育苗の難しさ

[園芸相談センター]の過去ログです

山下 【東海】 [URL:http://www.aquamarine.rm.st/ashitaba/index.html] 2009/04/13(月) 18:47:50
農事元年の私、またまた大きな壁にぶつかっています。セルポットでの発芽には簡単に成功し、喜びと感銘を味わうことができました。ところがセルから少し大きめの育苗ポットに移植し、その育苗の難しさに悩んでいます。徒長と言うらしい現象や、水の遣り過ぎ、乾燥のし過ぎで、私の可愛い苗たちはその数を段々と失っていく。特にキュウリ、ナス、トマトにいたっては10%程度になってしまった。芽が出た頃は一日、一日成長に急激な変化が見られた。ここへ来て日々の変わり映えがしない。こんなもんかなあ?

サイトには発芽の瞬間を記述したものは多く見られるが、育苗について取り上げたものは少ないような気がする。地味で絵にならないのかな?

ホームセンターには皆さんが高いと言われるこれらの苗が、今たくさん売られている。それに比べると私の苗の貧弱さ、悲しくなっちまう。

aki 2009/04/13(月) 19:39:02
プロと比べるのは無謀だ〜
何事も経験である(主に水遣り
何十年とやっている農家の技術、数年で追いつける物ではない


最初からポリポットに植えるとかの方が楽かもしれない・・
市販の種まき用土の方がいいかもしれない・・
あまり過保護に育てないほうがいいかもしれない・・
畑に直に種蒔きした方がいいかもしれない・・




状況がいまいち把握できないので原因の参考までに・・

とおりすがり。 2009/04/13(月) 22:09:54
キュウリ・ナス・トマトといった夏野菜の苗は3月に蒔かれたものと
思います。
当然温室育ちです。
恐らくは下手な洋蘭温室より高めの温度での育苗でしょう。

素人がプロ並みに出来るわけはないので、毎年試行錯誤して少しずつ
上達していけば良いのではないでしょうか。

ちなみに種まきの際の培土選びは重要と思います。
HCの安価な製品を使ったら最悪な結果になったことがあります。
ケチらず良い物を使ったほうが後々の育苗も楽になるのではないでしょうか。

じゅん 2009/04/13(月) 22:24:09
育苗用の土はすごく大事です
苗半作と言いますし、値段だけで判断すると痛い目にあいます。
タキイの育苗倍土とかコストパフォーマンスなど、結構良いと思いますよ。


あと、ポットに移植したら枯れたとありますが、もしかしてナメクジ・根きり虫が犯人かも?

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2009/04/13(月) 23:22:56
育苗用土は、次の再生土主体で
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/fmsg/furututi.htm
育苗方法は次で
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/fmsg/mendori/mendori.htm
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/fmsg/seedling/seedling.htm
無農薬で育つ、プロにはもしかしたらできない苗作りが、できています。

さち 2009/04/13(月) 23:31:25
とおりすがり。さんのおっしゃるとおり 培養土は重要だと思います
今年は安い培養土と 自作の土で作ってみましたが( クンタン 赤だま細粒 堆肥 を同等 化学肥料なし) 自作の土のものは 毎年元気のないナスが本葉5枚と元気に育っています 畑の土は育苗には使っていませんクンタンを混ぜても水はけが悪く失敗しますトマトは安い培養土でも ほとんど変わりありません 最近感じることは 発芽した後の温度を25度位に下げる 蒸さないことが徒長させない方法ではと思います 私は育苗期間は 部屋で一緒に寝ていますので水やりの失敗はないのですが 昼夜外への出し入れが結構大変です きゅうりは今が播きどきです 一晩濡らして ポットへ播き水やり そのまま芽の出るのを待ち(25度〜30度)芽がでたら常温で管理してます   

りっこ 【関東】 2009/04/14(火) 02:25:13
セルからポットへの鉢上げには成長に応じたタイミングが大事です。たとえばナスは本葉2枚、トマトは本葉2.5枚(さらにもう一回直径12cm程度のポットでの育苗が必要)、メロンは本葉0.1で顔を出したころが鉢上げの時期が一番いいです。育苗期は根が敏感なので神経をつかいます。葉が大きくなって隣とぶつかるようになると間隔をあけるためにずらしを行いますがメロン苗などは少なからず根痛みを起こすといわれています。あとは温度管理と水管理です。家庭菜園ではたくさんの種類を扱いますので同じ温床での管理はかなり難しくなります。通常の育苗器はとくに乾燥が激しく、といって過湿にするとあっという間にかんざし苗(とくにウリ科の野菜は徒長しやすいです)になります。当方は3畳ほどのハウス(屋根、周りもポリカ)内に0.5坪(セルトレーで3枚程度の広さ)の園芸マット(150Wで40度管理まで可能)を敷いてトンネル支柱でビニールをかぶせて発芽させます。狭いので3サイクルほどしますがある程度育ったら室内の南向きの出窓に移し30cm上部から植物育成灯(40Wx2)でさらに光量を補充しています。昨日トマトは直径12cmポットに鉢上げです。種まきは4cm、6cm、8cm角ほどの連結セルや6cmポッド、8cmポット、9cmポットなどいろいろです。現在園芸マットには5x8列で6cm角の連結セルにトウモロコシ、8cm角の連結セルにはキュウリ、夕顔などがあります。土は市販の種まき培養土を用います。用途が表記されていますので2種類ほど用意します。25Lで3袋ほど使用します。さちさんとおなじように開けっ放しのとなりの4畳が観葉植物などがあり出窓で育苗ですから寝ながら管理できます。水配りは1日大体3L必要です。このところは暑いので大変ですが一時期寒い時は夜間エアコンの暖気をダクトを作って育苗に誘導していました。(面倒なのでカーテンをはずしていましたので外気温が2度の頃は室内で10度を下回ったからです)
カボチャは3.5葉まで出ましたので外気にならし4枚以上になったら定植です。今年は例年になくがっしりした苗になったようです。(育苗灯のせいかもしれません)
家庭菜園での育苗は必要数量の5割ほど多くしたほうが無難です。播種で全部発芽する保障はありません。また途中でだめになることもあります。
経験から家庭での育苗が簡単なものはカボチャ、夕顔、トウモロコシ、ヤーコン、比較的簡単なのはトマト、キュウリ、ゴーヤで比較的難しいのはナス、シシトウ、ピーマン、唐辛子、冬瓜、メロンで当方が一番にがてなのはスイカです。本葉の出が遅くいらいらします。

山下 【東海】 [URL:http://www.aquamarine.rm.st/ashitaba/index.html] 2009/04/14(火) 16:21:25
苗の整列している様は、見ているだけで至福の一時である。まるで子供が、自分だけの宝物を並べ替えている様子に等しい。

多くの人から助言や励ましを頂き感謝しています。皆さんありがとうございます。また、私だけでなく先輩の方々も育苗の難しさに悩んでいる一端を窺うことができました。

今年は、自分の畑の土を細かいふるいに掛けたものや、安もんの育苗用土を使用してしまいました。教えに従って、これからは奮発しましょう。
苗は40鉢ずつ一つのコンテナに入れられています。長方形の畑、北側一辺に木々が並んでいます。その木立の下、コンテナが蜂巣箱のように取り囲んでいます。日当たりや、風通しの加減で時々コンテナは並び替えます。木のおかげで半日ほどの太陽を浴びることが出来ます。また大きな雨をしのぐことも出来ます。もちろん、寒さに弱いものはビニール掛け等適宜対策を講じています。こんな状態ですが、どこか改善をした方が良いという指摘を望みます。また、私はこんな工夫をしているという点を披露して下さい。合わせて、育苗についてのサイトをどんどん教えてください。しばらく解決済みチェックはお預けとしますね。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2009/04/14(火) 16:39:38
>キュウリ、ナス、トマトにいたっては10%程度になってしまった
 いつ播いたのですか。特にキュウリは、早すぎたのではと思います。
 アブラムシは、付いていませんか。取ってやらないと、苗が育たなくなります。
>それに比べると私の苗の貧弱さ、悲しくなっちまう
 プロは、売れるようにと、より立派に見え苗を目指していると思います。アマチュア育苗者として、自家採種を含めて広い品種選択幅の中からの、納得のいく育ちをしてくれる苗作りを目指しています。メロン、スイカは、随分昔にあきらめました。

山下 【東海】 [URL:http://www.aquamarine.rm.st/ashitaba/index.html] 2009/04/14(火) 17:37:45
タネツギさん、いつもありがとうございます。

前にも記しましたが、私のところはパン屋、釜からの余熱で工場は冬でも暖かい。その部屋で3月9日に蒔きました。発芽後日当たり良い畑でトンネル囲い。25日に育ちの良い苗を育苗ポットに移植。そんな手順ですね。

りっこ 【関東】 2009/04/14(火) 22:15:11
育苗培養土はHCで販売しているので十分ですよ。通販での培養土に比べてもほとんど遜色ありません。通販では送料込みですからその分差し引いて考えることです。たとえば25Lのプランター培養土も通販で1250〜1400円のものですが同じものがHCでは980円で販売しています。問題はやはり鉢上げ時のタイミングと管理です。山下さんのケースは発芽は環境がよいので大丈夫です(ナスはできれば昼間と夜温を10度程度下げて管理すると発芽が揃います)。それと鉢上げ2〜3日前には温度を若干下げます。培養土も水もそのぐらいの温度にして鉢上げしたら温度を極わずか上げますと根がスムーズに活着します。また、屋外での管理ですが、鉢上げ後にいきなり外に出すとだめです。徐徐に温度を下げてからでないとこれまた苗全体をいためます。動物の赤ちゃんよりはるかにデリケートですから手順を踏んで管理すると市販の苗より立派な苗ができますよ。

播種時期は定植時期から逆算して決めます。キュウリは30日で苗ができますので、山下さんが播種されたのは3月9日ですから4月9日には定植時期に見合うような苗になっていなければなりません。ちなみにトマトは55〜60日、ナスやピーマンは85〜90日ほどかかります。
種まき培養土はできればセル用と鉢上げポット用を分けて使用するのが無難です。小さなセル用のときは肥料が極わずかのものもあります。これを鉢上げに使用すると肥料が不足します。

山下 【東海】 [URL:http://www.aquamarine.rm.st/ashitaba/index.html] 2009/04/15(水) 09:21:45
りっこさんも、いつもありがとうございます。

今残っているキュウリ苗は、やっと本葉1枚から2枚程度。そんなんで定植は無理ですよね。

移植するときはポットいっぱいに根がトグロを巻いていますよね。そのまま、次の大きなポットまたは畑地に植えていますが、これじゃあいけない?土を払って取り替える?根が傷むよね。ああ、根本からわかんない。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2009/04/16(木) 18:13:17
>木々が並んでいます。その木立の下
>発芽後日当たり良い畑でトンネル囲い
 夜間もそのままでは、冷えすぎませんか。
 キュウリは生育が早いので、今は本葉は僅かに見えている程度にしています。
>移植するときはポットいっぱいに根がトグロを巻いていますよね
 それでは、手遅れに近いです。それを助けたかったら、観賞植物の場合ですが、鋏で底部を切り捨て、側面も切り込んで、側根の発生を促します。
 ポリポットを側面で持つと、土の硬さで根の周り具合を推量できます。硬くなり始めたら鉢緩めしています。
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/fmsg/seedling/seedling.htm
 キュウリは生育が早いので、約10日ごとにしています。


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