施肥についての初歩的な質問なんですが・・・。
うさこ
2012/05/13(日) 12:27:00
初めまして、こんにちは。セネキオ（銀月）を育てています。よく専門書に『○月から○月までの生育期間に液肥を与える』とありますがその生育期間に水遣りする毎に与えた方がよいのでしょうか、それとも生育期間に１度だけということなんでしょうか？どなたか詳しく分かる教えてください。よろしくお願いします・・・。
たちつ
【近畿】
2012/05/13(日) 15:58:52
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好みです。
固形肥料小さじ1/5程度を季節毎に1回 とか春の育ち盛りに1回とかなくても良い。
液肥なら、潅水で流れ去りますから、10日毎に薄い目にとか、希釈規定量を、更に10-100倍薄めて、水代わりにとか なくても良い。
植物栽培一般として
葉を中心に考える植物なら、新芽時、花実を楽しむものなら、それぞれの直前に、四季咲き性ならその都度、成分を変えてとか。
鉢植え栽培の今と昔。
植物と言うものは、自然にある土に含まれている又は、 洪水・雨風・落ち葉・屍骸・糞など他所から供給去れる栄養や水分で、生活しています。・・・原始時代の狩猟採取生活。
それが、焼畑放浪生活になり、 その後、田畑定住農耕生活になった。
田畑時代になると、除草をし、田んぼや池沼栽培は別として、畑を繰り返し繰り返し、同じものを酷使します。 そうすれば必然的に、無味乾燥な石砂の無機質になり、栄養が枯渇する。 栄養がなければ、ひ弱に育ち、良い結果が得られない。 そこで、肥料分を人工的に与えることが必要になる。・・・・・無い・不足するから与える。 不足していないのに更に与える必要は無い。・・・・大前提。
その後、生活に余裕ができてくると、鉢植え栽培が流行してきた。
必需品から、楽しむもへ変わってきた。身近なものへと。
鉢植えでは、根が詰まる・株が大きくなる・増えるなどの理由で、植え替えしたり、鉢土は保湿が弱い乾燥するから潅水ししたり、栄養が消費したり、流れ去りなくなりますから、施肥ということもしなければならなかった。
それでも、生活が忙しかったので、時間的余裕がなかった。
そこで、一度植えたら、ほったらかしが多かった。
せいぜい 暇つぶしや思いつきや習慣で、 日当たりや水程度は、与えている程度だった。
家電製品の普及・労働時間の短縮・高給高学歴・核家族化個人化が進んだ結果、時間的な余裕ができてきた。 知識も豊富。
ところが、経験もなければ、伝承もない、それぞれのこだわりや表現のちがいもある。 ここに、当たり前の事とか、流れとか、基礎の基礎が、解っていないし聞く耳も持たない。 気がつかない。
今は、理屈はどうでも良い、結果が欲しい。結論の好みによって行動し、成功しなかったら、切れる。 屁理屈はどうでも良い。
そこで、歴史ある、園芸書なら、植物の名前・性質・環境条件・手順・
その他、潅水・施肥・時期・量と簡潔に整理されていた。 いる ではなく いた・・・過去形。
今は、そのようなことはどうでも良い。 読むと言うより、観るということが、売れる絶対条件。
ネットなら、それすらどうでも良い。 共感を得る。好きなキーワードを観るだけで、満足する。
そこで、水は必要だろう と気まぐれで、水遊びをしだす。
お腹も減るだろうと、 たっぷりと肥料を与える。 暇ですから、気が向いたら、色々な種類の肥料をとっかえひっかえ、更に、これでもかこれでもかと、安いこともあって、大量に、追肥する。
この段階で、着せ替え人形を通り越した、使い捨ての、お育て遊び。
そこで、セネキオとは、荒地の野生種のまま売られている。
せいぜい、選別程度で、性質は、元のままで、人為的に改良されていない。
そこで、土と腐葉土だけで、十分育つ。 肥料より、日当たりとか、気温・保湿管理が必要かも。
何でも、水のやりすぎ・肥料のやりすぎ・石灰のやりすぎ の栽培が、大流行。 ・・・安いし、大量に手に入りやすい・簡単便利と言うことかもね。
と言うことで、土が良いし、耐久性(飽きる・枯れる)も短いので、肥料なんか気にする必要は無い。 なくても良い。
一度、増やして、そこそこ大きくなれば、 試しに、一株には、全く水もやらずに何日持つか、雨水程度は、上げるとか、
2株目は、全く肥料をやらずに何ヶ月もつか
3株目には、毎日ドロドロに潅水する。
4株目には、肥料を山盛り与える。
それぞれどうなるかを 試してみるのも面白い。
このように 思います。
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うさこ
2012/05/13(日) 17:15:55
[[解決]]
随分詳しい興味の出るおはなし聞かせてくださってありがとうございました。店では一緒くたに並ぶ植物も自分の故郷や進化がそれぞれにあること今まで考えなかったです。奥深いんですね。
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