土に肥やしを入れたいが

[園芸相談センター]の過去ログです

八十路の老人 【東海】 2008/12/08(月) 13:15:40
 昨年度チュウリップを植えようと、「花の土」を買って植えましたが、不作でした。「カタクリ」も駄目でした。 土が痩せているから
肥やしをやらなければ駄目だと、友人に言われました。 今年もチュウリップを植えようと球根を買ってきましたが、さて この一年そのままにしていたこの「花の土」に、先ずどんな肥やしを買ってきてやれば いいのか教えて下さい。プランタン3個に植えたく思っています。

ばんざいうさぎ 2008/12/08(月) 15:47:04
去年植えたチューリップの球根は新しく買ったものですか?もし去年咲いたものの球根の使いまわしなら東海あたりだと球根が貧弱でちゃんとした花は咲きません(気候が暑すぎて生育できず球根が肥大できない)。新しい球根でしたらここ数年の温暖化で暑すぎてこじれてしまった可能性もあります。チューリップは気温が低いほど綺麗に咲きます。雪がたくさん積もり夏は暑すぎない地域なら毎年咲きますが、それでも綺麗な花の品種は弱くて最後には黄色と赤のしか残りません。そちらでのチューリップは1回植えるだけの使い捨てと割り切って下さいね

日本のカタクリ(ピンクの花)は土質の他に環境にも左右されやすく、やはり夏の暑さを嫌います。これも東海あたりの気候では使い捨てと割り切るのが無難でしょう。雑木林の様な夏は日陰で涼しく腐食物のたっぷりな土(肥料はそれほどいらない)を好みます
どちらも北方系の植物で夏の暑さは嫌います。東海あたりではよほどの高地でなければ毎年楽しむのは難しいです

土質ですが、普通買ってきた土なら最初の一年は充分肥料が効くはずです。土が痩せているというのではなく前述の様な暑さや他の要因があるかもしれません。花専用の土なら充分花が咲くはずですし、もし野菜用のものを使った場合は窒素過多かリン酸不足の可能性があります

また一度使った土はそのままでは肥料を入れても使えません。土の団粒構造が崩れているのと土の成分が変わっていて、病気の菌や害虫の卵が混ざっているおそれがあります
まず古い土は混ざっている根っこを取り除き篩にかけます。それをビニール袋に密閉し厚さを薄くして日光で高熱殺菌・殺虫をします。それに市販の堆肥(できれば牛フン堆肥は避け、バーク堆肥や藁堆肥など)を半分くらい混ぜてしばらく寝かせ、それから植える植物に合わせた肥料を元肥として補ってあげて(花を見る植物はリン酸・葉を楽しむのは窒素・根を育てるにはカリ)から植えてあげてください。成長期には目的にあうそれぞれを追肥してあげてください

痩せた土には肥料を与えるともっと土が痩せます。ですので肥やしを入れるのではなく土作りをして下さいね。どんな土でも植物の繊維質が豊富な堆肥(ただし牛フンは窒素が多いのと牛が繊維を消化しきってるので向かない)を2〜3年続けて入れてると肥えた土になります(入れすぎは良くないです)その後は2年に一度堆肥をいれれば充分肥えた土を維持でき、その土をベースにして花や実野菜ならリン酸主体の肥料を少し、葉を楽しむのや葉野菜は窒素を少し(入れすぎると残留します)、根を食べる野菜ならカリの多い肥料を混ぜてあげれば、土以外の問題がないのであれば大抵のものは育てられますよ

おそらくもう植えられてしまったようですので植え替えは根を傷めるのでできません。去年の土のままで、球根の深さが浅めなら堆肥と土を混ぜたものにリン酸入りの花用の肥料を少し混ぜ、今の土の上から載せてあげると良いのですが、球根が深めに植えてあるなら発芽に影響するかもしれませんので、ダメモトでためしてみてください

とりあえずチューリップやカタクリはそちらの気候には難しい植物ですので使い捨ての一回きりと拘って植えて楽しんでくださいね

八十路の老人 2008/12/09(火) 16:01:57
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丁寧に教えて戴き感謝しています。有難うございました。 一年たったこの土に、お教えのリン酸系の肥やしを買ってきて混ぜてみます。
 以後、土つくりを致します。 花を見てばかりおりました私も、これより花つくりの老人に転進いたします。 又、私 花をカメラに納めて
作品をつくる素人カメラマンです。今年「花、風景散策」の写真集を作りました。今度は自分で愛情の花を咲かせて 又いい作品を作る心算です。又、いろいろと教えてください。御礼致します。


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