玉ねぎの分けつ(分球)防止策について

[園芸相談センター]の過去ログです

オニオンリング 【関東】 2013/01/15(火) 18:37:16
玉ねぎの分けつ防止について教えてください。
適期に適正な苗植えているつもりですが^^、玉ねぎがどう言う訳か分けつして2個なりになってしまいます。しかも植えた本数の3割ぐらいが分球してしまいます。
追肥は12月に化成肥料、1,2月に液肥を与えています。
早生品種や赤玉はならないんですが、肝心の保存用玉ねぎが分球すると形も悪いし干すのも格好が悪いです。分球の原因とその対策法が知りたいのですが、皆さんの防止策を教えていただけますか。

コラット 【四国】 [URL:http://www.takii.co.jp/tsk/y_garden/autumnsummer/point02/index.html] 2013/01/15(火) 22:34:30
植え付け時期が問題と書かれてます。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2013/01/16(水) 11:55:15
家庭菜園で植えた本数の3割くらいが分球するのは仕方ないかと。
私は玉ねぎ産地に住み、親戚にも玉ネギ農家が多いです。プロである農家の畑でもハネ品が3割くらい出てしまうのは普通ですよ。

玉ねぎは本州に送られるまでに選別施設で小さい物や運搬時につぶれや傷がついたもの、皮が何層にも渡って切れている物、中が双子に成っているLL球がハネられるのですが、その量はかなり多くほとんどが地元で普通に売られ消費されるか、玉ねぎをできるだけ安く仕入れたい工場やレストランなどに売られ加工調理され玉ねぎの形が解らない料理の材料となります。つまり本州に運ばれていきスーパーに並んでいるのは選びに選ばれた本当に良い物だけなんです。

玉ねぎも品種によってはかなりハネ品の少ない改良品種があるようです。でも品種改良を繰り返されたものは育つ環境が限られる事、病害虫に弱く年間の農薬使用量が半端無い量に成る。食味が昔の品種と比べつとどうしても劣るなどから、この辺は外国から日本に初めて導入された「札幌黄」という品種からこちらの環境に適応出来た選抜種由来の品種を使う事に拘り地域全体で作っています。そのため形の悪い物が出る率も最近の品種よりも多めです。病害虫の発生は気候の涼しさなどでなんとかカバーされているそうです。おかげで高級レストランの口の肥えた料理人はこちらの地方の玉ねぎしか使わないという人も多いそうです。

他のハネ品と違い農家では収穫直後にすぐハネられる完全分球は、畑の隅にうずたかく積まれ放置され、知人で欲しいという人がいれば無料でもっていかせ(本当は畑に漉き込むのは土に良くなく、地域によっては廃棄場にもっていく)ここらでは残った物はすべて畑に漉きこまれます。

本州で普通に買える玉ねぎは良い物だけが生産地から流通されているだけで生産地ではその年の天候によっては半分以上がハネ品対象という厳しい時も。そうなると売れる物が減り農家の収入がかなり厳しくなるので、あらかじめ保険をかけておくので農協から保険金を貰います。

こちらで代々玉ねぎ農家している所(玉ねぎ農家は毎年玉ねぎしか作らない)ですら、平均全体の3割くらいはハネ物を出すのです。家庭菜園レベルで3割出てもおかしくは無いと思います。
あきらかに植えつけ時期が悪かった以外で分球が出ても、元々球根が分球するのは自然の摂理で玉ねぎの場合はそれを人為的に改良して出にくくしてあるだけの事。家庭菜園で育てる環境や使う品種によっては、どうしてもいくらかは出来てしまうんですよ。家庭菜園だとプロが行う様な土壌改良や管理は無理ですから見栄えの良い玉ねぎばかりでなく個性的なのが何割かはでてしまうことは当たり前と割り切って栽培を楽しむ事をおすすめします。

みかん 【九州】 2013/01/17(木) 12:44:03
 我が家では、毎年玉ねぎを植えていますが、分球なんて一度もしたことがありません。

 ばんざいうさぎさんが書いてありますが、こちらの地方のプロの農家においては、ほとんど分球は出ていないようです。

 分球の原因としては、秋まき栽培で早まきしたり、苗がが大きくなりすぎたものが分球しやすいと書いてあります。そのため、玉ねぎ苗か栽培(肥料等)に問題があるのではないでしょうか。

 ちなみに我が家の玉ねぎは、ホームセンターから購入する中成、晩成の細い苗を購入し、極力肥料分を少なめにし、年明けの追肥(化成肥料)も少なめの1回にして、大きな球にならないようにしています。 

オニオンリング 2013/01/17(木) 18:58:21
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コラットさん、ばんざいうさぎさん、みかんさん、ご丁寧な説明ありがとうございます。
苗の状況(撒き時期、植え付け時期、大きさ)と肥料のどちらか、もしくは両方に気をつけるということですかね。

苗についてはこちらはHCで10月終わりごろにかなり成長した苗が一斉に売り出されます。
少し早すぎて、とう立ちも心配ですので、自分で苗は丁度11月中旬に植えられるように作っています、早生品種は大丈夫なのに、晩生種が分けつしますので、まだ早いのかもしれません。

又肥料は元肥に腐葉土と鶏糞、化成を入れて、追肥は12月に追肥化成、
1,2月に液肥をやってるんですが、少し多いのかもしれません。
球が早生だと500g超になりますし、晩生でも350g以上でタネの袋に書いてある重さ以上に太っていますので多肥なのかもしれません。

今年は11月下旬に植え付け、まだ例年より苗が小さいです。
追肥も12月の化成は止めて、液肥も2回で止めようと思います。
保存用は球が少し小さくなるのもやむを得ないかなと思います。
小さい玉の方が保存では長持ちしますしね。

北海道では確か春まきの秋採りですよね。その辺に分球の秘密が有るのかもしれませんね。
作り方としては九州では秋まきの春採りでこちらと同じだと思います。
とう立ちと分球を避けられるという植え方かなとも思いますので、出来るだけ分球しないように努力したいと思います。
ありがとうございました。

koutarou 2013/01/22(火) 07:01:28
肥料のやりすぎだね。

オニオンリング 2013/01/22(火) 09:19:23
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単純な肥料の問題だけではなく、苗云々の意見が有るということは、多肥だけではなく寒さの影響が有るのでしょう。早生品種のソニックや赤玉ねぎは分球やとう立ちをしませんでしたからね。
寒くなる前の追肥化成が問題かなと思いますので、年内の追肥は止めて見ました(^^

koutarou 2013/01/23(水) 07:15:01
購入した時、苗の大きさは早生、赤玉等と同じ大きさでしたか、肥料は品種により与える時期が有ります。
苗が大きくなってからの与え過ぎは分球等の原因にもなります。

オニオンリング 【関東】 2013/01/23(水) 17:26:57
苗は自作苗で殆んど同じ大きさでした。
播いた時期と植えた時期は、早生品種が中晩生より10日程早かったです。

>肥料は品種により与える時期が有ります。

早生品種、中晩生の代表的な品種とか、あなたが実際に作っておられる品種の具体的な追肥の時期と使用量を例示して頂けますか。

>苗が大きくなってからの与え過ぎは分球等の原因にもなります。

通常追肥は12〜3月が考えられますが、苗の大きさはどれ位の大きさを、又その時期が何時と考えるべきでしょうか。
苗が実際に大きくなるのは3月以降ですが、その時はもう追肥はしていませんし、分球は終わっているのではないですかね^^

参考までにお聞きしていますので、出来ればあなたの居住地も表示して頂けますか。

  

koutarou 2013/01/24(木) 11:37:01
pcで玉ねぎの追肥で調べて下さい。
色んな記事がありますよ
私のばあさんは60年位の畑作していますが、30センチ位になると追肥はするなと( 色も青くいきいきしている苗の場合 )言ってきます。
とうだち、分球、になるからだと思います。
早生、と赤玉、晩生は同時に追肥出ななく早生は晩生より早く、晩生はそれより遅くが良いと思います。

私は居住区岐阜です。

オニオンリング 【関東】 2013/01/24(木) 17:23:39
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はい、分りました。
お婆さんの話だったのですね(^^
年寄りはいろいろな経験豊富ですからね。
今後もお婆さんのお話をよく聞いて大事にして下さい。
ありがとうございました。


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