収穫時期について
由美ちゃん
【北海道】
2013/09/03(火) 16:42:49
北海道のオホーツク側です。今年初めて袋に穴を開けてゴボーを栽培しプランターで里芋を栽培しています。葉っぱは結構茂っています 収穫時期は何時ごろでしょうか?又何かサインはありますか?葉が枯れて来るとか、教えてください
ばんざいうさぎ
【北海道】
2013/09/03(火) 22:29:16
偶然ですが、私もオホーツク側の地域(と言っても縦にかなり広い範囲ですが・・・)に住んでます。ただ、オホーツク側というのは「オホーツク管内(網走管内)」の事を示すのか、「オホーツク海側」の事を言っているのかがよく解りません・・・。
もしオホーツク海側の意味なら実際は根室から稚内までの細くて縦に長い範囲を示します。根室市の北海岸から北見市常呂ぐらいまでの南方面と、サロマ湖あたりから稚内までの北方面では気候や気温も、花の開花時期も野菜の収穫時期も少し違ってきてしまいます。
オホーツク管内の事でしたら、更に内陸の事も含まれてもっと地域により気候や地形も変わってしまいます。もし差し使えなければオホーツク海側で言えば南方面か北方面どちらに近いか、海に近い所か内陸(海からおおよそどのくらいの距離か)にお住まいかをお書きに成った方が良いかもと感じます。(街が特定出来るほど細かくは書かなくて良いです)
私は親の転勤と自らの事情で何度も引越している為、オホーツク海側は北方面も南方面も何箇所か住んでいた事があり、住んで屋外で植物を育ててみるとそれぞれの土地の土質や地形、雪の積もり方や寒さの度合い(特に流氷からの寒風の影響)などの気候の違いや、植物の開花や生育や収穫はだいたい北側は南側よりも7〜10日近く遅れる事を実感してきました。植物栽培は住む街によって結構対処が変わってくるのです。
サトイモは普通北海道でもこちらの方では栽培はされていない事が多いです。近年の温暖化でここ2〜3年からようやくサツマイモの品種によっては栽培がどうにか可能になってきた程度で、本州でなら露地で育てられる熱帯性の野菜のほとんどは、オホーツク管内だと最初からビニールハウス内で栽培しないと満足に育ちません・・・。サトイモは私も経験がなく何も解らないので、ゴボウの事のみ書かせていただきますね。
まずゴボウの品種はお解りに成らないでしょうか。これが解らない事にはどんな系統の品種なのかが解らず、適切なアドバイスがいただけにくいと思います・・・。おそらく種子を蒔いたのでしょうから種子袋に書かれていた品種名や収穫時の形の写真をおぼろげながらでも覚えておいでではないでしょうか。もし袋がまだあれば裏に収穫時期に付いて書かれていると思うのですが・・・。
袋に穴を開けての栽培ということから、もしかすると根が短い長さで収穫できる系統の物ではないですか?サラダゴボウの系統では?と感じます。だとすると品種名にサラダの言葉が入る物が多いです。種苗会社によっては、「てがるごぼう」、また、ミニゴボウとも呼ばれている様です。
この系統であれば、北海道の場合は大抵春蒔きで、種子を蒔いてから100日経てば収穫です(種に本州で行われる秋蒔き春収穫はもっと長くかかる)。まだ細くても問題ありませんし、根の太さ直径4センチくらいあればまあまあ、少し太くなってしまいて上の方に皮に縦に裂け目が少し出来始めても普通の長いゴボウよりは肉質が柔らかなので充分食べられます。
ゴボウは普通に売られている状態の根の他に、根が細めのうちから食べる「葉ゴボウ」や根が太く成りきらないうちから食べる「若ゴボウ」と言う物も食べられていますよ。
サラダゴボウは収穫適期より前の細めのうちなら生でも食べられるそうですが、我が家では畑地に蒔いて育てているうちに根の育ちに差が出てきたので太いものから選んで掘ってきては加熱して食べていました。太めでも野菜スライサーの太めの千切りの刃で斜めにスライスしていけば(ゴボウを回さなくても良い)斜め切りの千切りになり繊維が短めになるので、これでキンピラゴボウを作ると小さな子供でもお年寄りでも食べやすくて良いですよ。
もし普通のゴボウだと春蒔きと秋蒔きで収穫までの日数が大幅に違う様で、私には長いゴボウの栽培経験がありません・・・。元々深く根が伸びる性質の物ですから、もしこの系統を袋に植えて育ててしまっている場合は本来の育ちかたと違うので(おそらく普通のゴボウの根の収穫目的で袋栽培の御経験のある人は居ないかと・・・。)収穫時期の見極めも難しいかも・・・。
ゴボウは葉などでの見かけで収穫時期は見極められないのでサインと言う物は無いと思います。100日が近くなってくれば葉をめくってみて根元を覗いて太さを見るか、見えなければ大きめの株の根元を少し掘ってみて確かめるのが良いですよ。
ただ、心配な点は袋栽培に使われていた土で、袋入りの土をそのまま使っている場合は土によっては堆肥が含まれていない物もあります。特に袋栽培の土と言ってもトマトを育てるのとゴボウやサトイモを育てるのでは使う堆肥や肥料の成分比が違うので、充分にカリ分の含まれている堆肥や肥料を使かった場合は、葉ばかり茂って根が貧弱になっている可能性があるかもしれません・・・。
由美ちゃん
2013/09/04(水) 09:36:29
私の住んでいるところは北見市の留辺蘂です。ごぼうの品種は袋には 「うまいごぼう」と書いてあり35〜40センチぐらいです。
種まき後90〜100日となっていますがこの地方でも同じなのでしょうか?そろそろ時期なので掘ってみます。ありがとうございました。お住まいが同じようなので安心しました。よろしくお願いします
ばんざいうさぎ
【北海道】
2013/09/04(水) 14:13:47
北見市留辺蘂でしたか。ちょうど中間くらいの内陸ですよね。伯父が昔そちらの営林署に勤めていて5歳位の時に遊びに行き迷子になった事があります。同じ作りの木造長屋の官舎が沢山並んだ大きな団地で、団地の中心あたりの公園に遊びに行って従兄に置き去りにされ、知らない土地で如何したら良いのか解らず大泣きし団地の端をずっと歩いていてたのを団地の反対側で余所の小母さんに声をかけられ、私が伯父のとても珍しい名字を覚えていたので無事に伯父宅へ戻れました。あの時の歩いても歩いても同じ家で伯父の家が解らない怖さと心細さは大人になってからも夢に見ましたよ。名字を言えなかったら知らない土地でどうなっていただろうと今でも思います。
その後伯父は転勤で余所の街に。木造官舎はとっくの昔に全て取り壊され営林署も廃止されてしまいましたよね。
私は今は少し離れた海に近い街に住んでいますが月に2〜3度北見に行く時に通ります。北見行きのバス路線があった頃には留辺蘂の市街地の方を通り「林業で栄えた名残のある街だな〜」と感じました。昔は温根湯温泉にも良く行きましたが、最近は「山の水族館」がとても人気で観光客も多くなりましたよね。
内陸の盆地の端にあたる地形の所なので、やはり冬の底冷えが心配です。近所では見かけない植物を屋外に植える場合は冬枯れしない耐寒性の強い品種を選んだり、宿根草は株元を落ち葉などで覆う、植え木の園芸品種は冬囲いをしっかり行うなどに特に気を付けて下さいね。留辺蘂にはハーブ専門店の本店があるくらいなので、ハーブが改良された園芸種なら大抵の物が耐寒性の強いものが多く育ちます。植えられる種類は北見の「ハッカ記念館」のハーブのコレクション花壇や「香りゃんせ公園」の植栽が参考になりますし、ちょっと遠いのですが滝ノ上町のハーブ園もかなり充実してきたので機会があれば行ってみて下さい。
反対に盆地のため夏は気温が高めと思います(特に平地の地区など)。古代は湖の底だったそうなので肥えた良い土と地形的に乾燥はあまり酷くなく晴れる日が多い土地柄、栽培の工夫次第で北海道では難しいと言われる野菜も今時期くらいの収穫野菜ならまずまずの収穫ができそうですね。留辺蘂平野部の国道を通るたびに田んぼや、名物である白花豆畑の高い支柱を「育ちがよいなぁ〜」と眺めていますよ。林業以外でも環境に恵まれている土地で、私の住む土地から比べるとうらやましいです。
「うまいごぼう」なら、やはりサラダゴボウの系統ですね。私の育てた「サラダむすめ(てがるごぼう)」と見かけもほとんど同じなので留辺蘂でも100日くらいでの収穫で大丈夫ですよ。もし少々育ち過ぎていても細めでも美味しく食べられます。アクが少ないので水に晒す時は長く漬けすぎない様に気を付けて下さいね。ゴボウを使う料理にも普通のゴボウと同様に使えます。
ただ、肉質が柔らかい為に収穫後の保存にはあまり向かない様に感じました。収穫後すぐ洗って濡れた新聞などに包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存し、1週間以内の早めに食べきってしまうのが良いみたいです。おそらく従来のゴボウの様な越冬貯蔵には向かないと思います。
もし早春に雪が解けてから堀って食べたい場合には、春蒔きの蒔き時ぎりぎり遅くに種子蒔きをすると良いかもしれません。北海道のこのへんでは秋蒔き春掘りだと太い根に成らないかも。
私の場合は、通常の春蒔きで細くて掘り残した物を放置して雪の下に。雪が解けてから掘って上記の切り方でキンピラゴボウにして食べてみたら繊維がちょっと固かったものの噛みごたえたっぷりな程度でまだ如何にか食べられました。ちゃんと薄めの笹がきに削ったり、旨煮などで薄めの輪切りに切って煮ても固さがそんなに気に成らなかったかも?
もし来年以降に多めに栽培するなら種子蒔きを1週間づつずらして何回かに分けて蒔くと100日近くになれば太くなった物から抜いていけば長い期間食べられますよ。
由美ちゃん
2013/09/05(木) 16:39:37
ありがとうございます。牛蒡収穫楽しみです
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