「花と野菜の土」でミディトマト・・・が・・・

[園芸相談センター]の過去ログです

こなす 【関東】 2009/06/10(水) 08:35:42
市販されている「花と野菜の土」を使用して、ミニトマトとミディトマトをプランター(30L)で育てています。
去年、別会社の「花と野菜の土」を使って育てたところ、茎が親指くらいに太く葉も手のひら2枚分近くの大きさになって、花は咲いたけど・・・これは??といった緑のジャングル状態でした。芯止めも脇芽取りもしたのに。なんだか、本当に葉っぱばっかりで実が小さかったのです。
で、今年はそんな具合になりませんように・・・と祈りを捧げつつ、同じ状況。茎も極太、徒長している大きな葉。3段目の花の位置が既に1m超えてます(これって普通?)。ミニに至っては、草丈は同じくらいなのに花房が2つくらいしか見当たりません。

窒素成分が多いと、葉ばかりが茂って・・・って聞きますが、市販培養土はこういう状態になりやすいのでしょうか?イチゴもこの土に植えたところ、葉ばかりの小さくて酸っぱい実ばかりでしたので、すごく疑問です。
袋には配合されている土の種類は書いてありましたが、成分比率なんて書いてありません(そりゃ、肥料じゃないから当たり前かもしれませんが)。

お隣では畑でおじいさんがミニとミディと桃太郎(らしき)ものやその他いろいと夏野菜を育てていますが、ここのミニやミディはコンパクトかつ実も鈴なりで凝縮感に溢れています。ベランダ用のコンパクト苗ではありません。

市販配合土云々ではなく、育て方が悪いのでしょうか?日当たりはほぼ一日、水遣りは土の表面が乾いたら底から流れるくらいたっぷりです。苗の植え付けは、1段目に花が付いているものを購入してGW前に植えつけました。トマトの肥料を植え付け時に、実が付いてからは液肥を1週間間隔です。「水あげすぎると背ばっかり伸びるよ」って、しし唐苗を販売していたおじさんに言われたことがあります。

コンパクトかつインパクト・・・って難しすぎます。来年の生育管理・土選びの参考にさせていただきたいので、皆様のご意見をお聞かせ下さい。

りっこ 【関東】 2009/06/10(水) 10:56:00
トマト栽培は結構むずかしいのです。気が付いたことを記述してみます。
まず「花と野菜の土」をどうして選択されたか?ですね。花でも野菜でも何でもいいのは一番いいと勘違いされていないでしょうか?とくに果菜類にはどちらかというと不向きな培養土と思います。葉菜類なら比較的育てやすいように思います。またこれらの培養土は鉢植えの果樹には使用しません。元肥料が多すぎるからです(メーカーに問い合わせた返事です)。
あと追肥は成長具合をみながら与えますが若干窒素過多のような状態なのになぜ液肥を毎週与え続けるのかも理解できません。
「茎が親指くらいに太く葉も手のひら2枚分」というのは茎のどの部分で直径何cm、葉も主茎から先端までの長さで40cmくらいという意味でしょうか。葉も下に垂れ下がっているような状態、葉色も濃いなら間違いなく窒素過多でしょう。このときはすぐ株元付近に小松菜を播種して様子をみる、可能なら脇芽を1本伸ばす、プランターなら水を通常より多く与えて肥料を流出させるなどの手段をとります。
なにを育てられているかわかりませんがミニ、中玉トマトは大玉より草勢が強く、さらに品種によっては吸肥力が他より強いのもあります。この品種のときは施肥には特に注意が必要なのです。果菜類の栽培では必要とする肥料の窒素:リン酸:カリ成分は標準で大体決まっています。これからかなり外れたような施肥のときはいろいろな弊害がおこるのです。プランター栽培なら自分で施肥の調整ができやすいので露地植えより簡単です。しかし市販の培養土を用いた場合は元肥入りとだけの明記では手の打ちようがありません。これには大小のリスクを伴います。元肥料はそんなに継続しませんので他に元肥で入れてはいませんか?(培養土によっては緩効肥料入りというのもあります。袋にナスとトマトの栽培の様子が描かれています)
「3段目の花の位置が既に1m」というのは普通と思いますよ。トマトは一般的には3葉1花房性ですから主茎が180cmほどで花房は6,7段くらいです。平均花房間が30cmほどとするとそのくらいでいいのではないでしょうか。ミニのほうは途中で花房が落ちた可能性もありますね。でもこれからどんどん成長しますよ。実つきをよくするにはリン酸系が多く入った液肥のほうがいいです。後は尻腐れ防止にカルシウムを必ず与えることです。
追肥の時期は大玉なら1段目と2段目くらいがピンポン玉程度になった頃です。ですからミニや中玉トマトなら4段目くらいからでいいはずです(大玉なら1個200g程度になり、1花房当たり3個では400〜600gになりますがミニでは1個20gとして、1花房6個としても120g、中玉では1個40gとして1花房6個としても240gですから追肥時期は元肥が同じなら大玉より遅くていいのです)。
水配りは初期の生育段階で夜にたっぷり与えていると節間が伸びてしまします。また、ナスやブルーベリーと違って必要以上の潅水は不要ですよ。「しし唐苗を販売していたおじさん」が仰ることは正解ですし、そうしないと美味しいトマトはできません。

ハシモト 【関東】 [URL:http://blog.sun-plants.net/] 2009/06/10(水) 22:18:24
私も肥料過多だと思います。

私も同じように野菜と花の土だとか、培養土だとかいう、
ごくごく一般的な土を使用して毎年ミニトマトを育てていますが、
だいたい一般的な培養土には元肥が含まれていますので、
植え付け時には、プラスで肥料を入れると肥料過多かと思います。
さらに液肥では、葉ばかりになるのは納得ですかも。

プランター栽培の場合、ミニトマトなら、実を何回か収穫後、
しばらくして葉色がやや黄色っぽくなってからの追肥でも
結構間に合って、続けて収穫できたりするので、
まず、肥料をあげるのを我慢してみるのがいいのでは?

こなす 【関東】 2009/06/12(金) 13:56:39
りっこさん、ハシモトさん、ありがとうございます!返事が遅れてすみません。

何でこの土なのか?といいますと、「花と野菜の土」は、パッケージに美しく花とトマトの写真があって「お!?花にもトマトにも使えそうじゃない??有機って書いてあるし」と安易に選んでしまったからなんです。車なしで運ぶのに適していたし。赤玉や黒土は、とても車なしではキビシかったので(笑)。

3段目で1mって普通なんですね!なんか伸びすぎじゃないかぁ?!と悔しさにひたってしまってました。
葉っぱばかりが目立つようになってからは液肥を与えるのを中断していたのですが、緑の色も最初よりは薄くなって、下葉が黄色く(部分的に茶色)なってきました。・・・が、これって取り除いたら良いでしょうか?

お隣さんやご近所さんと比較してみると、どうにもひょろ長く成長している感じです。間延びしているというか。畑とプランターではやっぱり畑育ちが成長も収穫も早いのですか?露地植えにはやはり敵わないのであれば、若干日当たりは劣っても来年は露地植えにトライしてみるのですが。

で、りっこさんが「初期の生育段階で夜にたっぷり与えていると節間が伸びてしまします」と言われているのをつらつら思い出すと、苗を植えつけてしばらくして、夜中に雨が降って朝方には止んでいるという日々が何度もあったのでした。私自身が与えた記憶がなくとも、天からの恵み(とは言えないな)を頂いていたようです。

リン酸系が多く入った液肥って、お勧めあれば教えてください。今まではハイ○ネックスの野菜の液肥を使っていました(これしか売ってなかったんで)が、窒素:リン酸:カリ比率が5:5:5なんですよ。
店頭になければ、来年取り寄せてもらおうと思います。

しばらくは、肥料を与えるの我慢してみます。
なんか、まとまりのない文章でごめんなさい。

りっこ 【関東】 2009/06/12(金) 17:20:10
こなすさん液肥にこだわっているようですが、別段液肥を用いなくても立派に育ちますよ。お手持ちの液肥が5:5:5という成分なら窒素量でいくと500mLサイズなら25g入っています。一回にどのくらいの量を使用し、そのときに希釈倍率で窒素量はわかります(勿論他の成分もです)仮に10ccを300倍に薄めてしようすると3Lになり、そのなかに含まれる窒素量は0.5g/300=0.0017g程度となり極微量です。勿論液肥ですから吸収が早く、化成肥料以上の即効性があります。ですから更に薄めて葉の状態などの症状から判断して葉面散布などにも利用します。
一般的にはトマト栽培での窒素量は1m2あたり15〜20gで本数では3本くらいです。これを元肥として適量与えます(化成肥料なら10:10:10:や12:12:12などいろいろです。)追肥時期などは前述したとおりです。最初に用いた培養土は花も野菜もですからおそらく少し成分が多いものが入っていたのでしょう。トマトは果菜類ですからリン酸のほうが大目です。ですから有機肥料でも配合肥料でも真ん中の数値が大きいものを選ぶか、トマトの肥料という専用肥料(100円程度でありますよ)がありますのでそれを与えれば十分なのです。勿論液肥でも結構ですがそれだけでは肥料はやがて不足するはずです。初期の肥料も2ケ月ほどでなくなるでしょう。
となりの芝生は青く見えるものです。あまり気にしないでいいじゃないですか。背が高くても低くてもようは美味しいトマトができればいいのです。土壌も違い、肥料も違い、品種も違います。栽培管理もちがいますから同じ生育状態にななりません。カルシウムだけは忘れないで下さいね。忘れるとトマトのお尻から火がつき黒くなりますので...

こなす 【関東】 2009/06/15(月) 16:12:33
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りっこさん、ありがとうございます。

隣の芝は青々ですね(笑)。
大玉トマトは難しそうだし・・・と、トマトに挑戦して3年目なんです、その他の植物に関しても経験が浅いので。それ以前は亡くなった祖母があちこちにいろいろなものを植えていたんで。

植物って生き物だし、やっぱり難しいですよね。手を掛け過ぎても、ほったらかしでも上手く育ってくれません。子供と同じかな(笑)。
今年はひょろ長くなってしまったけど、来年はきちんと1番目の花が咲いてから苗を花の配合土以外に植えつけて、夜は軒下に取り込んで、肥料過多にならないようにちょっとずつ様子見ながらやってみます。

毎回、この掲示板でいろいろアドバイス頂いて、本当に助かっています。一人だと調べすぎて混乱してくるし。
早く植物の気持ちが分かるようになりたいものです。

りっこさん、ありがとうございました!とりあえず、今のトマトを美味しく収穫できるよう頑張りますね!


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