ばら、挿し木、鉢上げがむずかしい!
バラ美
【近畿】
2013/06/13(木) 23:02:05
一月から休眠挿しにしていた、20センチのバラの小枝が着いたようなので、数本、鉢に植え替えました。
が、へたくそで、せっかく出た根が、ポロリととれました。(三本も)
もうガックリです!
写真でよくみるのは、赤玉土をきれいに落として鉢上げしているようすです。そんなふうにすると、小さな根がとれてしまうわけです。
挿し木を一人立ちさせる時は、どうしたいいのでしょう?
植え替えないで、1年くらい赤玉土で育てたら、そんな失敗はないのでしょうか?根着いたら、液肥で養分補給して・・・しっかりして、冬を待ってから、植え替えれば、そんな失敗はしないのでしょうか?
たちつ
【近畿】
2013/06/14(金) 13:27:03
・
自家製バラ挿し木苗の植え替え失敗とは
>へたくそで、せっかく出た根が、ポロリととれました。(三本も)
>もうガックリです
私にしては、ある意味うらやましくてしかたがない。嫉妬すら湧いてくる。ほほえましい光景です。・・・・素直な感情表現として。
私にもそのような時期があったのだなぁーと 又勉強させられました。
さて、冬挿しなら春の花を見てから、春花がなければ、秋の花でも、最初の花でも見てから、斬り戻して、新芽が出てからでも遅くない。
基本的には、挿し木 →適期仮移殖幼苗育苗 →本植え定植ですが、
慣れないと見分けが付きにくいものです。
ほとんどは、適当に鉢上げ移殖して、枯れたら忘れてしまい。上手く定着すれば、後のことは考えない。どの時点が印象に残るかです。
挿し木の数が多くて、邪魔になれば、挿し木なんてバカでもできると思うし、数本だけで、全部失敗すれば、期待しているだけに悲観し落ち込む。
根がポロリととれた に関しては、引っ張り強度の問題です。
簡単な話、地上部の新芽を観察してみればよいかも。
穂先の先端の芽は、比較的頑丈ですが、葉基の脇芽などは、たやすく落ちる。剪定後の切り口付近の新芽も脆く取れる。
又ある程度成長した新梢でも、順芽方向(成長方向・上外方向)に強く、逆芽方向(下内方向)に弱い。
更に、節(葉跡)は弱い。若芽より古木化木質化したほうが強い。
同じことが根にもいえる。
不定根(節からの発根・地上部の気根のようなもの)
安定根・自然根(種子からの根・挿し木し安定した根・・・株元から株を支える太い古木根→中継ぎ根が生えて産毛根を生産する。→産毛根)カルス根・・・瘡蓋から生えてくる根
の3種類ある。
カルス根は、茎と新根の間に、不安定な瘡蓋がアル分はずれやすい。
カルスが整理されれば、茎と根が癒合する馴染むと強くなる。
本来は、カルスのブツブツの数だけ根が生え成長するはずですが、自然淘汰されて数本に落ち着く。時として、全く成長しない場合もあれば、1本だけと言うこともアル。大抵は2-4本で落ち着く。
発根剤・ホルモンの粉を利用すれば、早くカルスを作る利点もあれば、根が弱いという欠点もアル。
いずれの方法による根でも、1本のひも状ではなく、沢山に分岐していればほぼ安定していると言える。
沢山に分岐していたとしても、挿し木土(ほぼ無菌状態)から、新しい培養土(雑菌まみれ)への環境変化にあわせる必要がある。・・・順(応)化
処理 雑菌・病気のほか、保湿や肥料濃度による脱水・害虫・根斬り断根処理など色々。
そこで、幼苗育成仮移殖がなされる。
水挿し発根の移殖での失敗は、ここにある。
一連の流れが面倒なので、その辺の空いた土・場所(定植位置)に直接挿し木すれば、何もしなくて良い。・・・根付けば良いし、枯れても良いという自然繁殖。それでも、大抵のバラは、それなりに育つ。
沢山挿し木すれば、成功本数も増える。邪魔になれば間引きすればよい。2-3本を縛って纏めて突き刺しておくとか。・・・株立ち状態。
>植え替えないで、1年・・・・
挿し木して、ほったらかしにすれば、生きると言う意味では、安定するものの、生育・仕立て上げるという意味では、ひ弱に育つ。
・・・根張りの限界(密植状態で、喧嘩する)と栄養素の限界・断根刺激(脱皮回数)も少ない。
地植えの定植場所に直接挿し木しても、一回は移殖したほうが、早く立派になる。
私はこのように思い込んでいます。
カルス(ips細胞のようなもの)からの発根・・・ほとんどのテキストやブログは、これを強調する・支持が多い。
http://tyouwask.store-web.net/omosirosyasinkan/img/02.jpg
カルスよりやや上から出た根・・・区別しない。
http://livedoor.blogimg.jp/kou1792/imgs/f/e/feb6485d.jpg
カルスよりかなり上からの発根 節根・不定根・・・私のお気に入りの発根
http://www.naro.affrc.go.jp/org/warc/research_results/h20/07_kaju/p6/image/image04.jpg
どうでも良いことですが、こだわればの話。
結論として、へたくそと言うより、根の成長度合いと比較して相対的に、移殖が早すぎたと言うことです。 根の状態は、引き抜いて見ないと解らないものです。 と言うことで、運が悪かったと理解したほうが無難。
早ければ、1-3ケ月で移殖できる。 いずれにしても根が1本のひも状より、絡まるほど分岐していたほうが無難。 その根と茎を半分に切って仮移殖する。と良いかも。 移殖ですから、移植後には静養・養生保護をしたほうが望ましい。気候条件も考えるとか。
その他、挿し木がダメな品種なら、取り木・茎伏せ・芽継ぎ・皮膚移殖(樹皮)など色々すれば面白いかも。 試験管メリクローン(茎頂培養)とか
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たちつ
2013/06/14(金) 13:29:48
中継ぎ根が生えて産毛根を生産する。→産毛根)カルス根・・・・
訂正
中継ぎ根が生えて産毛根を生産する。→産毛根)
カルス根・・・・・・
に改行
バラ美
【近畿】
2013/06/16(日) 00:44:08
[[解決]]
たちつさま、ありがとうございます。
たくさんお話し聞かせていただけました。
あせらずに、もうちょっとしっかりするまで、待ってよかった!のですよね!
株立ち挿し・・・そんなこともできるんですねー!
ありがとうございました。
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