桜の木

この記事は[園芸相談センター]の過去ログです


ブロッサム 【近畿】 2008/01/30(水) 20:07:20
桜の大きな枝が割れて分かれ目が割れ落ちて、そこからだんだん腐敗して、その下の方まで皮がめくれるくらい腐敗が進んでます。そのまま置いておくべきでしょうか?皮をめくって薬を塗るべきでしょうか?

たちつ 【近畿】 2008/01/30(水) 22:26:53

桜斬る馬鹿、梅切らぬ馬鹿とか、屋敷に桜植える世間知らずとか、言われるように、桜は朽木しやすいものです。
突然に根元から折れたりもします。(人身障害・家屋損壊する)

枝の太さや生え方にも、よりますが、概ね腐蝕部分から50-100cm幹より切断するとか、枝元で切ったほうがよい。そこの切り口で腐り状況を判断する。
次が重要なことです。
切り口に、防腐剤・殺菌剤を年1-2回永遠に塗り続けることです。
園芸専門薬でもよいし、油性ペンキやコールタールでも良い。

桜は、茎の木材部分が腐りやすい。反面獰猛な性質もあります。
獰猛とは、幹の腐りかけた桜に、元気な新芽が一本でも生き残れば、其処の枝元から根を生やして、自分の茎の中の栄養を食べながら、地中へ向かって、根が成長し、やがて親木(・・? に代わって、代替わりして、立派な花桜に育ったりもします。
この意味では、ほっておいても良いという意見もあります。ただ全てがそのように育つとは、限りません。

最近は、桜斬る馬鹿に、否定的意見も多い。特に吉野桜の延命術として、老木枝は積極的に、斬って、若返りを促す意見も多い。

どちらの意見にも、理に合っているものの、確認するには、人の命は、短すぎる。
唯 共通することは、防腐殺菌処理を、必要以上に、なさなければならないとと言うことです。
このような植物です。

概ね、一握りできる程度以下の太さの枝の剪定なら、防腐処理しても、しなくても良い。
というのが私の経験値です。


たちつ 【近畿】 2008/01/30(水) 22:29:21

訂正

>50-100cm幹より切断
50-100cm幹よりで切断



ブロッサム 【近畿】 2008/01/31(木) 10:21:03
たちつさん。ご丁寧な解答ありがとうございます。大変参考になりました!


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