柿の粗皮けずりのついでに

[園芸相談センター]の過去ログです

たこやき 2013/01/31(木) 11:31:21
柿の粗皮けずりを高圧洗浄機を使ってやります。そのついでに柿の木と
同じように、樹皮がかさかさ(つるっとしてない)のハナミズキとすももの木も、害虫被害防止のために粗皮けずりをしようかなと思っているのですが、柿の木以外の粗皮けずりは聞いたこともないし、やらない方が木のためにいいのか、やってもかまわないものなのかを知りたいです。念のため、洗浄ではありません。粗皮けずりです。

たちつ 【近畿】 2013/01/31(木) 16:40:28

果樹と粗皮けずりとは

良く判らないので、想像としての話。
結論として、しないよりかは、したほうが良い。
この場合には、粗皮削りと洗浄は、同じ意味。
粗皮削りに関しては、通常は、カキ以外にはしない。
する人もいるが、この場合には、しないよりかは、したほうが良いだろうという拡大解釈・流行・惰性的なものと考えられる。

何でも、物事の行動には、 目的と手段とその効果を明確にしなければならない。・・・・生態的に観ての自然科学。
ところが、一方採算など経済効果や合理化・利便性(手間隙や労働不足などの省略合理化)という非自然科学が重要視されてきた。
ここに問題や勘違いがある。

本来は、越冬害虫に関しては、除草芝刈り・山焼き・野焼きや誘引コモも捲き焼却だった。その後・はけ塗り噴霧消毒や粗皮削りになった。
当初はカマなどで、削っていたものの、最近は、洗浄機を使うようになった。・・・・削るから剥がす。
剥がす時代になると、本来の意味が忘れられ、大まかになり繊細さが失われる。惰性で、画一的に行き過ぎる削りすぎる剥がしすぎるとなる。
繊細とは、目で見て、触って肌で感じることがなくなる。

良く似たものに、躾・指導(相手のため強いては、世のため人のタメにしてはならない行動を制限すること) と自分の鬱憤晴らし・快楽のタメにするもの虐待との区別のようなもの。同じ暴行でも、意味が違う。
ただ この暴行が第三者には、判断できないので、規範的には、画一的に禁止する方向に進んでいる。社会一般的には、未だ寛容的に黙認している。必要悪。この乖離が大きいので、社会は迷っている。

では、なぜカキに粗欠きする必要がでてきたのかというと
カキ被害の脅威からの開放は、柿実蛾やカメムシの防除と柿枝の老若の区別確認(人災の防止)と考えられる。

一般的になってきたのは、買いやすい価格になってきたことにも拠りますが、ネットや通販の普及のほかに、有名な福島の原発による放射能拡大汚染の洗浄風景を毎日毎日1年間に渡り放映したことによるものと思う。そこで、最近では、チラホラと高圧洗浄器の講習会もされている。
農協とメーカーが手を取れば、お互いに儲かる。従って、リスク注意より、利便性が重視されると思う。

その根拠は、どのサイトを見ても、しました・このような感じですという解説はあっても、その歴史的な流れや害虫の生態まで、解説されているサイトは全くない。
いわゆる、どちらかといえば、今は除菌・害虫の洗い流し・洗浄というイメージにしか思えない。
私なら、高圧空気洗浄器を利用したほうがより便利なように思う。
少なくとも、畑に水を運ぶことはしなくて良い。

ということで、樹皮の構造・生態や剥がす程度を考えてしたほうが良い。
理想的には、剪定してすっきりさせ 粗欠き洗浄して その後に殺菌殺虫消毒すれば面白いかも。

ハナミズキやスモモに関しては、したければすればよいし、しなくても良い。・・・害虫の有無・樹齢・木肌の状態や性質を見据えての話。

越冬害虫が居るかいないかの確認と、木肌に行過ぎたダメージを与えないかの問題。通常は、しない。 時節時節の殺虫消毒で済ます。
木肌というものは、目的もなく付いているものではない。
結果的に、防護壁という役目もある。
人間の垢でも、汚らしい・匂う・不快・皮膚病という不潔感や癒しくつろぎ・習慣から、洗浄しますが、あまり清潔感を優先すると、返って色々な致命的な障害を引き起こす。・・・・身体の生理や精神状態がいびつになる。

なお善悪異論には、諸説があり、その効果は明確ではないし、画一的な正解もない。 各個人の判断。
実施すれば、それだけ観察が緻密になるという程度の位置づけと思います。


たこやき 2013/01/31(木) 17:27:07
[[解決]]
回答ありがとうございました。
タイトルだけではなく、質問文までも読まれての回答ありがとうございました。


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