玉ねぎの収穫

[園芸相談センター]の過去ログです

たま 【東海】 2009/03/04(水) 07:48:37
玉ねぎを上手に作るにはどうしたらよいでしょうか。コツなどあれば教えてください。
去年の9月半ばにホーム玉ねぎの売れ残りを安く購入し、畑に植えました。
植え付けも遅かったので今収穫しているのですが、形が良くないし市販されている新玉ねぎに比べて実のしまりがなくやわらかいです。
実はそれなりにふくらんでいるのですが、恐ろしく太い幹(?)からたくましい葉がガンガン伸びています。
肥料が多すぎたのでしょうか、収穫が遅すぎたのでしょうか?
何が悪かったのか良くわかりません。
玉ねぎは来年も植えたいと思っているのでアドバイス、よろしくお願いします。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2009/03/04(水) 11:45:01
葉がたくましいというので思いつくのが窒素肥料の過多。肥料の成分比はどんなものでしたか?容器の表に肥料の成分比が書かれています(10−10−10など数字が並んでいます)1番目が窒素、2番目がリン酸、3番目がカリです。そのうちの窒素分が多すぎ、根の肥料であるカリが少ない比率の肥料をお使いになったことはないでしょうか?
また、玉ねぎを植える前年やもっと前から窒素の比率が多い肥料を使いすぎて土壌に窒素が蓄積されている可能性はありませんでしょうか?
植物はまず根を丈夫に育てなければならないのにカリが少ないと根がよく育ちません。そこに窒素が多すぎると葉ばかり育ち、根や球根の部分は貧弱になりやすいです
野菜にはどの部位を食べるのかでどの成分の比率を高くするかが決まっています。花や実を食べるならリン酸の比率を、葉野菜には窒素を、根菜ではカリの成分比を高くしてあげて(もちろん他の肥料は比率が低いものの必要です)養分が極端に偏らないようにする必要があります

土質なども影響する事もありますが、あまり肥料に頼りすぎも良くありませんので、まず畑の土壌に堆肥(牛フン堆肥以外)を入れて繊維質や微生物、ミネラルなどを補給して土の基礎を作り、作る野菜に合わせて必要な肥料を補う程度に育てた方が、大きさはそうでもないかもしれませんが締まっておいしい野菜が作れますよ
特に窒素の蓄積が酷い時には牛フン堆肥を土壌改良や毎年鋤きこむ堆肥として使っている畑に多いようです。牛フン堆肥を土壌改良目的で堆肥に使ってしまうと窒素過多や土壌に過剰な塩分を蓄積させてしまう原因となります。牛フン堆肥は、堆肥という言葉が付くものの堆肥としての目的での大量使用は向かない、元肥や追肥に向く天然窒素肥料と考えて適量を使うのが向くのでご注意下さいね。もし窒素過多が考えられるならその場所で次の作物はトウモロコシかヒマワリを作り土壌の窒素を消費させ、その後葉を食べる野菜を作ってからもう一年別の野菜を作り(連作障害を避けるため4年サイクルで毎年違う科の野菜を作る=輪作)それからカリの多い肥料を元肥に入れてから玉ねぎを植えると良いですよ。同じ場所には連作障害を避けるため同じ野菜(又は同じ科の野菜)は植えないでください。前年もネギ類を植えていた場合なら完全に連作障害が原因である可能性もあります。どうしても植える場所がないなどやむ負えない事情の場合でも緑肥を植えるなどしてしばらくその場所は休ませなくてはなりません。休ませるよりは違う科の野菜を植える方が良いです。畑を4分割にして毎年ローテーションさせながら同じ野菜を作る、できれば同じ場所では毎年食べる部位の違う野菜(もちろん違う科のものを)を順に作ると畑の土の成分をバランスよく保ちながら良い野菜が収穫できると思いますよ

さち 【関東】 2009/03/04(水) 14:31:29
毎年8月に植えるミニのたまねぎ(市販のホームタマネギのようなものです)も たまさんのような感じです 暖かくなるとガンガン伸びた茎から花芽がでると思います
花芽がのぞいたら中が固くならないうちに食べてしまいます葉付きのシンタマネギを食べる感じです
タマネギがやわらかいというのは外側がふわふわしているのですよねでも中心はしっかりしていると思います三分けつしているときもあります 青い部分と一緒に油炒めなどして食べます 市販の新タマネギは早生のものを種からそだてたものと思います 今年は9月に種まきしてそだててみてはいかがでしょうそちらの地域の播きどきを確認して 晩成のものをこちらは(9.25日ごろですが)直播すると植えかえの 手間がかからず良いのではないでしょうか 

たま 【東海】 2009/03/06(金) 07:41:03
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ばんざいうさぎさん、ありがとうございます。
他の方の質問事項への回答もいつも参考にさせていただいております。
ご指摘の通り、肥料過多が原因かもしれません。
件のたまねぎを植えている場所には夏野菜(トマト)を植えていて
そこに毎週1回ペースで液肥を撒いていました。
で、その後玉ねぎを植える際にも玉ねぎ用に、と肥料を撒いてしまいました。
家庭菜園を始めてまだ2年目で肥料についてもよくわからなかったので
市販の「にんにく・玉ねぎの肥料」という商品を有機石灰と一緒にまきました。
先の質問には書いていませんでしたが、件の玉ねぎは根っこも随分たくましく、まるで地面に張り付いているようで収穫には随分骨がおれました。
ばんざいうさぎさんのおっしゃるような、「他の野菜を植えて窒素を消費させる」というような発想は今までしたことがなかったので勉強になりました。
来年は肥料を規定量で入れるのではなく様子を見て加減してみようと思います。
さちさん、ありがとうございます。
家庭菜園はまだまだ素人で玉ねぎは種から植えたことがありません。
以前、こちらの掲示板で玉ねぎの苗の作り方の質問・アドバイスを拝見したことがありましたが、少し難しそうだったので敬遠してました。
でもせっかく種があるので今年はちょっと試してみようと思います。


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