果樹の肥料について

[園芸相談センター]の過去ログです

yoko 【東海】 2008/10/13(月) 10:16:25
土地がやせているのかリンゴも小さいのが数個なる程度で、アーモンドも数個なる程度で、実のなる数があまり増えていかないです。デコポンも去年は初めて一個だけ実がつきましたが今年はなりませんでした。肥料や堆肥をあげなくてはいけないのかなあと思うのですが、いつ頃どんなものをあげたらよいのでしょう。堆肥なども入れてあげるほうがよいのかどうかも教えて下さい。その際、根を痛めてしまったりしないでしょうか?どの辺りに入れたらよいのかアドバイスお願い致します。尚、リンゴの木の剪定がうまくされてないので、思い切ってバッサリと切りたいと思うのですが、時期はいつ頃がよいでしょうか、合わせてお願い致します。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2008/10/13(月) 11:56:43
まず、どの木を何本植えているのか(特にリンゴは植えている品種も必ず書いて下さい)、リンゴやアーモンドの木は苗木から植えて何年たつものか?植えられている地形的な環境などもお書き下さいね
特にリンゴはほとんどが関東以北が栽培適地ですので、南の地域に向く品種を最低でも二品種植えないことには自家受粉しづらいので多くの実を望めませんが、二つの品種を植えていますか?東海あたりだとかなり高原の様な夏涼しい土地でなければ栽培が難しい可能性もあります
アーモンドも単一の品種で植えるより他のアーモンドの品種か近縁種の桃の木を植えると実の付きが良いと聞いた事がありますが、こちらについては聞きかじっただけで、アーモンドの育たない土地に住む私には詳しくわかりません

リンゴの木の剪定ですが毎年枝が細いうちに剪定していくのが基本なのであまりに太い枝をバッサリ切ってしまうのは木が弱ったり切り口から病気が入る恐れがあります。ですので素人が思い切った太い枝の選定はしない方が良いかと思います。リンゴの木は果樹でも特に手間のかかる木なので、リンゴの木の性質や栽培法を知らずに育て続けても良い実がたくさんなりません。本やなどでリンゴの栽培についての本を購入してそれに沿って栽培しなければ病気にかかって木の寿命が短くなったり、花や実の数を制限しないといつまでも満足な実がなりません。たとえば花が咲いたら実になる候補花に違う品種の花粉を人工受粉させてそれ以外は摘んでしまうとか、実の育ちの悪い実は早めに摘果するなど行っていますか?これらをしないと花は受粉出来ずに皆散ってしまい、運がよく虫に受粉して貰ったものだけが実をつけることができますから実の数が少ないです。また病害虫予防に適期に適切な薬剤で年数回の散布が必要です
特にリンゴは品種改良が進みすぎて、今では人間の年間の献身的な手助けがないことには満足な実をつけなくなりやすいです

また、土が痩せているかもしれないという程度ではどんな土質かが分らず土壌改良のアドバイスも付きづらいですよ。せめて水はけがよすぎる・悪い、その土地が前は化成肥料を使い続けた畑だったとか山を削った造成地だとか、元々は原野だったのかなども参考になりますので必ず書きこんで下さいね

リンゴの年間の管理については、日本の国営放送の出版部でリンゴだけの事を詳しく分り易く書いてある本があります。今手元にないですがあの本を一冊買って管理すれば良いかと思いますが、栽培に向いていない土地だと、そもそも本屋で置いていない可能性があります。国営放送の出版部のサイトで名前を調べて本屋に注文すれば取り寄せてもらえると思います

yoko 【東海】 2008/10/14(火) 09:42:08
ばんざいうさぎ様、返信ありがとうございます。
こちらは静岡県の太平洋側の暖地ですのでリンゴ栽培には向いていないかとは思いますが、リンゴ園もあります。品種が定かではないのですが、陽光かサンサではないかと思います。土壌は、家を建替えの時に入れたやせた山土のようで乾燥しやすいような気がします。8年ぐらいは経っていると思います。ニ品種以上でないと実がならないよとよく注意されるのですが、幾つかは実がなるんです。庭の反対側にヒメリンゴだと思うのですがとても小さいリンゴの成る木があって、それは毎年たくさん実がなります。でも小さくておいしくないので、そちらに大きいほうのリンゴを接木中なんですがまだ成功したかどうかわかりません。リンゴは本当に虫がすごくて手がかかるなあと思うのですが、なるべく無農薬に近い状態で育てたいです。
アーモンドは三本ありますが、5年ぐらいは経っていると思います。購入して翌年には花が咲きました。ただ道路沿いの花壇に植わっているので少々窮屈かもしれませんが他に植えるところもないですし、こちらも同じような土です。いつも肥料は玉肥を置くぐらいでした。
本のこと教えてくださりありがとうございます。なかなか本を見ても条件が違っていたりして結局わからないのですが、紹介くださった本を見てみようと思います。枝の剪定ですが、太い枝は切らないほうがいいとのことで困ってしまいました。どうにも今までの管理に問題があったようで邪魔な太い枝があるんです。切るときはダメもとで覚悟してやるしかないかなと思います。
リンゴもアーモンドも柑橘類もあまり実をつけなかったのですが、これからの肥料のやりかたと時期をアドバイスくださると嬉しいです。

moat 【近畿】 2008/10/14(火) 22:08:05
柑橘について
柑橘の施肥は収穫後、春新芽が出始めた頃有機肥料を1本当り1kg程度を秋60%、春40%程度に分けて施肥すると良いと思います。
施肥場所は一番外の枝先端の下付近に深さ10〜15センチ位の穴を3〜4箇所掘り土とよく混ぜて埋め戻してください。
その際根があれば切ってもかまいません、遠くに伸びている根は切るほうが細根が発生して施肥効果も高まります。
面倒であれば樹冠下にばら撒きして表面を浅く耕し土とよくまでて下さい、までないと肥料の効きは約半分位になります。
腐葉土等は出来るだけたくさん入れる方が良いですよ、理想的な土は有機物と土が同量に混ざっているのが良いそうです。
柑橘の剪定は太枝を中心に混み合っている所を透けて下さい。
細い枝の先端に花が着きます。

yoko 【東海】 2008/10/15(水) 08:33:07
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moat様、とてもわかりやすいアドバイスありがとうございます。しっかり堆肥と肥料を入れて、来年こそはたくさん収穫できるようにがんばりたいと思います。


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