ムスカリの芽が出てしまいました

[園芸相談センター]の過去ログです

わっち 2008/11/06(木) 10:31:46
おはようございます。
10月の末頃にムスカリの球根を植えました
球根は今秋に園芸店で購入したものです
今日現在すでにムスカリの芽が3つほど土から出てきています、大きなのは3cm位です
てっきり来春になってからだと思っていたのですが
このままだと年内に花が咲いてしまいますよね
初めて植えたのでビックリしております
こんなことはあるのでしょうか
ちなみにムスカリの上にはアリッサムを植えてあります。

ひろし@小南部 2008/11/06(木) 14:23:40
ムスカリは秋のうちに葉を伸ばします。葉を伸ばした状態で越冬し、春に他の球根植物に先駆けてつぼみを出します。北海道でも越冬するのですから葉の耐寒性には問題ありません。
ということでわっちさんのムスカリは正常です。スイートアリッサムと相性はどうでしょうかね。ムスカリの葉は細いですから多少邪魔になる程度でしょうか?

ばんざいうさぎ 2008/11/06(木) 16:10:03
ひろし@小南部さんのお言葉に反論するようで心苦しいのですが、実際北海道に住んでムスカリを植えている者の視点で書かせていただきますね
北海道では普通ムスカリの芽は春雪が消えてから初めて出始めます。それまでは雪の下で球根のまま休眠しています。本州では冬前に葉が出てしまうようですが北海道では寒さから身を守るために春までは休眠を解きませんので・・・
また積雪の下は冷たい風にさらされず雪に密閉されますので地面がむき出しの場合よりも温度があまり低くならず安定しているために凍って枯れることがないようです
ですので北海道ではムスカリは葉が出て越冬するわけではなく、耐寒性はありますが実質は葉は出ないで球根が休眠している状態ですので(道南ではこの限りではないかもしれません)、北海道で何かの理由でムスカリの葉が冬前に出てしまった場合、必ず越冬できるとは限らない可能性があります

この記事が過去ログにうつってから、北海道に住んでいてムスカリを植えてみようとご覧になる方もいらっしゃるかもしれませんので書かせていただきました

ひろし@小南部さん、お気を悪くなさらないで下さいね・・・その旨よろしく御了解ください・・・

ひろし@小南部 2008/11/06(木) 17:02:05
ばんざいウサギさん、ご指摘ありがとうございます。
地温の上昇とともに発芽するのであれば普通の春咲き球根と同じですね。気温の低下とともに発芽するのであれば北海道だろうと関東だろうと同じことだろうと思うのですが、、、。
葉を出す出さないは種によるのでは無いかと私は考えています。ムスカリには産地が異なるものの外見がそっくりでとても見分けがつかないMuscari botryoides、M. aucheri、M. armeniacumなどの種がありますね。
青森県東部の我が家の庭ではムスカリ・アルメニアカム(と表示されたものを購入したもの)が積雪も無い氷点下5〜10℃の環境で葉を出したまま越冬し(すこししんなりしていますが)春になるとしんなりしていた葉はもとに戻り、一斉につぼみをあげます。冬季は霜柱が立ち上がりますがそれでも平気、毎年増え続けています。積雪のある環境のほうが雪が断熱層になるため土壌の凍上もなく球根植物には越冬は簡単なはず、、、もちろんある程度の積雪もあることはありますがその下でももちろん平気ということで、多雪地帯より厳しい環境のように思うのですがね、、、

北大構内や植物園構内ではどうなんでしょうね、、、春はムスカリが沢山咲いてますが、、、また雪の殆ど無い寒い道東でのムスカリはどういうことになってるんでしょうね?これらは地温の上昇とともに発芽するタイプなんでしょうか?あるいは北海道、道央以北、道東では秋に葉を出すタイプは長期的には生存できないのでしょうか?

わっち 2008/11/06(木) 17:35:29
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「ひろし@小南部」さん「ばんざいうさぎ」さん
ありがとうございました。
私、北海道では在りませんのでその点では大丈夫だと思います。
我が家のムスカリは大丈夫って事なんですよね
ホッとしました、せっせと水遣りをして来春には可愛い花が咲いてくれるのを楽しみに待ちますね。

ばんざいうさぎ 2008/11/08(土) 19:29:54
ひろし@小南部さんへお返事を書かせていただきますね
お気を悪くさせても・・・と思いましたが、参考にと書かせていただきました
私の思うにムスカリの種類によって北海道ではいつまでも生き残る事ができる種類と、環境に耐えられずに絶えてしまうものがあるように感じます
詳しい種類や品種は分からないのですが昔から導入されている在来品種はもう始末に困るほど殖えるのですが、最近カタログなどで購入できるようになった種類は大体が年々小さくなっていき2〜3年で消えてしまいます。アズレウム(でしたっけ?)やピンクムスカリがそうでした・・・
道東は長く暮らしましたがもっとも積雪の少ない地域でも12月には根雪になり積もれば雪は自然に圧縮されてくるので年内までに30センチも積もれば充分断熱材代りになるようですね。雪解け時期には雪の下の地面近くは氷で覆われていてニオイスミレなど常緑の葉で越冬するものは透明な氷に閉じ込められていることがあり、氷が解けてもその葉は枯れません。北海道で一番注意する点はすっかり雪解けして地面が現れた時期に冷たい風に晒されて植物の芽先が痛む事ですね。土は凍っているのに乾燥しているのでその部分に日陰に残った雪を持ってきて被せたり落ち葉や枯れ草で一時的に保護しています

北大構内の話が出てきて懐かしかったです。昔6年ほどあの近辺に住んでいて構内は年中くまなく歩いたので私の庭みたいなものでした。残念ながらムスカリは見た記憶がありませんが、ブルーの花が咲くシラー・シベリカの群生があって春早くの開花期には点々とブルーの花が見えたのが印象的でしたよ。まだ国内では流通する前で当時は名前が分りませんでしたが大昔に北大で植えたものが種で殖え野生化したようでしたがその場所には建物が建ってしまい残念ながらシベリカの群生はなくなってしまったんです。一面をブルーにして咲く自生のエゾエンゴサクの群生なども懐かしい限りです。今住んでいる家に小さな林の様な庭があるので昔見たシベリカやエゾエンゴサク(今の家の庭に自生してるんですよ)の群生を小規模ながら再現しようと種を取っては蒔き、将来を楽しみにしています

ひろし@小南部 2008/11/09(日) 10:35:55
ばんざいうさぎさん、ご教示ありがとうございます。
やはりムスカリの産地系統により北海道では根付かないものがあるということですね。
北大植物園公式サイトにはムスカリが載っていますから今でも確実ですが、北大構内は30年前の話です。クラーク会館前の枯れた流れのあったローンの周辺の、イボタ垣の根元の日当たりの良い部分で開花していた記憶があります。


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