カニサボテンの管理

[園芸相談センター]の過去ログです

よっちゃん 【関東】 2009/11/01(日) 14:22:50
3年位前から、カニサボテンを育てております
一昨年前は、花芽が全く付かずに終り、昨年は、蕾が開花寸前で全部落ちて仕舞、ガッカリしました
今年も花芽が沢山付いているので楽しみですが、昨年の事を考えると少し不安になりますので、今後の管理の仕方を教えて下さい
参考迄に、先月18日に野外から室内に移動しました事をお伝え致します

ばんざいうさぎ 【北海道】 2009/11/01(日) 15:21:00
この仲間は急に置く場所を替えて環境に差が大きく出来てしまうと蕾が落ちてしまいます。花屋で蕾が沢山付いてるのを買って室内に飾るとポロポロと沢山蕾が落ちてしまうのと同じ現象です

できれば野外から急に室内に入れるのではなく、徐々に暖かい場所に移していくように10日間くらいかけて徐々に室内の環境に近づけるのが良いです。例えば最初は屋外にあったなら、玄関の中の出入り口に近い所の床に数日、今度は玄関の下駄箱の上に数日、廊下やあまり人の出入りしない寒い部屋に数日置いてから最終的に暖かい居間に置くなど特に、温度が急に変わらないよう徐々に暖かい温度に馴らしてあげるのが良いです。
特に冬は室内に入れて越冬させる植物は蕾がなくてもこうして徐々に屋外の気温から室内の温度に馴らせるのが大切で、急に温度が違う所へ移されれば植物でなくても体力が付いていけないのが普通で、人間が寒い北海道から急に飛行機で南の常夏の島に行くと体調を崩しやすいのと同じ、植物の場合は極端な環境変化が起こるとまず自分の体力の消耗を少しでも避けるために花を咲かせるのをやめて蕾に養分を送らなくなるために蕾が落ちてしまうんですね

予防としては蕾が付く前から室内に入れて人為的に短日処理を行うか、屋外でも秋からは温室や簡易的なビニールハウスの様な環境に入れて育てていき、生産者が行う様に屋外の気温よりも暖かい環境で管理して(より室内温度に近づけるなら暖房設備も必要)室温との気温差が少しでもないような工夫が大事ですが、個人ではちょっと設備的に難しいこともありますね

毎年、夕方から朝方までは真っ暗な環境にあれば自然に短日処理が行われますが、室内の明りがカーテン越しに当たったり外灯が屋外でついていたりするとうまく花芽が作られませんから、真っ暗な環境が作りにくいなら、光が入らない分厚い段ボール箱など夕方から朝まで被せて置く短日処理を2カ月毎日続ければ花芽が出来ます。また、その時期には肥料は窒素が少なくリン酸が多いものを使うと良いです。開花促進剤(リン酸単体の液肥)などを与えるのも良いですが多すぎてもよくありませんのでご注意ください

りっこ 【関東】 2009/11/01(日) 16:35:41
つぼみが小さいうちに移動させると落蕾しやすくなります。1cmくらいの大きさ以上になったころならまず大丈夫です。現在の蕾の状態がわかりませんが室内に取り込むのは少し早すぎませんか?カニであれシャコバであれみな同じです。

よっちゃん 【関東】 2009/11/01(日) 20:56:20
ばんざいうさぎさん・りっこさん、早速の御回答有難う御座います
再質問をお許し下さい
我家は、家の何処でも同じ室温(最低でも18度以下には成らない)を保つ様に成っておりますので、どう対処すべきか悩んでおります
居間に置いてから何もせずに2週間程経ちましたが、現在花芽が沢山付いている状況ですが、それでもダンボール箱での遮光は必要なのでしょうか、又水遣りは、土が乾いた時点で良いのでしょうか
以上、来年への参考の為に、アドバイスをお願い致します

kero 2009/11/02(月) 11:18:35
遮光はつぼみの元を作らせるためのものですから、つぼみが見えたら不要です。
水遣りは、今までどうされていたかわかりませんが、今までちゃんとそだったなら、今までと同じように、ということです。
基本は鉢の土の表面が乾いた頃(中までしっかり乾かすと逆に良くない)にたっぷり与え、皿に流れ出た水はしっかり捨てる、です。

つぼみがついた、やれ花が咲いた、といきなりそのときにあれこれ手を出して、置き場所を変えたり急に暖かくしたり肥料をやったり。どれも、はっきりいって植物には迷惑な話です。それまで育った環境の下でつぼみをつけているのですから。

よっちゃん 【関東】 2009/11/02(月) 19:28:25
[[解決]]
3人の方々から、色々なアドバイスを頂きまして、有難う御座いました
アドバイスを参考にしながら、失敗を恐れずにチャレンジして行きたいと思います
もし失敗したら、来年に生かせる様に頑張ります


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