間の蚤は異なりますが(お互いに移らない)ただし、犬猫に、大量に蚤が発生すれば、行き場のなくなった蚤は、人に乗り移る。
蜂は余り人を刺さないものですが、ある一定の条件では、稀に攻撃してくる。ニュースになるほど刺さない。刺されるのは、条件が揃った場合の極めて限定された一部分に限定される。 このようなものです。
因みに、人間は、条件など無関係で、そのときの気分で、攻撃する。
身近な蚊にしても、刺されやすい体質と刺されにくい体質があり、稀に、いかなる条件下でも、全く刺されない人もいる。
生まれてから今日まで、蚊に刺されたこともなければ、刺されたときの痒みすら知らないという、普通一般的に生活していても、経験が無いという人もいる。TVの実験でも、その人の肌には、蚊がとまらなかった。

このようなものと、思います。


とおりすがり 2013/09/08(日) 18:41:53
根から発生したヒコバエの果実は栽培品種では無く台木(おはつ桃等)の果実なので不味くて当たり前です。

忌地現象(連作障害)には3つの原因が有り、「土壌化学性のアンバランス化」「土壌物理性の悪化」「土壌生物の関与」が挙げられます。

モモは果樹の中でも特に忌地傾向が強く、連作した場合に新土と比較して苗木の生育が32〜68%となると報告(千葉県暖地園芸試験場研究報告)されています。

原因は前作樹の根に由来する青酸配糖体が根の呼吸を阻害する事により起こり、ウメに於いては青酸配糖体の分解物である安息香酸が原因であると同定されています。

農林水産省では核果類及び小粒核果類は同様に連作障害を起こす為、跡地には全ての核果類・小粒核果類は連作しない事を推奨しています。

又、同じバラ科の仁果類(リンゴ・梨)でも連作障害の発生が確認されていますが2012年時点で原因の同定がされていません。

以上の事からバラ科の跡地に植えたバラ科全てが連作障害を起こすか否かは現時点では分かっていません。

何れにしろ桃の跡地にはサクランボ・プラム・ウメ・杏・ネクタリン等の小粒核果類や核果類の連作は避けた方が良い事だけは確かです。

Emma 2013/09/09(月) 05:29:35
[[解決]]
台木のおはつ桃ですか、何だか知りませんがこれが桃なのと言うような味でした。
我が家には他にも桃ノ木がありますがどれもどんなに不味い実でも此処までではありません。ちょっと実の中身の外見は柿の様でした。
桃ノ木がどうして枯れたか解りません。気がついたら次の年の春に芽を出さなかったのです。

「サクランボ・プラム・ウメ・杏・ネクタリン等の小粒核果類や核果類の連作は避けた方が良い事だけは確かです。」

と言う事は此処で育ちそうな大抵の果物はもう無理だと言う事みたいですね。
土を入れ替えて数年すれば何とかなるかしら。

たちつさん、とおりすがりさん、ありがとうございました。

前出のとおりすがり 2013/09/09(月) 09:42:24
解決済みですが。

桃農園での連作障害の対策方法として「土壌の排水性を良くする」「前作樹の根を全て取り除く」「深く耕起して天地返しを行う」「堆肥の投入による土壌改良を行う」を行う事が推奨されています。

家庭では大変そうですが前作樹の根を全て取り除き植地の排水性を高めておけば(盛り土するのも良い)、数年経過すれば青酸配糖体も分解されて再度栽培可能になります。

たちつ 【近畿】 2013/09/09(月) 12:28:27

>土を入れ替えて数年すれば何とかなるかしら。
土を入れ替え即植える方法(客土かもしくは、天地返し。)

今の土を数年かけて、自然浄化しその後植えつける方法。

数年空き地のまま、待つのも嫌なら、とりあえず、大きな植木鉢(高価)もしくは、漬物桶に植えて、鉢が朽き風化したら、又は、鉢桶を切って、庭に穴を掘って、根土ごとその穴に、落とし込めばよい。
このような方法もあります。鉢の大きさは、直径60cm-1m程度。
都心部では、ミカンや柿・花樹をそのようにして植えています。
目的は、果実の収穫というより、迷惑駐車防止用かも。



たちつ 【近畿】 2013/09/09(月) 18:34:14

青酸配糖体 青酸配糖体と言うけれど、学者や研究者系か マニアック系か 営農跡継ぎ系ネット族の好奇心と思います。
全く影響が無いとは云いませんが、と言って、植えても全く育たないという、理由にはならない。
私は、ほとんど影響はナイト思う。
現実に、果実で、摘果や自然落果したものや、不用品果実は、その辺にほったらかしにしているし。
台風などで、沢山落ちれば、ハエが湧くなりして汚らしいので、それなりに集めて、埋めたりしますが。

かといって、それが原因で、枯れたことはない。

極端な例として、ミカンの傷みや黴を掃除し選別し大量に出たゴミ、食べかす(ミカンの食べかす皮って量が多い)を、軽トラ一杯の量を田んぼに捨てたことがアル。翌春には、その付近の早苗が、ぜんぜん成長しなかった。 又、プラスチックを畑で、繰り返し繰り返し野焼きしたときにも、その後数年間、野菜は何も生えなかった。この程度でした。

青酸配糖体は、水溶性と思う。 水溶性なら、雨水で自然浄化される。
余程大量山摘み状態に捨てたのなら別ですが、一本の樹になる程度なら、秋の台風や梅雨のワンシーズンで、浄化されるものと考えられる。
・・・・果実の投棄
根や剪定くずや落ち葉に含まれる青酸配糖体も、成分としては、そないに影響しないと思う。
もし、顕著に影響がでるのなら、根の新陳代謝で、自己中毒して、成木に育たなくなる。育たないと言うことは、とっくの昔に絶滅してしまって、現世に存在していないと言うことにつながる。

梅などバラ科に含まれる青酸配糖体
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%82%B0%E3%83%80%E3%83%AA%E3%83%B3

確かに、旧農業試験所 現総合センターの実験では、幼苗の生育が悪い
特に、新梢枝に影響が出た。と報告がある。
抽出液の使用濃度が、現実果樹園と同じなのかも不明。
試薬として、一定濃度という前提条件がある。 しかも相互作用を勘案していない。 学者実験とは、そのようなものです。一方向からしか観ない。そうしないと、雑音がはいって、科学的なデーターがでない。

いまはやりの地震予知に関して、地震学会? 諮問会議?でも 現在の科学では、予知できないと公式見解を発表した。
これが正解だと思う。現在の科学では、ムリ。 せいぜい高度なハイテクを活用したとしても、地上火山の噴火の予知程度。これなら火山のレントゲン?を作れるから、現在のマグマ溜りの状態と流れはこのようになります。従って、何時何分ごろ噴火しますとか。
いうなれば、台風の進路のようなものとして、発表できるかも。
地震は、マダムリ。 強いて言えば、房総半島の亀裂があるかも。
地震の後か前に。 又富士山の大噴火を前兆現象とみるか。大地震の影響で噴火したと見るかは、起こらないと解らない。
当分活断層以外のプレート地震はないものと思う。

ということで、青酸配糖体の影響は、除外しても良いと考えます。

それ以前に、新梢が30cm伸びるのが正常か 60cm伸びるのが正常か
倍ほどの差があっても、なれないと善悪がわからないし、生産配糖体土壌汚染の土壌試験など、営農家でも実施しているのかも不明。
まして、趣味の園芸の範囲なら、さらさら念頭にもなければ、そのような単語の存在すら、知らない。のが普通と思いますが・・・・

付記事項として
スイカやカボチャその他、野菜系は、ほぼ完全に除去しています。
理由は、病害虫の予防というより、次の作付け作業のときに、邪魔になり、目障りだからです。
田んぼの雑草は、鋤きこんでいます。理由は、別段作業の邪魔にならないし、面倒で、支障が無い。農薬もあるし。時節柄雑草も少ないし、水を張るし。
連作障害が起こりやすいという、キャベツや白菜でも、大豊作で、大暴落したときには、大規模農場では、トラックターで踏み潰して、緑肥扱いしている光景を良くTVでミル。
輪作や土壌消毒・自然浄化をしているのだろうけれど、掃除除去するのが、防疫上の理屈と思いますが。

このようなものと思い込んでいます。


Emma 2013/09/10(火) 10:08:05
[[解決]]
たちつさん、とおりすがりさんありがとうございました。
いままで野菜の連作障害は気にしていましたが、樹木に関しては軽くしか考えてなかったので勉強させていただきました。出来ればバラ科の後へバラ科の物を植えないにこした事はないと言う事ですね。どうしても植えたいなら大きな鉢へ植えて数年置いておくというアイデア良いなと思いました。


[園芸相談センター]の過去ログです

野菜・家庭菜園用掲示板@園芸相談センター園芸相談センター