オリエンタルユリのむかごの育て方について

[園芸相談センター]の過去ログです

ヤヲ 【関東】 2012/04/04(水) 00:01:02
オリエンタルユリ「マルコポーロ」についてです。
去年の夏、きれいに花を咲かせてくれましたが、初冬に葉が枯れた後、鉢から掘り上げようとしたら、みごとに球根が消滅しておりました…。
で、その時、茎に数個のむかごができていたので、ダメモトで培養土を入れた鉢に適当に植えておいたところ、先日発芽してきたんです。ぜひ育ててみたいと思っています。
とはいえ、また「球根消滅」はショックだしなんとか避けたいんですけど、球根消滅させない上手な育て方など、アドバイスいただけないでしょうか?

たちつ 【近畿】 2012/04/04(水) 00:28:45

殺菌剤オーソサイドで、茎を折らないようにして、球根を30分ほど
沈めて、 赤玉土(又は砂)7 腐葉土(なくても良い)の用土に、植えつける。 
直ちに植え替える。・・・・ユリの球根には、玉ねぎの皮のような、表面バリアがないために、乾かすと大変弱る。 従って、ユリの休眠は、チューリップのようにハダカでは販売されていない。袋にいれて、乾燥しないように包装されている。
カラーの球根は、蝋燭で、コーティングされている。

ユリの球根の99%は、ウイルス細菌で、汚染されています。
ユリの体調が、悪くなれば、底の根の跡から、腐ってきます。
そこでユリは、考えました。 一部分でも残れば、生き残れるであろう
と言って、鱗片がバラバラになる。ところが、ウイルスも、考えました。バラバラになったのなら、こちらのほうが、食べやすいと言いました。
それならとユリは考えました。 最初から、少しづつ↑(地表)に向かって、球根を持ち上げようとしました。そこで、太陽を浴びて、防菌バリアを作ろうとしました。それよりも、土の中から這い出すよりも、最初から、茎葉の付け根に子孫を作って、転げ落ちたほうが、楽じゃないと考たとさ。

と言うことで、毎年1回は、殺菌剤を潅水代わりに、撒いたほうが良い。植えつける・植え替えるときには、殺菌消毒をして、新しい土に、植えつける。 直ちに植えつける。
ユリの一部は、連作障害を大変嫌います。

このように、想像します。


たちつ 【近畿】 2012/04/04(水) 00:35:01

乾燥に弱いのは、裸球根 のみ のことであって、土がカラカラに乾燥しても、関係は無い。・・・生存には
市販の、培養土は避けたほうが良い。市販の培養土を使うくらいなら、
道路の土や庭土を使ったほうが未だまし。
・・・・ユリに関しての話。


ヤヲ 【関東】 2012/04/04(水) 23:07:10
たちつ様。お答えありがとうございました。
それですいません、ちょっと確認させて下さい。
ユリはむかごから発芽して、現在まだ、3センチほどにしかなっていないのですが

「殺菌剤オーソサイドで、茎を折らないようにして、球根を30分ほど沈めて、赤玉土(又は砂)7 腐葉土(なくても良い)の用土に、植えつける。直ちに植え替える」

…というのは、今ではなく、もうちょっと伸びてからの方がいいんですよね? 今まだ「茎」と呼べるほどの長さもないですし。生育中にいったんひっこ抜いて消毒して植え替えるというのは、私などにはちょっとこわい気もしちゃうんですが…あの、大丈夫なものなんでしょうか?

あと、鉢の土ですけれど、「培養土より道路の土や庭土の方がよい」とのことですが、前記の「赤玉土+腐葉土」とはどちらがいいのでしょうか?(シロートな質問ですみません)

たちつ 【近畿】 2012/04/05(木) 00:07:15

>培養土
は、市販のインスタント混合土の意味。買って、そのまま、植えつけるだけの土は、避けたほうが良いの意味。
>赤玉土+腐葉土
は、別々に買って、自分で混合する。
そりゃぁー道路の土より、赤玉土のほうが良いでしょうね。
私は、手持ちがなければ、わざわざと買いに行くのが、面倒な性格ですから。
それ以前に、花樹や草花を買うには、いくら高価でも気に入れば、買いますが、植木鉢や土を買うのは、あほらしい。主賓は花であり、果実で、土や植木鉢は、只単なる道具・脇役・必要悪。
その他、税金・道路橋トンネルの料金の支払いには、腹が立つ。
特に、印紙税と消費税は、聞いただけでも、ムカムカくる。

植え替えるのなら、早いほうが良い。
茎が、長くなれば折れる・外れるリスクもある。

>私などにはちょっとこわい気もしちゃうんですが
ユリの球根は、叩いたり、噛み付いたりしませんので、大丈夫。
鱗片挿しといって、一枚一枚うろこ状の破片をはがして、繁殖させるくらいですから。
私などは、気分しだいで、新芽の太い茎を折って、挿し木する場合もある。 1個の球根を買っただけで、2株できて、初夏には、同時に咲く。
ユリの花は、球根が大きければ、茎が太くなり、花数が多くなると言うだけです。親指1関節程度の大きさでも、花は十分に咲く。只し、花数蕾数が少ないだけです。

何でも、枯れるときには、枯れるし、枯れないときには、枯れない。
誰でも、不安はある。尤も、不安より、期待の方が大きいだけです。

綺麗に咲いたときに、喜ばずに、枯れたら、待ってましたと喜ばなければならない。なぜなら、幸せが続くと、リスクを忘れ去るからです。
突然に、危険に遭遇したら、おろおろすることになる。
オロオロしないために、リスクの種類と対応の仕方を学ぶチャンスとムリムリ喜ぶべし・悲観しないこと。 綺麗に咲けば、抑えたくても、抑えられない感激が自然に湧いてくる。
失敗しても、又買えばよいことです。
貴方が、健康でありさえすれば、いつでも育てられる。
世界で、一つしかないというものとか、超高価なものなら、又考え方も違ってきますが。
と言うことです。

今一番面白いのは、薔薇の剪定。
バッサリト短く切れと言っても、怖がって、チマチマ・コチョコチョと
つまんでいる。そこで、モット斬れと言ったら、いややと言って、頭が切れている。 斬るのは薔薇であって、逆切れしてどうすんの と思わず噴出してしまった。


ぶらんこ 2012/04/07(土) 17:13:48
今育っているものはそのままお育てください。その環境を受け入れて育ちはじめたのです。
間違ってもいま掘ったりしてはなりません。
いずれにせよ開花までは大部かかると思います。

オリエンタル系であれば、半日陰、が好きなのです。また強い風もあたらない、過度に乾燥しない。、夏も地温があまりあがらない。葉はできるだけ長く持たせる。
このためにはもう一回り大きな鉢を用意し、鉢ごと入れて隙間に赤玉土などを入れる、もう少し背の高い植物の鉢の間に置く、など二重鉢は冬もあまり下がらない。乾燥させない。というメリットもあります。
これを守って数年、育てる楽しみはありますね。

鉢は少し大きめでもいいので、葉が枯れたらすぐ植え替えます。上手く行けば数片、鱗片ができているかもしれません。
土は大きく変えないほうがいいと思うので、同じ「培養土」で十分です。できれば腐葉土を2割位混ぜてください。
消毒云々の前に、まだ球根が小さいので、できるだけそっと。あと手はしっかり洗うかゴム手袋を使います。器具、鉢は十分に消毒しましょう。傷をつけないようにすれば大丈夫です。

うまくいかないかもしれませんが、試してみると、より百合の性質がわかるでしょう。
消毒云々してもウイルスは消えません。もともと半日陰の草地に生えているもの、球根か結構地下に深く埋まっているもの、なので日照に気をつけるのと真夏と真冬の地温の変化を少なくすることが、彼らを健康に育てる秘訣になります。
そうすると消える事が少なくなります。
繰り返しますが、このように環境の変化を嫌うので、いま堀上げて殺菌する意味はほとんどありません。

ぶらんこ 2012/04/07(土) 17:17:19
追伸です。
本来の性質として、オリエンタル系の百合は一所にずっと生えるというよりは、自然界でも新しいところを求めて 移動 しています。若くて勢いのある間はウイルスの影響もでませんが、老化してくると勢いがなくなります。
また、草地はいつまでも半日陰か、いつまでも草地か、というといずれ木も生え林になります。
自分の適した土地を求めて あまり長居をしない、という性質も持っているので、消えやすい、のです。とくに鉢植えで環境の変化が激しいと、適地ではない と思うのか、生育は思わしくなく、1年で消えることもありますね。。。

ヤヲ 【関東】 2012/04/19(木) 21:09:25
[[解決]]
たちつ様、ぶらんこ様、ありがとうございました。
ご意見を読んで、どうしようか迷いましたが、先日、次のように処理しました。

ユリは2本並んで発芽したのですが、大きな鉢の端っこに出てしまったため、2本いっしょに土ごとザクッとすくい取って、新しい鉢に移しました。
新しい鉢は4号くらいの深鉢で、土は前と同じ培養土に腐葉土を少し混ぜたものを入れました。

以上の処理をしてから一週間ほどたっています。鉢は午前中のみ日が当たる場所に置いてあります。2本のうち、1本は微妙な状態(?)なのですが、もう1本はなんとか育っているようで草丈5〜6センチになりました。

たちつ様のおっしゃる「毎年1回は殺菌剤を潅水代わりに撒く」は、後日やってみるつもりです。
ぶらんこ様のおっしゃる「二重鉢」もやってみようと思います。キーワードは
「半日陰」
「強風に当てない」
「過度に乾燥させない」
「なるべく地温を変化させない」
…ですねっ。ウチのあたりでは「強風」がいちばんヤバそうですが、できるだけ気をつけます。

お二方とも、親身なご指導、ありがとうございました。
これでもし1本でも順調に育って、秋ごろに掘り出してみて「球根消滅」していなかったら、小躍りしてご報告するかもしれません(笑)。


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