庭の手入れ方法消毒について

[園芸相談センター]の過去ログです

あっちゃん 【九州】 2013/07/19(金) 23:48:08
自己流で庭にハーブ、山野草宿根草を植えています。
グランドカバーにはヒメイワダレ草を植えて、春花が枯れ始めて汚く伸びてきたころと梅雨明けに二回芝生の様に薄くカットしました。
しかし、グランドカバーの下にいろんな虫がいるわいるわ…(*_*;

かなり頑張って、華やかな庭になりつつあったのですが虫やバッタに食い荒らされ猛暑もかさなり枯れたり生育が悪く時期が来たのに花が咲かないなど、さまざまな事が起こっています。

そこでお庭をきれいに維持されている方は、どれぐらいの頻度で消毒などされているのでしょうか…また、人体にあまり害のないお勧めの薬などありましたら、是非教えてください。お願いします!!

ばんざいうさぎ 【北海道】 2013/07/20(土) 14:39:44
うちの庭と似た様な植栽と感じます。我が家では宿根草と山野草に関しては目立つ害虫が増えた時だけニームの資材を使っていますが、基本的には農薬等は滅多に使いません。
バードテーブルを設けて冬に餌を置いて野鳥を寄せ、夏には鳥に虫を食べてもらっていました。いまはバードテーブルは無いものの、習慣になって家の敷地内には色々な鳥が訪れてくれます。巣箱なども設置し近くで子育てしてもらえれば一日で相当量の虫を獲ってくれます。
本州なら、ヤモリや大型のカエルなどが住みついてくれると毎日食べてくれますし、カマキリなどが多く住みついてくれると助かると思います。

消毒と言うのは菌類による植物の病変に対し行う物で、対象の菌の種類により薬剤は変わり、違う薬剤だと全く効き目がありません。以前出た病気に対しては予防で使う事もありますが、いろんな病気を防ぐ為のあらかじめの予防という目的で使えるものはありません。

虫の場合は殺虫剤の使用です。でも、殺虫剤も対象の種類により薬剤の種類も決まっている為に、広い種類対象の薬剤はありませんし、対象になっている虫以外には効き目がありません。
バッタならバッタに効く薬剤だけ撒く事になるでしょうが、他の昆虫には効かないと言う事です。それにハーブもお育てになっているのなら、ハーブの収穫時期を考えて散布しないと薬効が消失しないうちに薬剤が浸透しているハーブを食べる事は人体には良くありません。

ハーブの植えていない場所にならニーム資材をじょうずに利用すれば虫は確実に減ってくれると思います。
おすすめはニームケーキで、土に混ぜたり株元に厚めに敷いたりして置きます。ニームの成分が植物の根から吸収され植物全体に行き届き、その植物を食べた虫は徐々に拒食状態に陥り、いずれ死滅します。
使用法さえ誤らなければ効果はかなりあり、以前毎年バラゾウムシという害虫に悩まされて一度も花を見た事が無かったバラ科のポテンティラという植物が、一つも害なく見事に満開に咲いてくれました。
ニームにはオイルの製品もありますが、これは自分で原液を薄めて定期的に散布する手間が面倒です。対象の虫が出てくる期間中ずっと数日おきにたっぷり散布しなければ効き目が望めないので、一度施せば手間無く長期間効いてくれるニームケーキの方が良いと思います。
ただ、人体への影響が個人的にはいまいちよくわからず、ハーブや野菜には一度も使った事がありません。使用量によっては問題ないのかもしれませんが、使用量や期間を制限すれば害虫にも効かなくなる恐れがあるため食用の植物には個人的に使用しません。

グラウンドカバーは種類の選び方によって、虫の予防に使えるものも虫の住処にも成り得ます。ヒメイワダレソウだと住処の方になってしまったのでしょうね。
できれば別の、虫が寄り付かない類の物に植え替えた方が良いかもしれません。
ハーブ系でほふく性の物が向くと思います。私の経験からではペニーロイヤルミントと這い性のタイムが効き目があったと感じます。
あと、どこの庭でも皆さん実践している事は、毎日見まわり植物の一部に変化が出ていないか確認すること。これをしない事には綺麗な庭は保てません。病害虫が植物の一部に出ていればすぐにそれにたいして対処する、害虫がまだ少ない時には手で獲って駆除したり、病変のある部分を摘み取ったり・・・。

緩やかな効き目ではありますが、コンパニオンプランツで害虫を防ぐと言う方法もあります。これは以前野菜で実践した事があり、ブロッコリー苗の間に鉢植えのミントを複数鉢置く事により蝶々の飛来を防ぎ、全く虫食い無しで蕾を収穫した事があります。ただこれはミントを鉢に植えて、鉢を直接地面に置かない事が条件で、地面に植えたり鉢を地面に置くと、繁殖率が物凄いミントは増えすぎて絶やす事は難しく周りの植物の生育に影響が出ます。
ただ、コンパニオンプランツの場合は相性の良い組み合わせと相性の悪い組み合わせを知らないと効き目が無いという問題と、使い方によっては思いもしない弊害が出たり、コンパニオンプランツの中にはバンカープランツという、虫をおびき寄せて食べられる事により他の植物を守るという物もありますので、専門の本などで知識をしっかりと身に付けてから実践なさると良いと思います。

あっちゃん 【九州】 2013/07/20(土) 23:08:58
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ばんざいうさぎさん、丁寧に詳しくいろいろな方法を教えてくださり本当にありがとうございますm(__)m

グランドカバーに出来る虫があまり付かないハーブがあるなんてびっくりしました!植物の間に鉢植えをで直に置かずハーブを育てる等も本当に目からうろこの方法でした!(^^)!
うちの近くに野鳥が集まる山があり、実の付くものはほとんど食べられてしまい少し悲しい思いをした事もありますが、いつの間にか害虫を食べていてくれたのかな?と少し見方も変わりました(*^_^*)

そういえば、近所の方で庭の木にミカンを刺したり米粒を並べたりされるお家があるのですが、そちらのお家の方も野鳥を楽しみつつうまく共存されているんでしょうね!(^^)!

蛙はいませんが、ヤモリやトカゲ、カマキリ、テントウムシ、オンブバッタもよく見かけます。
以前は雨の日でも傘をさして毎日庭を見て回り枯れた葉や枝、雑草取り、芋虫など割り箸で取って自分で駆除するのを趣味にしていましたが、最近忙しくて少し見ないうちにあっという間にあれもこれもぼろぼろになっていました(T_T)
前に根切り虫が凄くて、オルトランを撒いた時にミミズやカマキリまで弱ったり死んだりしていて二度と使いたくないと思いましたが、ニームケーキというのは虫全般に効くのでしょうか… 

コンパニオンプランツというのも面白いですね!
最近トマトの隣にバジルを植えるとお互いに虫が付きにくいなんて事も聞いた事もありますが、あまり薬剤を使わずに勉強して自然な方法でガーデニングを楽しみたいと思いました(*^_^*)


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