肥料の成分

この記事は[園芸相談センター]の過去ログです

二坪百姓 【九州】 2007/05/27(日) 21:02:30
菜園に、市販の液体肥料や固形の化成肥料を使っています。市販の液肥は、固形化成肥料を水に溶かしたものとは、成分や効果が違いますか?

また、水のかわりに、非常に薄い化成肥料溶液を与えると、水と肥料の供給が同時に達成されるような気がしますが、この方法にデメリットがあるかどうか、教えてください。

りっこ 【関東】 2007/05/27(日) 21:45:14
一般的に液肥は速効せいで、有機肥料も液肥もあれば化成肥料も液肥もあります。又、固形の化成肥料も遅効性もあり即効性もありさまざまです。成分もいろいろあります。ですから固形化成肥料を水に溶かしての利用は難しいと思います。HCなどで化成肥料などの袋を見てください、窒素、燐酸、カリなどの成分が記述してあります。普通液肥は500倍とか2000倍とかに希釈して潅水代わりや葉面散布に利用しますが、必ず注意事項の表示を見てから実行してください。かりに固形化成肥料を溶かしたとしての散布のデメリットは急激な吸収で根をいためるでしよう。おやめになったほうが賢明です。

RED [URL:http://members.jcom.home.ne.jp/takanuma/index.htm] 2007/05/27(日) 22:44:25
 一概に窒素、リン酸、カリといっても、実はその形態はさまざまです。たとえば窒素ですが、液肥の場合はほとんどが硝酸態窒素の形になっています。
 これは即効性で植物に吸収されやすいですが、土に保持されにくい性質があります。
 一方固形肥料はアンモニア態窒素の比率が多めの製品が多くなっています(製品ごとに比率が違います)。一般に長い肥効をうたったものほどアンモニア態窒素が多めで、これは土に保持されやすく、また効果はゆっくりです。中にはIBなど微生物に分解されて効果のある窒素もあり、その場合はさらにゆっくり効きます。

 他の成分も、固形肥料は根酸などで溶かされて効果を発揮する成分の比率が多く、液肥は可溶性(すぐ効果を発揮する)が多い傾向があります。

 形状だけでなく、成分の形態においても液肥は即効性で、固形肥料は緩効性というわけです。

てて 2007/05/28(月) 01:11:50
(経験から申し上げますと)固形肥料を500から1000倍くらいの濃度で水に溶いて与えても大しておかしなことにはなりませんでした。あと溶け残りがジョウロに詰まりました(笑)。ただし前のコメント皆さんが仰るように本来の肥料の効果があったのかは???です。当然ですが溶け残り=”く溶性”の成分、と考えれば本来の働きとは同じとは言えませんね。私はアバウトなので以前はそんなこともしましたが、現在は尿素か硫安、塩加を溶いて与えます。溶けやすいですしコストもそのほうが安いです、なによりジョウロが目詰まらないです。

二坪百姓 2007/05/28(月) 20:44:46
みなさん、いろいろな有益なコメントありがとうございました。

ホームセンターで液肥や固形化成肥料を購入していますが、窒素、リン、カリの含有表示はありますが、REDさんが書いておられるような、化学的形態は示されていません。ひょっとしたら、液肥も固体肥も含有成分は変わらないであろう、と単直な発想から質問させていただいたわけです。 
さらに、下記の2点について、コメントをいただきたい。

(1)いただいたコメントにありますように、固形化成肥料はとけにくいですね。 粒状ののものを畑にまいて、潅水したり、大雨になっても、溶けずに残ります。その残渣は、肥料成分なのか、それとも単に成形剤または溶解速度調整剤なのかな、と思ったりしています。現在は固形肥料量を水に溶かして、上澄みだけを使用しています。
(2)市販の液肥には、500倍と1000倍希釈の表示があります。適切な濃度を示したものと理解しています。上限と下限は明示されていません。あまり濃度が高すぎると、弊害がありそうですが、低すぎても弊害があるでしょうか? 前回の質問のように、水と肥料を同時に供給するばあいには、濃度を低くする条件が必要ですので、思案しています。

RED [URL:http://members.jcom.home.ne.jp/takanuma/index.htm] 2007/05/28(月) 22:07:31
 肥料の詳細な成分ですが、保障票の部分に書いてありますよ。いや、書いてない製品もあってややこしいのですが・・。
 園芸店などで、製品裏側の保障票をチェックすると、いろいろな成分が書いてあって参考になると思います。

 固形肥料のガラは基材で、これは肥料ではありません。
 材質は肥料によってまちまちだと思います。

 薄い分には弊害はありませんし(水道水にも極めて薄い肥料分は含まれています)、ごく薄い肥料を水やりと兼ねている人もいるようですが、どの程度の濃度が良いかは私は知らないので、回答できません・・。

ちゃっぴー 2007/05/28(月) 22:20:56
良いですね、常識破りで・・・

(1)まず、皆さんが述べているように窒素燐酸カリには色々な状態特性のあるものはご理解いただけたと思います。と言うことは二坪百姓さんが水に溶かしている肥料の成分がわからないと溶けかすが単なるカスか溶けにくい有用成分か判断できません。
(2)濃すぎれば肥料負け、薄すぎれば効かない? 例えば使用方法どおり1,000倍に薄めた液肥を週一回と7,000倍に薄めた液肥を毎日の場合どうなのでしょう?よくわかりません。

 以上を踏まえて
・肯定的に考えた場合
 即効性の化成肥料(成分をキチンと確認する)を水に溶かして使用する。そうすれば溶け残りはカスであろうと推測できる。
・否定的に考えた場合
 元肥追肥ともに固形で十分、最低限元肥をやれば大丈夫だから手間は一回で済む。
>水のかわりに、非常に薄い化成肥料溶液を与えると
 を普通の液肥の使い方である週一回ではなくさらに7倍薄めて毎日やると理解しています。そうすると雨の日は施肥できないのできかない?
 畑の場合水遣りは植付け初期(種蒔き時)や干ばつの時くらいで基本的に水遣りはいらないから肥料をやることが出来なくなる。雨の日の分は濃くする。そんなことをするなら週一回の方が楽。

 まとめ、固形の長所と液肥の長所を上手く利用する。元肥追肥は固形で十分で手いらず。液肥は即効性(10秒メシのウィダーインゼリーみたいなもの)固形を補うように使うと市販品の液肥が一本あると結構もちます。よって、わざわざ自家製ししかも毎日やる手間もいらない。
 
 私の力では常識は破れませんでした・・・

たちつ 【近畿】 2007/05/30(水) 21:59:11

単純に考えて、バケツに、液肥一滴落とす・規定稀釈に溶かす・固形化成肥料の多い少ない・有機肥料の上澄み液と色々実験すれば、効果が良く解る。・・・・水が緑藻で緑色になる。その色と濃度を見ればよい。
液肥の効果を、疑った事があるので、実験したら、液肥が一番効果があった。緑色になるのが一番早かった。有機肥料が一番遅く、変な色(褐色藻が繁殖した)
水も、水道水より雨水の方が、早くボウフラが湧いた。
枯れ落ち葉の上澄み液には、便所ハエ・蜂?が湧いた。
卵の殻の腐り水には、蝿も湧かない。歯糞の匂いがするだけ。しかし、水を捨てれば、直ぐに銀蠅が集まる。これも不思議な現象です。蝿は水には産卵しない。ということでしょうね。蚊も産卵しない。

液肥には、液肥用に向く様に、固形肥料にはそれように最大の効果があるように仕組まれています。
額面とおり2坪の花壇なら、わざわざ液肥を使わなくても、固形肥料でよいし、液肥の原液の特価品(HCブランド)なら、安いものです。
1t近くの仕上がりになる。容器も小さいので邪魔にもならない。


二坪百姓 2007/06/01(金) 20:46:35
[[解決]]
各様のご教示ありがとうございました。
いただいた情報をもとにして、水と肥料の手抜きメニューを作ってみたいと思います。 保証表の存在は気がつきませんでした。つぎに園芸店へ行くときには、確認してみます。
教えていただきたいことがまだたくさんありますが、話題が焦点ぼけになりそうですので、この辺で〆させていただきます。深謝。
 


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