ナスやトマトの育苗について

[園芸相談センター]の過去ログです

キャンティ 【北海道】 2008/02/12(火) 10:16:38
 春に向けて室内で、ナスやトマトの自家育苗を始めようと思っています。
モノの本を読むとたいてい、
1)苗箱に種を播き、本葉3枚頃に9センチポットに・・・
2)本葉5枚頃に15センチポットに・・・
などど、1回か2回は植え替えるような手順が書かれています。

 この手順を「無視」して、最初から大きめのポットに種まきをすると
何か不都合があるものなのでしょうか?

 去年、本もロクに読まず、ナスとトマトを育苗した際には、最初から
ポットに植えてしまったのですが、結果、実はなりました。ただ、それが
順調な生育だったのかは正直、判りません。
苗が徒長気味だったのは確かで、植え替えで徒長が防げるなら、面倒でも
手順を踏もうとは思うのですが・・・。
 
 御詳しい方、よろしくお願い致します。

リトっぷ 【九州】 2008/02/12(火) 17:40:53
こんばんは、私はセルトレーで種蒔きしてポットに鉢上げし,気温が上がったら定植していますが,たくさん苗が要らない時はポットに2〜5粒(種類により)蒔いて成長を見て暖かくならない時は鉢増ししますがたいてい逆算して種蒔きしますので鉢増しは不要です。いきなり15センチとか直蒔きでトマトやウリ科を育て始めるとツルボケと言って茎や葉が元気過ぎて花が咲かずに結実が遅れるのでトマトは第一花房が着く迄定植しません。またナスは花が着くまで育苗期間が長いので管理しやすいポットで育てます。キュウリ等は定植後の施肥を控えて成育を見て追肥を開始する事でツルボケになりにくくします。徒長は温度不足で陽射しが弱い時期なので仕方無いかなと思います。なるだけ乾いたら水やり で防止するしかありません。去年トウモロコシを育苗中に水を厳しくした為に成育障害が出て蒔き直しました。枯れるより良いと思います。ふにゃっと倒れるのはダメですけど…

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2008/02/12(火) 17:51:02
>最初から大きめのポットに種まきをすると
短所は 
 種子量と苗床面積を多く要する。
 土が過湿になりやすく、根への酸素供給が不足しがち。これが徒長を招く。
長所は
 根が自由に張り、根圏が広がり、植え付け後の根張りにプラスになる。
というところでしょう。 

キャンティ 【北海道】 2008/02/13(水) 20:06:39
 リトっぷさん、タネツギさん、ありがとうございます。
一長一短にも思えますが、徒長を出来るだけ避ける意味でも、
植え替え方式を採ろうかと考え始めています。
 
 去年は定植時には、ナスもトマトもかなり根がポットの中で
廻っていました。活着を考えると、植え替えで根張りをある程度、
抑制するのも手なのでしょうか。

 余裕があれば両方試してみたいモノですが・・・。

リトっぷ 【九州】 2008/02/13(水) 21:19:59
こんばんは、小まめに鉢増しする事は乾湿のメリハリが付きやすく上部の草丈に見合った根が張り徒長しにくいと思います。しかし野菜では幼苗時期に根を抑制する事はしないと思いますよf^_^;
寒冷地では定植出来る地温になるまでの期間が長いので根が廻ったと思います…
暖地ではいきなり畑に直蒔きする野菜もありますから。アブラナ科等はキャベツでも移植を嫌いますから。所詮はダイコンの仲間で直根性ですから移植の際は根を傷め無い様に注意した方が良いと思います。トマトも直根性で地表が乾燥しても深い根が水分を吸水するので水切れに強いのです。(もともと原産地が乾燥するので強いのもあります)一方同じナス科でもナスは根が地表に近い為に水切れに弱く栽培には乾燥防止のマルチを施したり工夫します。トマトは水っぽくならない様に雨除け栽培です。トマトは第一花房が咲くと同じ向きに花が咲くので花を通路側に向けて植え付けると収穫がし易くなりますよo(^-^)o
いづれにしても種蒔き〜定植が開く場合は鉢増しは必要にならざるを得ないですね。でも根は傷め無い(抑制しない)様にした方が良いと思います。

りっこ 【関東】 2008/02/17(日) 00:21:15
自家育苗楽しいですね。段階的な鉢ましは皆さんが説明されたとおりです。一般的に徒長苗は日当たりと水管理が影響していると思います。ためしにウリ科(キュウリやスイカなど)のものを育苗してみてください。同じ育苗環境なら極端なカンザシ苗になりやすくなります。育苗の室内環境が分かりませんが温度管理と日あたり、水管理が結構厄介です。4年ほど育苗した経験ではナスが一番難しいですね。定植苗になるまでおよそ75〜80日かかりますので当方はそろそろ温床の準備です。定植後の栽培管理や土壌にもよりますが園芸書によるとトマトは1株あたり20〜30個(大玉)、ミニならあ500〜1000個ほどの収穫があります。ナスは15〜25個だそうです。育苗がうまくいったかどうかの判断の一つになると思います。勿論北海道なら収穫期間が少し短くなると思いますので収穫量も若干少なくなるかもしれません。当方のナスはいつも株あたり5個〜8個程度で終わりです。購入苗(自根苗でも接木苗でも)でもうまくいきません。シシトウ、ピーマンは結構うまくいくのですが不思議です。トマトの育苗は比較的容易で徒長苗でも平気です。少し斜めに植える方法もあるようです。リトっぷ さんがおっしゃるように同じナス科でもナスは水で育てるという諺があります。ミス管理が大事で、トマトは水をやり過ぎると水っぽくなって美味しくなりません。

キャンティ 【北海道】 2008/02/18(月) 14:17:47
[[解決]]
 リトっぷさん、りっこさん、ありがとうございます。
育苗環境は、マンションの西向きの窓際で、陽当たりは決して良くないので、
赤色LEDで照射し、加温はペット用ヒーターを使ってます。
去年はこれで取り敢えず、外国品種ナスとイタリア系トマトの育苗を一緒に
していました。今年はまず、ナスとトマトは環境を変えようと思います。
 ナスですが、札幌の露地栽培(マルチあり)で1株に7〜8個の実が獲れて
いると思うのですが、厳密には数えてません。プロの農家は100個以上採る
そうですから、かないませんね。
 また育苗中に自己解決できないことがあったら、質問させて頂きます。


[園芸相談センター]の過去ログです

野菜・家庭菜園用掲示板@園芸相談センター園芸相談センター