苦土石灰と消石灰
マスター
2009/04/23(木) 23:14:45
酸性土を中性に戻すのに石灰が使われますが苦土石灰と消石灰の使い分けを教えてください。連休にトマト苗を植える予定ですが、注意点を教えてください。
ハッピ−マン
2009/04/24(金) 18:27:20
マスタ−さん、こんにちは。
単に土壌の中和剤として使用されるのなら大差ありません。
植物の栄養素としての見方をするならば、カルシュウムとマグネシュウムの違いということになりますよね。一般に土の中の成分としてはカルシュウムのほうが多いので、苦土石灰を使用する場合が多いです。
カルシウムが少なくなると細胞組織が脆弱になりトマトなら尻ぐされなどの病気にかかりやすくなります。
一方、マグネシウムはリンの吸収を助けたり植物内の酵素を活性化させて植物全体を元気にします。不足すると下から葉が落ちたりします。
連休にトマトを植えられるということですが、上記中和剤は土と良く
混合させてもすぐに中和できるものではありません。少なくとも10日
ぐらいは置きたいものです。反応を早く進めるために水をまくのが効果
的です。
トマトは、ミニでなければ、脇芽をとること、窒素肥料は控えめにすること、良く日に当るようにすること、しっかりした支柱を立ててあげる
こと、乾燥しすぎないようにすること、また果肉が太ってきたころに急にたくさん水分をあたえると皮が裂けることがあります(果肉の成長に
表皮の成長が間に合わなくなります・・・人間でいえば妊娠線かな)。
トマトは生長にあわせて必要な肥料をあげる方式が良いと思います。
RED
[URL:http://members.jcom.home.ne.jp/takanuma/index.htm]
2009/04/25(土) 13:52:02
苦土石灰と消石灰の単純な違いは、マグネシウムを含むか、即効性か緩効性かです。
肥料としてはカルシウム単体か、カルシウム+マグネシウムかということになります。
酸度中和剤としては、水酸化カルシウムが主成分の消石灰が即効性で、炭酸カルシウムの苦土石灰は緩効性です。
後者は貝殻を粉末にしたのと変わりませんから、そう簡単に酸度が調整されることはありません。ただ、作物をすぐ植えても害が出にくいのが特徴です。
土壌酸度を短時間で目標値に調整したいなら消石灰を、酸度低下を防ぐなど、とりあえず的な用途なら苦土石灰を、といった感じでしょうか。
マスター
2009/04/25(土) 14:12:58
ハッピーマンさん有難うございます。あなたの意見を参考に、急いで苦土石灰をまき耕して、連休に備えたいと思います。
野菜・家庭菜園用掲示板@園芸相談センター