しゃくやくの花を咲かせたい

この記事は[園芸相談センター]の過去ログです


とまとっと 【東北】 2008/09/29(月) 16:23:30
毎年しゃくやくが綺麗に咲いて、切り花にしても楽しんでいました。でも、今年は蕾にアリが集まってそのせいか綺麗に咲かずに終わってしまいました。
来年こそは咲かせたいと思っているのですが、これから開花時期まで注意点などあれば教えてください。

リトっぷ 【九州】 2008/10/05(日) 21:08:50
こんばんは、地植えでしょうか 鉢植えでしょうか 株の大きさはどれくらいでしょうか

とまとっと 【東北】 2008/10/06(月) 19:09:20
地植えです。主人の実家の庭に咲かせているもので、何年前に植えられているのか定かではありませんが、60センチくらいの結構大きい株です。私は今春から主人の実家に入ったばかりなのですが、ずっと植えっぱなしで、肥料もろくに与えたことがないようです。去年まで遊びに来ていた頃は綺麗に咲いていたのですが…。アドバイスよろしくお願いします。

リトっぷ 【九州】 2008/10/06(月) 19:57:20
こんばんは、シャクヤクは案外肥沃な土壌を好みます。株が問題なく成長すればする程養分が不足がちになって花芽を咲かせる力が足りなくなってしまいます。葉茎の根本に新しい新芽が出来ていると思いますので 確認して(3芽以上)混み合っていれば掘り上げて土壌改良し植え直すなどした方が成長がよくなります。
出来ない場合は周囲に追肥し腐葉土と共に鋤込むなどすると良いと思います。
シャクヤクと牡丹は秋の追肥と新春の芽出し肥をあげると成育がよくなります。
それと花芽は1茎に3個上がりますが余程チカラがないと咲きませんので1茎に1花に摘み取ってしまいます。やらないと蕾が全て小さくなって咲かなかったりメインの花が小さくなったりします。

リトっぷ 【九州】 2008/10/07(火) 19:46:54
こんばんは、参考になるサイトを見つけました。

http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-f/naiyou/syakuyaku3.htm
蕾は上がるようなので
Q,脇から出た蕾を摘み取りましたか?
シャクヤクは扱える時期が非常に短期(ほぼ秋口のみ,東北でしたら夜温20℃以下の頃)なので一気に手入れしてしまいます。
追肥は土壌改良と根を一部分目視で根瘤病にかかっていないか見ておきます。また同時に新芽が混み合っていないかも見ておきます。追肥は地植えでは大量に必要とはしません(鉢とは根の拡がりが違い広範囲で養分を吸収する事が出来るからです)
何故土壌改良(腐葉土と一緒に)するのか⇒腐葉土はそのものが肥料になりますが有用バクテリアの温床にもなりますし養分を保持してとどめてくれる保肥力に優れていますので追肥を受け止めてくれるバケツのような役割もします。
秋口に涼しくなってくると根の成育が盛んになり来年の新芽と太い根茎に養分を蓄え始めます。春の芽出し時期までに蓄える必要があるので追肥が効果的なのです。
※切り花には湯上げをします。60℃程度の湯に数分断面を浸した後に花瓶に活けます。

とまとっと 【東北】 2008/10/07(火) 22:26:25
リトっぷさん、詳しく色々教えていただいてありがとうございます!
蕾は付いたら付いただけ儲けもんみたいな感覚で、摘み取ることはしなかったようです。株を掘り上げるのは大変かなぁ…と思い、追肥+腐葉土を鋤き込む方法でやってみようと考えていましたが、根が病気にかかってないか確かめた方がいいんですよね?あと新芽が込みあっていないかも見ると。これはちょっと頑張って掘り起こしてみたいと思います。載せていただいたサイトも拝見しました。秋は地上部を刈り取る、とありましたが、バッサリやっちゃっていいんですか?少々恐い気もしますが、こちらもやってみようと思います。ありがとうございます!それから、切り花には湯上げがいいとのことですが、それはどうしてなんでしょうか?長持ちするんですか?牡丹などもそうした方が良いのでしょうか?

リトっぷ 【九州】 2008/10/07(火) 23:13:07
こんばんは、湯上げ方法はTV趣味の園芸にて金子明人先生(だったかな...)が紹介していました。
茎の細胞が膨脹して強制的に水分を吸収させる事で花持ちを驚異的に長くする事が出来ると言っていた(ような)うちは蕾の時点で切り花にしてますけど..牡丹は切り花にした事がありません。
シャクヤクは草で牡丹は木ですけど花茎は当年枝なので効果は期待出来そうですね。
※根瘤病は葉が綺麗に展葉しないような症状がなければ大丈夫だと思いますが『せっかく掘る』ので見れたらで良いかと思います。
それと春に芽が伸び始めたら速効性の肥料(液肥や化成肥料)を芽出し肥料として与え『お手伝い』してあげて下さい。
※株分けの際に過って小指大の芽をポキッと折ってしまいダメ元で花壇に浅く埋めたらちゃんと発芽してました。パンジーに埋もれて消えてしまいましたが...
PS.更にシャクヤク3株3色注文中...d('^#)

リトっぷ 【九州】 2008/10/07(火) 23:34:30
バッサリは先週(だったかな最近)の趣味の園芸で金子明人先生(最近なので確実)が秋になったらバッサリとやってました。
余談ですが,牡丹は芍薬の根に根接ぎと言う方法でつながれています。草と木の違いは有りますが成育パターンは同じです。特徴は根(地下)が最も活動する時期が今頃から梅雨期前頃で以降は停滞します。(ですから植え替えは秋限定,植え付けは必要に迫られて春迄の猶予がある。)
牡丹を栽培されているなら花直後の脇芽を観察し⇒秋口の芽⇒春先の芽と見て下さい。秋から春に一気に芽が太ります。これを見て追肥を開始します。お手伝いする訳です。(花後に1枝2輪咲かせる様に芽を摘み取ります)←これが芍薬だと摘蕾にあたります。これを見ると高温期は地下活動をほぼ停止しているのではないかと思います。

岩手 【東北】 2008/10/09(木) 23:01:03
とまとっとさん。こんにちは。
多分日照時間が今年はまったくたりず、熱さに弱い害虫はすごしやすい気候だった気がします。
根切り虫やコガネ虫の幼虫はやっかいで、地中で、新しい株は狙われやすいです。
僕はモクサクスイ(害虫用)を使ってアリ等の害虫を寄せ付けない用にはしていますが…肥料は全くしてません。
地中の虫にも効果があります。

僕より年上で(35年)毎年咲いてくれています。
花弁が茶になりかけたらすぐに切りとり(虫を無駄に寄せ付けない用に)、大きい蕾がついている場合はその蕾から1cm上花を切り、小さい蕾の場合は咲いても小さい花なので株休めのためにも大きい葉を残して切り詰めます。
肥料のやりすぎで肥料焼けや栄養過多等で蕾の首を腐らせてしまったり土壌のバランスが崩れると葉だけで花はつかない等の症状もでます。
一番最悪なのが株自体弱い株になってしまうのでやりすぎはダメです(笑)

急に花着きがわるくなったりしたのであれば、虫やネズミに根や株を傷つけられた可能性が高いと思います。
12月〜1月上旬の休眠時に土を堀上げて株をチェックしてみるのと同時に土の入れ換えをしてみるのも良いと思います。
その後30cm横に寒肥(一握り)をすると3月位から活動するのと同時に徐々に肥料がききはじめますのでいいと思います(やりすぎは禁物)。
化学肥料は出来たらしない方がいいです。蕾がつかないとか無駄に葉だけがたくさんでてきます。
冬の間に落ちた落ち葉が栄養になり、育つには十分なので寒肥も数年に1度株の調子が悪かった年の冬にする程度でいいです。
液肥も化成肥料なので元気がない場合は2〜3滴ジョウロに落として花にかからない用にかけて下さい。
液肥は即効性があるため表示よりも数百倍は薄めた方がいいです。肥料は与えないより与えすぎの方が植物にとって悪いので、一番気をつけて欲しいところです。


花が咲きおわったら、10月位には茎5cm位残し斜めに切り詰めて下さい。
自然にしていても枯れますが、雨などでカビや細菌等がふえ株にまで影響を与えると株自体も弱い株になりますから枯れた葉や咲き終わる前に花はつんでしまった方がいいです(一番花を咲かせるのが花は体力を使うので)。
長くなりましたが参考になったら嬉しいです。


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