シュートの出ないばらについて

[園芸相談センター]の過去ログです

みるく 【関東】 2009/07/10(金) 21:08:57
こんばんわ。どうぞよろしくお願いいたします。
ソリドールというバラを育てています。
このバラは株元からシュートを出さないので、本に書いてあるように新しい枝へと主枝の交代ができません。
一見遠くから見ると、スタンダードローズのようで、株元から50センチのところまでは1本の枝で、その上から5〜6本に枝分かれしています。
冬に2番花の咲いた枝で剪定すると本には書いてあるので、そのようにしましたが、このままでは2メートルを超してしまいます。
できればコンパクトにしたいと思ってはいるのですが、
こういったバラはこのまま伸ばしていくしかないのでしょうか?
それとも、思い切って株元から出ている枝まで(1本だけ伸びている)切り詰めたほうがいいのでしょうか?
初めて買ったバラなので、なんとか大切に育てたいのですが、よくわかりません。どうぞよろしくお願いいたします。

みるく 2009/07/10(金) 21:12:59
書き忘れてしまいました。申し訳ありません。
このバラは鉢植えで育てています。午前中5時間くらい日のあたる場所に
おいてあります。
どうぞよろしくお願いいたします。

ぶるこ 【甲信越】 2009/07/11(土) 08:42:28
おはようございます。
バラの剪定は樹形で主に変わってきます。
ソリドールは直立性なので
冬の剪定では株の全体の半分から3分の1を切ります。
スタンダードということなので
接口が高いところにあるでしょうから
そこから切ってしまわないように気をつけてください。
とはいえ、“株全体”といっても接いであることろからなので
どうしても樹高は高くなってしまうかもしれませんね。

R・ひろき 【関東】 2009/07/11(土) 13:06:28
 こんにちは。

 シュートはなかなか思うように出てくれないものですね。
 出にくい品種は3年くらい出ないこともあります。

 幾つか対策がありますが、必ず出るということではないですが、併用して1〜2年で出ることがあります。

・根元に日光を当てる。
 根元が温まるとシュートが出やすくなります。

・根元を地上に出して植える。
 接ぎ木苗の場合、クラウン部分が地下にあると温まりにくく、シュートが出にくいという人もいます。

・やや窒素分の多い肥料をあげる。
 バラ用肥料はリンが多いものが大半ですが、表示を見て窒素の多いものをあげてみます。ただ、うどんこ病などには気をつけてください。

・活動期に上のほうの芽を摘む。
 あまりやりすぎるとだめですが、上のほうに行った養分を下に回してクラウンからシュートを出させるためです。新苗のように芽先を軽くピンチ、すべての芽を。

・開花放任する。
 花が咲いたら花がらを切らず、しばらくおきます。実ができてしまう前には切り取りますが、花後に新芽を出す力を下のクラウンに回します。

・冬剪定の時期を12月くらいにし、かなり深く切り下げる。
 バラの芽は、明らかに芽になった部分からだけではなく、節、または横筋がある部分からも出ることがあります。20センチくらいに切ります。
 1〜2月に切ると樹液が止まらなくなることもありますので、12月の下旬、気温が4度以下になって落葉したら切ります。ただこの方法、体力のある地植えの株ですとシュートが出やすくなりますが、鉢植えの場合は失敗することもあります。強剪定ではなく中剪定くらい、40〜50センチくらいで、今年秋までの様子を見ながらやってみてはと思います。体力があれば成功しやすくなります。

n'Guin 【東北】 2009/07/11(土) 14:34:25
みるくさん、こんにちは。

私がよく試みるのは、次の通りです。

1) 今年は摘蕾して、花を咲かせない。
2) 今年の冬までは、通常通りの管理とする。
3) 冬に鉢替えするときには、根鉢をあまり崩さず、鉢を1号程度
あげることにする。
4) 剪定は、通常通りの剪定とする。 この場合は、根本から出ている枝が分枝して、2芽程度で切る。
5) 増し土する土には、遅効性の化成肥料を混ぜておく。 有機肥料は意識的に混ぜない。(発酵熱が出る肥料を避ける)
6) 芽が動き出したら、毎週メネデールを与える。

おおざっぱにいうと、今年は株の充実をはかることだけです。
その後は、微量元素も含めて、足りないものがないようにしておく
というだけです。

3年前に根頭癌腫病にかかったバラがあり、かなり拡大切除しました。
みるくさんのバラと同じように、一番離れたシュートだけが
残る形になりました。 上記の方法でがんばっていたところ、
昨年1本の細いシュート、今年3本の太いシュートが出て、すこぶる元気に花を咲かせています。 今、3番花が咲きそうになっています。

メネデールをけちらないことが大切だと、なじみの園芸店が言っていました。 ご参考になれば幸いです。

R・ひろき 【関東】 2009/07/11(土) 15:26:24
 みるくさん、こんにちは。

 さきほど書き忘れました。
 シュートの出し方について、日本ばら会のサイトに参考になる記事があります。
 書いた方はバラ歴40年は超えていると思います。
 それでもなおシュートを出すのには苦労されているとのこと、気長にがんばりましょう。

http://www.barakai.com/mente/2009/index0906.html
 このページの
「4. シュートを出させるコツ  魔法や秘法はない 」
 をごらんください。

みるく 2009/07/11(土) 19:58:02
[[解決]]
ぶるこさん、n'Guinさん、R・ひろきさん、アドバイスありがとうございます。バラ栽培というのは簡単なものではないのですね。でもとてもやりがいのある楽しいことだというのがわかりました。
皆さんのアドバイス通り、今日より実践してまいりたいと思います。
株元を日に当てる、摘蕾をする、活動期に芽を摘む、冬の剪定方法など、全く意識していなかったことでした。こういう作業を行うことによって、株が充実していくのですね。本当に知らないことばかりで、勉強になりました。
肥料や、薬剤などまだまだわからないことがありますが、試行錯誤しながら学んでいきたいと思います。
バラ会のサイトも拝見いたしました。参考になることばかりです。
また今後もお世話になることがあると思います。どうぞよろしくお願いいたします。
本当に、皆さまありがとうございました。


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