うどんこ病で丸裸にしたバラ

[園芸相談センター]の過去ログです

さくらんぼ 2009/04/22(水) 23:43:23
バラ初心者です。
突拍子もない質問でしたらすみません。

バロンジロードランというバラの秋苗を年末に購入し鉢植えにしました。今春お花を見るのを楽しみにしていたのですが、
うどんこ病等の病気がとんでもなくひどく、
ダコニールやサブロールでも太刀打ちできず、
他の元気なバラに被害が及ぶのが心配だったので、
バロンだけ庭以外のところに隔離し、
困った挙句とりあえず葉をすべてむしり取りました(汗)。

この状態から今後どうしたら良いでしょうか?
最悪、苗を処分する覚悟でこのようにしてみましたが
復活させる術があるなら何とかしたいです…。

突拍子もない質問で申し訳ありませんが、
アドバイスどうぞよろしくお願いします。

くに 2009/04/23(木) 09:01:45
むずかしいですね。昨年は、いろんな人が、”今年はうどん粉がひどい”
と言ってましたが、私のところもひどかった。薬は一応効くのですが、
すぐ再発。そして、ほとんどのバラに伝染しました。今年は、まだ
大丈夫です。昨年は油かすなどの有機肥料をやって懲りたので、今年
はとにかく肥料控えめでやっています。肥料なんてほとんどやらなく
ても、太陽がたっぷりあたれば、育つものなんですね。

とりあえず、隔離は正しいと思います。今年の花はもう期待できないの
で、そのまま、来年まで普通に育てたらいいのではないでしょうか。
きちんと根付いてくると、うどん粉病を起こしにくくなるという経験
があります。葉はまた出てくると思いますよ。肥料は中止したほうがいいですね。

くに 2009/04/23(木) 09:04:15
それと、葉がある程度出るまでは、日影においておいたほうが良い
と思います。茎に強い直射日光があたるのは、あまり好ましくない
と思います。

せん 2009/04/23(木) 10:49:20
1年目のバラのウドンコ病は、何をどう肥料をやったとしても品種によって出るものは出ます。「ウドンコ病になりやすい品種」と良く書かれている品種は、最初の1年目はかなりの確立で発症します。ある意味、栽培者にとっては不可抗力的な部分がありますネ。

そういったバラ(なんとなく気難しいというような印象を持つバラ)は、庭の隅っこにでも置いておいて、水遣りだけはキチンと行い、様子を見ながらこの1年を乗り切ると、来年はいくらか扱いやすくなっていると思います。目を三角にして病気の植物と付き合うのではなく、なんとなく心の隅に止めておく「ほったらかし栽培」をしてみるといいと思いますよ。

肥料は、バラ用の固形肥料などゆっくり効くタイプのものを、葉が出始めてきたら与えてみてください。少なめに、がポイントです。
肥料の必要性は長くなるので省略しますが、今与えている肥料は来年の為、と思っています。今年の栽培の成果が、来年に出ます。と言うのは、肥料を与えていくと、花だけでなく枝葉が充実していきますので、結果として来年の花が多くなります。今年1年は株を作る年として、飾ることは出来ませんが庭の隅ででも水をやって育ててみるのもいいかもしれませんね。

捨てるのは自由ですが、勉強できるチャンスを失うと思います。うどんこ病に植物は耐えようとしているのに、栽培者が放り投げるのは愛が感じられませんね。愛ですよ(笑)。

R・ひろき 【関東】 2009/04/23(木) 12:00:19
 こんにちは。
 
 今後ですが、葉を失っているので土が乾きにくいと思います。
 過湿にならないように、水やり間隔をあけて、水やりするときは量を多めにしてみてください。

 秋の大苗を年末に購入ということでしたら、昨年一年、畑で肥料を効かせてきちんと育ててあると思います。ある程度、力が蓄積されていますから、たぶん芽吹いて復活すると思います。

 復活したときにまたうどんこ病になるといけませんから、ちょっとスプレー剤かなにかを買ってきて吹いておいてください。
 スプレー剤についてはこちらに書きました。
http://engeisoudan.com/lng.cgi?print+200904/09040139.txt

 サプロールでは太刀打ちできなかったとのことですから、サプロールは黒点病が出たときのみと割り切り、うどんこ病用には別のものを用意してください。
 うどんこ病は耐性がつきやすい(農薬が効きにくくなりやすい)病気です。
 人間のほうもそれなりに考えていくつかのスプレーなどをまわして使わないとなかなかうまくいきません。

 肥料とうどんこ病ですが、うどんこ病が出やすいバラには液肥をやめています。
 鉢植には有機肥料の入った置肥(NPKのバランスがとれたもの)を置いていますが、そのほかに二週間に一度くらい液肥を使っています。その液肥をやめています。ゆっくり効くタイプの有機肥料の置肥をやや少なめに。

n'Guin 2009/04/23(木) 13:10:12
こんにちは。

さくらんぼさんが、とりあえず行ったことは、大変良いと思います。

我が家も、以前は大変でした。 毎週のように各種薬剤を使用しても
改善せず、葉っぱがどんどん落ちてしまう状況でしたが、
現在では、完全に乗り切れています。

# 我が家はマンションで、昨年の秋に外壁の改修工事があり、
# 9〜12月まで、全然世話をできませんでした。 しかしながら、
# うどん粉も黒点病も目立たず、葉っぱもほとんど落ちません。

我が家の場合の例は、以前に書き込んだので、引用にとどめます。
(適応がないので、自己責任になりますが)
http://botany.cool.ne.jp/wwwlngb.cgi?print+200802/08020043.txt
http://botany.cool.ne.jp/wwwlng.cgi?print+200802/08020074.txt

次の冬まで上記の方法は使えませんが、それまでは、カリグリーンなど
耐性ができにくい方法で、こまめに手入れをするしかないでしょう。

葉をむしってしまったので、水管理を厳密にしましょう。
やや乾燥気味がよいでしょう。 
数日〜1週間に1回、たっぷりと・・・という感じになるはずです。

乗り切れると信じて、がんばってください。

R・ひろき 【関東】 2009/04/23(木) 17:30:38
 こんにちは。
 さきほど書き忘れました。
 葉をすべてむしるより、拭いてやったほうがいいかと思います。
 どんな理由でも葉を失うのは株にとってはショックなので……。
 重曹を500倍くらいにして柔らかいガーゼを浸し、しぼってからそっと白い部分を取るように拭きます。
 それで何枚か葉が助かればしめたものです。

 また、バラは黒点病などですべての葉を落としてしまっても復活することがありますから、一度むしってしまったからといって致命傷ではないと思います。ただこれから初夏、夏、秋と過ごす間、ハダニや黒点病で葉を失うことも出てくると思いますから、株の体力はそのためにとっておく、拭いて助かる葉は助けておくというのがよかったかなと思います。次回のご参考までに……。

朝顔 2009/04/24(金) 11:41:53
今日は、私も昨年うどん粉病に悩まされました。参考にしていただければと思いますが、先ずは、風下に隔離して、葉が出だしたら、傷などの消毒液のマキロンをカット綿などで葉の表面をふき取り、後1%の砂糖水に台所洗剤1・2滴の用水を葉の表面にスプレイしますと、砂糖幕が出来雨が降るまでは結構効果がありました。
試してみてはいかがでしょうか、又チッソ過多も原因だと聞きました。

n'Guin 2009/04/25(土) 07:44:09
さくらんぼさんへ

葉っぱをむしり取ることの是非ですが、軽症ならそのままにして薬を使う。重症ならむしり取るのが原則です。 

さくらんぼさんの場合、昨年、たいへんひどい状況であったとのことで、この時期にもうひどいのですから、昨年から病原菌が越冬した
のだと思います。 

今回、思い切って、むしり取ったのはよい判断であったと思います。

その後、株の状態はいかがでしょうか?
新たな芽のふくらみがみられたという報告を待っております。

---
追伸: 老婆心から、追加します。

病気の葉っぱがあっても、1、2枚のうちに見つけられれば、
それを直すために薬を使うのではなく、むしりとってしまう手も
あります。 他に感染させないためです。
こういうやりかたも覚えておくとよいかもしれません。

R・ひろき 【関東】 2009/04/25(土) 08:08:53
 こんにちは。

 葉を「全て」むしりとるのは最終手段です。

 再起不能の葉を、他にうつる前に「一部」取るのはよくやる手段です。
 

 今回は、さくらんぼさんも、
>最悪、苗を処分する覚悟でこのようにしてみましたが
>復活させる術があるなら何とかしたいです…。
 こう書かれていらっしゃいますから、あまりよい方法を取ったとは思っておられないと思います。
 そのとおりで、軽症な葉は拭くなどして生かせれば生かしておくにこしたことはありません。

 また、この苗は、
>バロンジロードランというバラの秋苗を年末に購入し鉢植えにしました。

 ということで、昨年ひどい状況であったかどうかは生産者でないとわかりませんね……。
 昨年のお庭の様子も質問文には書かれていません。


 今年、すべてむしりとるほど酷かったかどうかというのも、そのときの株の写真がないと正確な判断はできません。そういう意味では、質問者さんの行動が良かったかどうかは、「私には」判断できないのです。


 ここの園芸掲示板は誰でも閲覧できますから、個別の判断はせず、一般的に応用できることを書いています。

 つまり、すべての葉をむしりとるのは最終手段、「これからは」いったん拭いていかせるものがあればいかしておいたほうがいいですね。ということです。
 ちなみに重曹や砂糖を使ったからといって、うどんこ病に「耐性」がつくことはまずありません。葉が傷まない程度に使うことは問題ありません。


 追伸:n'Guinさんとは討論したいと思っておりません。
    私は回答者さんに対して、読んでいる人に対して書いている範囲です。
    よろしくお願いします。

さくらんぼ 【近畿】 2009/04/25(土) 21:58:38
[[解決]]
こんばんは^^
くにさん、せんさん、朝顔さん、R・ひろきさん、n'Guinさん
皆様、アドバイス本当にありがとうございます♪
こんなに多くの皆様の助言を頂き大変嬉しく思っております。
なにぶんバラ超初心者な上、私の身近にはバラを育てている人がいないので皆様方のお言葉は本当に有難くとても勉強になります。
皆様とこの掲示板に感謝一杯です。

今回のバロンジロードランに関しては、症状がかなり重症でしたので
仕方なく葉を全てむしり取りました。
その後の株の様子は、
助言頂いた通り、水やりを控え、直射日光にあてず、勉強できるチャンス&愛情適度に?(笑) 静かに養生している状況で
枝の先がほんの少し枯れている部分はありますが
あまり変わった様子は見られません。回復を祈るばかりです。

はじめてのバラ栽培、うどんこだとか黒点だとか
白の悪魔と黒の悪魔で目が三角になりがちですが(笑)
我が家のバラちゃん達を少しでも綺麗に咲かせてあげられるよう
楽しみながら栽培していきたいと思います。
皆様本当にありがとうございました。
今後とも、ご教授どうぞよろしくお願いします☆


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