形成層とはどちらに有るの?

[園芸相談センター]の過去ログです

ingilart 2009/12/28(月) 10:10:05
この欄でも良く接木に関する質問・回答欄に置きまして、[形成層]を云々の記事が出てきます。
具体的な例と致しまして、樹木(花木・果樹)の剥ぎ接ぎに於きまして、樹皮を剥ぎ、木部との間に接ぎ穂を挿入する。と有ります。ではこの時に、樹皮の一部と扱われている形成層は樹皮側に全て付いて木部より剥離したのでしょうか。それとも木部側に残っているのでしょうか。それとも樹皮側・木部側の双方に分離して存在する物でしょうか。
樹種により差が有るのかも知れませんが、条件としては接木時に剝皮が容易な時期とします。

本来のこの質問の目的は、盾芽接ぎにおける台木と接ぎ芽の形成層の契合部分に有ります。台木・接ぎ穂相互の形成層を合わさ無ければ接木が成り立たないとすれば、盾芽接ぎ(T字接ぎ)での双方の形成層は台木樹皮へのT字の横への切り込みと、接ぎ芽の上面の横への切込みしか有りません。この様な見方をすると、接木活着の可能性は多少劣るものの、接木操作がやや煩雑で有るにしても、台木の樹皮内に接ぎ芽を収めるとの安易な接木操作の利便性なのでしょうか。(初心者向きと称される事がある??)
こんな疑問持った事が無いでしょうか。

ingilart 2009/12/28(月) 10:17:04
前出質問に文字化けが有りました。????
その部分は[剝]一文字です。

ingilart 2009/12/28(月) 10:20:09
????何故か文字化けが出ます。[剥ぎ取る]の[はぐ]一文字です。
この現象を分り方が教えて下さい。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2009/12/28(月) 20:27:11
T字接ぎで有用な台木形成層は、剥皮(剥皮が文字化けするか試用)の木部側ですよね。剥いだ樹皮側は、形成層が付くか知りませんが、活着効果は期待薄と思います。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2009/12/29(火) 08:01:03
 次のように訂正します。
 両側にあるということでしょう。
 T字接ぎで有用な台木形成層は、剥皮した木部側に。T字接ぎで削いだ芽から木部を剥がし捨てて可なのは、芽の形成層は樹皮側裏面に。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2009/12/29(火) 08:11:17
>台木樹皮へのT字の横への切り込みと、接ぎ芽の上面の横への切込みしか有りません
 横断面よりも、縦断面すべてが形成層露出と思っています。

ingilart 2009/12/30(水) 15:45:06
タネツギ様 お説は尤ものようですが矛盾が有りませんか。
例えば若木の着花促進、果実の糖度向上等の為に、環状最後を行う事が有ります。そしてその環境剥皮の長さは、温州では樹周の1/15との例も有ります。剥皮をした節に、木部側と樹皮側の両方にカルスが残るとすれば早期にカルス結節が起こる筈です。然しカルスの発達は、木部導管を通り上昇供給された水・養分(単純に)により葉・芽で新たな形に生成されました生成物が、通常樹皮部分を下降して、カルス部分により新たな木部・芽や根等の成育に利用されているようです。この下降養分によってカルスの発達が行われるとすれば、樹皮を剥いだ木部分ではカルスの発達は無いのでは無いでしょうか。
お説の様にカルスが木部側と樹皮側双方に残り、木部表面に新たなカルス発達が有ると仮定した時に、環状剥皮しても直ちに木部側のカルスにより導通が繋がり、容易に盾芽接ぎでも活着する筈でしょう。

ところが樹種により差が有ると言われるものの、盾芽接ぎは当業者間で作業が不便なうえに接ぎ芽の活着率が落ちると言われます。この事実からすれば、木部側にもカルスが樹皮側と均等かは別として残るとすれば、安易な作業で活着率が向上する筈と思いますが検討違いでしょうか。

お答え頂きました中に有ります縦断面とは、T字に切った縦線を指しているとすれば、此処のカルスが早期に発達しても、盾芽に切った接ぎ芽のカルスとは正対せず、接ぎ芽の樹皮面にのみ正対すると思いますが如何でしょうか。
タネツギ様には申し訳有りませんが、何か矛盾が見えます。
少々話を逸らしてしまいましたが、カルスその物が樹皮の一部とすればこの話が成立すると思いますが如何でしょうか。

ある当業者では、モモでの剥皮接ぎの時に、木部表面に糸状(太さは分りませんが)のカルス?が残るとの話も有りましたが、剥皮時期にも関係があるやも知れません。

この様に疑問を呈しますのは、ひとえに樹皮剥皮での接木(盾芽接ぎに限らず)に於いての活着率を向上させたいからにほかありません。別に現在活着が悪いと困っていると申して居るのでは無しに、基本理論に整合する事を行えば次のステップへ向かえ、より安定した結果が期待されると思うからです。

木部と樹皮の位置関係・構成を示す文献は多々有りますが、剥皮した時にカルスが何れの側に残るかの文献・記述が有れば幸いですが、見つけて居りません。

タネツギ様 私の記した事に矛盾が有りますでしょうか。ご指摘頂ければ幸いです。
どうもスッキリしませんので、専門知識の有ります方々の回答が得られれば幸いです。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2009/12/30(水) 21:48:38
 ingilartさんにせっかく長文を煩わせましたが、盾芽接ぎは45年ほど前にやめ、一芽腹接ぎにしていますタネツギには難解で、矛盾指摘などできません。
>横断面よりも、縦断面すべてが
 文字で書くのが難しいのですが、言葉不足でした。
 横断面とは、丁字第1画により切断された線状先端
 縦断面とは、剥皮して面状に現れた、木部側と樹皮側両方の(と認識している)形成層 
>専門知識の有ります方々の回答が得られれば
 お待ちしています。

ingilart 2009/12/31(木) 12:32:06
タネツギ様 繁多な年末の節に、ご教示有難う御座いました。
一つお願いが有ります。貴方様はここ40年来[一芽腹接ぎ]を為されていると記載が御座います。貴方様のHPの写真を拝見致しますと、接ぎ芽その物の写真・挿絵・テープを巻く前の姿形の写真が拝見出来ませんので、貴方様が呼称されておいでます[一芽腹接ぎ]の形態が明確に分りません。何もかもをご理解されておいでなので、基本データは省かれておいでかと思いますが、ここはど素人が教えを請う場所かと理解しております。
テープの下より僅かに拝見できます接ぎ芽の状態は、[図説 接木繁殖法]の本87頁の写真に有ります「添接法]そのものの形態でしょうか。それとも52頁・105頁に挿絵が有ります形態を、一芽のみにした形態を指されているのでしょうか。近い形は貴方様が宮式と言われます接ぎ方の接ぎ芽より上部の台木の皮部分を無くした形態でしょうか。
それとも下記のHP写真に有ります接ぎ穂の形での接木の方法でしょうか。
http://n-akira729.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-cedd.htm
貴方様の貴重なご意見を理解する上で、方案を確認をさせてください。お願い申します。

確かに貴方様の申されます一芽腹接ぎに同感致します。桜での腹接ぎを9月初旬に行いますと、早いものは3週間程で芽が伸び出します。本来は来春に芽が伸びて欲しいのですが、削ぎ芽接ぎでは経験有り得ない状況になります。簡単に言えば、一芽腹接ぎでは早期に活着が極めて良い(台木と接ぎ芽との融合が早い)と判断出来ます。この特性の利用致しますと、10月末での一芽腹接ぎでも完全に融合して居ります。(私の記します一芽腹接ぎは、此処でお尋ね致しました方式全てが同じ結果と理解下さい)
唯、当業者とすれば少々面倒な手数の掛かります方式ですので、余り行わないようです。上記に紹介致しましたHPでは、全てこの方式での作業のようです。
又々横道へ逸れましたが、タネツギ様の技術を理解する上で[一芽腹接ぎ]を詳解し提示願いたく思います。

ingilart 2009/12/31(木) 12:42:26
ゴメンなさい。HPが表示されないようですね。アドレスはあっていると思いますが????
検索するとすれば
1.google検索で[西嶋彰]と入力
2.多分一番先頭辺りに表示されます。
3.画面右側の[桜]を選択
4.2008-10-19を参照下さい。
穂の切り方を始め、接木の状況写真が有ります。
私は具体的に理解出来る本当に参考になる表示方式と思います。表示が完成した後の形では無しに、その過程の詳解と紹介が有るのです。

ingilart 2009/12/31(木) 13:04:43
又々 御免なさい。
2009/12/30(水)15:45に投稿致しました内容記述の中に、読まれた方は何を記載したのか???と思われたと思います。
此処に場所を記すとややこしくなりますので勝手に省かせて頂きますが、「形成層」と記述すべき所を「カルス」と記入しております。恥ずかしい次第ですが勝手な勝手なお願いで、判読頂ければ幸いです。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2009/12/31(木) 21:39:01
 西嶋彰さんのページには、検索からも行けませんでした。他にどの方面で著名な方ですか。
 一芽腹接ぎについては、次もご覧くださいましたか。
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/fmsg/graft/sidegrft.htm
 宮式は、ご自分で工夫した接ぎ方に仮に名づけたということです。台木上舌は、縛るまでに接ぎ穂が落ちないための押さえとしての意味が強いようです。であれば、一芽腹接ぎです、と申し上げております。
 秋に発芽した芽は、露地では凍死します。涼しくなり始めてから接いでいます。
>形成層は樹皮側に全て付いて木部より剥離…それとも木部側に残っている…それとも樹皮側・木部側の双方に分離して…
 2009/12/30(水) 15:45:06のご発言は、上記三つに考えうる根拠を書かれたものと思います。済みませんが、上記三つに分けて記してはいただけませんか。
 どれが正解かを知る実験ができないものでしょうか。例えば、環状剥皮して、アルミ箔で包んで、樹皮を戻したら、アルミ箔に向かって内外からカルスが作られるか、とか。

植木屋 園主 [URL:http://green.ap.teacup.com/oujien/] 2009/12/31(木) 23:01:30
こんちは〜♪
先ずはタイトルの形成層は無理して剥がせば樹皮側になると思います
>樹皮側・木部側の双方に分離して存在する物でしょうか。
コレを接木時のナイフの入れ方により両方共に如何に残すように裁断するかで活着率が違ってくるのでは?
ただでさえ薄い形成層をさらに半分づつ薄く双方に残すとなると相当の腕前&熟練が必要になりますね!
其れが私達の地域では「接ぎ師」と師を付けて呼ぶ所以です
>台木の樹皮内に接ぎ芽を収めるとの安易な接木操作の利便性なのでしょうか
ハイ私はこの盾(T字)接ぎなるものはしませんがその様に思います
台木をT字に切り込み、その間に芽を挿入すると言う事だと思いますが
これでは形成層への密着面積が少なく部分的に一部分だと思います
でも接ぎ穂である芽の部分を接木テープなどで固定するには慣れない方でも失敗が少なくやり易い方法と思います
コノ辺りが採算性までを問うのか?(成長率)
何とか活着だけすれば良いものか?(活着率)で違ってくるのでは?

ウメの切り接ぎを例に取れば
台木の元々の高さが1.5m程度あるとすれば
切り接ぎですから根元付近(10cm〜15cm程度)で施術しますが
春の適期に接ぎ、秋の出荷時には上級品では元の台木の高さ1.8m程度には成長しますね

>此処のカルスが早期に発達しても、盾芽に切った接ぎ芽のカルスとは正対せず、接ぎ芽の樹皮面にのみ正対すると思いますが
私の考えでは形成層をお互いピッタリ合わせると云う事より
T字の中に芽を挿入すれば水分などは木質部から供給されている間に
カルスの発達で接ぎ穂である芽を巻き込み、芽として伸び出し成長するという事ではないでしょうか??
>剥皮した時にカルスが何れの側に残るかの文献・記述が有れば幸いですが、見つけて居りません
これはどちらかと云うと接木の専門業者で「接ぎ師」である其の農家独自の最も教えたくない企業秘密に入ると思いますので先ず大っぴらには出さないのではないでしょうか?
http://green.ap.teacup.com/applet/oujien/msgcate7/archive

ingilart 2010/01/01(金) 15:59:54
新年おめでとう御座います。
どうか不祥で無知な私に、どうか教示の程をお願い申します。どうも年齢と共に思い込みが激しくなる(元々頑固なところがあったと思いますが、機械屋でしたので実際に手に掛けた事の無い事は述べない事にしていますが、未知なる事はお尋ねし教示・ヒントを頂くのが一番と思っております)一方かと思いますが、お相手頂ければ幸いです。
失礼ですが、卒年からしてタネツギ様よりは当方2歳程若いようです。(他意は有りません)

以下 少々長くなるかも分りませんが、暇な正月として付き合ってください。
『一芽腹接ぎ』に関しましては、倉方さんのを例示を頂きましたが、タネツギ様本人はどれを指しておいでなのでしょうか。倉方さんのでは無く、貴方の方法を例示して頂きたいですね。後ほどに回答頂きました植木屋園主様の中に有ります「接ぎ師」の秘密事項でしょうかね。趣味ですからそれは無いと思いますが。
私なりのも例示して話を持って行きたいところですが、PC技術がついて行きませんので、他人の公文やHP借用にて失礼して文字にて書いています。

樹種によるかと当然思いますが、日本は広いですから通称寒冷地の海岸沿い本州中部でも、近年は0℃以下になることは稀ですので、秋に伸びた青い芽も元気でして、理屈に反するかも知れませんが葉も落葉致しません。秋に新芽が延びるようであれば、メデールテープで巻く場合も有りますが、その必要も無いようです。皆様は日照時間の多い所は暖かいとお思いかと思いますが、一面それも正解ですが、雪降る地方はそんなに寒くないのでしょう。空っ風には弱いユキツバキは、あの豪雪の下で冬を越すのですから。

タネツギ様の質問から
西嶋彰氏のHPに到達出来ませんでしたか? Google検索でトップ辺りに出てきますがね。HPに因れば髪結いさんで、伊東市の市会議員、その他諸々の元気な活動家のようです。(Yahooでは出て来ません。何処か最後の方です) 他には、「伊東小室桜 接木」で検索しても出て来る筈ですがね。
剥皮した節に形成層が樹皮側に残るか、それとも残らないのか、はたまた両側に僅かずつでも残るのか、今回は此れを皆様に教示願った訳でして、今の時点では自身の確信は持っておりません。でも生物である以上は、鉄則は無いと思います。樹種・時期・行い方(剥皮作業の)等々によりまして、差異が有るのかなと単純に予測しているのが現段階です。
然し、剥皮が容易な時期に行いますと、多分、形成層は樹皮側に付いて剥皮されていると思います。木部表面を眺めてもスベスベな面しか見えませんが。「いや、形成層は薄くて単純に見えるもんや無い」との声も聞こえるようですがね。

[植木屋園主]様
回答に参加頂き誠に有難う御座います。
私に取りまして思いが極めて近い回答有難う御座います(違ったかな)。何よりも当業者さんとしての回答が心強いです。
T字接ぎに於きます賢察は、私の思いと同一です。思うだけでは無しに、接ぎ芽部分を分解してカルスの上がりを観察しますと、この様になっていると判断して居ります。(ですので、タネツギ様と同様に現在はT字接ぎを殆んど用いていません)
[接ぎ師]の内緒にしたい思い・企業秘密ですかね。分ります。でも、私の受け止め方は、そうでも有り、そうでも無いとも思います。

今春にある樹種の削ぎ芽接ぎを習いに遠路出かけました。実際の作業を解説付きで拝見教示頂きました。教える方には此れまでの経験に基ずく常識が有り、習う側にその常識欠如の大きなハンヂーキャップが有ります。作業そのものは自分も行い、過って知ったる方法に何の違いも有りません。
接木とは何ぞやの全然無知で習いを請いに伺った訳でもありませんで、字学問と実地の経験が有りと自負していても、何かが「コツ」として欠けているのです。
例えば削ぎ芽接ぎで、接ぎ芽には穂木の木部が薄く付くように剥ぎ取り為さい。と言われましても、私の経験によれば薄いよりも厚めの方が遥かに効果的です。
メデールテープで接ぎ芽を巻きなさい。としても、樹種により、ポイントを押さえた(何処がポイントか授業料を払っていないと)巻き方を行わないと目的完遂は難しいでしょう。
バラ・桜・桃等のバラ科植物は割合と簡単に活着すると聞き及びます。それでも何がポイントかを熟知していないとまぐれで満足より抜け出せないと思います。
単なる自分の思いで、皆様をとやかくもうしているのではありませんので。誤解なさらないで下さい。

面白い(興味ある)例で、前掲致しました[図説 接木繁殖法]本の90頁には「修正切接法」(藤田長兵衛氏による)の紹介があり、91頁には「修正割接法」なるアメリカでの方法が紹介されています。(此処では方法の詳細を省きます)共通するのは、台木と接ぎ穂がカルスにて活着するのは、此れまで表現してきた台木側の舌状切片側と穂木(接ぎ芽でも同じ)との癒着に始まると思える方法です。事実そうだと述べる当業者もおいでます。今一つ「接木繁殖法」の記載では、台木に切り込んだ一番奥と、穂木の先端が一番先に癒着すると当業者も述べています。

私も椿の切り接ぎ(立勘の上げ接ぎ)での経験で、95%前後の活着を得ていますのは、後に分ったのですがこの方法に近い考え方での結果です。これからすれば、台木と穂木(接ぎ芽)の癒合は、縦に切られた形成層よりも、横に切られた形成層同士の癒合が先のようです。此れは経験からして間違いの無い事実と思います。この点に付きましては、此れを一に強調しているか、結果的になっているかの違いで、気付かれていない場合が多いと思いおります。
隠れた(隠した?)方法としては、上げ接ぎ台木の「立勘」は接木前に水を充分含ませて置くとか、9月初旬の芽接ぎでは、3週間前に液肥を遣るとか、3日前に水を充分遣るとか(夏の暑さが続いており土は乾燥気味で接木してもカルス形成が悪い)等々有ります。接木技術はナイフを使う技術よりも、環境のお膳立てが殆んどでしょう。

段々話が逸れて来ました。正月だから馬鹿な話と付き合って下さい。
テレビは昨年録画の馬鹿放送ばかりやってますから。

いずれにしても、接ぎ芽の成果だけからすれば、盾芽接ぎでの剥皮では、形成層は木部表面に残らないで、全て樹皮側に付くと私は推察するのですが、如何でしょうか。
タネツギ様の言われますように両方に残るとも考えるのが間違いとは思いませんが、当業者の経験よりの記載文・HPを拝見する限りは、形成層は樹皮側にと・・・・・。

何をゴタゴタ言ってるがかと、力強いご意見が伺えれば幸いです。
改めて今年も宜しくお願い申します。

タネツギ様の申されます3ツの根拠とは、どの様な内容を書けばよいのでしょう。??
拠り所とする根拠が分りませんのでお尋ねしております。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2010/01/01(金) 20:51:08
いけました。最後がhtmlので試してみますね。
http://n-akira729.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-cedd.html
図解は、腹接ぎですね。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2010/01/01(金) 21:50:27
>貴方の方法を例示して頂きたいで
当該ページに、次により背景色を変えて示しています。
‖腹接ぎ一般並みの部分
‖倉方氏独自の考案と思われる部分
‖自分なりの工夫
一般を基本として、倉方氏の考案部を補った後に、それらと違う、自分なりの工夫部分を示しています。
 園主さんの
> 樹皮側になると思います
 以下の説明に納得します。
 ingilartさんの
>思いが極めて近い回答
 で、ingilartさんの意図が理解でき、2009/12/30(水) 15:45:06発言を読み取れました。
>[図説 接木繁殖法]
 これを見てみたいのですが、区市立・都立・国会図書館の検索で見つかりませんでした。
>横に切られた形成層同士の癒合が先のよう…気付かれていない場合が多い…
 上端の条件ですよね。下端の水平密着重要性は理解しているのですが、上端へ類推できません。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2010/01/01(金) 22:20:42
>当該ページ
 次の部分です。
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/fmsg/graft/sidegrft.htm#kurakata
先端密着について強調修正しました。

ingilart 2010/01/03(日) 12:52:48
[[解決]]
植木屋園主様・タネツギ様
お説頂きありがとう御座いました。
その後にも多々net・本で調べて見ましたが、何しろ年始ゆえに問合せも叶いません。
唯、ある方??(名無し)のページで、高接ぎ・腹接ぎする際に樹皮を剥皮すると、木部側にも形成層が残るとの見解の記載がありました。
然し、文全体を通しての接木でのカルス発達の論調には、形成層が木部側に無い?との論調(接木操作の方法)も見えまして、これまた????です。この方と連絡が可能で有れば良いのですが、今の所は手がかり無しです。
前にも勝手な見解を述べさせて頂きました節に、生物である以上は色々の類似性ある変化が存在するとしました。其れゆえに「絶対」が無いと思いますので、形成層が木部表面と、樹皮側に残るとのタネツギ様の見解も否定は出来ません。
一先ず本件は完了とさせて頂きます。有難う御座いました。

ingilart 2010/03/13(土) 10:40:12
その後、その道の知識ある複数の専門の方に、色々と教示を願いました。
質問を致しますと、受けられた方はハテナ???となり、日頃何気なく行っている事の陰に隠れた存在のようです。自動車はキーを回してアクセルを踏めば動く如く、何もエンジン構造が如何とかの疑問をお持ちの方が少ないのと同じ様です。(私が自動車免許を取った時代は、自動車構造の試験も有りました)時代と共に基礎的な事はブラックボックスの中に入るようです。
さて本論の接ぎ木の時に、台木を剥皮すると形成層は樹皮側に残るか、それとも木部側に残るかですが、結論としては両方に残るとの見解が正しい様です。
形成層は動物で言えばIP細胞と同じ働きをするものでして、木部にも樹皮(篩部)にも変化するのです。所が接ぎ木で実際に剥皮を致しますと、どうも木部表面に形成層らしき物が目視しがたいと思いますが、皆さ如何でしようか。見た目には大部分の形成層は篩部側に付くのが実状と見えますが・・・・。
どうも木部・篩部へ成長途中の形成層は、明瞭な固形物では無しに、流動体に近い存在と理解した方が理解し易いのかも知れないです。
専門用語の知識が無いものですから、適切な言葉が選べませんが、結論から言えば、剥皮した時に形成層なるものは木部表面にも残るのが正解のようです。
其処まで意識せずとも良いのかも知れませんが、頭の隅に有れば接木の際に何か役立つかと思い再記しました。


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