ロサ・ムルティフロラ

[園芸相談センター]の過去ログです

ラッキ−・ラッコ 【北海道】 2010/08/01(日) 15:05:54
4〜5年位、庭の厄介者扱いで、放置されていました。
伸びた枝は、無造作に切っていました。たまに気がむいたのか、
2、3花をつける年がありました。

今年の春に植え替えて、誘引しました。 4〜5花をつけたましたが、
2日で終わりました。 花もちは、悪かったんですが、おかげで名前
を調べる事ができました。

放置していた為、横やら縦やら伸び放題です。
スッキリさせたいのですが、どれから手をつけていいのか、さっぱり
です。 

一本の木のように立たせて小屋の壁に誘引しました。
シュートは、すべて育てるのでしょうか? 混んでる所があります。

古い枝は根元から落としますか? 冬には、全体的に切り戻すのでしょうか?

これから、マジメにバラを育ててみようと思ってます。
回答、よろしくお願いします。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2010/08/01(日) 21:16:08
ロサ・ムルティフロラであるのが確実ならば、日本のノイバラと同じか極近いものと思われますので基本的にはツルバラの栽培に準じれば良いかと思います
おそらく元は別の品種のバラで、接ぐ時の台木にこの木が使われていて接いだ方の元々の品種は弱ってなくなったのではないでしょうか?この種類だけでの販売は園芸価値が低いので今ではあまりないと思います。普通に見られるバラの台木としては使われますが、系統としては違いますし、蔓バラ品種に使われた原種かそれに近い古い品種です

伸びたシュートに次の年短い枝が伸びてきてそれに花が咲きます。シュートを切っても良くないですが、シュートから生えている短い枝も切っては花が付きません。一度に刈りこむのは絶対行わない事です。そうしてしまうと2〜3年は切らずに枝を伸ばさないと花が見られません
株の茂りを解消するなら、葉の無い時期に、あまり勢いの無いシュートを根元から切ったり、勢いのあるシュートでも長すぎるなら軽く切っても構いません。咲いて欲しいボリュームを考えながら全体を整理していくと良いです
花もちが悪く花期が短いなら一季咲きのものでしょうね。花の後に実が付いていたら熟する前に(本当は花が散ったらすぐ)取ると株の勢いが弱らず来年も咲いてくれます。実を残すほど次の年の開花は少なくなります

うちでも古い八重で赤い花のツルバラの大株を、花が一重で見栄えも良くないので何年も根元から切っていた(出来れば絶えても良いと思っていたのが)のが、2年前どうしても刈る暇がなく放置していたところ、台木のシュートが育って全く違う淡いピンク色で一重の花が咲きました。花期が短かったのもラッキー・ラッコさんのとこと同じです。伸びたシュート全部から沢山花が咲いたので、とても見事でした。おまけに実がたくさん出来たので、今年はその実を熟させてローズヒップを採るつもりなんです。おそらく来年は咲かないかもしれませんが、それはそれでも構わないので・・・
うまく育てられる様になれば、挿し木で殖やしたものに他のバラの苗を接いで成功すれば、他の色々なバラも楽しめるようになりますよ
詳しくはバラ専門の育て方の本を一冊買って手元に置くと良いでしょう。図書館や本屋で数冊読んで、一番理解できそうなのの題名・著者名・出版社・値段をメモして本屋で購入なさると良いですよ(同じ内容でも重版時に表紙のデザインが変わっている事もあります。無ければ絶版でないものなら取り寄せてもらえます)特に各系統のバラの剪定方法や育て方が図入りで詳しく載っているものが良いですよ
うまくシュートが殖えてくれて、再来年には沢山花が咲いてくれると良いですね

R・ひろき 【関東】 2010/08/02(月) 14:58:15
 こんにちは。

 伸び放題の野バラをすっきりさせたい場合は、休眠期に剪定します。
 ブッシュローズのように切り詰めると咲かないこともあるので、弧を描いたような枝の先を少し詰め、古い枝を間引きます。
 (もちろん、木が大きくなって強くなれば、適宜切っても枯れることはありません。ただこれはその土地の気候によります。関東では随時枝を落としても、切りすぎなければ大丈夫ですが、北海道ではだめかもしれません。)

 北海道の気候も地域によって様々ですが、バラが落葉した時期がおそらく休眠期の始まりかと思います。
 ロサ・ムルチフローラは園芸品種と違って、はっきり落葉を始めるのでわかると思います。
 その時点で、厳しい冬に耐えられないような柔らかいシュートを間引いてはどうでしょうか。
 関東の当地でも、12月初旬(関東の落葉が始まる時期)に、ハサミを入れて硬さを確認し、遅く出た(秋頃から出た)柔らかいシュートは間引くことがあります。

 ロサ・ムルチフローラは、その房になる性質がフロリバンダのバラに受け継がれています。つるバラの先祖に多いのは、おもにテリハノイバラです。これは匍匐して長々と伸びます。

 つるバラというより樹形は弧を描くように枝を伸ばすシュラブローズ、誘引しなくてもいけると思います。
 体力がついてくれば、適宜剪定しても耐えられるようになるかと思います。
 とりあえず今年、来年くらいはあまりに古い枝を切るくらいにして、遅く出た柔らかいシュートを間引いてみてはと思います。春になったら枯れこんだ枝を切ってください。

 と同時に、お住まいの地域にバラ園がありましたら、そこに行ってちょっとバラ、とくにシュラブローズやノイバラを眺めると、育て方のヒントが得られると思います。こんなふうに切ってもいいのかとか、大きさの参考になる木があるかもしれません。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2010/08/02(月) 15:39:02
>無造作に切っていました。たまに気がむいたのか、2、3花をつける年がありました。
>4〜5花をつけたましたが、
>2日で終わりました。花もちは、悪かったんですが
本当にRosa multiflora(日本の山野に原生するノイバラ・変種)であるか、疑問が強いです。放置しても、毎年沢山咲いてくれます。沢山咲くのが特徴ですからmultifloraと名付けられたと思います。花もちは1週間くらいです。
次に載せています。真ん中のは拡大画像も付けました。
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/fmsg/graft/rosegrft.htm
種類を再度確定してから、育て方に入るほうが良いと思えます。

ラッキ−・ラッコ 2010/08/02(月) 21:22:11
タネツギさん、ありがとうございます。
うちのは、薄っすらとピンクでしょうか?
ロサ・ムルティフローラピンクで、そのものがヒットしました。
まさに、それです。

花つきが悪いのは、乱暴に扱われて、頻繁に根を切られて邪魔者されているからではないでしょうか。
ご主人様が悪いのでしょう。

ラッキ−・ラッコ 【北海道】 2010/08/02(月) 23:10:21
R・ひろきさん。 解りやすい回答ありがとうございます。

バラは、強めの剪定をして、強い枝を出すのかと考えていました。
どーも違うようですね。
シュラブですね。 R・ひろきさんのオススメは自然樹形ですね?
無理に誘引しなくても良いと言うところでしょうか。

ありがとうございます。 その方が向いていますかね。

ラッキ−・ラッコ 【北海道】 2010/08/02(月) 23:53:19
ばんざいうさぎさん、ありがとうございます。

親切な回答、いつも拝見しております。

ロサ・ムルティフロラは、販売されていましたよ。売り切れてましたが。
なんとなく、開花習性が解ったような気がしますが・・・。
全然ですね。 勉強しますわぁ。

ところで、ばんざいうさぎさんの近くに、バラ園あります?
北海道のバラ園といえば、地崎バラ園でしょうか?

ばんざいうさぎ 【北海道】 2010/08/04(水) 18:46:54
ラッキー・ラッコさんこんばんわ〜
あら、ロサ・ムルティフロラが販売されていましたか。ちょっと前まではバラの台木用にと探してても見つからなかったものですが(今住んでいる家の庭には件のバラがあるのでもう必要ないんですけど)
最近はイングリッシュガーデンの様な他の植物とも合わせやすいシンプルなバラも需要があるんでしょうね〜

ちざきバラ園は札幌に住んでいた十数年前に数回行きましたよ。残念ながら去年閉園してしまったんですね。あの見事なバラたちが札幌の街並みをバックに咲き乱れていた姿が忘れられません。また、バラの後手の斜面に沢山植えてあった梅の大木たち、開花時期は見事だっただろうに、今もあるんでしょうかね・・・。

実は私の住んでいる街が合併前に、隣町だった地区でバラ園を作ろうと数年前に計画していて、具体的な計画と試験栽培をしたことがあるんです。こちらの地方の浜辺にはどこもハマナスが自生していて戦前は花びらを収穫して精油を絞り欧米に輸出していたのだそうで、そこからバラ園の構想が出てきた様なのですが、実はこの辺はハイブリットティーなどの園芸化されたバラ品種には過酷な土地なため(大雪山で雪がほとんど降ってしまう為降雪量が少なく株が寒風に晒されうまく仕立てられない)冬越しするには株を皆土の中にすっぽりと埋める手間などがないとうまく仕立てられない、合併した事により出てきた諸事情などにより計画は立ち消えになってしまった様です。同じバラとは言え、ハマナスは過酷な環境で生き残れる生命力の強さからこそ美しく咲くのでしょうね

ただ、ハマナスとバラを交配(ハイブリット・ルゴサと言うのだそうです)して育種する個人の方が遠くない街にいらっしゃるので、そういう系統のを利用すると当地でのバラ園も実現出来るかもしれませんね。
うちの庭にもオールドローズ系の先代が植えたバラがありますが、毎年寒さで枝が枯れたり、除雪車に雪の塊を当てられたりで散々な目に逢っていますがどうにか全部は枯れずに数輪の多重弁の花を見せてくれます

ハマナスと同じ発想からエゾスカシユリの自生する知床半島に近い小清水町で、様々な園芸種のユリを集めて咲かせる「リリーパーク」がなかなかのものですよ。起伏の激しい土地に植えることにより出来る立体的な見せ方が見事ですし、ユリは冬の間土の中で眠っているのが幸いしたのでしょうね

ラッキ−・ラッコ 2010/08/05(木) 23:06:58
[[解決]]
ばんざいうさぎさん こんばんは。

閉園したんですか・・・。残念ですね。 

早速、手元に一冊用意しました。タイプや品種で、管理方法
が違ってくるんですね。

タネツギさんは、そこのところを指摘されていたのでしょうね。

バラ栽培は興味深いですね。
イングリッシュローズには、耐寒性の強いものがたくさんあるよう
なので、植えてみたいと思っています。
いろいろやってみないと解らない事が多いですから。

小清水のリリーパークですね。 家族サービスしますかねぇ。

ありがとうございました。 また、お願いしますね。





  


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