つるバラの成長不良 葉が小さい

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ジローの母 【九州】 2009/04/14(火) 16:59:29
ピエール・ド・ロンサールの葉が小さく(1p程)、新しい枝も伸びず、蕾も2つしかついていません。シュートは1本、伸びてきていますが、その先には蕾のようなものがあります。
昨年秋に、長尺苗として購入し、10号深鉢に植え替えました。12月に、鉢替えを行い、10号スリット鉢に植え替えました。
この大きい鉢から小さい鉢へ・・・というのがいけなかったのでしょうか?
肥料は、油かす・溶成リン・骨粉を混ぜたものを一握り、2月から1ヵ月に1度のペースであげています。
すぐにでも、大きな鉢に植え替えた方がいいでしょうか?その際、30p程伸びた蕾ついたシュートは切った方が良いでしょうか?
質問ばかりですみませんが、よろしくお願いいたします。

けみか 2009/04/14(火) 19:13:26
同じような質問が多発していますが、鉢には固形肥料は禁物です。

肥料が多すぎるのです。特に油かすなんて入れたら、うどんこ病で
大変ですよ。

葉が小さいのは、肥料やけですかね。

R・ひろき 【関東】 2009/04/14(火) 21:38:45
 こんにちは。

 長尺苗の場合は、地上部に対して根のほうが小さいことが多く、大事を取るならば、普通の鉢替は翌年冬に回します。鉢替をしてしまうと、大きな地上部を維持するための根の張りが遅れます。
 一年ほど根が回ったら鉢増しでしのいでいくとよく伸びていきます。

 今回は冬に鉢替していますから、おそらく地上部の動きに対して根の張りが遅れているのだと思います。
 新しい枝が伸びない、つぼみが少ない、葉が小さいなどは、根の張りが遅れている場合に起きます。

 とりあえずは根を伸ばすことに重点を置いてはと思います。
 植え替えをしてこれ以上いじることはせず、肥料は枝が伸び出すまでやめてみてください。
 シュートが出ているとのことなので、ある程度根が動いていると思います。
 このまま過湿にならないよう、様子を見てみてください。
 枝が伸び出して、出てくる葉が大きくのびやかになってきたら成功です。


 肥料ですが、10号程度の鉢に油粕などの肥料を置いても、完熟したもので、かつ量が適切であれば問題なく育ちます。
 もちろん、土に混ぜ込まず、マルチングの上から置肥をします。
 小さい肥料なら月一回置くこともあります。
 私は様子を見ながら2か月くらいに一度、液肥で補ったりします。
 開花時期(5月)に肥料が残ると綺麗に咲かないことがあるので、置肥のほうは4月上旬でいったんやめることもあります。
 このへんは鉢栽培の本などにもいろいろな方法が出ているかと思います。

ジローの母 【九州】 2009/04/14(火) 23:49:00
けみか様
早速のご回答ありがとうございました。
本を読みかえすと、確かに「液肥を」と書いてありました。
肥料のやり過ぎなんて全然思ってもみませんでした。そして、こんな症状が出てしまうのですね。
良かれと思ってましたが、かわいそうな事をしました。
今後は、このまま、様子を見る事にします。
本も、しっかり読みます。
けみか様、アドバイス頂き、ありがとうございました。

ジローの母 【九州】 2009/04/15(水) 00:27:42
[[解決]]
R・ひろき様
丁寧なお返事ありがとうごさいました。
根が張っていないことも考えられるのですね。
今後は、このまま様子を見るようにします。過湿にも気を付けるようにとのことでしたよね?今から、暑くなるので、その辺の加減も難しそうだなと思いました。
本当に、早く枝が伸び、葉が茂るようになれば、いいなぁ。
大事に育てて行こうと思います。
長尺苗の話も、大変、参考になりました。
詳しいアドバイス、ありがとうごさいました!!

R・ひろき 【関東】 2009/04/15(水) 09:24:24
 こんにちは。
 解決後ですが、ここの掲示板は質問者さん以外も参考に読むことがありますので……。

 バラの鉢植に固形肥料が禁物というのは、一部の本の情報です。

 実際に鉢植に使える商品なども出ていて、鉢植に置肥を置いても問題なく育ちます。

 逆に液肥だけですと、いま一つ育ちが良くない(普通には育ちますが、それ以上は望めない)ことがあります。また、液肥であっても安心してやりすぎると急激に害が出ます。むしろ固形より効きすぎる分、危ないことがあります。

 けっこう有名な置肥(ハイポネックスバラ専用置肥)がありますので、検索してみてください。バイオゴールドの固形なども、何号鉢に何個と書いて売っていますね。
 もちろん、自分で配合したものを鉢土の上に置いて問題なく育てている人も多くいます。

 以上、ご参考までに。

 また、本などは何冊か傾向の違うものをそろえて読んだほうが標準的な育て方を知ることができます。

せん 2009/04/15(水) 11:18:04
ハイ、私も固形肥料を土の上に置いて、鉢植えで育てていますよ。
固形肥料がダメだと書いてある本もあるのですね(私はむしろ、その本を読んだことがありませんが…)。

液肥と固形肥料、それぞれの利点を使い分けるといいですね。
液肥は即効性があり、鉢植えでは「今だ!」という時に使いやすいですが、毎日の水遣りとともに、鉢からは肥料分がどんどん抜けていきます。特に、素焼き鉢を使用していると、プラ鉢よりも肥料の残存が少なく感じます(これは、土の渇きが早いため、プラ鉢と比較すると水遣りの回数も増えるため、そのようになります)。根にとっては素焼きの環境は好ましいですが、肥料分は固形肥料なども同時に与えておかないと、土がやせて行き易いと感じます。
固形肥料は微量ずつ水遣りのたびに肥料分が流れ出て、1ヵ月程度効果があります。

鉢植えと言う環境は、大地に根を張った植物とは違い、頻繁に土の中を水が通り、そして色々な成分が漏れ出て行きます。どのように肥料を効かせ、効率よく植物に吸収させるかをそれぞれの利点とともに考えるべきではないかな、と思います。

あと、油粕などの有機肥料ですが、有機肥料のそもそもの役割は、土にいる分解者(まぁ、仮に善玉菌といいましょうか)のエサとなります。善玉菌は有機肥料をムシャムシャ食べ、植物にとっていい成分を作り出します。今年はなんとなく、春の早い時期に1回油粕を与え、生育期の芽吹きが始まった3月〜4月はバラ用の固形肥料にしましたが、葉の色艶がとてもよく、その後もウドンコ病に強いピカピカの葉になりました。油粕などの有機肥料は、有機物(腐葉土や堆肥)を含んだ土との相性がよい肥料だと思います。植物の基礎体力をつけてくれる肥料かな。3月中旬〜4月以降はリンが多い肥料に切り替えた方がいいですよ。たいてい「バラ用の固形肥料」のNPKをみますと、リンが多い配合になっています。

ジローの母 2009/04/19(日) 17:51:12
R・ひろき様
せん様
追加のアドバイスありがとうございます。
参考にいたします。
詳しくありがとうございました。


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