土中に薬剤が残留

[園芸相談センター]の過去ログです

momo 【東海】 2012/07/26(木) 08:28:10
いつもご教授頂いておりまして、大変ありがとうございます。
今回もよろしくお願いいたします。

バラ歴、約1年目です。
庭植え、鉢植えでバラを育てておりますが、
月1度、土中に薬剤(粉、粒)をまき、
10日間隔で噴霧器を使い殺菌剤等をまいております。

今日ご相談させていただきたく思います内容ですが、
土中にまいております、
オルトラン、ベストガード、スミチオン、ダイアジノン等の
薬剤が次回にまく時点でも、( おおよそ1ヶ月後)
にもそのまま土中に固まって残っております。
庭植え、鉢植え 共にです。

水溶性なのでまいた後、水をかけて浸透するようにと
心がけておりますが、これは薬剤の分量が多いのでしょうか?
注意書き、説明書も読んでまいております。
それとも浸透できない土質なのでしょうか?

敷地近辺は奥深くが粘土土ですが、土を入れ替えて植えつけております。鉢植えは購入した培養土等を使っております。


残っている上に、また1ヶ月後にまくのはよくないのでしょうか?

よろしくお願いいたします。

とおりすがり 2012/07/26(木) 10:35:19
何故、月に一度農薬を与える必要があると考えているのでしょうか?
そもそも疑問です。

cat 2012/07/26(木) 11:09:12
基剤の二酸化珪素が残っているだけでは?
成分分析して有効成分が残っていましたか?

momo 2012/07/26(木) 12:18:25
cat様

「成分分析」方法を調べてみましたが、
難しい事ばかり書いてあり、どうも私の頭が悪いようでして、
ちんぷんかんぷんで分かりませんでした。。

どうやって行えばよいのでしょうか?
すみませんが、ご教授いただけますとまた1つお勉強になります。
よろしくお願い申し上げます。

たちつ 【近畿】 2012/07/26(木) 16:35:13

農薬の顆粒や粉末には、説明書きに表示されています。
オルトラン顆粒の場合には、
真実の農薬である毒薬のアセフェート5% と 取り扱いを簡単にするための増量剤 石の粉95%を混ぜて市販されています。
この石の粉が固まっているのではないでしょうかということです。

インスタン珈琲を飲む場合に、珈琲粉を2つとお湯を入れるでしょ。
この場合の、珈琲の粉が、農薬で、お湯が石粉 砂糖が農薬の変質防止安定剤ということです。砂糖を入れるか入れないかは、好み。

農薬の期間というものが、ややこしいものです。
表現の仕様がない。 下手に表現すれば混乱するので、とりあえず有効期間だけ書いてある。
この有効期間の意味も、食品と違って、出鱈目で、とりあえず薬が薬としての効果がある期間と理解しておけばよい。
日付期間に関して、メーカー側では、登録日・登録有効期間・使用有効期間 ここまでは、公開している。
消費者としては、そのほかに、薬効有効期間(残留農薬期間) と 毒薬の無能力化時系列比率 放物線(放射能の半減期のようなもの)の公開がない。
ここがややこしいものです。
したがって、色々と世間でもめている。
誰も解っていないのに、やれ賛成や 反対や とか、騒いでいる。

農薬の使用回数の指導や最終使用日とか、残留農薬の問題は、商品の問題であって、個人使用なら関係がない。個人とは、管理者本人のみということです。家族や近所はじめ、河川海洋大気など広範囲の生命財産環境に、害を及ぼさない限り、1トン撒こうが千トン撒こうが自由です。
今のところ少ない範囲の、栽培植物に、薬害が出ていない以上、多いか少ないかは、判断できない。
私個人としては、ムダ使いと思いますが。

そもそも、植物には、動物と違って、予防注射というものがない。
免疫抗体という概念がないからです。
毒薬を浸み込ませて、その植物を毒草にしてしまうということです。
残留農薬という概念。 または、毒物には、近寄らない住みにくいという忌避効果狙い。
更に、農薬は、毒ですが、すべての生物に効果があるというわけでもない。害虫の種類と農薬は、一対一の対になっているもの・・・適応農薬更に、卵や繭には、害虫の防壁が強くて、農薬が効かない・届かない。又害虫と農薬は、盾と矛の関係で、お互いにいたちごっことなる。・・・耐性 
本来は、早期発見早期対処が、最もよい方法です。
ということで、発見したら、直ちに、無差別攻撃するのが、よいかも。
敵は無知な集団で、自爆テロや、ゲリラ攻撃で波状攻撃してくる。

迎撃は、テデトールという、単発狙撃か、ナパーム無差別攻撃かということです。お互いに降伏・投降するという概念がない限り、暗視活動を怠り、諦めたほうが負け。近代戦では、ゲリラ側の勝ちが多く、休戦停戦となり、自己満足する。 これが、無農薬有機栽培とかいう。

ということで、程ほどに。 お気楽に・・・・・

最後に、オルトラン顆粒の毒は3-5日で、分解されるようです。
長くても10日程度。 最もオルトラン顆粒自体、農薬としての効果はないと思い込んでいます。気休め。 オルトラン打ち込み弾や希釈液は、効果があった。
http://log.engeisoudan.com/lng/200510/05100270.html
乳剤は、毒成分15% と増量剤乳液85%とか、表示されているはずです。
浸透性殺菌剤とは、植物を毒草に代える農薬。その他の希釈性農薬は、噴霧して、乾けば、終わり、無効化する。スプレー缶は、効果がないと
簡単に、割り切ること。殺虫殺菌効果はなく、残るのは、残留毒成分だけ。
家庭の、生活害虫用の殺虫剤・燻煙剤や黴取りをと比較すれば良く判る。
家庭用のほうが、市販農薬より遥かにきついものです。
残留農薬の問題や事故があるから、弱くしてある。
農薬ならDDT・硫酸銅・クロロピクリン・生石灰に限る。
医薬品なら、アスピリン・ペニシリン・モルヒネ・焼酎という感じ。

ということで、何を目的にどうするのかを明確にしないと面白くない。

そこに水溜りがあるからといっても、メダカもクジラも釣れないよ。



momo 【東海】 2012/07/26(木) 21:19:37
[[解決]]
ご教授いただきたい答えは、内容を拝見してとてもよく理解できました。
ありがとうございまず。

それから、薬剤を定期的にまくことについては、
チュウレンバチの被害と、うどん粉や黒点病の予防、治療のためにまいております。

しかし、
薬剤を定期的にまいている事に関して、
実際に効果を得られたのかと問われますと、正直 首をかしげてしまいます。

効果があるのか、ないのか、
得られないものならば、なぜ毎回農薬をまくのか。

自己満足やバラの育て方をマニュアル通りに行い、
自分を安心させるだけのものかもしれません。


主旨とはかけ離れてしまいますが、
改めてもう一度、定期的にまく薬剤について考えてみたいと思います。

ありがとうございました。

gardenfan 【近畿】 2012/07/28(土) 01:06:19
momo様

解決済みですが、

回答された内容にも不正確なものも見られましたので...といいながら以下の記述もおなじレベルですが...

>オルトラン、ベストガード、スミチオン、ダイアジノン等

これらの粒剤(スミチオンは粉剤だと思いますが)は害虫対策ですね。

粉剤は水和剤と同じで14日程度で生分解してしまいますが、粒剤は薬の効果を持続させる為に薬剤5%に二酸化珪素SiO2を90−95%混ぜて粒にしています。一般的に30−60日程度効果が持続することになりますが、経時で放出する濃度が減少しますので、植物に残留するのが問題になるレベルは21日程度になるので、収穫前の散布日数となります。
残って見えるのは二酸化珪素です。これは生分解しませんのでいつまでも残ります。鉢などに残っても悪さはしません。稲の籾殻は土の珪素を吸収して珪素のヘルメットみたいになっています。土に多く含まれる成分です。

殺虫剤は乳剤が多いので、アブラムシやハダニ対策で粒剤をベースとして使用して、うどんこや黒星に対して抗菌剤の水和剤を定期的に散布するという方法は薬害を避けるという意味ではアリだと思います。

>薬剤を定期的にまいている事に関して、実際に効果を得られたのかと問われますと、正直 首をかしげてしまいます。

薬剤散布は基本的には、問題が発生した場合または予想される場合に散布するものです。
殺虫剤はアブラムシやハダニを発見してから。ウドンコや黒星はその発生条件がわかっていますので、感染しない場合は予防剤を、感染する条件が整ったら治療剤を散布するといったメリハリのある散布が重要です。(黒星の場合は雨で葉が濡れた時間が継続して9時間以上になると感染の可能性が高いといわれています)定期的に10日に1回散布するのではなくて、様子を見ながら最短7日最長21日程度の散布間隔にするのがベストだと思います。(私の場合は週末しかバラに対応できませんので1週間が1単位となります)

粒剤の散布間隔については毎月1回まいているのであれば40日から50日と散布間隔を延長していって害虫の発生状況を見て判断して下さい。散布量と散布間隔を適宜変更しながら病害虫の発生状況を確認して調整して下さい。
また散布量は説明書にg表示がありますので、それを守って下さい。バラなら大抵0.2−0.5g/株程度になると思います。

momo 【東海】 2012/07/28(土) 10:04:31
[[解決]]
gardenfan様

土中の混ぜ込む粉剤、粒剤、
これとは他に噴霧器で散布しておりました殺菌剤等も、
全てその植物の状態や、
あるいは天候(雨前後の菌の発生予測)(予防、治療)などを見て、
必要かあるかどうかを見極めて散布する。

定期的にまく必要はなく、
全ての条件の様子をみながら散布する事が、
一番良い方法と解釈してよろしいでしょうか。

その方法がバラ達の状態にとってベストとしましたら、
私はとんでもない間違った薬剤散布方法を行っておりました。

バラ歴1年ですが極端な事を申しますと、
去年は農薬をまったく使っておりませんでした。
ですが、それでもバラ達はそこそこに育ってくれておりました。

当時、お恥ずかしい話し殺虫剤を散布すると言う事さえ、
私は全く知らずに育てておりました。
それどころか、殺菌剤?それは一体何なんでしょう?とさえも。

おかげさまで初めて年は黒点病だらけ。
至る箇所にアブラ虫がびっしり。
それはそれは驚くほどいっぱいでした(笑)


定期的に薬剤を散布する事に、私自身毎回疑問を感じていましたが、
大変よく理解できましたご回答に深く感謝いたします。
ごのご回答をよくよく頭に入れて育てていきたいと思います。

gardenfan様、
ご教授くださいまして本当にありがとうございます。


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