チャドクガ

[園芸相談センター]の過去ログです

みちこ 【近畿】 2008/06/02(月) 14:00:32
庭のツバキやサザンカの木にチャドクガが発生しました。届く範囲で駆除しているのですが、ハシゴでも届かないのがあります。低い葉に移動してくれればありがたいのですが、そういう訳にも行きません。もし、このまま駆除出来なかったら、どういう状態になるのでしょうか?毛虫はかなり大きくなるのですか?蛹も大量発生ですか・・・?

りっこ 【関東】 2008/06/02(月) 15:43:15
茶毒蛾は移動する前に集団で固まっている葉ごと撤去しないと簡単には撤去できません。毒毛は何十万本もあり死んでも残ると害がでますので大変なことになりますよ。殺虫剤の散布が急務を思いますがどうでしょうか。

みちこ 2008/06/02(月) 15:57:31
ありがとうございます。
殺虫剤は出来るだけ使いたくないのです。というのも、いわゆる坪庭なので、臭いが気になりますし、高いところはそれすらも届かないですし・・・
毛虫はそのままツバキなりサザンカなりの木で大きくなるのでしょうか?で、そこでサナギになり蛾になるのでしょうか?

ぱめ 【九州】 2008/06/02(月) 16:12:51
私はこの毛虫のアレルギーです。直接幼虫に触れなくとも、近くを通っただけで被害を受け、何週間も激しいかゆみと腫れ、発熱などを引き起こします。近隣住民の迷惑とならないためにも、薬剤散布し早急に駆除をお願いします。使用する薬剤やこの虫の生態については、「チャドクガ」で検索すればいくらでも出てきます。

リオ 2008/06/02(月) 16:31:13
チャドクガによって、木全体が枯れたという話は聞きません。葉が食害されてひどい状態になっても、また新たな葉が展開してくるからです。
しかし、チャドクガによる食害は繰り返されるため、そのために失う植物のエネルギーも相当なものと思われ、来年の開花にも影響するだろうと考えられます。
この時期のチャドクガを放置すると、夏までに成虫になって産卵し、秋にかけてまた2度目の発生をします。それがまた食害し、成虫になって葉裏に産卵し、卵のまま越冬して、1年後にまた発生します。
つまり、できるだけきちんと退治しておかないと、同じ事を繰り返す可能性があります。

さて、広がる前に気付けば良かったのですが、もうハシゴでも届かないとの事。困りましたね。ツバキやサザンカならそれほど大きくならないようにも思いますが、どのくらい大きな木なのでしょうか。
脚立でも駄目なのでしょうか。駄目なら、園芸用の高い脚立しかないと思います。

方法は2通りでしょう。
@全体を広範に消毒する必要があるなら、噴霧器を使う。
A局部的にあちこちを消毒するなら、家庭用殺虫剤を使う。

Aについてですが、アースジェットのような家庭用殺虫剤は、簡単で強い効果があるので、お奨めです(花にかかってはいけない)。
微細な毒針毛が一匹に50万本もあるということですから、近付き過ぎないようにします。固まっている集団に5秒くらいかければ、すぐに落ちていきます。集団は一箇所ではないので、葉の裏までよく探します。

チャドクガの性質について、一度下記ページを見られることをお奨めします。
http://www.afftis.or.jp/konchu/kemushi/chadokuga.html

リオ 2008/06/02(月) 16:57:25
皆さんが投稿される前から書き始めていたので、失礼な書き方になったかもしれません。すみません。

りっこ 【関東】 2008/06/02(月) 16:58:47
本当にチャドクガなら皆さんがおっしゃるように急いで対応することです。厳しいようですが臭いは一時的なものですし近所に波及したら大問題にもなりかねません。被害は貴方だけではないのです。逆の立場だったらどうなるかをお考え下さい。椿や山茶花、お茶の木などはチャドクガが発生しやすいので十分な注意が必要なのです。いつでも万全な備えができないなら伐採してくださいとクレームが近所から来ることもありますよ。椿などいくら背が高くても噴霧器なら十分届きます。お手元にないならHCなどで脚立と一緒に至急購入すべきと思いますよ。

n'Guin 2008/06/02(月) 21:08:11
りっこさん、ぱめさん、リオさんのご意見に賛成です。
チャドクガの被害は、あなたの家だけではなく、かなり広範囲に
ひろがります。 きちんと処理なさることをおすすめします。

私は、チャドクガゆえに、ツバキを植えていません。

どうしてもこの系統の花が欲しいのなら、サザンカをおすすめします。
チャドクガと無縁だとのことです。

みちこ 2008/06/02(月) 21:47:02
みなさん、ありがとうございます。
チャドクガを少し簡単に考えていたようです。
頑張って駆除してみます。
家庭用殺虫剤でやってみようと思うのですが、完全防備はするものの、吹き付けたとたんに
毒針毛が風に舞う・・なんてことはありませんか?
こちらで相談する前に、届く箇所を葉ごとハサミで切り落としましたが、はら〜っと数匹糸を引いて目の前に落ちてきて、危うく体につくところでした。

n'Guinさん。サザンカもチャドクガがつくようですよ。少なくとも我が家のサザンカはやられてます。ツバキが近くになくてもです。

n'Guin 2008/06/02(月) 22:08:54
みちこさん

> 吹き付けたとたんに毒針毛が風に舞う・・なんてことはありませんか?
成書には、あるとかかれています。
完全防備でお願いします。

サザンカの件は、奥峰子(著)日陰の庭のシェードガーデニングから
引用しました。 サザンカにもつくことがあるのですね。
心しておきたいと思います。 ご教示ありがとうございます。

みちこ 2008/06/02(月) 22:16:08
[[解決]]
みなさん、本当にありがとうございました。
明日は雨のようです。雨が止んでからのほうがいいですよね。その間にも大きくなっていくのかな〜・・・
とにかく完全防備で頑張ります。

仮住まい 【九州】 2008/06/02(月) 23:17:19
チャドクガは茶、椿、山茶花、榊などに産卵し、葉を食害する害虫です。
それらの植物を育てている限り、成虫が飛来し、葉裏に産卵してしまいます。
防除は手がかかりますが、難しいものではありません。成虫は家庭用の
ごく普通のピレスロイド系殺虫剤で簡単に死にますので、見かけたら
シューッとやれば大丈夫です。対象樹木の葉裏を日々観察し、卵や幼虫、
蛹を見つけたら、注意して葉ごと取り除くことがもっとも大切です。
そのためにもきちんと剪定し、枝が混まないよう、手が届かないほどに
大きくしないよう管理しなければなりません。もっとも、死の危険さえある
蜂や、激痛を伴うイラガなどに比べれば、痒みをもたらすチャドクガの
人体への危険度は低いのでしょうが、無管理の状態だとものすごい数の
毒々しい姿のチャドクガ成虫が発生して飛び交い、たちまちご近所に痒みを
拡散するところがやっかいです。ツバキ科の植物を育てるにあたっては、
日々の管理を怠らないことがとても大切だと思います。きちんと管理して、
花の美しさをどなたにも喜ばれる園芸に心掛けたいですね!

みちこ 2008/06/05(木) 21:39:45
[[解決]]
仮住まいさん、ありがとうございます。
チャドクガに関しては無知でした。以前から毎年少しは発生していたのはいたのですが、その都度駆除していたのが正直なところです。隔年に庭木の剪定をしますが、昨年は剪定してない年でした。そのせいか、はたまたほかの理由か分かりませんが、今回は例年になく大発生してしまい、子供時代の昆虫図鑑でチャドクガと判明したのですが、都度都度に駆除していてはラチがあかないと思い、ここに相談した次第です。
これからは庭木の剪定も毎年にするように考え、また普段より注意深く観察しなければと、強く思いました。

本当に、皆さんありがとうございました。

ナカジ 2008/06/14(土) 11:58:56
初めまして。小さな植木屋をやっております。
今年は例年以上にチャドクガの発生量が多いような気がするのですが、
チャドクガの発生理由と言えばどのような事があげられますか?

リトっぷ 【九州】 2008/06/14(土) 13:23:44
こんにちは。まずは敵を知る事からと思い『チャドクガ 天敵』と検索してみました。

http://www.jca.apc.org/thinking-citizens/kemushi/kemushi.htm
天敵の数によって生態系のバランスが保たれているのではないでしょうか。

たちつ 【近畿】 2008/06/14(土) 16:16:48

茶毒蛾の生態及び植物への弊害は、前任者により言い及ぼされていますので、省略しますが、人身障害・生活障害について、少々付け加えます。

茶毒蛾の主な脅威は、毛毒に人体的なアレルギー障害です。
人の耐性にもよりますが、直接触れるもしくは、風下又は直下1m以内に近寄った場合には、10人中9人までは、何らかの被害があります。
強烈な痒みを伴う発疹ができます。3日から10日間その痒みが続きます。中には発熱し入院する人もいます。(毛が深く刺さり血管にまで達する場合。痒い→掻く→深く刺さりこむ→血管に達する→毒物質が血流に混ざる。たかがケムシといえど馬鹿にするべからず。)

他人から見れば、発疹が気持ち悪く、特殊な伝染病と勘違いして、逃げる・避ける。 まず温泉・大衆浴場には、恥ずかしくては入れない。

発疹場所、両腕・首→汗で流れて、全身に広がる。股・太ももの発疹なら、痒くても人前では掻けない。背中なら手が届かない。 (^_^;)
薄手の夏服・長袖でも刺さりこむ。
顔・頭には、比較的発疹には、強い。しかし手の平についていれば、柔肌に付着し広がる。
飲酒・温湯風呂に入れば、益々痒くなる。掻けば掻くほど痒くなる。
洗濯すれば、衣類に付着する。パンツに付着すれば、家族全員が痒くなる。・・・一枚一枚別に手洗いして、洗うこと。次に洗濯機の水を少なく強回転で、毛先をつぶすこと。当然毛玉捕りネットははずしておく。

室外で、又は、風呂場の中で、肌着・衣服を脱ぎ、水シャワーで、身体を洗うこと。
間違っても、寝室には、入らない通らない。

樹木の処理。
まず、殺虫消毒する。→ 翌日に大量の水を樹木にかけ、死骸を洗い流す。 一番難解なのが、孵化した後の、毛付き虫ガラが枝葉に付着している。蜘蛛の巣とかに。これも洗い流す。ケムシの生死に関係なく、毛の存在自体が問題になる。

生きた毛虫が、髪の毛や首筋についていれば、最悪。毛を手で、皮膚に塗りつけるようなもの。

イラガケムシや松ケムシの痛さは、これに比べれば、患部が救いだけ少しだけましなような感じがします。
地球温暖化が進めば、近い将来アマゾンケムシ(即死に近いようです。)
も家庭花壇ででも見られるかもしれい。
最近は、強烈な女性パワーのおかげさまで、流通過程における消毒がされないので、色々な昆虫や動物も入り込んでいる。ヒメハブ・サソリ・毒蜘蛛・・・・最近では、当たり前すぎて、マスコミも報道しない。
話題性にもならない。中には、見つければペットとして、飼っている・繁殖させているマニアも多い。買った物で無いので、法律対象外となり取り締まれない。法律があることすらしらない。知らない飼い主は、取り締まれない。とにもかく、新芽どきから落葉までの時節には、注意することです。特に植木鉢のした・落ち葉の堆積・石レンガブロックの隙間など。 
私は、興味本位で、植木屋さんに良く聞いたりします。サソリを見たことがあるかと。1割りの人は見たことがある。中にはさされたこともあるとか、飼っているとか。飼っている人に聞いたら、温度より、エサが判らないので、1年くらいしかもたないらしい。1年程度なら、エサ無しでも生きるようです。
このようなイメージ。


タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2008/06/14(土) 22:55:16
解決後ですが。
農薬をかけても、毒毛が残って、風のたびに飛んだりしそうです。
高枝切り鋏を用いれば、低い梯子だけでは届かない高所も、処理できます。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2008/06/15(日) 16:12:34
 補足します。
 若齢幼虫は、振動しても散らないので、枝ごと切り取って密封し、可燃ごみとします。老齢幼虫は、要らない器などに受けながら切ります。


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