北海道には竹がないのですか

[園芸相談センター]の過去ログです

オルテガ 2008/11/16(日) 19:27:21
北海道には竹がないと聞いたのですが、そういえば、3回の旅行でも見ませんでした。本当にないのですか、ないとしたらどうしてですか。

たちつ 【近畿】 2008/11/16(日) 20:57:29
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マダケ青森県、モウソウチク北海道函館市、ハチク北海道伊達市
と管理栽培地の紹介されています。
よくよく探さないと見当たらない程度と栽培地域は狭く限られているようです
自然像繁殖しすぎるというより育っている・面影が残っている感じだそうです


たちつ 【近畿】 2008/11/16(日) 21:05:17

最近は栽培地が、表示されていません。困ったことです。
気分的に解答が書きにくいものです。
栽培地府県名は氏名の→にあります。



りっこ 【関東】 2008/11/16(日) 21:10:28
北海道出身ですが確かに孟宗竹のような太く背丈の長いのは見たことはありませんが道南の函館近郊ではあると思います。北海道ではネマガリダケという種類で学名はチシマザサという種類が圧倒的です。ですから竹の子も親指ほどの太さのものが一般的です。どうしてほかの竹の種類がないのかはっきりとはわかりませんがもともと温暖な地方で育つ植物で日本には確か中国から持ってきたと聞いています。やはり気候的なものではないでしょうか。当方が子供のころは今と違って冬季は寒く雪も相当積もっていました。(小、中学生のころは猛吹雪のために休校になったり、午前中で集団下校というのは年に数回はありましたよ)

最近は温暖化が進んでいますので道南地方なら函館地方より北でも育つかもしれません。後志地方や胆振地方に居住していましたが見たことはなかったです。

ひろし@小南部 2008/11/16(日) 21:17:20
確か松前城には業平竹類の竹が植栽されていたような、、、
松前は北海道では一番気候が温暖な地域です。
後の地域は基本的には竹は育たず、チシマザサとかクマイザサなどのササだけですね。もっとも場所と種を選べば植栽が可能な竹もあるかとは思います。ナリヒラダケの仲間はメダケ(篠竹〜皮が残るので笹に分けられる)との交雑であるという説もあるくらいで耐寒性が強い種があるようです。
稈の太い竹らしい竹は南方系で耐寒性が低いためです。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2008/11/17(月) 12:16:16
竹と笹には明確な区別はなく、単に茎の太さと丈(大きさ)で竹と笹を区別しているようです
函館などでは昔導入された竹があるとは聞きますが、もともと昔から自生していたものは細くて丈の低いネマガリタケくらいですね
茎が太く何メートルもある竹は一本が成熟するまで数年かかるので冬は極寒の地では一年目の未熟な茎は寒さに耐えきれず育たないのでしょう。冬になってもそんなに酷くまでは寒くならない日本の温帯から熱帯の気候にしか適応できないのだと思います
私の住む地域は北海道でも結構北の方なのですが、この地に国の開拓民が入る以前に初めて自ら単身で入植したという和人(アイヌ民族以外の日本人)が住んでいた場所の近所に住んでいたことがあります。その土地には今は知人が住んでいるのですが知人のおじいさんがその開拓地を入植者から買って農家をしていたそうでつい数年前までは入植者が立てた家(何度も改装され保存状態が良くて残っていた)があって、そこに住んでいた方が植えたと思われる矢竹(弓の矢に使う細竹)の立派な茂みがありました。その人はその土地のアイヌ民族に助けられながら開拓しそのコタン(アイヌ民族の集落)の女性と結婚したとのことで、入植時に持ってきて農耕の傍ら、コタンの人達と狩猟に使うためにと栽培していたのでしょう

おそらく細い茎の系統の竹のいくつかには耐寒性の強い性質があるのかと思います

ちなみに今住んでいる家の隣の神社には国の開拓民が持ち込んで植えた栃の木や桐の木の大木、そして100年くらい前に奉納された杉の大木があります。「もしかしたら最北に生えてる杉かも」と思っていましたが、新聞にもっと北の土地で杉を育てている人がいて、大きさで限定すればこの町のが最北かもしれませんが、生えてることでは負けてました

オルテガ 【関東】 2008/11/17(月) 18:51:15
レス ありがとうございます。
そうなのかと楽しく読ませていただきました。
凄く勉強になりました。
ばんざいうさぎさんのレスを読んでいて、ふと思い出したことがありまして
アイヌの楽器でムックリ あれは竹だと思うのですがあの竹は何の竹なのかな〜と思ってしまいました。

オルテガ 2008/11/17(月) 19:43:13
ムックリはネマガリタケ製だとわかりました。
でも随分、幅の広いものがとれるんですね。
http://www.welcome.city.sapporo.jp/pirka/mukkur/index.html

ヨシアキ 【北海道】 2008/12/26(金) 01:03:44
札幌在住です。松前には孟宗竹の群生が数箇所ありますがそれは、昔本州出身の松前藩士が故郷より持ち込んだのが始まりです。道内に生えてる孟宗や真竹は全て持込みのようです。自生か持込みかは別として孟宗竹の最北は札幌の植物園にある小さな群生だと思います。当然越冬もしてます。20年位前私は園芸市で業平竹を購入し植えましたが立派な群生となりました。5メートル位になった。竹の生育には、降雪、地面凍結、寒風の関係が深く関わっていて地面が凍結しなければ、大雪でも地下根は伸び、更に雪が布団代わりとなり竹を寒さから守ってるのです。青森付近なら地面の厳しい凍結は無さそうなので、生育するのでしょう。広い意味で竹も笹も同類で、道内に自生してるのは、アズマネ笹でしょう。笹と言っても大きいものは5m位にもなり直径も4センチ位になり、江別市のカミサンの実家裏の空き地に生えてます。この笹は、葉っぱが生い茂る夏頃に見たら竹と見間違う様な位綺麗ですよ。このアズマネ笹の北限は何処か探したが、その限りでは石狩市北部あたりかと。孟宗や真竹、竹類の北へ北への進行も凍結と寒さの前には進めなかったのです。道南、特に函館付近には、ハチクと思われる小群生が見られます。更に名前の分からない竹も生えていて調査のしがいがあります。竹類が好きで道内至るとこ探し周ってます。竹もイネ科なので、米の北限が北へ向かってるように、品種改良し耐寒性を身に着ければ道内でもそだつでしょうがそんな事考えてるバカは私くらいか、、、。

オルテガ 2008/12/26(金) 13:14:14
ヨシアキさん詳しい情報ありがとうございます。

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