じがいもの花の実について
加藤茶
【関東】
2007/07/14(土) 17:27:11
じがいもの花に実が実るものでしょうか、だとして、その実を植えたら発芽しますか。ごぞんじの方教えてください。
cat
2007/07/14(土) 20:03:13
http://www.geocities.jp/a5ama/e018.html
http://www.geocities.jp/a5ama/e019.html
http://wakana.mcr.muroran-it.ac.jp/works/berry/berry-g.html
「ジャガイモ 種子」でググルと最初にヒットします。
ビット
2007/07/15(日) 14:42:34
じゃが芋の花に実は生らないです。
じゃが芋は、じゃが芋を半分に切り植えて花が咲く頃にじゃが芋と
生って居るんです。
じゃが芋の花に実が生る様な事は有り得ません。
ばんざいうさぎ
2007/07/15(日) 18:49:31
ジャガイモに実がつかないのは日本では品種改良されて芋が太るのが優先されて作られているため(実が付くとそちらに栄養がとられ芋が小さくなる)ジャガイモの原種や古い品種には当たり前に実が付きます
実が付かないよう品種改良されているのですが時々条件が良いと実がなることがあります。外国からの品種などだと結構実が付きやすいものがあり、外国には家庭栽培用にシードポテトという種から栽培する品種のジャガイモがあるくらいですよ。日本には検疫の関係や種からだと栽培時期が長くなりすぎなのと芋が大きくないので採算が合わず入ってこないようですね
そもそもジャガイモに実がならないと、芋や細胞の培養のような細胞のコピーでは品種改良は偶然でてくる突然変異でも待たない限りできないことになってしまいます
男爵などの外国からの移入品種で実がならない性質のものを先祖に持つ品種を父親に使い、一般には出回らない実の付きやすい母親品種は農産試験場のような所だけで栽培しています。実をつけない品種の花粉を実がつくジャガイモの品種の雌しべに受粉させ、種を採って蒔き栽培していきます。その中から種の付かない農家の生産栽培に向く品種を選抜して新しい品種にし、それの成長点からの細胞培養や芋で殖やしていって農家に普及させていくわけです
ちなみに某ポテトチップスメーカーは綺麗な色で出来上がるでんぷん質が少ない品種を開発して、北海道の契約農家に作らせています。この品種はチップス専用で他の料理には向かず、でんぷんが少ないので糖度が低く一般家庭には出回ることのないものです
実はジャガイモの茎が枯れてくる頃までつけていると完熟して緑から変色してくると思います(おそらく黄色。ものによってはオレンジ色)。ぶよぶよに熟していたら実をつぶして種を出し、綺麗に洗って乾燥させ保存しておいて春に蒔けば芽が出るかもしれません。種まきや管理は同じナス科のトマトに準じてでよいと思います。ただ、品種改良された芋は親がほとんど一代交配のF1なので、その種はF2のため(メンデルの法則参照)親とは違う性質のものや先祖がえりした性質のものが出やすいでしょう。発芽からの栽培なので芋が取れるまでが、芋からの栽培よりもかかり芋も小さいものしか取れないかもしれません
実がなること自体が何らかの影響での突然変異(または先祖がえり)だと思います
もしうまく栽培できたら、それを母親に違う品種の花粉を受粉させてやるとまた実が付いて、それの種で育てて採れた芋のうち良い物を種芋で殖やすと我が家オリジナルの品種の芋が出来るかもしれませんよ〜
RED
[URL:http://members.jcom.home.ne.jp/takanuma/index.htm]
2007/07/15(日) 20:36:52
catさんの参考URLにありますが、ホッカイコガネは実際にやたらめったら実をつけます。
毎年たわわに実がなってるんで、食えないものかと思っていましたが、青いものは毒性があるようですね。
同じURLにあったキタアカリはそれほどではなく、年によっては付くことが・・といった感じです。品種格差が大きいので、採種を試すならホッカイコガネがオススメです。
タネツリ
【関東】
[URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/]
2007/07/15(日) 21:37:08
>外国には家庭栽培用にシードポテトという種から栽培する品種
20年ほど前だったか、日本でもタキイが発売しました。できた薯は豆粒程度だったので、やめました。
キャンティ
【北海道】
[URL:http://plaza.rakuten.co.jp/kobetsuzawa/]
2007/07/16(月) 09:43:00
毎年「キタアカリ」を栽培してますが、この品種は実がよく着きます。今年もすでにいくつか小さな緑色の実が付いてます。ただ、芋掘りをする頃にはたいてい、落果してしまいます。
いつも完全に放置してますが、赤く完熟までいったことはほとんどありません。catさんがリンクされてる「ジャガイモ博物館」は、私もよく読むサイトで、ジャガイモのことはいつも参考にしています。
ばんざいうさぎ
2007/07/16(月) 14:09:07
タネツリさん、シードポテト栽培してたんですかぁ〜
よく入手できましたね、私が見たカタログでは日本には送っていなかったんですよ
豆粒程度の芋というのはおそらく芋の生育には日本の栽培法と本州の気候が合わなかったのかもしれませんね。イギリスのカタログ写真では日本のほど立派ではないにしろそこそこ大きい芋でしたので
日本の栽培法ではきっと育成に必要な栄養素の与える時期や量、環境が合わないのかも。苗が育つには窒素、芋の育成期にはカリ多めがよさそうですが、芋の育成期に影響するまで窒素が強すぎなら芋も育ちにくそうですよね。原産地に似た気候の北海道で肥料に気をつけての栽培ならイギリスほど緯度は高くはないですができるかも・・・
最近は外国の品種やそれの子孫と思われる美味しいジャガイモも多くなってきましたね。そんな事情で実の付く芋の種類が多くなっているのでしょうか?
タネツリ
【関東】
[URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/]
2007/07/16(月) 22:04:50
シードポテトは、播種はナスと同時期。発芽して双葉になったころ、栄養繁殖のジャガイモは薯から栄養を得て太い芽を伸ばします。スタートがまるで違うので、かないません。
果菜が本格的に育つ7月には、平暖地ジャガイモは枯れてしまいます。
ほぼゼロからのスタートと、6月までの命という制約の中では、豆粒薯となり、あと2作しないと、まともな大きさにならないでしょう。
旧来のジャガイモ育種方向は、白く、果実をつけにくいものだったはずです。
先日、ジャガイモ育種家の話を聞きに行きました。着色品種を親にすると、色がどんどん濃くなるそうです。着色も着果も優勢遺伝なのでしょう。
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