胡蝶蘭の支柱の立て方

[園芸相談センター]の過去ログです

とん 【中国】 2009/01/29(木) 13:13:26
胡蝶蘭の花芽が伸びてきましたが、いつの時期にどのように支柱を立てたら良いのでしょうか?
秋に伸びた花芽(他の株)は、無理に曲げて折ってしまいました・・・
今回は、チャンと咲かせたいので宜しくお願いします。

ひろし@小南部 2009/01/30(金) 15:45:55
支柱の立て方でお悩みのかたは多いようですね。
私は素焼鉢にミズゴケで胡蝶蘭を栽培していますが、支柱は鉢の縁に引っ掛ける方法で立てます。支柱は鉄線(10番線ほどの太さ)にビニル被覆したものがホームセンターなどで60cmや90cmほどの長さのものがラン鉄線などの名称で売られています。これをペンチでまげて使っています。大輪の系統なら90cm、丈の高くない小型種でも60cmは必要です。
鉢の縁に引っ掛ける方法ですが、、、
まず被覆鉄線の一端から10cm、次に7cm、つぎに6cm、また6cmの所にマークします。そして最後に付けたマークから、端部に向かって順に曲げていくのですが、、、
相合傘の書き方はご存知ですね。縦長の相合傘を作る感じでやや左30度くらいの角度に曲げます。次は大きく曲げて最初の真っ直ぐな鉄線の延長上で直交するようにします。内角は60度ほどのはず。次のマークでは正三角形を描くようにまた大きく曲げます。そうすると最後のマークが最初に曲げた箇所のやや上に来ますね。そこで最後にその曲がった箇所を抱え込むように、力いっぱい、正三角形を縦に二分するように曲げます。このとき三角形の底辺と最後の一辺とはできるだけ隙間がないようにします。これで出来上がり。

使い方は最後の一辺を鉢の内側に挿し、三角形の底辺を鉢外側の縁の下部の凹みに納まるようにします。つまり挟み込むわけですので、曲げた状態の時に三角形の底辺と最後の一辺には隙間があるとこの挟む力が無いのです。あとは望む方向にペンチで曲げます。先端はやはりペンチで輪を作るように曲げておくと視覚的にも不安は減ると思います。
挿す場所は花芽に近い部分に挿せばよいです。鉄線は自由に曲げられますので最初は鉄線を花芽に沿わせるようにペンチで当たりを見ながらまげていき、次第に誘導したい方向に曲げていけばよいわけです。
花軸は硬くなると折れやすいですから、まだ柔軟なうちに誘導し、ビニタイで緩めに8の字を書くように固定します。これを繰返します。

今は支柱として紹介しましたが、これはそのまま吊り金具にもなります。
加工にはコツがありますので、最初に針金ハンガーを真っ直ぐにしたもので練習してみると良いでしょう。
でもこれは素焼鉢でしか使えない技ですね。
プラポットにバーク植えの場合はポットごと素焼き鉢や駄温鉢に納めてからこの方法をとればよいでしょう。

とん 2009/01/30(金) 21:46:49
ひろし@小南部 様
丁寧に判りやすく教えて頂き有難うございます。
ホームセンターに買いに行ってみます、チョット難しそうですね・・・
前回、支柱を立てたのが遅かったってことですね、慎重にやってみます。
有難うございました。


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