新芽、新枝の繁茂手入れ

[園芸相談センター]の過去ログです

はたやん 【近畿】 2008/07/03(木) 12:48:00
栗の木・レモンの木それぞれ新芽が出すぎた感じです。栗は密林状態、レモンは主枝から新芽が林立です。何を見ても風通し、日当たりを良くする刈り込みましょう(落葉期)とあるのですが、今の時期の手入れがわかりません。
*栗  ・径40cm・高5m位・1本立ち    結実20〜30個
*レモン・径20cm・高3m位・1本立ち    結実20〜30個

たちつ 【近畿】 2008/07/03(木) 14:10:05

果樹は、花樹と違って、慣れないと剪定枝の見分け方が難しいものです。
農家のプロでも、講習会や普及会の指導を受けているくらいですから。

理屈は、今年の春に伸びた新梢が夏の暑さストレス刺激で、来年の花芽細胞が作られる(花芽分化・花芽形成)。冬の寒さで、覚醒し蕾となり、花が咲き、Hして、子孫を残すために果実・種ができる。
そこで、どの樹木でも花後直ちに、無作為に切り捨てれば良いのですが、ところが、果実には、一つ問題があります。
それは、剪定時期・花芽分化時期には、丁度幼果が付いている。
すなわち、剪定時期・花芽形成時期・果実肥大時期が重なる時期である
と言うことです。
そこで、簡単な方法は、摘花・摘果するときに、不用な小枝を摘む気持ちで、切り捨てると言うことです。
つまり、毎日・毎月 コチョコチョと枝葉を選定して、選定する・切るということです。

夏盆前後や冬の剪定は、蕾枝を選び・残して、切らないと次期の果実がないということにもなります。
落葉時期の剪定が、良いと云われるかといのは、
休眠期で、木の傷みが少ない・樹勢を抑える(樹勢が強いと枝葉が多く育ち花が少ない)・農閑期で暇・葉が無いので枝振りが良く見える。剪定作業が楽でゴミの後片付けも楽。という慣例・方便ですね。
家庭果樹なら、ケムシがいない と言うことでしょうね。

と言うことで、果実のない新梢を切り捨てればよい。
今の時期なら、一ケ月ほど遅いので、全部切らずに1/3程度残すほうが、良いかもしれませんねぇー。
もう夏ですから、気温も急上昇してきますから、新芽の萌芽成長が止まって、花芽細胞を作り出す。今全部切れば、充実した来年の花実枝が生まれ難いと言うことです。

このようなイメージで、考えてください。


はたやん 2008/07/04(金) 14:26:46
[[解決]]
たちつさんありがとうございました。早速不必要な枝を最小限飛ばして見ます。


[園芸相談センター]の過去ログです

初心者用掲示板@園芸相談センター園芸相談センター